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第十四話 「ソラちゃんの妄想」
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「みなさーん、おやつの時間ですよぉ。」
いよっ、まってましたぁ!
「今日のおやつは、なんだ?」
「今日のおやつはですね、有名なパティシェが作った、チョコレートケーキでございます。みなさん、どうぞおめしあがりになってください。」
「うわぁ!おいしそ~う!」
道華、まだケーキ、きってないから、食べたらだめだよ。
「いやだ!そのまんま食べるの!」
どんな口しとんねんっ。
「真莉亜、関西弁になってるわよ。」
あ・・・・・・ごめん。つい・・・・・・。
「リリア様、ケーキをきってください。」
「こんな感じでいいかしら。」
「はい。そのくらいで。」
「わかったわ。」
リリアさんは、ケーキを続々ときってゆく。
「オレンジジュースと、コーヒーと、スッポンの生き血ジュースを、持って来たよぉ。」
テレサさんが、笑顔で飲みものを持って来た。
「わーい!」
マドレーヌちゃん達が喜んでいる。
「さぁ、食べましょう。」
うわぁ~。おいしそ~う。
では、一口・・・・・・。
ん~♡デリーシャース♡
「あ~。コーヒーと合うなぁ。」
「ジュンブライト様♡あたしのケーキを食べてくださいっ♡あたし、お腹いっぱいになりましたので♡」
クリスさんが、ジュンブライトにケーキを差し出した。
「うそつけ。」
「・・・・・・。」
「どうしたんですか?ソラ。」
「具合でも、悪いの?」
マドレーヌちゃんと紅葉が、ソラちゃんに優しく声をかけている。
ソラちゃんは、ボーとしていて、ケーキを口にしていない。
テレサさんは、自分のおでこと、ソラちゃんのおでこをあててみた。
「・・・・・・ないみたいだねぇ。」
「ソラ、大丈夫?具合が悪かったら、言ってちょうだい。」
すると、ソラちゃんが、小さな口を動かした。
「もし、私が真莉亜お姉ちゃんだったら・・・・・・。」
そのとたん、マドレーヌちゃんが、私の方を振り向いた。
「大変ですっ!ソラがまた、妄想し始めました!」
またぁ~!?
<ソラの妄想>
「はぁ~。」
「どうしたんですか?ジュンブライト様。」
「最近、元気がなくて・・・・・・。」
「元気を出してくださいっ!この私が、ジュンブライト様のおそばにいるんじゃないですかっ!だから、元気を出してくださいっ!」
「ソラ・・・・・・。ありがとう。お前のおかげで、元気が出たぜ。」
「ジュンブライト様・・・・・・。」
「愛してるよ、マイハニー。」
チュ・・・・・・。
<妄想 終わり>
妄想の後半、絵が70年代の少女まんがみたいに、なっていませんでしたか?
「さっきのお父さん、かっこいい~♡」
「そ、そうかなぁ~?アハハハハ。」
「なに感心してるんだい。」
「妄想の世界のジュンブライト様、気持ち悪すぎる!」
クリスさんの顔が、急に真っ青になった。
「この小説、おかしすぎるわ。」
「そうね。最近、おかしな人ばっかり出てるし。私の妹もふくめて。」
ネルさんも、おかしな人の中に入ってるんですか!?
「ま、前よりなんか、にぎやかになってきたから、いいじゃないですか。」
ルクトさんが、にこっと笑った。
そうですね。
「ソラ!変な妄想、しないでくれる?」
「まぁまぁ。いいじゃないですか。子供らしいし。あ、そう言う私も、子供でしたぁ。」
「ふふふーん、ふふふーん。」
ソラちゃんは、機嫌よく、鼻歌を歌いながら、スキップをした。
「あ。」
ソラちゃんは立ち止まって、にこっと笑いながら、私達の方を振り向いた。
「ケーキ、ごちそうさまでした。」
と、言って、ソラちゃんはまた、鼻歌を歌いながら、スキップをし始めた。
そんなソラちゃんを、私達はぼうぜんとして、見るしかなかった。
一体、これからどーなるんだろ。
いよっ、まってましたぁ!
