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〜episode19〜
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私はゆきに連れて行かれる葵をその場で見つめることしかできなかった。
私も走って行って葵を連れて行かないで、と引き止めることはできた。
たが、足が動かなかった。
そこでゆきや葵に「なんで?」と聞かれてしまえば私のしてきたことが全て無駄になってしまうような気がしたからだ。
ましてやそうなった時に「葵が好きだから」と言ってしまえば二人共と今のままの関係ではいられない。
そんなのは嫌だ。
ゆきとはそうなったとしても、葵との関係が崩れるくらいなら私は今の、幼馴染としてずっと近くにいた方がいい。
「はぁ…」
私は自分でも自然だなと思うため息が出ていた。
「ため息なんてついてどうしたの?幸せ、逃げちゃうよ?」
微笑みながらそう言ってきたのはかずだ。
いつも葵とのことで悩んでると心配してくれるんだよね。
こーゆー面が皆から王子って呼ばれる由来なんだろうけど。
「うーん…。少し悩み事、かな」
「僕で良ければ何でも聞くよ?」
「うん、ありがとう。もうちょっと自分の中で整理できたら相談してもいい?」
「もちろん!ヒナに頼られて僕は嬉しいよ」
また、王子様スマイルでこっちを見てくる。
これ普通の女子からしたらとっくに恋に落ちてるんだろうなー、とか思いながらとりあえず
「ありがとう!」
と言って微笑み返しておいた。
そのあと、近くに小さなクレープ屋さんがあったので、私とかずはクレープを食べながら二人のことを待ってよう、ということになった。
「ヒナはどれにする?」
「どれにしよう…。チョコソースがかかったバナナのも美味しそうだし、キャラメルソースがかかったいちごのも美味しそう!」
「それじゃあ僕がバナナの方にするから、ヒナがいちごのにしよ?そして後で半分こしよっか」
「賛成!ありがとう、かず!」
レジで会計を済まそうとしたら、かずが全部払ってくれた。
「え、かず、お金!」
「これくらい大丈夫だよ。女の子に支払わせるわけにはいかないしね」
この時、いつかの葵と重なる。
葵はこーゆーことになっても絶対
「あとでヒナの分の代金もらうかんな!」
と言ってきてたっけ…。
一人で思い出し笑いをしてしまう。
「ヒナ?どうかした?」
「ううん、なんでもないよ」
「そっか。はい、クレープ」
「ありがとう!向こうのベンチに座って食べよ!」
「うん」
その時の私はクレープが食べれる、というので上機嫌だった。
私も走って行って葵を連れて行かないで、と引き止めることはできた。
たが、足が動かなかった。
そこでゆきや葵に「なんで?」と聞かれてしまえば私のしてきたことが全て無駄になってしまうような気がしたからだ。
ましてやそうなった時に「葵が好きだから」と言ってしまえば二人共と今のままの関係ではいられない。
そんなのは嫌だ。
ゆきとはそうなったとしても、葵との関係が崩れるくらいなら私は今の、幼馴染としてずっと近くにいた方がいい。
「はぁ…」
私は自分でも自然だなと思うため息が出ていた。
「ため息なんてついてどうしたの?幸せ、逃げちゃうよ?」
微笑みながらそう言ってきたのはかずだ。
いつも葵とのことで悩んでると心配してくれるんだよね。
こーゆー面が皆から王子って呼ばれる由来なんだろうけど。
「うーん…。少し悩み事、かな」
「僕で良ければ何でも聞くよ?」
「うん、ありがとう。もうちょっと自分の中で整理できたら相談してもいい?」
「もちろん!ヒナに頼られて僕は嬉しいよ」
また、王子様スマイルでこっちを見てくる。
これ普通の女子からしたらとっくに恋に落ちてるんだろうなー、とか思いながらとりあえず
「ありがとう!」
と言って微笑み返しておいた。
そのあと、近くに小さなクレープ屋さんがあったので、私とかずはクレープを食べながら二人のことを待ってよう、ということになった。
「ヒナはどれにする?」
「どれにしよう…。チョコソースがかかったバナナのも美味しそうだし、キャラメルソースがかかったいちごのも美味しそう!」
「それじゃあ僕がバナナの方にするから、ヒナがいちごのにしよ?そして後で半分こしよっか」
「賛成!ありがとう、かず!」
レジで会計を済まそうとしたら、かずが全部払ってくれた。
「え、かず、お金!」
「これくらい大丈夫だよ。女の子に支払わせるわけにはいかないしね」
この時、いつかの葵と重なる。
葵はこーゆーことになっても絶対
「あとでヒナの分の代金もらうかんな!」
と言ってきてたっけ…。
一人で思い出し笑いをしてしまう。
「ヒナ?どうかした?」
「ううん、なんでもないよ」
「そっか。はい、クレープ」
「ありがとう!向こうのベンチに座って食べよ!」
「うん」
その時の私はクレープが食べれる、というので上機嫌だった。
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