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第一章:朝、目が覚めたらお姫様一行の保護者になっていた俺。
第10話「反省」
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幼馴染たちが部屋を出て行ったあと、俺は一人で時計を眺めていた。
チックタクタ、チックタクタと、安物の宿に相応しいおんぼろ時計が調子はずれに時を刻んでいく。
「あいつら、いくらなんでも遅すぎじゃね?」
ぽつりと独り言をつぶやくと、同じ部屋にいるパポがびくり、と動いたが……それだけ。
腹ペコ女とフェイシンの娘はどこかへ行ったし、ピピは話しかけても返事を返さない。
はぁ、とため息をついて部屋の中を見回してみると、マジでなんもない。
普通年頃の娘といったらもっと……こう、楽しんでいるもんじゃないのか?
結局、こいつらは何者なんだろう。
なんでフェイシンの娘がこんなところに……ああ、イライラする。
この間寝て起きてからというもの、状況がこんがらがりっぱなしで、わけが分からねえ。
まず、情報を整理するべきな気がしてきた。
アメリアたちのことは、ちゃんと話合いをするまでは考えても仕方ねえし、俺自身のことなんてもっと考えても意味ねえ、だって情報が足りなすぎる。となるとだ、とりあえず、こいつらが置かれている状況についてだな。
まず、最初に飯をおごった時にこいつらが冒険者と名乗ったのは明らかにウソだ。
ライセンスを首に下げてねえし、冒険者として必要な装備類がこの部屋のどこにも見当たらない、よし、次。
安飯屋で男たちにもらった新聞皮に載っていた事件に、こいつらはやたらと反応していた。
あれは、この国の姫とその守りの要であるヴァルキリーに関するものだった。
実力的には腹ペコ女以外は問題なし、腹ペコ女がお姫様なら戦闘力が低いのもうなずける話だな、よし次。
最後は娼婦の仕事をしているかのように振舞っていたことか、最近イライラしてたせいか、つい適当に相手しちまったが……悪いことしたな、マジで。
目の前で何かの書類に目を賭をしているピピを見た限り、成人してはいるものの、まだ幼さが残っている感じか。
これくらいの女の子が、もしクーデターとやらに巻き込まれて、娼婦に身を落としていたとするなら……俺は、本当に最低だった。
しかし、フェイシンの娘がいるなら、あいつが娼婦なんてさせるわけがない……あいつは知らなかったのか?
いや、あの娘は何かある度に、普通に家族に連絡をとろうとしてた気がする。
それに、実際にフェイシンはここに来た。
妻となった現役娼婦のモリアナ姉といっしょに。
正直なところ、モリアナ姉さんが娼婦になったこと自体にはあんまり驚かない。
だって、村にいる時点であの人は明らかにそういうことがしたそうだった。
だが、フェイシンが娼婦でいるのを許すか?
……ふむぅ、どうやら何か理由がありそうだな。
そういえば、前に探してるって言ってたアレ、どうなったんだろう。
一応俺の方で見つけておいたけ――
「……魔王、何を考えている?
どうせろくでもないことでしょう、教えて」
――お?
てっきり嫌われているかと思ったが……いや、嫌われて当然の立ち振る舞いをしていたのは間違いない。
俺は本当にどうかしてた。
朝、起きたらぬいぐるみになっていたから……ってことにしたいが、そうもいかない。
全部俺自身の不徳が招いたことだ。
しかし、フェイシンの野郎……こんなのいつの間に覚えたんだ?
ピッっと俺の首に刺さっていた針を引き抜いた。
引き抜いた針を目の前に持ってくると、なんか針に彫ってある……「魔律神経の乱れによる情緒不安定の傾向有、未熟者」。
はいはい、まだまだ兄さんにはかないませんよ。
っと、ピピにちゃんと謝らねえとな。
「あ~ピピ、でいいんだよな?」
「……いいえ、違います。
ポポです、言いたいことがあるなら早く言ってください」
あ、ポポか。
くそ、謝るつもりの相手の名前を間違えるなんてせっかくの色男が……いや、ふざけるな。
ちゃんと向き合え、前みたいに、ぬいぐるみじゃなかった頃のように。
「俺の名前はレオナルドだ。
今はちょっとわけがあって、レオと名乗っている」
「……はぁ、それはどうも。
それで、何が聞きたいんですか?
