暇人の、暇人による、暇人のための小説

宇宙編

宇宙は何GBか(始まれない)

　宇宙は何GBかという面倒ごとを考える前に、まずデータ量について考えてみよう。
　ギガバイトという単位は、最小単位をビット(b)とする、データ容量を表す単位である。
　ググれ！！と投げるのも申し訳ないので軽く触れておく。とはいえよく知られた話なので、知っている方も知らない方もぜひ読み飛ばして欲しい。なぜならとてもあやふやなまま説明しようとしているからである。全くもって不勉強。
　1ビットが表せる情報は0と1のわずか2通りである。たとえばスイッチのON/OFF、たとえば存在する/しないくらいしか表せない。2ビットになると、ちょっと広がる。0と1を表せるボタンが2個になる。具体的には、00、01、10、11の4通りの情報が表せる。もう少しだけいこう。3ビットになると、8通り。000、001、010、011、100、101、110、111。飽きたのでまとめよう。〇ビットが表せる情報というのは、2の〇乗通りである。
　8ビットをひとまとまりとして、1バイト(B)と呼ぶ。この1024倍が1キロバイト(KB)、さらに1024倍して1メガバイト(MB)、さらにさらに1024倍して1ギガバイト(GB)である。1GBというのは、0と1を2の33乗通り組み合わせたデータということが分かる。数が分かりにくい？だいたい86億くらいである。スマホやパソコンはとんでもない量のデータを所持し、食っていることがよくわかる。筆者はもうすぐ通信制限がきそうだ。と、ここまで書いて思う。86億種の0と1の組み合わせをもってして、1週間で1GB使っている私のスマホは一体何をしているのか。
　例えば、文字データを考える。
　コンピュータ上で文字を扱う時、ASCIIと呼ばれるコードが存在する。その中でAという文字は、01000001と変換される。Aという文字一つをとっても1Bのパターンをとらなければならないわけだ。アルファベットが隙間なく1024文字並べば、そのデータは1KBに相当する。
　日本語ならどうか。と、例を挙げたいのだが、なんとひらがな1文字に16桁必要になってしまう。さすがに面倒なので割愛する。
　では、色はどうか。現在主流となっているのは、光の三原色をそれぞれ1Bのデータとし、それを組み合わせることで色を表すものである。これに画素数を組み合わせ…いや、流石に私の勉強では全く追い付かなくなってしまった。
　飽きたので完結することにした。おしまい。