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第四十六話 「ウルフ一郎さん、ペットになる?」
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くるみちゃんちに来るの、久しぶりだなぁ。
それと、相変わらず、きれいな豪邸だねぇ。
「じゃあ、押しますよ?」
「うん。」
みんながうなずいた。
ピンポーン。
「『はーい。』」
あっ、くるみちゃんのお母さんの声だ!
「こんにちは―。比奈多さんのお友達の、春間真莉亜で―す。くるみちゃんに用があって、来ましたぁ。」
「『どうぞー。』」
ガガガガガ・・・・・・。
相変わらず、門が勝手に動くねぇ。
ガチャッ。
あっ、くるみちゃん!
「あっ、比奈多様のお友達の方!どうしたんですか、急に。」
「実はぁ、大事なお話があって・・・・・・。」
「お話?」
くるみちゃんは、首をかしげた。
「あぁ。サングラスをかけた、黒いオオカミさんのことだ。」
「あぁ~。モカのことねっ。」
「モカぁ~!?」
「だ―か―らぁ、モカじゃねぇって言ってんだろ!」
その声は・・・・・・。
「ウルフ一郎さん!」
私がさけぶと、ウルフ一郎さんは、目をハートにして、両手をグーにして、あごにつけた。
「真莉亜ちゅわ~ん♡会いたかったよ―ん♡」
はいはい。元気そうでなによりです。
「お前、モカって呼ばれてるみてぇだなぁ。ガハハハハハ!ウケるぜ!」
ジュンブライトが、お腹をおさえて、笑った。
「くおうら、笑うなぁ!」
「かわいい名前ね。」
「お前も!」
「ところでウルフ一郎、サングラスはどうしたの?」
道華が聞くと、ウルフ一郎さんは、下を向いた。
「・・・・・・没収された。」
没収されたぁ!?
「一体、誰に!?」
「ん。」
ウルフ一郎さんは、くるみちゃんの方を指さした。
えっ!?くるみちゃんに!?
「あぁ。あと、たばこも。」
「そりゃあ、ひどいことを・・・・・・。」
「で、なんの用なの?お姉ちゃん達。」
あっ、肝心なこと、忘れてた!
「実は、その犬・・・・・・いや、オオカミさんは、私達の大切な人なの。」
「え―っ?モカはオオカミじゃないよぉ。お犬さんだよぉ。」
いやいやいや、そうじゃなくて。
「返してくれないかな?」
「え―っ?」
「これで俺様、真莉亜ちゃんの元へ戻れるぞ!」
「やだ。」
えっ!?
「だって、今日、拾ったお犬さんだも―ん。返したくもないわ。」
そんなぁ~。
「え~?真莉亜ちゃんの元には、二度と戻って来られないの~?」
「じゃ、じゃあ、お菓子をあげるから、返してくれないか?」
「やだ。」
「おもちゃをあげるから、返してくれないかい?」
「やだ!」
あ―あ。どうしようもないです。
「マドレーヌ、あなた、くるみの先輩でしょ?」
「ここは先輩らしく、ばしっと決めなさいっ!」
リリアさんとクリスさんが、マドレーヌちゃんを、くるみちゃんの前に押した。
「え~?」
「あ、円花先輩!お久しぶりです。」
くるみちゃんはマドレーヌちゃんの方に向かって、礼儀正しくお辞儀をした。
「なんだ、こいつ。お前の後輩なのか?」
「はい。なんだかんだで、こんな関係になっちゃいました。くるみ。」
マドレーヌちゃんは真剣な顔で、くるみちゃんの方を見つめた。
「ウルフ一郎お兄様を、返してください。後輩なら、先輩の言うこと、なんでも聞けますよね?」
すると、くるみちゃんが、顔を横に向けた。
「やだ!」
やっぱり・・・・・・。
「じゃあ、こうしましょう。」
リリアさんは、くるみちゃんの前にしゃがんで、顔を上げた。
「このお犬さんを、明日、返すこと。」
「はぁ!?」
「おい、リリア!いいのかよ!」
「そ―するしかないわ。約束してくれる?」
「うん。」
くるみちゃんがうなずくと、リリアさんがにっこりと笑った。
「よし、それでいいわ。」
「そ、そんなぁ~。」
ウルフ一郎さんは、腰を落とした。
「ただし、明日、サングラスとたばこを、お犬さんに返してね?」
「うん!」
くるみちゃんは、元気よくうなずいた。
「ま、ま、真莉亜ちゅわ~ん♡」
ウルフ一郎さんの声が、大空まで響き渡った。
☆
ムシャムシャムシャ、、バクバクバク!
