私達は・・・

radio (寝寝寝)

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【どちらも外れ】これが愛

3話

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私は全速力で彼女の屋敷へと駆けた。一緒に転移してきたものなど目もくれず、一直線に彼女の屋敷へと向かった。彼女の屋敷に到着すると、彼女の義妹であるアンナが案内した。
「義兄様! お姉さまはこちらですぅ」

「もう演技は不要だ。お前も状況を説明しろ」

「はぃ、えっと、私が知っている情報ですと、お姉さま…じゃなかった、ミアナ様はこちらでも手を施しましたが、まだ意識が戻りません。恐らく頭を強く打ったのが悪く……」
「命の危機ではないのだな?」
「……医者が言っていたのは、意識が戻らないということのみですので、おそらく命の危機ではないと思われますが、油断は禁物です」
「わかっている」
「また、敵の1人と思われるものを捕獲、現在尋問中です」 

 報告を受けていたが、情報が乏しい。

それに……

「ミアナ!」

アンナに案内された彼女の部屋にはミアナとその父親である伯爵がいた。


「伯爵、少し席を外してくれ」
「……はい。失礼します。」

 私がそう言えば、先ほどまでの心配そうな顔から表情は抜け落ち、何事もないように部屋から出ていく。
 伯爵には洗脳を施しており、私の言うことはなんでも聞く傀儡とかしている。

でなければ、心配している娘を置いて出ていったりしないだろう……

「ミアナ……貴女がこんな目に遭うなんて。これは私の失態です。必ず犯人を見つけ出し生きてきたことを後悔させます。必ず……だからどうか目を覚ましてください。私は貴女を手に入れるためにどんなことでもしました。貴女が私を嫌ったままでも、貴女が側にいてくれるだけで私は生きていられる………でも、できるならば愛されたい。貴方に私の事をもっと知って欲しい……貴女を傷付けても良いのは私だけ。他の者に傷付けられるなど許さない。彼女の感情を揺さぶるのも私だけ…………他の者に奪われるぐらいならいっそ……いや、まだだめだ」

「……」

「……私が神に祈ることなど、ないと思っていましたが……神がいるのならば、どうか、どうか彼女を私のもとへ返してください……………………《でなければ、こんな世界戦争を勃発させて全て無に帰してやる》」

「………………んん、こ、ここは」
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