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NEXT3.学食は私を困らせる)
trouble1.)
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斗空のものになりたい。
でもどうしたらなれるのかな。
斗空は私のことどう思ってる?
「………。」
全寮制のうちの学校は朝も昼も夜も、ご飯は生徒全員で学校の食堂で集まって食べる。
席は自由で友達と好きなように食べていい、生徒的には嬉しい仕様になってるんだけど…
1人になるときつい。
先週までは鞠乃ちゃんたちが誘ってくれて一緒に食べてたけどもう誘ってくれないし、他に誘える子もいないし、どこに座ったらいいかわからない1人のこの状況つら過ぎる。
学食をのせたおぼんをもちながらフラフラ歩いてみたけど、どこに座ればいいの…!?
どこに座ってもぼっちなのがわかってしまう、だって学食だもん!
みんなここで食べるんだもん!
1人でいるところ見られる…!!!
「……。」
そんなこと考えててもしょーがないか、ひっそりせめて隅っこで身を隠すようにして食べよ。さっさと食べ終えちゃったら戻っていいし。
ふぅっと息を吐いて1番隅っこの窓際に座った。小さな声でいただきますをして存在感出さないように。
「言うのか言わないのかはっきりしろよな」
「斗空…!」
ひょっと私の前に現れ、空いていた席に座った。
「え…ここで食べるの?」
「誰か来るのか?」
「ううんっ、来ないけど…」
「じゃあここで」
「……。」
斗空が手を合わせた。いただきますってちゃんと聞こえる声で。
“歩夢が1人でいたら嫌だなって思った”
来てくれたんだ、たぶん。
私が1人でいるから、来てくれた。
でもめっちゃ鞠乃ちゃんたちがこっち見てひそひそ喋ってるけど!
絶対逆効果…!!
だけど…
嬉しい。
すごく嬉しい。
斗空が一緒に食べてくれて嬉しい。
「もうすぐテストだな」
「あ、中間テストだよね」
斗空がスプーンですくったカレーを口に入れた。
「勉強大丈夫なのか?」
開口一番それってことはきっと勉強できなさそうと思われてる。でも否定はしない、ただこれにはわけがあるんだよ。
「…前の学校より進んでて全然追い付けそうにないの」
これが悪いのは私じゃないよね!?
私の頭じゃない、学校側の問題!
「へぇーそうなんだ」
「そう、だから…」
「がんばれよ」
「そこは助けてくれないんだ」
なんでそこはドライなの?急に突き放された気分だよ。
「それは助けようがない」
「あるでしょ、教えてくれるとか!」
「先生に聞いた方が確実だ、そこは考慮してくれるだろうし」
正論なんだけど、その通りなんだけど…そこも期待しちゃったじゃんか。
「早く食えよ、昼休み終わるぞ」
食べ終わった食器とおぼんを返却口に返しにいくのも全部自分で、片付け終わったらそれぞれ教室に戻っていく。
斗空と喋ってたせいでいつもより遅くなっちゃった、…楽しくてやめられなかったってのはあるけど。
「次の授業ってなんだっけ?」
「数学」
「…今日いい天気だよね、梅雨終わったのかな」
「現実逃避してんなよ」
窓の外を見ながら学食を出る、私たちの教室と食堂は別の校舎にあって渡り廊下を通って戻らなきゃいけない。
「あ、私トイレ寄ってくから!」
そのトイレは反対側にある。
だから斗空に先に行っててと手を振って、学食から出てみんなが向かう逆方向へ歩き出した。
私たちでも結構遅い方だったし、逆方向にあるトイレはあまり人がいなくて廊下を進めば進むほど静かになる。
だから少しの物音でも目立って。
しーんとする廊下をパタパタパタッと走る音が聞こえた。
男子トイレの入り口から、空になった食器をのせたおぼんを持って飛び出して来た。
「さっちゃん…!?」
肩まで伸びた…あ、あれってウイッグ?なんだっけ?その真っ黒な髪と制服のスカートを揺らしながら出て来たさっちゃんは私の顔を見て驚いたような表情をしていた。
「さっちゃん、トイレ行ってたの?」
でもその手に持ったおぼんは不自然で。
「あ、苦手なおかずでもあった?でもそれトイレに捨てるのはー…」
さっちゃんが俯いた。
