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NEXT2.学校生活は私を困らせる)
trouble6.)
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「…って思ってたんだけどなー」
張り切ってジャージに着替えてプールにやって来た授業後。
私しかいなかった。
一緒にしよって言ってたのに。
私だけしか…
「そーゆうことか…」
はぁっと嫌にでも息が漏れちゃう。
最初からそーゆうことだったんだよね。プール掃除を誘ってくれたわけじゃない。
私を1人にさせたかっただけ。
そうだよね、浮かれちゃったけどクレープとプールじゃ全然違うもんね。
誰もやりたがらないものをわざわざ誘うなんて…
「あるわけないよね」
失敗しちゃった。
間違えちゃった。
そっか、そうなんだ。
「困っちゃたなぁ…」
せっかくいい天気なのに、もやもや雲がかかったみたいな私の心は今にも雨が降りそうで。
もう我慢できないかもしれない。
瞬きしないようにって思ってたのに、1回でも瞬きをしたらこぼれ落ちちゃうからって…
でも瞬きなんかしなくても、もう止められそうにないー…
「歩夢」
ぽろっと1滴涙がコンクリートの地面に落ちた。
「掃除するのにブラシも持たないで何してるんだよ」
「斗空…」
プールサイド、水の入っていないプールから視線を変えて振り返った。
「智成くん、さっちゃんも…」
ジャージに着替えた3人がいた。
ブラシとバケツと、掃除に使う道具を持って。
「みんな…」
安心しちゃったみんなの顔見たら、そしたらもっと涙腺はゆるんで。
「歩夢…お前、嫌われてたんだな」
「はっ!?」
え、すっごいひどくない?
それ本人前にして言う?
めちゃくちゃ傷付いてる本人の前で!?
涙引っ込んだんたけど!
「ほぼ斗空くんのせいやけどな~」
「なんでだ?俺は何もしてない」
「イケメンは自覚ないから困んねんな~!」
「とあぴ、あゆむんに謝りなよねー」
「何をだよ、何も謝ることなんかない!」
なんか…
もうすっかりいつものペースで、本当に引っ込んだままの涙はどっかいっちゃったかもしれない。
いつものみんなと一緒だから、もういいかなって涙が消えていったみたい。
頬に残った涙の跡を拭いた。
「ほな掃除するで!」
「あゆむん髪の毛縛った方がいいよ、ゴムかしてあげる~」
「あ、ありがとう」
借りたゴムで髪の毛を1つに結んできゅっと引き締める。
智成くんが上履きと靴下を脱いで少しだけ水の張ったプールの中に滑らないようにと縁のところに手をついて飛び下りた。
そのあとをついてさっちゃんも斗空も軽くぴょんっと下りていく。
結構高いし、飛び下りても平気かな?
掃除してないプールって滑りやすそうだし、ちょっと怖い…
「ん」
「え?」
スッと斗空が手を私の方に…
貸してくれるってこと?
だよね、じぃっと見てるもん。
この手を取ってもいいんだよね…?
そーゆうことだよね…?
ドキドキした。
斗空の手に触れるのが。
手汗が噴き出しちゃいそうで、斗空の顔は見られなかった。
「なんかあったら言えって言ったよな」
「え…」
斗空の手を借りてゆっくーり下りた。裸足に感じる生ぬるい水がなんとも言えない。
「……うん」
“今度なんかあったら俺に言えよ”
言ってたけど、だってあれは寮でのことだと思ってた。慣れない寮暮らしで大変だから、そう言ってくれたのかなって…
思ってた。
斗空が手を離した。
「斗空!」
「ん」
「なんで…来てくれたの?」
クラスで決めたことだもん、今日の帰り私がプール掃除をするのは知ってたとしても…
どうして来てくれたの?
「…千堂たちが帰って行くのを見かけたから」
鞠乃ちゃんたちが?
