クーデレお嬢様のお世話をすることになりました

すずと

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第20話 体育祭の出場種目を決めます

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「――ふぁーあ……」

 6月の梅雨入り前の天気は快晴で、もうすぐ梅雨が来るなんて嘘の様な空模様。

 5限の始まり。
 今日も今日とてアヤノの世話の仕事で早起きで、朝ご飯を食べる余裕が無かったので、昼に学食でラーメンとカツ丼という贅沢セットを頼んでしまい胃が活発に消化活動を始めており眠たい。

「大きな欠伸ですなぁ」

 俺の欠伸に隣の先に座っている夏希がツッコミをいれてくれる。

「まぁなぁ。最近朝早いしきっちぃんだわ」
「あれですかい? 夜遅くまで相棒を弄りまわしてるんですかい? 朝までキャンキャンコースですかい? 涼太郎くんも体力お化けですなぁ」
「何かいやらしい言い方だな……。あー……。でも、うん。バイクを弄るのも覚えたいし、給料入ったら何か部品でも買いに行こうかな」

 今までは特に弄ったりはせずに乗り回しているから、自分で弄って見るのも良いかも知れない。

「おお! その時はぜひあっしも!」
「――そうだな……。俺もカスタマイズはからっきしだし、夏希に聞くのもアリか?」

 失敗談ばかり聞く気がするけど、教えてもらう事は出来るだろう。
 絶対に触らせないけど。

「おお! それじゃあとうとう相棒と3P出来るんですかいな!」
「ちょ! 言い方!」

 その言い方が井山の方まで聞こえたのか、こちらを見て来る。
 いや、見て来るというか睨んで来ている。

「ではいつ本番ですかね?」

 本番とか言うなや。井山が漫画の登場キャラなら血の涙を流しているぞ。ほら、今もめっちゃ血走った目で見てきてるし。

「やっぱりやめておこう」
「えー! なんでぇ!?」
「暗殺されそうだから。マジで」
「アサシンですかい? どこのどいつが?」
「お前にホの字の奴だよ」

 そう言うとキョロキョロと辺りを見渡す。

「まさかロールス・ロイスみたいなあの人!?」
「誰だよロールス・ロイスみたいな奴って……」
「金持ちでイケメンで優しく包容力のある奴」

 そう言われた後に井山を見て吹き出してしまう。

「あれだよ。アルトみたいな奴だよ」
「おお! それはそれで小回りが聞いて使い勝手が良い」
「あー。車なら何でも良いのねキミは……」
「弄りまわしても大丈夫そうだしね」
「練習台ってか?」
「まぁそんな感じ」

 何か本当に井山の事を言っている気がしたので勝手に同情しておこう。



「――はーい! ちゅーもーく!」

 教卓から聞こえる声は先生ではなく、クラスの人気者でまとめ役の風見 蓮の声であった。その隣にはクラスのアイドル水野 七瀬が立っている。

 うはぁ……。2人並ぶとお似合いだわぁ……。

「今から『体育祭』の出場種目の代表を決めまーす!」

 そんな風見の声に「うおおお」やら「えー」なんて声が教室内に響き渡る。

 6月と言えば祝日のない月である。
 最近までは6月、8月と祝日のない月であったが、8月が裏切ったね。山の日だってさ。
 それに、8月と言えば学生は夏休み、社会人はお盆休みと長期休暇があるので、好かれている月だと言えよう。後、夏だしね。

 しかし6月と言えば、ジメジメと梅雨の足音が近づいてからの梅雨本番。雨は降るわ、湿気はひどいわ、洗濯物は外干し出来ないわ、トドメの一撃が祝日なしってくりゃやる気も失せますわ。

 だが、そんな6月も楽しいイベントがあれば印象が変わる。

 体育祭。

 地域によってまちまちだろうが、ウチの学校では6月に体育祭が行われる。3年生の受験なり就職活動なりを考慮しての事だろう。

 俺は体育祭は好きだ。身体動かすのは好きだしね。
 だけど、クラスの反応を見れば、好き嫌いは――半々くらいなのかな?

