ヴァンパイア♡ラブforever

田口夏乃子

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第1章

第六十三話 「ウルフ一郎さん、かぜをひく」

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私と道華は、一緒におもちゃで遊んでいます。

「はい、お母しゃん!どーじょ!」

ありがとーう。では、いただきま~す。
ゴクゴクゴクゴク……。
ん~、おいし~い!

「やった~!お母しゃん、大ちゅき~!」  

アハハハハ!
ん?ギロさんが、どっか、出かけようとしてるぞ?
声、かけてみよっかな?

「ギロさ~ん、どこに行くんですかぁ~?」

私の声で、ギロさんは、立ち止まって、振り向いた。

「ん?ウルフ一郎の家だよ。」

ウルフ一郎さんの家?
あ、まさか、ガオンくんの顔を見に?

「ちがうよ!ウルフ一郎が、かぜをひいたんだよぉ!」

え~!?
こりゃあ、お見舞いに行かねば!


                              ☆


私とギロさんと道華は、ウルフ一郎さんの家へ。
ピンポーン。

「はーい。」

うわ、鼻声が混じった声だし!

「ウルフいちろ~う、来たよ~。」

「ちょっとまってくれ。」

ガチャッ。


私と道華は、一緒におもちゃで遊んでいます。

「はい、お母しゃん!どーじょ!」

ありがとーう。では、いただきま~す。
ゴクゴクゴクゴク……。
ん~、おいし~い!

「やった~!お母しゃん、大ちゅき~!」  

アハハハハ!
ん?ギロさんが、どっか、出かけようとしてるぞ?
声、かけてみよっかな?

「ギロさ~ん、どこに行くんですかぁ~?」

私の声で、ギロさんは、立ち止まって、振り向いた。

「ん?ウルフ一郎の家だよ。」

ウルフ一郎さんの家?
あ、まさか、ガオンくんの顔を見に?

「ちがうよ!ウルフ一郎が、かぜをひいたんだよぉ!」

え~!?
こりゃあ、お見舞いに行かねば!


                              ☆


私とギロさんと道華は、ウルフ一郎さんの家へ。
ピンポーン。

「はーい。」

うわ、鼻声が混じった声だし!

「ウルフいちろ~う、来たよ~。」

「ちょっとまってくれ。」

ガチャッ。



ドアが開くと、マスクを付けて、いつものサングラスをかけてなくて、顔が真っ赤で、青のパジャマ姿のウルフ一郎さんが現れた。

「ウルフ一郎さん、大丈夫ですか!?」

「あぁ。ゴホッ!昨日、熱が急に上がって、こんな状態になったのさ。ゴホッ!」

あぁ、せきがひどい。

「こら!ウルフ一郎!ちゃんと寝とけって、言ったろ?起きたら、また熱が上がっちまう!あ、春間真莉亜、ギロ!来てたのか。」

ネルさん、こんにちは。

「ったくぅ、病人がそばにいると、ガオンにうつっちまうぜ~。な、ガオンー。」

「う、う~!」

ガオンくんはまだ、小さいからね。

「ったくぅ、わかったよ。ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」

ウルフ一郎さんは、せきをしながら、寝室に戻った。

「俺達も、入ろうか。」

はい。
私達は、家の中に入った。


                              ☆


私は、道華とガオンくんを見ていた。
ウルフ一郎さん、大丈夫かなぁ~?

「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」

「昨日からせきがひどくてぇ……熱がだんだん、上がるんだ。」

「熱をはかろう。」

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピピ!

「38.6℃。これはやばいねぇ~。インフルエンザの予防接種、した?」

「俺様、注射が大の苦手だから、してないっ!」

「……ほらね。最近、流行ってるから、検査をしよっか。」

ギロさんが、部屋を出た。

「ギロさん、ウルフ一郎さんは!?」

「……インフルエンザだよ。ったくぅ、注射を打たないから、こーなるんだよ。」

え~!?インフルエンザ~!?

「ゴホッ、ゴホッ!」

「ほら、あたしが言った通りだろう!ちゃんとしないと、インフルエンザになるって!」

「だ、だってぇ、痛いし……。」

「言い訳は無用!ったくぅ。これ以上、ガオンにうつしたら大変だ。あ、そうだ!」

ガチャッ。

「ギロぉ~、ちょっといいか~?」

「ん?なに?ネルちゃん。」

「ウルフ一郎が治るまで、ガオンを預けてくんない?」

「え~!?俺がガオンくんのめんどうを~!?」

そこ、驚くところじゃないでしょ。

「ウルフ一郎の看病すっから、見る時間が、あまりないから。お願い!ガオンのめんどうを見てくれ!」

ネルさんは、ギロさんの前で、手を合わせると、ギロさんは、にこっと笑って。

「いいよ。俺がガオンくんのめんどうを見るよ。」

「ありがとう!助かる~!」

本当に、大丈夫なんでしょうか。

「大丈夫だってばぁ!」

ギロさんは、ガオンくんをだっこした。

「ガオンくーん、今日からギロおじさんと、一緒に過ごそうねぇ~。」

「う、う~!」

ガオンくん、うれしそ~う。

「うふふ。ガオンはあー見えて、ギロのことが、好きなんだ。」

へぇー。


                                 ☆
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