やっぱり最初からそうだったんだ…。
「歩夢いなかったし、なんか…そんな気がして」
恥ずかしいとこ見られちゃった。
いきなりハブられてるとか、嫌だな全然馴染めてないみたいで。
「どーせ1人でいるんだろうなって思ったよね」
暗い空気になったら嫌だったしせめて笑っておこうと、顔を作りながら袖を捲り直した。
でも斗空はそんな私を真っ直ぐ見てた。
「歩夢が1人でいたら嫌だなって思った」
……、目が合っちゃった。
そうだな、とかって言われるのかなって思ってたからそんな風に言われると思わなくて。
溢れそうになる、心の奥から。
生ぬるいプールの水がどんどん熱くなるいたいに。
「智成も気付いてたみたいだけどな」
「え、智成くんも!?」
そっか、智成くんも同じクラスだ私がプール掃除担当だったのは知ってたよね。なんだかんだバレてたんだね、恥ずかしいとか思うあれもないか。
「智成くん、…ありがとう」
「オレ優しいやろ、オレに惚れた?」
「智成は女の子みんなにね!みんなに優しさ振りまいてる!」
にひっと笑う智成くんに間髪入れずにさっちゃんが割り込んだ。手にはブラシを持って掃除しながら。
「だってこないだなんてさ!女の子が誕生日だからってバースデーソング歌ってほしいの♡にノリノリに応えてたじゃん!ノリノリってとこが嫌だよね!!」
「何言うてんねん!あれは事情があるんや!歌ってほしいの(ハート)やない、歌ってほしいの(涙)って感じや!」
「何言ってんのか全然わかんない!」
もうもくもくと斗空は掃除を始めちゃって床を磨いてた。私もブラシを借りて2人の話を聞きながら手を動かした。
「あんな、あれは茉凛ちゃんの親からほんまは電話来る予定やったんだけど茉凛ちゃんとこってお医者さんやん?急な手術で電話出来へんくなったって凹んでたから」
“こないだ智成くんに今日誕生日なんだって言った子なんて耳元でバースデーソング歌ってもらったらしいよ!”
「オレにできることってそれくらいやん?」
あれってそーゆう意味だったのかぁーーー!
そこだけ聞くと何してんだ?って感じだったけど、実はそんな裏側があったとは…
すごいこと引き受けてる、智成くん。
「ただの女好きじゃん」
「アホ言え!優しさの塊や!」
「女の子みんなにいい顔したいだけじゃん!ねぇあゆむん!?」
「えっ」
聞くだけ聞いて掃除をしていたのに急に話を振られたから、2人に注目されて何か言わざる得なくなった。
「えー…でもそれって悪いことじゃないよね?」
だから素直に思ったことを答えてみた。
「いいことじゃない?みんなに優しくってなかなかできないと思うから…」
みんなに分け隔てなくって案外難しい、それができるのはすごいと思う。
「智成くんのいいところだね!」
優しくされて嫌な子はいないし、みんな嬉しいと思うから。
「歩夢ちゃん、歩夢ちゃんのためならいつでも歌とたるで」
「!」
ぐいっと近付いて私の肩に手を回した。
え、近い…っ
「あゆむんから離れろ!」
「いってッ」
ドンッ、と持っていたブラシでさっちゃんが小突いた。
たぶんそんなに力が入ってたわけじゃないんだけど、掃除してないプールはとにかく滑りやすいから…
「うわっ」
つるっと足を滑らせ、背中から転んでいた。バシャッて少ししか張ってない水がしぶきを上げて。
「智成バカじゃん♡」
「お前がやったんやろ!」
「智成くん大丈夫!?」
「どーしよ歩夢ちゃん、とりあえず見て空が曇って来てるで」
「ほんとだ!?え、雨降る!?」
水の張ったプールに寝ころんだまま上を指差す智成くんは全身びしょびしょなのに冷静に空を見てて。
急にアンニュイな雰囲気を漂わせた智成くん…を斗空がブラシで一掃した。
「いてっ」
腰辺りをぎゅんってブラシで、おかげで智成くんに水がかかってさらに濡れてた。
「早く掃除するぞ、雨降って来る前にな」