 パッと後ろを見て見る。

「なに?」

 美しい顔のお嬢様が表情1つ変えずに首を傾げてくる。

「いえ、何も……」

 クラスが騒がしい中、ウチのお嬢様はやはりクールである。
 
 それは運動神経が良い事である余裕か? はたまた、運動音痴でもう開き直っている顔か? それは分からない。

 そういえばアヤノの運動神経ってどうなんだろう。
 見た目は――出来そうな感じだよな。おっぱいも小さいから走る時に邪魔にならないから足が速そうである。

「今失礼な事を考えている?」
「いやいやいや、そんな事はありませんよ」

 絶賛考え中であった。

「視線の先が胸」
「――あ……バレた? ――はっ!?」

 つい口にするとアヤノはゴミを見るような目で俺を見て来る。
 やばい、めっちゃ怖いんだけど……。

「――それじゃあ男女に分かれて決めるので、男子は廊下側。女子は窓際で決めてくださーい」

 風見の指示でクラスの連中が立ち上がる。
 アヤノも立ち上がり俺を見下ろす様に見て来る姿は圧があり怖かった。

「後で話がある」

 そう言い残して窓際の方へ去って行った。

 ヒィィ……。こえー。まじでしばかれるんじゃないの? めっちゃ怖かったよ。

 で、でもさ! おっぱい見てただけだよ? アヤノのおっぱい見てただけだよ? アヤノの服の上からじゃ膨らみが分からないおっぱいを見てただけだよ。

「お前っておっぱい小さいから足速そうだなー」

 何て言ってないよ? おっぱい見てただけだよ? ブラジャーいる? って位に小さなおっぱいを見てただけだよ?
 普通おこ――るよな……。
 いや、うん。普通は怒るわ。冷静になった。だってダメだもん。おっぱい見ながら話しちゃ。それはダメだよ。うん。それはダメだ。人の目を見て話をしなきゃ。人のおっぱいを見て話すのはダメだよ。

 でもでも、でもだよ? 生乳見た時は微塵も怒らなかったよな? 生乳は良いの? そんな事はないだろ。だったらおっぱい見て話しても大丈夫だよ。だからそれで怒ってるんじゃないわ。

 ――え? ちょっと待って……。って事はアイツ俺の心の声が聞こえたって事なんじゃない? 絶対そうだよ。だってそうじゃないとあんなゴミ屑を見るような目で見てこねーもん。 え? それじゃあアイツってエスパーなの? アヤノってエスパーなんだ。アイツエスパーかよ。

「――涼太郎? 何をブツブツ言っているんだよ」
「――え?」

 ふと名前を呼ばれて顔を上げると、同性の俺ですらイケメンだなー。っと思わせるルックスの風見 蓮が立っていた。
 つか、風見 蓮って何だよ。名前もカッコよ過ぎか!

「涼太郎は何か出たい種目はある?」

 イケボで尋ねられる。
 あー夏希。いたわ。ここに。ロールス・ロイスみたいな男子が。これで金持ちならお前の理想だぞ。

「俺は――」

 何でも良いって言おうとしたが、それをアヤノに言われて困っている自分がいるのを思い出し、自分が言われて嫌な事を名前勝ち超絶イケボイケメンたんに言うのは違うと思い、瞬時に台詞を変える。

「――どんな種目があるんだ?」
「種目は二人三脚、男女混合リレーと短距離、中距離走。借り物競走とか障害物競走とかかな。あ、後、男子全員参加の騎馬戦。それとクラス全員参加の種目があるからその2つは絶対参加ね。クラス全員参加の他に今言った中のどれかに最低1つは出ないといけない」
「絶対か……。クラス全員参加の種目は?」
「それはクラス対抗のリレーだよ」

 騎馬戦とリレーは強制参加か……。男女混合リレーと被るからそれはないな。

「借り物競走に出たいな」

 借り物競走って出た事ないから出てみたいな。

「借り物競走だな。それじゃあ――」

 そう言いながら蓮はスマホを取り出して操作する。

「――このくじ引きアプリで決めるわ」
「借り物競走って人気なのか?」
「人気って訳じゃないけど、井山もそれが良いって言ってるからな」
「あー……」

 まさか奴と被るとは……。

「個人的には俺、アイツに嫌われてるみたいだからさ……。涼太郎に出て欲しいんだけど、そこは平等にな」
「え? 蓮。何かしたん?」
「いや、名前で呼んだら『やめて下さい』って拒否られた」
「あ、そうなのね」