また誰かの弱みでも握る方法でも探しているのなら他をあたって――」
「すまなかった!!!!!!!!」
「――は?」
ポポに向かって土下座……いや、土下寝をした。
決してふざけているわけじゃない、しつけ糸で止められている部分が邪魔で、身体ごと倒れ込まないと、地面に頭を付けるのは無理だったからだ。
何が色男だ、色ボケ男の間違いだろ。
年も俺より下に見える女の子たちに、俺は最低の態度を取ってしまった。
まずはポポだ、帰ってきたら残りの連中にも謝らねえと……へ?
その時、バーンと、けたたましい音をあげてドアが開いた。
「ね、言ったでしょ!?
ネコッタさんは、ぬいぐるみさんは、とってもいい人なんです!!!」
そう言って現れたのは、腹ペコ女。そして後ろにいるのは……
「あらあら、困ったわね。
まさかこんな展開になるだなんて……」
フェイシンの娘か、一体何がどうなってるんだ?
やばい、また頭がこんがらがって……ふぇ!?
「……魔王、一体どういうつもり?
あなたが謝るわけない、どういうカラクリか教えなさい……ひぁん!」
「はい、私の勝ちだから罰ゲームの「背中にアイススライムもどき!」です!
うふふ、やっぱりぬいぐるみさんは謝ってくれました」
うわぁ、背中にアイススライムもどきって、えげつねえことしやがる。
ていうか今、「謝ってくれた」って言ったか? それも、やっぱりって……
「ど、どういうことなんだ?
誰か、説明してほしいんだが……」
俺がそう言うと、三人の女の子たちは口々に事情を説明してくれた。
その話をまとめると、こういうことらしい。
まず、ポポとフェイシンの娘であるオリヴィアは、すぐにここから逃げることを提案したらしい。
だけど、姫様であるレイアが「ぬいぐるみさんに助けてもらいましょう!」と言って、二人がいくら逃げるべきだと提案しても聞く耳を持たなかった。
そこでオリヴィアは、レイアにある提案をした。
俺がフェイシンのやつに「精神を整える針」を打ち込まれていることを教えられていたオリヴィアは、「最初に謝罪したら、レイアの言う通りにする。またふざけるようなことがあれば、すぐにここを出て、父であるフェイシンに助けを求める」という、賭けを持ち出したようだ。
あとは、絶対に俺が謝ると信じたレイアと、謝るわけがないと思ったポポがその賭けに乗り、俺とポポを二人きりにして、残りの二人はドアの隙間から中の様子を伺っていた……つまり、こういうことのようだ。
「……魔王は邪悪。
まともなフリもお手の物のはず……わわっ」
「あ、悪い。
背中が冷たいだろうと思って暖めてやろうと思ったんだが……嫌だったか?」
「……魔王は天界から追放された天使という説もある。
この温かさは至福。もっとくっついていい」
俺は自分の身体の魔力を操作して、即席のカイロンになってくっつくと、ポポは嬉しそうにしている。
やっぱり寒かったのか、こういうのは大人になってからだと本当に死にそうになるから危ないんだよな。
「あらあら。
今のとんでもない魔力神経の動きで、カイロンを再現するだなんて。
いったいどういうつもりなのかしら?」
「別に、寒いと思っただけだぞ?
それよりレイア、こういうのは身体によくないから、もうしないようにな?」
オリヴィアに返事をしながら、それとなくレイアにくぎを刺しておく。
こういうただの遊びでも、事故とか起きると一生悔やむことになるからな。
「あ、そのっ、……ご、ごめんなさい」
「……魔王最低。
姫様を悲しませるだなんて、鬼畜」
「あらあら。
どうやら本当にお父様の治療が効いたようですね?
あ、いけない、家族の話をすると地が出てしまいます」
三人の女の子たちは、みんな笑顔で俺の方を見て話してくれている。
よかった、どうやら俺は許してもらえたらしい。
正直、俺の態度はひどかったし、謝罪だって傍から見ればたんに床に寝っ転がっただけだ。
きっと俺が許されたのは、この女の子たちがとても優しい心を持っていたからだろう。
あーあ、情けねえったらありゃしねえ。
目が覚めたらぬいぐるみだったから、ちょっと女に邪魔モノ扱いされたから何だっていうんだ。
いちいちくだらねえことで「俺、俺、」って、ガキみたいにふて腐れるのはもう終わりだ。
こいつらに何があったか知らねえが、俺ならなんとかできるだろう。
サクッと片付けて、早く家に帰りよだれを拭いてやらねえといけねえんだ。
あのガキ……リズにもちゃんと話をしないとな。
……にしても、なんであの3人戻って来ねえんだ。
これもレイアたちの計画かなんかなんかね?
