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124 リースさんはお見通し
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「ま、待ってくれ、ねこさん。それに、い、今の声は‥‥‥クリスタルオーブの‥‥‥?」
「なのねー」
ねこさんの同意に、ギルマスの驚愕が止まらない。
「え? ええっ? これが、意思を持つ魔道具ってやつなんですか!?」
みけ美は持ち前の好奇心を前面に出してオーブに顔を近づけていた。
(あら、かわいらしいお嬢さんね!)
「っ!? ぎぎ、ギルマス? ほほ、褒められちゃいましたあ!!」
思いがけない言葉に、彼女はぴょこぴょこと飛び跳ねる。
「あ、ああ」
だが、ギルマスは浮かない表情だ。
「クリスタルオーブさん」
(リースでいいわよ)
「じゃ、じゃあリースさん。どうしてねこさん以外に魔法を分けてくれないんだい?」
(それはね‥‥‥)
ギルマスの喉が、ごくりと鳴った。
(あなたみたいな考え方には、賛同できないからよ)
「そ、それはどういう意味だ‥‥‥」
(ギルマスさん、あなたは私を使ってお金儲けしようとしてるわね?)
「‥‥‥」
どうしてわかった? そう顔が言っていた。
「えー、ギルマスさん、そんなこと考えていたのねー?」
(ねこさんだって、不労所得を狙っているでしょう?)
「あ‥‥‥お見通し、なのねー」
(私に隠し事は無理よ。考えている事全部が流れ込んでくるんだから)
静かな口調とは裏腹に、そこにいる面々の肝を冷やす言葉だった。
(いい機会だから言っておくわ。魔法を使うに値しないような連中が、それを手に入れたらこの世界は終わる。それくらい私の授ける魔法は危ないのよ。それをお金儲けに利用するとか‥‥‥狂気の沙汰だわ)
いつの間にか正座していたねこさんたちが、一斉に床に額をこすりつけた。
「すまなかった。私の考えが甘かったようだ」
「そうですね、以後気をつけます」
「ごめんなしゃい、なのねー」
見事な土下座が三つ。それを見て、リースは満足そうだった。
(ま、あなたたちが魔法を使うにふさわしいと判断した場合は、授けてあげるかもしれないけどね)
だが、ギルドの二人は恐縮しきって首をぶんぶんと横に振る。
「ねこさんはリースさんにもっと認めてもらえるように、がんばるのね!」
(ふふふ)
その宣言に、リースはやさしく微笑んだ。
「なのねー」
ねこさんの同意に、ギルマスの驚愕が止まらない。
「え? ええっ? これが、意思を持つ魔道具ってやつなんですか!?」
みけ美は持ち前の好奇心を前面に出してオーブに顔を近づけていた。
(あら、かわいらしいお嬢さんね!)
「っ!? ぎぎ、ギルマス? ほほ、褒められちゃいましたあ!!」
思いがけない言葉に、彼女はぴょこぴょこと飛び跳ねる。
「あ、ああ」
だが、ギルマスは浮かない表情だ。
「クリスタルオーブさん」
(リースでいいわよ)
「じゃ、じゃあリースさん。どうしてねこさん以外に魔法を分けてくれないんだい?」
(それはね‥‥‥)
ギルマスの喉が、ごくりと鳴った。
(あなたみたいな考え方には、賛同できないからよ)
「そ、それはどういう意味だ‥‥‥」
(ギルマスさん、あなたは私を使ってお金儲けしようとしてるわね?)
「‥‥‥」
どうしてわかった? そう顔が言っていた。
「えー、ギルマスさん、そんなこと考えていたのねー?」
(ねこさんだって、不労所得を狙っているでしょう?)
「あ‥‥‥お見通し、なのねー」
(私に隠し事は無理よ。考えている事全部が流れ込んでくるんだから)
静かな口調とは裏腹に、そこにいる面々の肝を冷やす言葉だった。
(いい機会だから言っておくわ。魔法を使うに値しないような連中が、それを手に入れたらこの世界は終わる。それくらい私の授ける魔法は危ないのよ。それをお金儲けに利用するとか‥‥‥狂気の沙汰だわ)
いつの間にか正座していたねこさんたちが、一斉に床に額をこすりつけた。
「すまなかった。私の考えが甘かったようだ」
「そうですね、以後気をつけます」
「ごめんなしゃい、なのねー」
見事な土下座が三つ。それを見て、リースは満足そうだった。
(ま、あなたたちが魔法を使うにふさわしいと判断した場合は、授けてあげるかもしれないけどね)
だが、ギルドの二人は恐縮しきって首をぶんぶんと横に振る。
「ねこさんはリースさんにもっと認めてもらえるように、がんばるのね!」
(ふふふ)
その宣言に、リースはやさしく微笑んだ。
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