ヴァンパイア♡ラブどっきゅ〜ん!

田口夏乃子

文字の大きさ
15 / 185

第七話 「クリスさんの双子の姉妹登場!」

しおりを挟む
私達は、アキちゃんとソラちゃんを探していた。

「アキ~、ソラ~!」

「どこにいるんですかぁ?」

「返事してくださ~い。」

「・・・・・・って、なーんでお前が、俺の手をつないでいるんだよ。」

ジュンブライトの左手には、私。右手には、クリスさんが、手をつないでいた。

「ジュンブライト様の手、温か~い♡」

「帰って、右手だけ、洗おう。」

私達がおしゃべりをしながら歩いていくと、菜の花広場に着いた。

「菜の花広場にいるかもしれません。」

菜の花広場は、子供が喜ぶ遊具がいっぱいあるからねぇ。

「わーい!」

三十二歳のおっさんが、遊具で遊んでどーする!

「私も遊びたいですぅ~!」

マドレーヌちゃん!今は遊ぶところじゃないよ!

「マドレーヌおばちゃん、まってぇ~!」

道華まで・・・・・・。

「ったく、しょうがないねぇ。」

「マドレーヌ、、道華ぁ~。遠くに行ったらだめよぉ~。」

「はーい!」

二人とも、いい返事。

「私達も遊びましょう、真莉亜。」

う、うん。
アキちゃんとソラちゃん、一体、どこにいるんだろ。

「ヒャッホ~!これ、おもしろ~い!」

「アキちゃん、おままごと、しよう。」

「いいよ。」

三歳の双子の女の子が、仲良く遊んでいるねぇ。
・・・・・・三歳の双子の女の子・・・・・・。

「ソラがお母さんで、あたしが子供ねっ。」

「うん!」

いた―っ!

「で、道華がお父さんで、マドレーヌが二番目の子供ねっ。」

「うん!」 「はい!」

二人とも、アキちゃんとソラちゃんを見つけたら、知らせてよ!

「ジュンブライトお兄様ぁ~!アキとソラ、見つけましたよぉ。」

もう、おそいよ。

「お前ら、ここにいたのかよぉ。」

ジュンブライトが、砂場までやって来ると、アキちゃんとソラちゃんの顔が、急に真っ赤になった。

「アキ、ソラ!」

クリスさんが、砂場にやって来た。

「もう、心配したんだから。」

「よかったわね、見つかって。」

本当だよ。まさか、ぐうぜん、見つかるとは思わなかったよ。

「マドレーヌ達、なにやってるの?」

「おままごとをやってるんです。」

テレサさん、マドレーヌちゃん達は、子供ですけど。
あ、私も子供だった。

「おじさんも、一緒にやろっ。」

「おじさん言うなっ。」

「ジュンブライトお兄様は、どんな役が似合うんでしょうねぇ。」

イケメンで優しい医大生のお兄さんが、似合うと思うよ。

「あ!」

ソラちゃんが、声を上げて、手をポンっとたたいた。

「なにか思いついた?」

「うん!おじさんは、愛犬のポチが似合うと思う。」

「犬役かっ。」

「種類は、なんにする?」

「ブルドッグ。顔がおもしろいから。」

「そこは柴犬だろっ。」

ジュンブライト、おもしろがられてる。

「おすわり。」

ジュンブライトは、急に犬になりきって、おすわりをした。

「へへへへへ・・・・・・って、おい !ちゃんとした役は、ねぇ―のかー!」

「ない。」

「ないんかいっ。」




楽しい楽しいおままごとが終わって、私達は満月荘に向かっている。

「もう、犬役なんか、やりたくねぇ。」

ジュンブライトがそう言った、その時。

「ジュンブライト様っ!」

アキちゃんとソラちゃんが、ジュンブライトの前に現れた。
今、名前で呼んだよね?

「なんだ。」

すると、二人が真剣な顔で、ジュンブライトの顔を見上げた。

「あたし、あなたに恋をしました!」

「私も!」

・・・・・・!?

「つきあってくださいっ!」

なんだとぉ~!?

「ちょっとまったぁ!」

クリスさんが、二人の前に現れた。

「あんた達、何歳、年が離れてると思ってんの!3歳のあんた達が恋をするのは、まだ早いわよ!それと、ジュンブライト様の本命は、この、あたしよ!」

クリスさんの思いこみですっ!

「クリス。お前は友達として、好きだ。」

「ガーン。」

クリスさんは落ちこんで、その場にたおれた。

「アキ、ソラ。ごめん。俺には彼女がいるんだ。」

ごめんねぇ~、つきあっちゃって。私が彼女でーす。

「え!?」

アキちゃんは目を点にして、驚いた。

「それと、俺には子供がいる。」

「え!?」

アキちゃんは、また驚いた。
ソラちゃん、驚かないね。どうしたんだろ。

「あああああああんた、ジュンブライト様と、バカ女の、子供だったの!?」

バカ女とは、失礼です。

「うん。未来から来たの。」

怒りにふるえたアキちゃんは、私の顔をこわーい顔でにらんだ。

「春間真莉亜!絶対にゆるさないっ!ジュンブライト様は、あたしのものよっ!」

猫顔で、私を追いかけてくるぅ!

「まてーっ!」

クリスさんまで!
もう、これ以上、恋のライバル、増やさないでぇ~!

「おい。お前、追いかけないのか?」

「うん。」

「そこ、追いかけるところだと思うよ。」

「私、あのお姉ちゃんにあこがれたの。」

「なんでですか?」

「理想の自分だから。」

「・・・・・・。」

「やっかいなことになったわねぇ。」

「あぁ。」

「てか、恋のライバルが、相手にあこがれるわけ、ないだろ。」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...