チックタクタ、チックタクタと、安物の宿に相応しいおんぼろ時計が調子はずれに時を刻んでいく。
「あいつら、いくらなんでも遅すぎじゃね?」
ぽつりと独り言をつぶやくと、同じ部屋にいるパポがびくり、と動いたが……それだけ。
腹ペコ女とフェイシンの娘はどこかへ行ったし、ピピは話しかけても返事を返さない。
はぁ、とため息をついて部屋の中を見回してみると、マジでなんもない。
普通年頃の娘といったらもっと……こう、楽しんでいるもんじゃないのか?
結局、こいつらは何者なんだろう。
なんでフェイシンの娘がこんなところに……ああ、イライラする。
この間寝て起きてからというもの、状況がこんがらがりっぱなしで、わけが分からねえ。
まず、情報を整理するべきな気がしてきた。
アメリアたちのことは、ちゃんと話合いをするまでは考えても仕方ねえし、俺自身のことなんてもっと考えても意味ねえ、だって情報が足りなすぎる。となるとだ、とりあえず、こいつらが置かれている状況についてだな。
まず、最初に飯をおごった時にこいつらが冒険者と名乗ったのは明らかにウソだ。
ライセンスを首に下げてねえし、冒険者として必要な装備類がこの部屋のどこにも見当たらない、よし、次。
安飯屋で男たちにもらった新聞皮に載っていた事件に、こいつらはやたらと反応していた。
あれは、この国の姫とその守りの要であるヴァルキリーに関するものだった。
実力的には腹ペコ女以外は問題なし、腹ペコ女がお姫様なら戦闘力が低いのもうなずける話だな、よし次。
最後は娼婦の仕事をしているかのように振舞っていたことか、最近イライラしてたせいか、つい適当に相手しちまったが……悪いことしたな、マジで。
目の前で何かの書類に目を賭をしているピピを見た限り、成人してはいるものの、まだ幼さが残っている感じか。
これくらいの女の子が、もしクーデターとやらに巻き込まれて、娼婦に身を落としていたとするなら……俺は、本当に最低だった。
しかし、フェイシンの娘がいるなら、あいつが娼婦なんてさせるわけがない……あいつは知らなかったのか?
いや、あの娘は何かある度に、普通に家族に連絡をとろうとしてた気がする。
それに、実際にフェイシンはここに来た。
妻となった現役娼婦のモリアナ姉といっしょに。
正直なところ、モリアナ姉さんが娼婦になったこと自体にはあんまり驚かない。
だって、村にいる時点であの人は明らかにそういうことがしたそうだった。
だが、フェイシンが娼婦でいるのを許すか?
……ふむぅ、どうやら何か理由がありそうだな。
そういえば、前に探してるって言ってたアレ、どうなったんだろう。
一応俺の方で見つけておいたけ――
「……魔王、何を考えている?
どうせろくでもないことでしょう、教えて」
――お?
てっきり嫌われているかと思ったが……いや、嫌われて当然の立ち振る舞いをしていたのは間違いない。
俺は本当にどうかしてた。
朝、起きたらぬいぐるみになっていたから……ってことにしたいが、そうもいかない。
全部俺自身の不徳が招いたことだ。
しかし、フェイシンの野郎……こんなのいつの間に覚えたんだ?
ピッっと俺の首に刺さっていた針を引き抜いた。
引き抜いた針を目の前に持ってくると、なんか針に彫ってある……「魔律神経の乱れによる情緒不安定の傾向有、未熟者」。
はいはい、まだまだ兄さんにはかないませんよ。
っと、ピピにちゃんと謝らねえとな。
「あ~ピピ、でいいんだよな?」
「……いいえ、違います。
ポポです、言いたいことがあるなら早く言ってください」
あ、ポポか。
くそ、謝るつもりの相手の名前を間違えるなんてせっかくの色男が……いや、ふざけるな。
ちゃんと向き合え、前みたいに、ぬいぐるみじゃなかった頃のように。
「俺の名前はレオナルドだ。
今はちょっとわけがあって、レオと名乗っている」
「……はぁ、それはどうも。
それで、何が聞きたいんですか?
