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84 商魂! アメショーファミリー
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防寒着を揃えてあめりかん二号店を出ると、ちょうどお昼を告げる鐘が鳴った。
「け、結構気絶してたのね‥‥‥」
『そうだぞ、ご主人。はじめての街だからって浮かれすぎだ』
「くっ‥‥‥なのねー」
相棒にたしなめられたねこさんは、ぐうの音も出なかった。
「と、とりあえず拠点にする宿屋を探すのねー」
だがすぐに切り替えると、きょろきょろと辺りを窺う。
「お、宿屋発見!」
なんと、偶然にもあめりかん二号店のすぐ隣が宿屋だった!
「えーと、一泊二食付きで三千五百えん‥‥‥安いのね!」
表に出ている看板を見て、ねこさんは歓喜のステップを刻む。
『いや、まだ泊まれるかわからないだろう?』
冷静に水を差すネコサン、ごもっともである。
「そ、そうなのねー。早く確認するのねー」
こじゃれたドアをそっと開けて中を見る。
「いらっしゃいませー! 宿屋あめりかんへようこそ!」
快活な声が、ねこさんを出迎えた。
「ん? あめりかん?」
一瞬小首を傾げたが、小さい事は気にしないねこさんは、すぐに確認を開始した。
「あ、あのう、今日から長期宿泊できますか、なのねー?」
「はい、大丈夫ですよ!」
ゆっくりとカウンターへ向かいながら確認完了。
「では、こちらに諸々ご記入ください!」
す、と宿泊者名簿とボールペンが置かれた。
「はーい」
元気に右手を挙げ、さらさらと記入していく。
「あれ? ねこさん‥‥‥?」
書き上がった名簿を見て、アメリカンショートヘアの女将さんが疑問符を浮かべた。
「な、なんでしょうか、女将さん?」
「えー、わたしまだ若いんですから、女将さんなんてやめて下さいよー」
ばしんばしん! とお客さんを叩く女将さん。
「い、痛いのねー!?」
「ああっ!? すす、すいませんでした」
彼女はカウンターに額をぶつけながら謝罪した。が、すぐにがばっ! と頭を上げる。
「ときに、あなたは、かりかりタウンのねこさんですか?」
「そ、そうなのねー」
本日二度目の確認に、ねこさんは眉根を寄せる。
「やっぱり! お兄ちゃんがお世話になってます! わたしはアメショーの妹のアメリアです!」
(なんですとー!)
ねこさんは飛び上がりそうなくらい驚愕していた。
(アメショーファミリー、結構手広く商売してるのね‥‥‥)
そして、ちょっぴり下世話な思考が脳裏をよぎったのだった‥‥‥。
「け、結構気絶してたのね‥‥‥」
『そうだぞ、ご主人。はじめての街だからって浮かれすぎだ』
「くっ‥‥‥なのねー」
相棒にたしなめられたねこさんは、ぐうの音も出なかった。
「と、とりあえず拠点にする宿屋を探すのねー」
だがすぐに切り替えると、きょろきょろと辺りを窺う。
「お、宿屋発見!」
なんと、偶然にもあめりかん二号店のすぐ隣が宿屋だった!
「えーと、一泊二食付きで三千五百えん‥‥‥安いのね!」
表に出ている看板を見て、ねこさんは歓喜のステップを刻む。
『いや、まだ泊まれるかわからないだろう?』
冷静に水を差すネコサン、ごもっともである。
「そ、そうなのねー。早く確認するのねー」
こじゃれたドアをそっと開けて中を見る。
「いらっしゃいませー! 宿屋あめりかんへようこそ!」
快活な声が、ねこさんを出迎えた。
「ん? あめりかん?」
一瞬小首を傾げたが、小さい事は気にしないねこさんは、すぐに確認を開始した。
「あ、あのう、今日から長期宿泊できますか、なのねー?」
「はい、大丈夫ですよ!」
ゆっくりとカウンターへ向かいながら確認完了。
「では、こちらに諸々ご記入ください!」
す、と宿泊者名簿とボールペンが置かれた。
「はーい」
元気に右手を挙げ、さらさらと記入していく。
「あれ? ねこさん‥‥‥?」
書き上がった名簿を見て、アメリカンショートヘアの女将さんが疑問符を浮かべた。
「な、なんでしょうか、女将さん?」
「えー、わたしまだ若いんですから、女将さんなんてやめて下さいよー」
ばしんばしん! とお客さんを叩く女将さん。
「い、痛いのねー!?」
「ああっ!? すす、すいませんでした」
彼女はカウンターに額をぶつけながら謝罪した。が、すぐにがばっ! と頭を上げる。
「ときに、あなたは、かりかりタウンのねこさんですか?」
「そ、そうなのねー」
本日二度目の確認に、ねこさんは眉根を寄せる。
「やっぱり! お兄ちゃんがお世話になってます! わたしはアメショーの妹のアメリアです!」
(なんですとー!)
ねこさんは飛び上がりそうなくらい驚愕していた。
(アメショーファミリー、結構手広く商売してるのね‥‥‥)
そして、ちょっぴり下世話な思考が脳裏をよぎったのだった‥‥‥。
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