ん~。こ―んな豪華な料理を食べられるなんて、サイコ―だぜ!
おいしそうに食べている俺様を、くるみの両親が口をポカーンと開けたまま、見つめている。
「く、くるみ。この犬は、本当にお前が拾った動物なのかい?」
犬じゃねぇ―し。オオカミだし!
「しかもしゃべってるし。」
「モカ、犬なら犬らしく、ワン!って吠えなさい。」
い、犬じゃねぇって、言ってんだろ!
「そう反抗するなら、ご飯も没収しますよ?」
く―っ!それなら仕方ねぇ!
「ワン!」
俺様は大きな声で吠えた。
くるみはにこっと笑いながら、俺様の頭をなでた。
「よしよし、いい子いい子。」
ちっくしょー!明日までペット扱いされるのかよ!
はぁ~。早く真莉亜ちゃんの元に戻りてぇ~。
「アオーン!」
俺様の遠吠えが、夜空まで響き渡った。
「モカ!それはオオカミでしょ!」
「だって、オオカミだし・・・・・・。」
「言い訳は無用!さぁ、えさを没収しますわよ!」
「あぁ!俺様のお肉ちゅわんが・・・・・・。」
「うるさい。」
「くるみ、お前、しつけが厳しいぞ?」
☆
それと、相変わらず、きれいな豪邸だねぇ。
「じゃあ、押しますよ?」
「うん。」
みんながうなずいた。
ピンポーン。
「『はーい。』」
あっ、くるみちゃんのお母さんの声だ!
「こんにちは―。比奈多さんのお友達の、春間真莉亜で―す。くるみちゃんに用があって、来ましたぁ。」
「『どうぞー。』」
ガガガガガ・・・・・・。
相変わらず、門が勝手に動くねぇ。
ガチャッ。
あっ、くるみちゃん!
「あっ、比奈多様のお友達の方!どうしたんですか、急に。」
「実はぁ、大事なお話があって・・・・・・。」
「お話?」
くるみちゃんは、首をかしげた。
「あぁ。サングラスをかけた、黒いオオカミさんのことだ。」
「あぁ~。モカのことねっ。」
「モカぁ~!?」
「だ―か―らぁ、モカじゃねぇって言ってんだろ!」
その声は・・・・・・。
「ウルフ一郎さん!」
私がさけぶと、ウルフ一郎さんは、目をハートにして、両手をグーにして、あごにつけた。
「真莉亜ちゅわ~ん♡会いたかったよ―ん♡」
はいはい。元気そうでなによりです。
「お前、モカって呼ばれてるみてぇだなぁ。ガハハハハハ!ウケるぜ!」
ジュンブライトが、お腹をおさえて、笑った。
「くおうら、笑うなぁ!」
「かわいい名前ね。」
「お前も!」
「ところでウルフ一郎、サングラスはどうしたの?」
道華が聞くと、ウルフ一郎さんは、下を向いた。
「・・・・・・没収された。」
没収されたぁ!?
「一体、誰に!?」
「ん。」
ウルフ一郎さんは、くるみちゃんの方を指さした。
えっ!?くるみちゃんに!?
