夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

文字の大きさ
127 / 784
2024年2月

2月19日

しおりを挟む
長男を送ったあと、佐々木君にヨシオ君は変わりなく過ごしているのかと聞くと土曜日に家財道具を処分して日曜日の午前中に部屋を引き払ったらしい。
金曜日に寄り道して藤木さんの家に明日部屋を片付けると言いに行くと、休みだからと手伝ってくれたと喜んでいた。
ただ、片付けている時にゴミ袋を外に出そうとドアを開けると、知らない人がヨシオ君の部屋の前に立っていたそうだ。
慌てて閉めて、藤木さんに助けを求め確認しようとすると、すでにいなくなっていたということがあったらしい。
ヨシオ君の会社の人かも分からないらしく怖かったと話していた。

工房で、依頼された採光用のガラスが割れた戸を修理していると、11時頃に長女の学校から電話があった。
長女がクラスメイトと喧嘩をして相手を突き飛ばして、相手は手首の捻挫だと思われるので学校に来て欲しいと言われた。
慌てて学校に行くと、相手の母親がすでに来ていた。
校長室に通され話を聞くと、相手の男の子が長女のスカートをめくったので、長女が怒って突き飛ばしたと説明された。
相手が100%悪いのではないかと思ったが、先方はかなり怒っていた。
こちらは被害者なので謝る気はないと言うと、益々ヒートアップしどんな躾をしているんだなどと怒鳴りだした。
それはこちらの台詞だと、冷静に返答したところで先生に止められた。
お子さんの話も聞きましょうと、子供たちを連れてきた。
長女は怒られると思ったのか、目が合うと泣き出したので、怖かったなと声をかけると抱きつきながら泣いていた。
相手は長女より小柄で意地の悪そうな顔をしていて、長女が泣いているのをみてニヤニヤと笑っていた。
男の子の名前はタニユウヤと言うらしい。
相手の母親は訴えると言い出したので、大学の先輩の顔を思い浮かべながら、どうぞと答えた。
相手は「ふざけただけなのに本気にして怒って押してきたから転んだ」と言う証言がとれた。
長女からは「前から何回もやってきてて、やめてって言ってたのにまたやられたから押した」と説明された。
先生には相談していなかったのかと聞くと、「ずっと言ったけど、ちゃんと怒らないからやめなかった」と言っていた。
ずっとはいつからかと聞くと去年の夏ごろからとのこだった。
俺と校長の目線が担任に向けられると、「それほど嫌だと思わなくて」とゴニョゴニョ話していた。
結局はこちらの事情だったが冬休み明けに元気が無かったときにも思い当たらなかったのかと聞くと、
「最近は凪ちゃんからも言われなくなったので解決したのかと思って」とのことだった。
とりあえず今日は、タニ君も病院に行き怪我を診てもらい、担任にも確認するのでと家に帰るよう言われたので戻ってきた。
家に帰ると妻に泣きついていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...