「やっぱ今日雨なんだ!?掃除の意味なくない!?」
「あゆむん早く終わらせて帰って遊ぼ~!」
「おい!オレの周りだけしてどーすんねん!めっちゃ水かかってるやん!!」
プール掃除なんてみんなめんどくさくてやりたくないかもしれないけど、楽しかった。
みんなで笑って、楽しかったんだ。
気付いたら私もびしょびしょで、それでも笑ってた。
みんながいてくれたから。
張り切ってジャージに着替えてプールにやって来た授業後。
私しかいなかった。
一緒にしよって言ってたのに。
私だけしか…
「そーゆうことか…」
はぁっと嫌にでも息が漏れちゃう。
最初からそーゆうことだったんだよね。プール掃除を誘ってくれたわけじゃない。
私を1人にさせたかっただけ。
そうだよね、浮かれちゃったけどクレープとプールじゃ全然違うもんね。
誰もやりたがらないものをわざわざ誘うなんて…
「あるわけないよね」
失敗しちゃった。
間違えちゃった。
そっか、そうなんだ。
「困っちゃたなぁ…」
せっかくいい天気なのに、もやもや雲がかかったみたいな私の心は今にも雨が降りそうで。
もう我慢できないかもしれない。
瞬きしないようにって思ってたのに、1回でも瞬きをしたらこぼれ落ちちゃうからって…
でも瞬きなんかしなくても、もう止められそうにないー…
「歩夢」
ぽろっと1滴涙がコンクリートの地面に落ちた。
「掃除するのにブラシも持たないで何してるんだよ」
「斗空…」
プールサイド、水の入っていないプールから視線を変えて振り返った。
「智成くん、さっちゃんも…」
ジャージに着替えた3人がいた。
ブラシとバケツと、掃除に使う道具を持って。
「みんな…」
安心しちゃったみんなの顔見たら、そしたらもっと涙腺はゆるんで。
「歩夢…お前、嫌われてたんだな」
「はっ!?」
え、すっごいひどくない?
それ本人前にして言う?
めちゃくちゃ傷付いてる本人の前で!?
涙引っ込んだんたけど!
「ほぼ斗空くんのせいやけどな~」
「なんでだ?俺は何もしてない」
「イケメンは自覚ないから困んねんな~!」
「とあぴ、あゆむんに謝りなよねー」
「何をだよ、何も謝ることなんかない!」
なんか…
もうすっかりいつものペースで、本当に引っ込んだままの涙はどっかいっちゃったかもしれない。
いつものみんなと一緒だから、もういいかなって涙が消えていったみたい。
頬に残った涙の跡を拭いた。
「ほな掃除するで!」
「あゆむん髪の毛縛った方がいいよ、ゴムかしてあげる~」
「あ、ありがとう」
借りたゴムで髪の毛を1つに結んできゅっと引き締める。
智成くんが上履きと靴下を脱いで少しだけ水の張ったプールの中に滑らないようにと縁のところに手をついて飛び下りた。
そのあとをついてさっちゃんも斗空も軽くぴょんっと下りていく。
結構高いし、飛び下りても平気かな?
掃除してないプールって滑りやすそうだし、ちょっと怖い…
「ん」
「え?」
スッと斗空が手を私の方に…
貸してくれるってこと?
だよね、じぃっと見てるもん。
この手を取ってもいいんだよね…?
そーゆうことだよね…?
ドキドキした。
斗空の手に触れるのが。
手汗が噴き出しちゃいそうで、斗空の顔は見られなかった。
「なんかあったら言えって言ったよな」
「え…」
斗空の手を借りてゆっくーり下りた。裸足に感じる生ぬるい水がなんとも言えない。
「……うん」
“今度なんかあったら俺に言えよ”
言ってたけど、だってあれは寮でのことだと思ってた。慣れない寮暮らしで大変だから、そう言ってくれたのかなって…
思ってた。
斗空が手を離した。
「斗空!」
「ん」
「なんで…来てくれたの?」
クラスで決めたことだもん、今日の帰り私がプール掃除をするのは知ってたとしても…
どうして来てくれたの?
「…千堂たちが帰って行くのを見かけたから」
鞠乃ちゃんたちが?