「あぁ。あと、たばこも。」
「そりゃあ、ひどいことを・・・・・・。」
「で、なんの用なの?お姉ちゃん達。」
あっ、肝心なこと、忘れてた!
「実は、その犬・・・・・・いや、オオカミさんは、私達の大切な人なの。」
「え―っ?モカはオオカミじゃないよぉ。お犬さんだよぉ。」
いやいやいや、そうじゃなくて。
「返してくれないかな?」
「え―っ?」
「これで俺様、真莉亜ちゃんの元へ戻れるぞ!」
「やだ。」
えっ!?
「だって、今日、拾ったお犬さんだも―ん。返したくもないわ。」
そんなぁ~。
「え~?真莉亜ちゃんの元には、二度と戻って来られないの~?」
「じゃ、じゃあ、お菓子をあげるから、返してくれないか?」
「やだ。」
「おもちゃをあげるから、返してくれないかい?」
「やだ!」
あ―あ。どうしようもないです。
「マドレーヌ、あなた、くるみの先輩でしょ?」
「ここは先輩らしく、ばしっと決めなさいっ!」
リリアさんとクリスさんが、マドレーヌちゃんを、くるみちゃんの前に押した。
「え~?」
「あ、円花先輩!お久しぶりです。」
くるみちゃんはマドレーヌちゃんの方に向かって、礼儀正しくお辞儀をした。
「なんだ、こいつ。お前の後輩なのか?」
「はい。なんだかんだで、こんな関係になっちゃいました。くるみ。」
マドレーヌちゃんは真剣な顔で、くるみちゃんの方を見つめた。
「ウルフ一郎お兄様を、返してください。後輩なら、先輩の言うこと、なんでも聞けますよね?」
すると、くるみちゃんが、顔を横に向けた。
「やだ!」
やっぱり・・・・・・。
「じゃあ、こうしましょう。」
リリアさんは、くるみちゃんの前にしゃがんで、顔を上げた。
「このお犬さんを、明日、返すこと。」
「はぁ!?」
「おい、リリア!いいのかよ!」
「そ―するしかないわ。約束してくれる?」
「うん。」
くるみちゃんがうなずくと、リリアさんがにっこりと笑った。
「よし、それでいいわ。」
「そ、そんなぁ~。」
ウルフ一郎さんは、腰を落とした。
「ただし、明日、サングラスとたばこを、お犬さんに返してね?」
「うん!」
くるみちゃんは、元気よくうなずいた。
「ま、ま、真莉亜ちゅわ~ん♡」
ウルフ一郎さんの声が、大空まで響き渡った。
☆
ムシャムシャムシャ、、バクバクバク!
ん~。こ―んな豪華な料理を食べられるなんて、サイコ―だぜ!
おいしそうに食べている俺様を、くるみの両親が口をポカーンと開けたまま、見つめている。
「く、くるみ。この犬は、本当にお前が拾った動物なのかい?」
犬じゃねぇ―し。オオカミだし!
「しかもしゃべってるし。」
「モカ、犬なら犬らしく、ワン!って吠えなさい。」
い、犬じゃねぇって、言ってんだろ!
「そう反抗するなら、ご飯も没収しますよ?」
く―っ!それなら仕方ねぇ!
「ワン!」
俺様は大きな声で吠えた。
くるみはにこっと笑いながら、俺様の頭をなでた。
「よしよし、いい子いい子。」
ちっくしょー!明日までペット扱いされるのかよ!
はぁ~。早く真莉亜ちゃんの元に戻りてぇ~。
「アオーン!」
俺様の遠吠えが、夜空まで響き渡った。
「モカ!それはオオカミでしょ!」
「だって、オオカミだし・・・・・・。」
「言い訳は無用!さぁ、えさを没収しますわよ!」
「あぁ!俺様のお肉ちゅわんが・・・・・・。」
「うるさい。」
「くるみ、お前、しつけが厳しいぞ?」
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