そんな簡単な理由なわけなかったよね。
「うわ、あいつまたトイレで飯食ってたんだ」
後ろからやって来た男の子がぼそっと言いながらトイレに入って行く。
「どっちのトイレ?」
もう1人の男の子と話しながら。
「壮太郎ちゃん女の子だから、もちろん女子~♡」
「うわーっ、キモやばっ」
ハハハハッて笑って、私の隣を通り過ぎた。
ずっとさっちゃんは俯いたままだった。
「さっちゃっ」
「あゆむんごめんね、早く片付けに行かないと学食のおばちゃんに怒られちゃうから!」
眉をハの字にして悲しそうに笑って、私の顔は見てくれようとしてくれなくて。
「じゃあねっ」
「さっちゃん待って!」
「あゆむん!」
引き止めようとする私にさっちゃんの大きな声が廊下に響く。
「…学校ではボクに話しかけないで」
「え…?」
引き止めたかった。
なんで?どうして?って聞きたかった…
けど、さっちゃんが逃げるように走り去っていったから何も言えなかった。
「ねぇ斗空」
「ん、何だ?」
教室に戻ってすぐに斗空に聞いた。
「さっちゃんって…」
「咲月?がどうかしたのか?」
座ってる斗空の前に立って、なぜか私が泣きそうだった。
「いつも1人でご飯食べてたのかな?」
広い学食でいっせいに食べるから気付かなかった。きっとどこかにいるんだろうなぐらいに思ってた。
自分のことばかり気にしてたからわからなかった。
「…あぁ」
斗空が目を伏せた。
斗空は知ってたんだ、このこと。
「毎日!?ずっと!?1人で…、あんなとこで食べてたの?」
あんなとこ、って言うのが精いっぱいだった。だってさっちゃんがどんな思いであそこで食べてたのかと思うと、無理に笑って見せたさっちゃんの顔が思い返される。
「…いつもいなかったからそうだろうな」
「気付いて…っ!?」
「たまに食堂から抜け出して行くところは見てたし、1度聞いたこともあるけど」
全然知らなかった。
いつもいなかったんだ、毎回おぼんにのせた給食を持ってにぎわう学食から1人…
「咲月がそれでいいって言ってた」
「え…」
さっちゃんが?いいって?
そんなこと…。
…いいの?
本当に、それで…
だってそれって、クラスでも1人ってことじゃないの?
でもどうしたらなれるのかな。
斗空は私のことどう思ってる?
「………。」
全寮制のうちの学校は朝も昼も夜も、ご飯は生徒全員で学校の食堂で集まって食べる。
席は自由で友達と好きなように食べていい、生徒的には嬉しい仕様になってるんだけど…
1人になるときつい。
先週までは鞠乃ちゃんたちが誘ってくれて一緒に食べてたけどもう誘ってくれないし、他に誘える子もいないし、どこに座ったらいいかわからない1人のこの状況つら過ぎる。
学食をのせたおぼんをもちながらフラフラ歩いてみたけど、どこに座ればいいの…!?
どこに座ってもぼっちなのがわかってしまう、だって学食だもん!
みんなここで食べるんだもん!
1人でいるところ見られる…!!!
「……。」
そんなこと考えててもしょーがないか、ひっそりせめて隅っこで身を隠すようにして食べよ。さっさと食べ終えちゃったら戻っていいし。
ふぅっと息を吐いて1番隅っこの窓際に座った。小さな声でいただきますをして存在感出さないように。
「言うのか言わないのかはっきりしろよな」
「斗空…!」
ひょっと私の前に現れ、空いていた席に座った。
「え…ここで食べるの?」
「誰か来るのか?」
「ううんっ、来ないけど…」
「じゃあここで」
「……。」
斗空が手を合わせた。いただきますってちゃんと聞こえる声で。
“歩夢が1人でいたら嫌だなって思った”
来てくれたんだ、たぶん。
私が1人でいるから、来てくれた。
でもめっちゃ鞠乃ちゃんたちがこっち見てひそひそ喋ってるけど!
絶対逆効果…!!
だけど…
嬉しい。
すごく嬉しい。
斗空が一緒に食べてくれて嬉しい。
「もうすぐテストだな」
「あ、中間テストだよね」
斗空がスプーンですくったカレーを口に入れた。
「勉強大丈夫なのか?」
開口一番それってことはきっと勉強できなさそうと思われてる。でも否定はしない、ただこれにはわけがあるんだよ。
「…前の学校より進んでて全然追い付けそうにないの」
これが悪いのは私じゃないよね!?
