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207 闇からの帰還
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ねこさんは、頭に乗せたネコサンのライトの明かりを頼りに走っていた。
『まずいぞ、追いつかれる』
潜竜木を手にした途端、今まで見られなかったモンスターたちが、一斉にどこからか湧き出し、襲いかかってきたのだ。
「こっちが、素人では潜竜木を手に入れられない本当の理由……なのねっ!?」
後方から放たれた火球を、その殺気だけを頼りにかわしながら、ねこさんは納得していた。
『ダンジョン全体がトラップハウスだったとは……ここのダンジョンキーパーも、底意地が悪いな……邪魔だ!』
不意に前方に現れたフレイムリザードが、ネコサンの口から放たれた砲弾によって跡形もなく吹っ飛ばされた。
「とにかく早くここを出るに限るのねー」
『同感だ』
ねこさんの走るスピードが、さらに加速していった。
────────────
数多のモンスターを屠りながら疾走し、ようやく出口が見えてきた所で……。
「お? やばそうな大群が、出口付近を固めているのね」
『たぶん、キーアイテムに引き寄せられているんだろうな』
潜竜木を手放せば、恐らくこいつらはダンジョンの闇の中へと消えていくのだろう。
だが、ダンジョンのプロ……トレジャーハンターとして、その選択肢はなかった。
「障害は……吹っ飛ばすだけなのね!」
だ、だん! と足を止めると、ねこさんが両手を前に突き出した。
「ねこ魔法……猫たちの大行進!」
無数の魔法陣が、瞬時に地面を覆う。
「「「「んなー」」」」
そこから現れた異世界の猫たちが、いつにもまして好戦的なように見えた。
「では皆さん……お願いなのねー!」
その号令が発せられた途端、ねこさんを神輿の如く担ぎ上げた猫たちが、爆走を始めた!
ずどどどどー……ご、がん、げん、ごがん、めぎゃ、ぐわん……ごいーん!
モンスターたちが不憫に思えるほどの、蹂躙ぷりだった……。
そして、そのままダンジョンを難なく脱出し、猫上から振り返る。
すっかり静まりかえったその闇からは、もう何も追ってきてはいなかった。
『まずいぞ、追いつかれる』
潜竜木を手にした途端、今まで見られなかったモンスターたちが、一斉にどこからか湧き出し、襲いかかってきたのだ。
「こっちが、素人では潜竜木を手に入れられない本当の理由……なのねっ!?」
後方から放たれた火球を、その殺気だけを頼りにかわしながら、ねこさんは納得していた。
『ダンジョン全体がトラップハウスだったとは……ここのダンジョンキーパーも、底意地が悪いな……邪魔だ!』
不意に前方に現れたフレイムリザードが、ネコサンの口から放たれた砲弾によって跡形もなく吹っ飛ばされた。
「とにかく早くここを出るに限るのねー」
『同感だ』
ねこさんの走るスピードが、さらに加速していった。
────────────
数多のモンスターを屠りながら疾走し、ようやく出口が見えてきた所で……。
「お? やばそうな大群が、出口付近を固めているのね」
『たぶん、キーアイテムに引き寄せられているんだろうな』
潜竜木を手放せば、恐らくこいつらはダンジョンの闇の中へと消えていくのだろう。
だが、ダンジョンのプロ……トレジャーハンターとして、その選択肢はなかった。
「障害は……吹っ飛ばすだけなのね!」
だ、だん! と足を止めると、ねこさんが両手を前に突き出した。
「ねこ魔法……猫たちの大行進!」
無数の魔法陣が、瞬時に地面を覆う。
「「「「んなー」」」」
そこから現れた異世界の猫たちが、いつにもまして好戦的なように見えた。
「では皆さん……お願いなのねー!」
その号令が発せられた途端、ねこさんを神輿の如く担ぎ上げた猫たちが、爆走を始めた!
ずどどどどー……ご、がん、げん、ごがん、めぎゃ、ぐわん……ごいーん!
モンスターたちが不憫に思えるほどの、蹂躙ぷりだった……。
そして、そのままダンジョンを難なく脱出し、猫上から振り返る。
すっかり静まりかえったその闇からは、もう何も追ってきてはいなかった。
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