 イケメンは自動的に敵と思っているのだろうか。

「井山ー!」

 蓮は井山を呼んで俺の前に来させる。

「井山と涼太郎が被ったからクジで平等に決めるから」

 そう言うと井山は俺の事を見る。

「よもやこんな形で君と決着をつける時が来るとはね。今までの恨みを晴らす時が来たよ。ふっ」

 コイツは何を言っているのだろうか……。

 井山の発言を聞いて蓮が耳元で囁いてくる。コイツ男のくせに良い匂いすんな。

「何したんだ?」
「ゲームのやり過ぎだろ」
「あー……。中二病ってやつか?」
「それそれ」

 そんな会話をコソコソしていると井山が言ってくる。

「何をゴチャゴチャ言っているんだ? 南方くん。もしかして風見くんと仕組んでいるのではなかろうな!?」
「いや、このクジに仕組みを入れるほどかけてはないけど」
「ふっ。君は僕に負けるのを怖がっているんだね。はっはっはっ。正々堂々と負けるのが怖いんだな! アッハッハ。負け犬め!」

 イラッとする発言。

「調子乗んなよ? しばき回すぞ! ごら」
「ひっ!」

 だからすぐビビるならあおってくんなよ。

「ぼ、ぼぼぼくはき、君にだけはぜ、絶対に屈しない!」
「屈しろよ。面倒くせーな」
「この勝負! 勝ったらぼ、僕は海島さんに――」
「――私に何?」
「ひぇ!?」

 何とも間抜けな声が出た井山の後ろから夏希が顔を出す。

「う、う、海島さん!? ど、どうしてこんな所に!?」
「ここが私のクラスで、ここが私の席だからかな。ペン取りに来ただけど。あ、井山くんは何出るか決まったの?」
「借り物競走に出たいと思って今からクジで決めるんだよ」
「そうなんだ。私も借り物競走になったから、一緒になったら頑張ろね」

 そう言って女子の輪に戻って行った夏希。

 その言葉を聞いた瞬間に井山の顔付きが変わった。
 ナヨナヨしい顔立ちから漢らしい顔付きへと変わる。
 覚醒の井山。処刑用BGMが聞こえてくる――気がした。

「負けられない戦いが今ここにある」

 闘う者のテンションになった井山は蓮のクジアプリを使い「はあああああ!」と気合の入った言葉を出してスマホをタップする。

『ハズレ』
「んのおおおおおおおおお!」

 うるせー……。

 膝から崩れ落ちる井山。
 目から生気を失い、まるでこの世の終わりみたいな感じになってる。

 そんな井山に対して俺は肩をポンと叩いて言ってやる。

「もう、お前借り物競走出て良いよ」

 その言葉に目に光が戻った井山は俺の手を握ってくる。

「ほ、ほんとかい!?」
「いや、お前程のテンションには追い付けないから良いよ」
「き、君って奴は……。君って奴は……。抱きしめて良いかい?」
「いや、まじでやめろや。やったらしばく」
「今ならしばかれても良い」
「手を離せ! 気色悪い!」
「おぅふ!」

 手を思いっきり振り解く。
 井山のテンションがこの上なく気持ち悪い。

「良いのか? 涼太郎」

 蓮が気を使った様な口調で聞いてくる。

「あれを見て俺が出たいと言う気にはなれないからな。他で良いよ」
「そ、そうだな……。でも涼太郎すまないが希望の少ない種目になるけど、それで良いか?」
「まぁ他の人の希望の所に今更行くのも図々しいからな、それで良いよ」
「すまないな。ありがとう」

 そういう訳で、俺の体育祭の種目は男女混合リレーとなった。
 まぁクラス全体のリレーがあるから、リレー被りを避けるのは皆同じ考えか。
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