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第二話 「未来からやって来た少女」

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みなさん、こんにちは。春間真莉亜です。

「真莉亜~、遅刻するよぉ~。」

あ、はーい。

「真莉亜。」

後ろから声が聞こえた。
振り返ると、そこには私の彼氏、ジュンブライトがいた。

「いってきます。」

「いってらっしゃい。」

そして、私達は唇を近づけて・・・・・・。
チュ・・・・・・。
キスをした。

「・・・・・・勉強、がんばるんだぞ。」

うん。

「がんばったら、ごほうびにキスするぞ。」

うん!じゃあねっ。
私はジュンブライトに手を振りながら、部屋を出た。




デヒヒヒヒ♡

「真莉亜、昨日からジュンブライトとキスしてばっかじゃない。」

「いいなぁ~。」

デヒヒヒヒ♡だってぇ、つきあい始めてからぁ、キスし放題になったんだも~ん♡

「両親に報告したの?」

もっちろん!したよ。お父さん、すっごく驚いていたよ。お母さんは号泣していたけどね。琉理にも話したよ。そうしたら、「あーしたり、こーしたりしたの?」って、聞かれたけど。

「本当にしたの?」

「あーしたり、こーしたり。」

してません!

「真莉亜と潤くん、つきあったんだ。」

冬香!

「あーしたりこーしたりしたんだって。」

「えぇ!?うそ!早すぎるよぉ、真莉亜。」

してないってば!

「真莉亜様、本当に潤様とつき合ったんですか?」

その声は・・・・・・。

「比奈多さん!」

とても残念そうな顔をしてるね。
ごめんね、つきあっちゃって。

「真莉亜様。UFОは存在すると思いますか!?」

なぎささんが、真面目な顔で、私に話しかけた。

「実はわたくし達、UFОを見たんです!」

え~!?

「それ、うそでしょ?」

「UFОは存在しないわ。カップ麺のUFОなら、存在するけど。」

二人とも、UFОを信じないタイプなんだ。

「本当に見たんです!学校に行く途中、空に未確認飛行物体を見ましたの!」

「その未確認飛行物体が、スッと消えたり、パッと現れたりしたんです!」

「その未確認飛行物体が、UFОだったんです!」

「真莉亜、他のところに行こっ。」

「私、図書室に行きたくなったわ。」

「うん。」

「人の話を聞け―っ!」


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