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背が高く、無駄な肉など無い体
マスクを顎に下げキャップ帽子を被り、合間合間に見える髪の毛は紫色をしていた
「瑞貴さん…」
そう言えば、春さん確かどこぞのアイドルとか言ってたっけ…
それってMIZUKI=瑞希さんのことだったの!?
一瞬あたふたして正面を向き、お久しぶりです…と会釈した
その様子を見た瑞貴さんはサングラスを外して、私を頭の上から下まで見た
そんな彼の後ろからひょっこり出て来たのは臼田さんだった
ちょうど靴を脱ぎ終えたようで、手を降って私の名前を呼んでくる
「ちさちゃん会いたかったよー!」
「っ!?」(抱きッ…)
「この感じすごく安心する。ちさちゃんがここに居るってちゃんと認識出来る。」
「っあ…えっと、私も、嬉しいです?臼田さんとようやく会えて」
ぎゅっと、包み込む臼田さんは懐かしい匂いがした
(あぁ、凄く安心する匂いだ。)
それを再確認するように、私は彼の肩に顔を埋めた
「はい、そこーちょぉーと離れて。」
「っうわ、ハルカさん何するんですか?」
「春さんとお呼び。それに亀、あんた手洗ってないでしょう?不潔な男は嫌われるわよ。」
「今感動の再開中だったんですけど…」
「すべこべ言わず、さっさと手を洗いなさい。」
シュン…と耳を垂れさせる臼田さんの幻覚が見えた
悲しそうな顔をして、残念がる様子は如かれた子犬のよう
「はい、ちーちゃんはこっち。」と臼田さんから離すみたいにクルッと方向転換し、移動させられる
取皿を用意して、人数分の飲み物をコップに移す
各場所にコップを配置した
抱き締められた感触の余韻がまだ残っている
私よりも遥かに大きくしっかりとした体、そして暖かかった
「あら、ジャン…と藻類男。」
「おいオカマ、夕食が出来たのなら何故言いに来ない。」
「あいにく私は多忙な身ですので、無理な話ですわね。そんなとこに突っ立てないでよ、邪魔くさい。」
ッシッシと手払いし、リビングの入り口に居座る朔夜さんを払った
その後ろに居たのはジャンさんで、退く前からその背の高さ故にひょっこり見えていた
続々とリビングに人が集まって来て、今まで3人で食べていた食卓がいっぱいになった
自由に座り始め、各々が話し始める
春さんは朔夜さんと揉め、ジャンさんは瑞貴さんと私は臼田さんとようやく話すことができた
隣に座る姿がウソみたいだった
「ようやく会えたね」そう言ってくれるだけで、心が満足しそうだ
こっそり囁くように耳元で言うのは「あれはまた後で聞かせて」と、私の血圧を上げるような言葉だった
「ちょっと何だよ。去年のプラダのサングラスなんか着けて、見せ付けてるつもり?」
「さすがオカマ発言、理解に困る。」
「室内なんだから外せよ。それともなんだ?家の証明はアイドルの繊細なお目々にはご負担かな?」
「いつ外すもオレの自由だ。客人に対してなんて態度だ。」
…やだ、今度は瑞貴さんと喧嘩?
サングラスでいがみ合ってるの?
「まあまぁ…」と臼田さんが瑞貴さんを説得しようと試みている
私は釣られて…と言うより、気づいたら春さんを止めていた
そんな春さんの横で朔夜さんは呑気に料理を食べてるから、思わずちょっとと彼を止めた
「オカマはいつでも怒ってる。」とか言って、ピザを器用にカットし始める
(信じられない…)
「ちょっと朔夜さん、それみんなのピザですよ」
「こう言うのは早い者勝ちだ。」
「いつまで気取ってんだ高飛車。」
「よく吠える犬だな。」
「瑞貴さん、それ以上は…」
もう収集付かなくなっていた
騒ぐを通り越したこの部屋の中を埋め尽くす声は、もはや誰が何を言っているのか分からない
「うるせぇ」
「「…」」
その騒がしさを消したのはジャンさんだった
マスクを顎に下げキャップ帽子を被り、合間合間に見える髪の毛は紫色をしていた
「瑞貴さん…」
そう言えば、春さん確かどこぞのアイドルとか言ってたっけ…
それってMIZUKI=瑞希さんのことだったの!?
