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83 防寒着を選ぼう
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「大変ご迷惑をおかけいたしました‥‥‥」
あめりかん二号店事務所のソファーから起き上がり、ねこさんは深々と頭を下げた。
「もう大丈夫ですか?」
ジョー店長は苦笑しながら体調を気遣う。
「ひゃい‥‥‥大丈夫です‥‥‥」
消え入りそうな声が、切なさを加速させる。
「あのう、これは買取させていただきます‥‥‥のね」
びちゃびちゃだった銀色の憎いヤツは、洗濯されて机の上にたたまれていた。
「いえいえ、お近づきのしるしという事で、差し上げますよ!」
「え? でもそれじゃあ‥‥‥」
にっこりと微笑む店長の顔が、ぼんやりと滲んでいく。
「ん~、じゃあ、ちゃんとした防寒着も買って下さいよ!」
「わ、わかったのね」
差し出されたサウナスーツを受け取り、二人で売り場へと戻った。
「ねこさんのフットワークを考えると、鎧とかよりはこういった物の方がいいと思いますよ」
「そうなのね、重いと疲れちゃうし、金属製のはちべたくて苦手なのねー」
結局、ジョー店長と話し合って選んだのは、ごく普通のもふもふとした毛におおわれた防寒着上下に厚手の手袋、防寒長靴だった。
「おお、なかなか似合ってますよ!」
「あ、ありがとなのね!」
着ぶくれしたもこもこが、満面の笑みを浮かべていた。
あめりかん二号店事務所のソファーから起き上がり、ねこさんは深々と頭を下げた。
「もう大丈夫ですか?」
ジョー店長は苦笑しながら体調を気遣う。
「ひゃい‥‥‥大丈夫です‥‥‥」
消え入りそうな声が、切なさを加速させる。
「あのう、これは買取させていただきます‥‥‥のね」
びちゃびちゃだった銀色の憎いヤツは、洗濯されて机の上にたたまれていた。
「いえいえ、お近づきのしるしという事で、差し上げますよ!」
「え? でもそれじゃあ‥‥‥」
にっこりと微笑む店長の顔が、ぼんやりと滲んでいく。
「ん~、じゃあ、ちゃんとした防寒着も買って下さいよ!」
「わ、わかったのね」
差し出されたサウナスーツを受け取り、二人で売り場へと戻った。
「ねこさんのフットワークを考えると、鎧とかよりはこういった物の方がいいと思いますよ」
「そうなのね、重いと疲れちゃうし、金属製のはちべたくて苦手なのねー」
結局、ジョー店長と話し合って選んだのは、ごく普通のもふもふとした毛におおわれた防寒着上下に厚手の手袋、防寒長靴だった。
「おお、なかなか似合ってますよ!」
「あ、ありがとなのね!」
着ぶくれしたもこもこが、満面の笑みを浮かべていた。
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