私の頭じゃない、学校側の問題!
「へぇーそうなんだ」
「そう、だから…」
「がんばれよ」
「そこは助けてくれないんだ」
なんでそこはドライなの?急に突き放された気分だよ。
「それは助けようがない」
「あるでしょ、教えてくれるとか!」
「先生に聞いた方が確実だ、そこは考慮してくれるだろうし」
正論なんだけど、その通りなんだけど…そこも期待しちゃったじゃんか。
「早く食えよ、昼休み終わるぞ」
食べ終わった食器とおぼんを返却口に返しにいくのも全部自分で、片付け終わったらそれぞれ教室に戻っていく。
斗空と喋ってたせいでいつもより遅くなっちゃった、…楽しくてやめられなかったってのはあるけど。
「次の授業ってなんだっけ?」
「数学」
「…今日いい天気だよね、梅雨終わったのかな」
「現実逃避してんなよ」
窓の外を見ながら学食を出る、私たちの教室と食堂は別の校舎にあって渡り廊下を通って戻らなきゃいけない。
「あ、私トイレ寄ってくから!」
そのトイレは反対側にある。
だから斗空に先に行っててと手を振って、学食から出てみんなが向かう逆方向へ歩き出した。
私たちでも結構遅い方だったし、逆方向にあるトイレはあまり人がいなくて廊下を進めば進むほど静かになる。
だから少しの物音でも目立って。
しーんとする廊下をパタパタパタッと走る音が聞こえた。
男子トイレの入り口から、空になった食器をのせたおぼんを持って飛び出して来た。
「さっちゃん…!?」
肩まで伸びた…あ、あれってウイッグ?なんだっけ?その真っ黒な髪と制服のスカートを揺らしながら出て来たさっちゃんは私の顔を見て驚いたような表情をしていた。
「さっちゃん、トイレ行ってたの?」
でもその手に持ったおぼんは不自然で。
「あ、苦手なおかずでもあった?でもそれトイレに捨てるのはー…」
さっちゃんが俯いた。
そんな簡単な理由なわけなかったよね。
「うわ、あいつまたトイレで飯食ってたんだ」
後ろからやって来た男の子がぼそっと言いながらトイレに入って行く。
「どっちのトイレ?」
もう1人の男の子と話しながら。
「壮太郎ちゃん女の子だから、もちろん女子~♡」
「うわーっ、キモやばっ」
ハハハハッて笑って、私の隣を通り過ぎた。
ずっとさっちゃんは俯いたままだった。
「さっちゃっ」
「あゆむんごめんね、早く片付けに行かないと学食のおばちゃんに怒られちゃうから!」
眉をハの字にして悲しそうに笑って、私の顔は見てくれようとしてくれなくて。
「じゃあねっ」
「さっちゃん待って!」
「あゆむん!」
引き止めようとする私にさっちゃんの大きな声が廊下に響く。
「…学校ではボクに話しかけないで」
「え…?」
引き止めたかった。
なんで?どうして?って聞きたかった…
けど、さっちゃんが逃げるように走り去っていったから何も言えなかった。
「ねぇ斗空」
「ん、何だ?」
教室に戻ってすぐに斗空に聞いた。
「さっちゃんって…」
「咲月?がどうかしたのか?」
座ってる斗空の前に立って、なぜか私が泣きそうだった。
「いつも1人でご飯食べてたのかな?」
広い学食でいっせいに食べるから気付かなかった。きっとどこかにいるんだろうなぐらいに思ってた。
自分のことばかり気にしてたからわからなかった。
「…あぁ」
斗空が目を伏せた。
斗空は知ってたんだ、このこと。
「毎日!?ずっと!?1人で…、あんなとこで食べてたの?」
あんなとこ、って言うのが精いっぱいだった。だってさっちゃんがどんな思いであそこで食べてたのかと思うと、無理に笑って見せたさっちゃんの顔が思い返される。
「…いつもいなかったからそうだろうな」
「気付いて…っ!?」
「たまに食堂から抜け出して行くところは見てたし、1度聞いたこともあるけど」
全然知らなかった。
いつもいなかったんだ、毎回おぼんにのせた給食を持ってにぎわう学食から1人…
「咲月がそれでいいって言ってた」
「え…」
さっちゃんが?いいって?
そんなこと…。
…いいの?
本当に、それで…
だってそれって、クラスでも1人ってことじゃないの?
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