「今日のおやつは、なんだ?」
「今日のおやつはですね、有名なパティシェが作った、チョコレートケーキでございます。みなさん、どうぞおめしあがりになってください。」
「うわぁ!おいしそ~う!」
道華、まだケーキ、きってないから、食べたらだめだよ。
「いやだ!そのまんま食べるの!」
どんな口しとんねんっ。
「真莉亜、関西弁になってるわよ。」
あ・・・・・・ごめん。つい・・・・・・。
「リリア様、ケーキをきってください。」
「こんな感じでいいかしら。」
「はい。そのくらいで。」
「わかったわ。」
リリアさんは、ケーキを続々ときってゆく。
「オレンジジュースと、コーヒーと、スッポンの生き血ジュースを、持って来たよぉ。」
テレサさんが、笑顔で飲みものを持って来た。
「わーい!」
マドレーヌちゃん達が喜んでいる。
「さぁ、食べましょう。」
うわぁ~。おいしそ~う。
では、一口・・・・・・。
ん~♡デリーシャース♡
「あ~。コーヒーと合うなぁ。」
「ジュンブライト様♡あたしのケーキを食べてくださいっ♡あたし、お腹いっぱいになりましたので♡」
クリスさんが、ジュンブライトにケーキを差し出した。
「うそつけ。」
「・・・・・・。」
「どうしたんですか?ソラ。」
「具合でも、悪いの?」
マドレーヌちゃんと紅葉が、ソラちゃんに優しく声をかけている。
ソラちゃんは、ボーとしていて、ケーキを口にしていない。
テレサさんは、自分のおでこと、ソラちゃんのおでこをあててみた。
「・・・・・・ないみたいだねぇ。」
「ソラ、大丈夫?具合が悪かったら、言ってちょうだい。」
すると、ソラちゃんが、小さな口を動かした。
「もし、私が真莉亜お姉ちゃんだったら・・・・・・。」
そのとたん、マドレーヌちゃんが、私の方を振り向いた。
「大変ですっ!ソラがまた、妄想し始めました!」
またぁ~!?
<ソラの妄想>
「はぁ~。」
「どうしたんですか?ジュンブライト様。」
「最近、元気がなくて・・・・・・。」
「元気を出してくださいっ!この私が、ジュンブライト様のおそばにいるんじゃないですかっ!だから、元気を出してくださいっ!」
「ソラ・・・・・・。ありがとう。お前のおかげで、元気が出たぜ。」
「ジュンブライト様・・・・・・。」
「愛してるよ、マイハニー。」
チュ・・・・・・。
<妄想 終わり>
妄想の後半、絵が70年代の少女まんがみたいに、なっていませんでしたか?
「さっきのお父さん、かっこいい~♡」
「そ、そうかなぁ~?アハハハハ。」
「なに感心してるんだい。」
「妄想の世界のジュンブライト様、気持ち悪すぎる!」
クリスさんの顔が、急に真っ青になった。
「この小説、おかしすぎるわ。」
「そうね。最近、おかしな人ばっかり出てるし。私の妹もふくめて。」
ネルさんも、おかしな人の中に入ってるんですか!?
「ま、前よりなんか、にぎやかになってきたから、いいじゃないですか。」
ルクトさんが、にこっと笑った。
そうですね。
「ソラ!変な妄想、しないでくれる?」
「まぁまぁ。いいじゃないですか。子供らしいし。あ、そう言う私も、子供でしたぁ。」
「ふふふーん、ふふふーん。」
ソラちゃんは、機嫌よく、鼻歌を歌いながら、スキップをした。
「あ。」
ソラちゃんは立ち止まって、にこっと笑いながら、私達の方を振り向いた。
「ケーキ、ごちそうさまでした。」
と、言って、ソラちゃんはまた、鼻歌を歌いながら、スキップをし始めた。
そんなソラちゃんを、私達はぼうぜんとして、見るしかなかった。
一体、これからどーなるんだろ。
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