夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年12月

12月31日

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午前中には家を出たいとのことだったので、少し早いかと思ったが8時に倉林に電話をかけた。
農家は朝早くから仕事をしていると思い着信を残すつもりでかけたが、意外なことにすぐに出て時間があるとのことだった。
何日か前までは忙しかったが今は一段落ついたそうだ。
みかんの収穫はハサミで刈り取る作業が大変でコツを掴んで最初は義両親よりも早く収穫できていたが最後の方は指が動かなくなってしまったそうだ。
それでも俺に送ってくれた分は自分で収穫したと誇らしげにしていた。
農地は広いそうでパートのお姉様方が頼りだと話していた。
奥さんのおばさんの話では、昔はもっとパートに来てくれる人がいたが最近では正社員として働く女性が増えたので人員を確保するのにも苦労しているそうだ。
そんなことは考えたこともなかったが、よく考えるとそうだ。
季節労働者だけでは生活できない人も多いだろうし。
ご祝儀は現金だと奥さんと権利が半分になるかもしれないので、結婚のお祝いを送るがなにか欲しいものがあるかと聞くと生ハムの原木と返ってきた。
疲れた体にビールと一緒にと話していた。
小さいものでいいとのことだったので、他の人と連名で大きいサイズにすることも出来ると言ったが他の人には結婚したことは内緒だそうだ。
「前に祝ってもらってあんなことになった。」と言いにくそうにしていたので何かあったのかと思い詳しく聞くと、今回の結婚は2度目の結婚だそうだ。
結婚していた気がしていたのは気の所為じゃなかったと思いホッとした反面何があったのか気になった。
前の結婚は別れようとしていた彼女とのデキ婚だったそうだ。
乗り気ではなかったが子供のことを考えると結婚したほうがいいと思い結婚したが、明らかに自分の子供ではなかったそうだ。
「まぁ、外国人。」と明るく話していたが、きっとショックもあっただろう。
妊娠が分かったのはちょうどアイツが亡くなってすぐの頃だったので、俺には言わずにとみんなで気を使っていたが、そのまま離婚になったそうだ。
それほど親しくないと思われていたから伝えなかったのかと思ったと言うと、「違うから。」と笑っていた。
前の奥さんと会社で知り合って結婚したこともあり、色々しんどくなって遠くに行くことにしたそうだ。
奥さんの家族は農家を継いでくれるとは思わなかったので歓迎しているそうだ。
倉林との結婚の話が出たときも将来は廃業すると話していたそうだ。
「渡りに舟ってほんとにあったな~。」と幸せそうに話していたので、丸く収まって良かった。
こういう事情ならば他の人にも話して大丈夫nのではないかと聞くと、またすぐにとなると気まずいので、1年位寝かすんだそう。
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