ねこさんは、トレジャーハンター!?

豆井悠

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200 匠、発見!?

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 その村は、深い森の中あった。

 大きな広葉樹たちが四方を囲み、まるで俗世から隔離されているような、そんな小さな村……その名を【にゃんどら】と言った。


「ほえー、こんな所がこの世界にもあったのねー……」

 古いがどこか神秘的な家屋がまばらに建っている村内をぐるりと見まわすと、ねこさんはため息を漏らした。

『にゃんどらは、この世界が創生された当初からある村だ。今は……ん? ワタシは何故それを知っているんだ?』

 ネコサンが不意に固まり、首を捻る。

「ぬしたち……こんな寂れた村に、何用じゃ?」

 そこへ、年老いた茶トラが近づいてきた。

「お? こんにちはー! ねこさんたちは、地竜使いの笛を探しに来ました!」

 警戒心ゼロのねこさんが、大きな声であいさつし、目的をバラした!

『ちょ、ご主人? 少しは──』

「ほお、そうかい! まだあれを欲しがる御仁がいたとは!!」

 ネコサンの心配をよそに、老猫はうれしそうに目を細めていた。

「おじいさん、知ってるのねー?」

「知っているも何も、ワシはその笛を作る職人じゃよ」

「おお!」

 少し得意げに胸を張る匠に、ねこさんがぱちぱちと拍手した。

「立ち話もなんじゃし、ワシの家に来るがええ」

「わかったのね!」

『だからご主人……って、もう、待ってえ!?』

 お小言を言おうとした時には、既にうっきうきで離れていくねこさんだった。
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