一瞬あたふたして正面を向き、お久しぶりです…と会釈した
その様子を見た瑞貴さんはサングラスを外して、私を頭の上から下まで見た
そんな彼の後ろからひょっこり出て来たのは臼田さんだった
ちょうど靴を脱ぎ終えたようで、手を降って私の名前を呼んでくる
「ちさちゃん会いたかったよー!」
「っ!?」(抱きッ…)
「この感じすごく安心する。ちさちゃんがここに居るってちゃんと認識出来る。」
「っあ…えっと、私も、嬉しいです?臼田さんとようやく会えて」
ぎゅっと、包み込む臼田さんは懐かしい匂いがした
(あぁ、凄く安心する匂いだ。)
それを再確認するように、私は彼の肩に顔を埋めた
「はい、そこーちょぉーと離れて。」
「っうわ、ハルカさん何するんですか?」
「春さんとお呼び。それに亀、あんた手洗ってないでしょう?不潔な男は嫌われるわよ。」
「今感動の再開中だったんですけど…」
「すべこべ言わず、さっさと手を洗いなさい。」
シュン…と耳を垂れさせる臼田さんの幻覚が見えた
悲しそうな顔をして、残念がる様子は如かれた子犬のよう
「はい、ちーちゃんはこっち。」と臼田さんから離すみたいにクルッと方向転換し、移動させられる
取皿を用意して、人数分の飲み物をコップに移す
各場所にコップを配置した
抱き締められた感触の余韻がまだ残っている
私よりも遥かに大きくしっかりとした体、そして暖かかった
「あら、ジャン…と藻類男。」
「おいオカマ、夕食が出来たのなら何故言いに来ない。」
「あいにく私は多忙な身ですので、無理な話ですわね。そんなとこに突っ立てないでよ、邪魔くさい。」
ッシッシと手払いし、リビングの入り口に居座る朔夜さんを払った
その後ろに居たのはジャンさんで、退く前からその背の高さ故にひょっこり見えていた
続々とリビングに人が集まって来て、今まで3人で食べていた食卓がいっぱいになった
自由に座り始め、各々が話し始める
春さんは朔夜さんと揉め、ジャンさんは瑞貴さんと私は臼田さんとようやく話すことができた
隣に座る姿がウソみたいだった
「ようやく会えたね」そう言ってくれるだけで、心が満足しそうだ
こっそり囁くように耳元で言うのは「あれはまた後で聞かせて」と、私の血圧を上げるような言葉だった
「ちょっと何だよ。去年のプラダのサングラスなんか着けて、見せ付けてるつもり?」
「さすがオカマ発言、理解に困る。」
「室内なんだから外せよ。それともなんだ?家の証明はアイドルの繊細なお目々にはご負担かな?」
「いつ外すもオレの自由だ。客人に対してなんて態度だ。」
…やだ、今度は瑞貴さんと喧嘩?
サングラスでいがみ合ってるの?
「まあまぁ…」と臼田さんが瑞貴さんを説得しようと試みている
私は釣られて…と言うより、気づいたら春さんを止めていた
そんな春さんの横で朔夜さんは呑気に料理を食べてるから、思わずちょっとと彼を止めた
「オカマはいつでも怒ってる。」とか言って、ピザを器用にカットし始める
(信じられない…)
「ちょっと朔夜さん、それみんなのピザですよ」
「こう言うのは早い者勝ちだ。」
「いつまで気取ってんだ高飛車。」
「よく吠える犬だな。」
「瑞貴さん、それ以上は…」
もう収集付かなくなっていた
騒ぐを通り越したこの部屋の中を埋め尽くす声は、もはや誰が何を言っているのか分からない
「うるせぇ」
「「…」」
その騒がしさを消したのはジャンさんだった
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