やっぱり最初からそうだったんだ…。
「歩夢いなかったし、なんか…そんな気がして」
恥ずかしいとこ見られちゃった。
いきなりハブられてるとか、嫌だな全然馴染めてないみたいで。
「どーせ1人でいるんだろうなって思ったよね」
暗い空気になったら嫌だったしせめて笑っておこうと、顔を作りながら袖を捲り直した。
でも斗空はそんな私を真っ直ぐ見てた。
「歩夢が1人でいたら嫌だなって思った」
……、目が合っちゃった。
そうだな、とかって言われるのかなって思ってたからそんな風に言われると思わなくて。
溢れそうになる、心の奥から。
生ぬるいプールの水がどんどん熱くなるいたいに。
「智成も気付いてたみたいだけどな」
「え、智成くんも!?」
そっか、智成くんも同じクラスだ私がプール掃除担当だったのは知ってたよね。なんだかんだバレてたんだね、恥ずかしいとか思うあれもないか。
「智成くん、…ありがとう」
「オレ優しいやろ、オレに惚れた?」
「智成は女の子みんなにね!みんなに優しさ振りまいてる!」
にひっと笑う智成くんに間髪入れずにさっちゃんが割り込んだ。手にはブラシを持って掃除しながら。
「だってこないだなんてさ!女の子が誕生日だからってバースデーソング歌ってほしいの♡にノリノリに応えてたじゃん!ノリノリってとこが嫌だよね!!」
「何言うてんねん!あれは事情があるんや!歌ってほしいの(ハート)やない、歌ってほしいの(涙)って感じや!」
「何言ってんのか全然わかんない!」
もうもくもくと斗空は掃除を始めちゃって床を磨いてた。私もブラシを借りて2人の話を聞きながら手を動かした。
「あんな、あれは茉凛ちゃんの親からほんまは電話来る予定やったんだけど茉凛ちゃんとこってお医者さんやん?急な手術で電話出来へんくなったって凹んでたから」
“こないだ智成くんに今日誕生日なんだって言った子なんて耳元でバースデーソング歌ってもらったらしいよ!”
「オレにできることってそれくらいやん?」
あれってそーゆう意味だったのかぁーーー!
そこだけ聞くと何してんだ?って感じだったけど、実はそんな裏側があったとは…
すごいこと引き受けてる、智成くん。
「ただの女好きじゃん」
「アホ言え!優しさの塊や!」
「女の子みんなにいい顔したいだけじゃん!ねぇあゆむん!?」
「えっ」
聞くだけ聞いて掃除をしていたのに急に話を振られたから、2人に注目されて何か言わざる得なくなった。
「えー…でもそれって悪いことじゃないよね?」
だから素直に思ったことを答えてみた。
「いいことじゃない?みんなに優しくってなかなかできないと思うから…」
みんなに分け隔てなくって案外難しい、それができるのはすごいと思う。
「智成くんのいいところだね!」
優しくされて嫌な子はいないし、みんな嬉しいと思うから。
「歩夢ちゃん、歩夢ちゃんのためならいつでも歌とたるで」
「!」
ぐいっと近付いて私の肩に手を回した。
え、近い…っ
「あゆむんから離れろ!」
「いってッ」
ドンッ、と持っていたブラシでさっちゃんが小突いた。
たぶんそんなに力が入ってたわけじゃないんだけど、掃除してないプールはとにかく滑りやすいから…
「うわっ」
つるっと足を滑らせ、背中から転んでいた。バシャッて少ししか張ってない水がしぶきを上げて。
「智成バカじゃん♡」
「お前がやったんやろ!」
「智成くん大丈夫!?」
「どーしよ歩夢ちゃん、とりあえず見て空が曇って来てるで」
「ほんとだ!?え、雨降る!?」
水の張ったプールに寝ころんだまま上を指差す智成くんは全身びしょびしょなのに冷静に空を見てて。
急にアンニュイな雰囲気を漂わせた智成くん…を斗空がブラシで一掃した。
「いてっ」
腰辺りをぎゅんってブラシで、おかげで智成くんに水がかかってさらに濡れてた。
「早く掃除するぞ、雨降って来る前にな」
「やっぱ今日雨なんだ!?掃除の意味なくない!?」
「あゆむん早く終わらせて帰って遊ぼ~!」
「おい!オレの周りだけしてどーすんねん!めっちゃ水かかってるやん!!」
プール掃除なんてみんなめんどくさくてやりたくないかもしれないけど、楽しかった。
みんなで笑って、楽しかったんだ。
気付いたら私もびしょびしょで、それでも笑ってた。
みんながいてくれたから。
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