巨人の国に勇者として召喚されたけどメチャクチャ弱いのでキノコ狩りからはじめました。

篠崎笙

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キノコマスター、魔王と対峙する。

魔王の目覚め

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マリスマって、ウィルフレドが海底火山を鎮めたって所だっけ?

あの先に、魔王が眠っていたのか。
バルも、また海底火山が活発になっているのを何度か鎮めに行って。その先の島に、魔王がいることに気付いたようだ。

とりあえず、その場から動かないようにして戻ってきたという。

凄いなあ。
封じるんじゃなければ、普通に倒せそう。


「明日の朝、出発する。王都へ行って既にこの話は伝えてあるが。私と優輝が出ている間、ミゲルにはこの近辺の警護に就いてもらう」

「はっ、心して」
ミゲルは騎士の敬礼をした。

城のある静かの森と、スデステ村。
教会のあるスール町辺りがミゲルの警護する範囲だそうだ。


魔王が目覚めれば。
天変地異が起こる他に、魔物が発生する。

そのために、各領地で魔導騎士や騎士、魔術師たちの護りが必要なんだ。


*****


準備のため、ミゲルは一旦王都に帰った。

では早めに床につこう、とベッドに横になったものの。
ドキドキして、目が冴えてしまう。

遠足前の子供じゃあるまいし。
いや、修学旅行前でもそうだった。全く成長してない。

目を閉じて、羊の数でもかぞえてみるか。


「眠れぬのなら、眠れるよう、少し戯れるか?」
バルの声がして。
ベッドが少し沈んだような感覚がした、と思ったら。

「うわ、」
バルの手が、寝巻きの裾から入ってきた。

相変わらず手が冷たいから、びっくりする。しばらくすれば、あったかくなるんだけど。


お尻に、バルのが当たってる。
バルの方は、すっかりその気になってるみたいだ。

これは、もう、出さないと治まらないだろうな。

「うん、……しよう?」
頷くと。

あっという間に寝巻きを脱がされてしまう。
バルは元から全裸で寝る派だ。


「ん、……はぅ、」
俺のとバルのを擦り合わせながら。

バルは、いつも通り慎重に慣らして。指を入れてきた。


「うぁ、」
ずぶずぶと、指の根元が当たるまで、入ってくる。

しがみついたバルの背に、爪を立ててしまう。


痛くはないんだけど。
どうも、異物が入ってくる違和感みたいなのがぬぐえない。

それでも、だいぶ慣らされたと思う。
前を刺激しなくても、指で中を擦られてイっちゃうし。

でも、バルの指はまだ、一本しか受け入れられてないんだよな……。
バルのなんて、一生入らない気がするんだけど。


*****


「ん、んん、」
後頭部を引き寄せられて、キスをされた。

ぎゅっと抱き締められたまま、舌で喉奥を探られるのにも慣れて。
そこも性感帯なんだってことを教えられた。

苦しいのに、気持ち良い。

そんな快感、できれば知りたくなかった。
なんかアブノーマルっぽいし。


「っ、うう、」
ぐちゅぐちゅと、中の指を動かされて。

バルの熱いのに、俺のを擦り付ける。
ぬるぬるしてるのは、どっちの先走りなんだろ。

性器並みに太い指はガッツリ入ってるし。
バルの大きな舌に、喉まで犯されてる感じだし。

俺の感覚的には、これほんとにセーフなの!? って感じだけど。

とにかく、性器を挿入しなければセーフらしい。
他人の精液を口にしたり、性器を口やお尻に入れるのがアウト。

何でだろう?
どんな理由があるのかな。

他人の遺伝子を体内に受け入れることがアウトなのかな? でも、女の人としてもアウトだってウィルフレドが言ってたしなあ。
童貞じゃなきゃダメってこと?

謎だ。


*****


バルに何度もイかされたおかげか。
何も考えないで良く眠れた。

逆に、バルは満足してるのかなと思う。俺の太ももで、一回出しただけだし。
俺だけ何回も気持ち良くなっちゃって、申し訳ない。

当分、挿入も無理そうだしなあ。


いつもより早い時間に朝食を摂って。
マリスマの先、アルタマール・イスラへ出発だ。

「エリアス、留守の間、頼むぞ」
「いってきます!」

「はい。早めのご帰還、お待ちしておりますね」
不安そうだけど、微笑んでみせるエリアスに見送られて。

バルは、黒竜に変身した。
俺はその背中に乗って、バルが撃ちもらした魔物を仕留める役だって言われたんだけど。


バルが強すぎて、サポートの出番が全く無かった。

魔王をそこから移動できないような強力な結界を張って、小島に閉じ込めるくらいだし。
退治すら可能だろうな。退治しちゃ駄目なんだけど。

でも、その場に留めることは出来ても、天変地異や魔物の発生は収まらない。

こんなに強くても。
勇者じゃないと、”魔王の力”を完全に封じることはできないのか。


「そういや魔王って、どんな姿なのかな?」

世にも恐ろしい化け物か。悪魔やキメラみたいな獣とか。
むしろ人間っぽいのかな?

「……それは、自分の目で確かめて欲しい。私が見た姿は幻惑かもしれない」

魔王というのは人間を試すために現れたような存在なので。人によって、その姿を変える可能性がある、とバルは言った。


*****


マリスマの先、沖合いに浮かぶ小島。
アルタマール・イスラに近付くにつれ、魔王を守護するためか、魔物が増えてくる。

遠くから見ると、黒い雲みたいだ。

バルは寄って来る魔物を退治しまくって。
俺はそれを見てるだけ。

下手に手を出すほうが危ない。
自然と、口数も少なくなっていく。


バルの張った結界の前に来た。

国境の防護壁よりも、強力な壁だ。
でも、どうやら結界が崩れかけていたようだ。

魔王も、かなり強い魔力を持っている。
結界の中から、とてつもない魔力を感じるほどだ。

これに対抗して、結界を半日でも保たせたバルが凄いのかな?
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