また誰かの弱みでも握る方法でも探しているのなら他をあたって――」
「すまなかった!!!!!!!!」
「――は?」
ポポに向かって土下座……いや、土下寝をした。
決してふざけているわけじゃない、しつけ糸で止められている部分が邪魔で、身体ごと倒れ込まないと、地面に頭を付けるのは無理だったからだ。
何が色男だ、色ボケ男の間違いだろ。
年も俺より下に見える女の子たちに、俺は最低の態度を取ってしまった。
まずはポポだ、帰ってきたら残りの連中にも謝らねえと……へ?
その時、バーンと、けたたましい音をあげてドアが開いた。
「ね、言ったでしょ!?
ネコッタさんは、ぬいぐるみさんは、とってもいい人なんです!!!」
そう言って現れたのは、腹ペコ女。そして後ろにいるのは……
「あらあら、困ったわね。
まさかこんな展開になるだなんて……」
フェイシンの娘か、一体何がどうなってるんだ?
やばい、また頭がこんがらがって……ふぇ!?
「……魔王、一体どういうつもり?
あなたが謝るわけない、どういうカラクリか教えなさい……ひぁん!」
「はい、私の勝ちだから罰ゲームの「背中にアイススライムもどき!」です!
うふふ、やっぱりぬいぐるみさんは謝ってくれました」
うわぁ、背中にアイススライムもどきって、えげつねえことしやがる。
ていうか今、「謝ってくれた」って言ったか? それも、やっぱりって……
「ど、どういうことなんだ?
誰か、説明してほしいんだが……」
俺がそう言うと、三人の女の子たちは口々に事情を説明してくれた。
その話をまとめると、こういうことらしい。
まず、ポポとフェイシンの娘であるオリヴィアは、すぐにここから逃げることを提案したらしい。
だけど、姫様であるレイアが「ぬいぐるみさんに助けてもらいましょう!」と言って、二人がいくら逃げるべきだと提案しても聞く耳を持たなかった。
そこでオリヴィアは、レイアにある提案をした。
俺がフェイシンのやつに「精神を整える針」を打ち込まれていることを教えられていたオリヴィアは、「最初に謝罪したら、レイアの言う通りにする。またふざけるようなことがあれば、すぐにここを出て、父であるフェイシンに助けを求める」という、賭けを持ち出したようだ。
あとは、絶対に俺が謝ると信じたレイアと、謝るわけがないと思ったポポがその賭けに乗り、俺とポポを二人きりにして、残りの二人はドアの隙間から中の様子を伺っていた……つまり、こういうことのようだ。
「……魔王は邪悪。
まともなフリもお手の物のはず……わわっ」
「あ、悪い。
背中が冷たいだろうと思って暖めてやろうと思ったんだが……嫌だったか?」
「……魔王は天界から追放された天使という説もある。
この温かさは至福。もっとくっついていい」
俺は自分の身体の魔力を操作して、即席のカイロンになってくっつくと、ポポは嬉しそうにしている。
やっぱり寒かったのか、こういうのは大人になってからだと本当に死にそうになるから危ないんだよな。
「あらあら。
今のとんでもない魔力神経の動きで、カイロンを再現するだなんて。
いったいどういうつもりなのかしら?」
「別に、寒いと思っただけだぞ?
それよりレイア、こういうのは身体によくないから、もうしないようにな?」
オリヴィアに返事をしながら、それとなくレイアにくぎを刺しておく。
こういうただの遊びでも、事故とか起きると一生悔やむことになるからな。
「あ、そのっ、……ご、ごめんなさい」
「……魔王最低。
姫様を悲しませるだなんて、鬼畜」
「あらあら。
どうやら本当にお父様の治療が効いたようですね?
あ、いけない、家族の話をすると地が出てしまいます」
三人の女の子たちは、みんな笑顔で俺の方を見て話してくれている。
よかった、どうやら俺は許してもらえたらしい。
正直、俺の態度はひどかったし、謝罪だって傍から見ればたんに床に寝っ転がっただけだ。
きっと俺が許されたのは、この女の子たちがとても優しい心を持っていたからだろう。
あーあ、情けねえったらありゃしねえ。
目が覚めたらぬいぐるみだったから、ちょっと女に邪魔モノ扱いされたから何だっていうんだ。
いちいちくだらねえことで「俺、俺、」って、ガキみたいにふて腐れるのはもう終わりだ。
こいつらに何があったか知らねえが、俺ならなんとかできるだろう。
サクッと片付けて、早く家に帰りよだれを拭いてやらねえといけねえんだ。
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