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しおりを挟む聞きたくない、聞きたいと葛藤していたら、俺の腹が腹減った~と盛大な音を奏でた
「話しの前に先ずはご飯かな」
クスクス笑うセドを睨み服を所望する
「服寄越せよ」
いい加減裸族を卒業したい
手渡されたシャツを着た
袖から手が出ない
裾が長くワンピースみたいになった
大きい……セドのシャツ、彼シャツ状態
そして下半身は裸族のまま
ノーパンだ
「下は?」
「いるの?」
婚約者は俺を変態にしたいらしい
「いるわ」
何故いらないと思った
「じゃあこれをどうぞ」
紐付いた三角布を渡された
…………紐パンじゃねーか、それも俺の俺が辛うじて隠れる布面積、無いよりまし?
なわけない!
紐パンを床に叩き付けた
「他を要求する。後ズボン」
手を出せば、紐付きの貝を渡された
いやいやないから、ねえズボンは?
「布が多いのでがいい、ズボン欲しい」
スケスケの腰巻を渡された
やはりズボンはくれない
「ズボンが欲しい」
大事なところに穴が空いてるショートパンツを渡された
「他ないの?」
「ない。どれを履く。履かなくてもいいよ」
黒い笑みのセド
ここでどれも嫌だと断われば、ノーパンまっしぐら
「三角で……」
他に選択件はないようだ
俺は床から紐パンを拾い装着したのだ
そして俺は半裸族へとなった
部屋にはいつの間にか2人分の食事が運ばれていた
但し椅子は一脚しかない
おい!
「ローレンおいで。勿論座るよね」
ポンポン自分の膝を叩くセドの圧が凄い
渋々俺はセドの膝の上に座る
セドが譲らなかったからだ
そしてセドもシャツ1枚、自分シャツだよな
なんで?
お前の家だよね?
いっぱいあるでしょ
「ローレンを直に感じるために不要な布はいらない」
うん、そうか、キモイな、履けよ、俺にズボンよこせ
せめて普通のパンツが欲しい
セドはノーパンではない
自分はちゃっかり普通の布面積のパンツ履いてる
「俺もそのパンツがいいな」
上目遣いで可愛くおねだりしてみた
パンツをおねだりって変態みたいでいやだけど
「フフッ私の履いてるのが欲しいのか?ローレンにならあげるよ」
いらんわボケ
俺は変態じゃない
本気で脱ごうとするセドを必死に止めた
「遠慮する。俺は誰の手垢も付いてないパンツが欲しい」
「そう。私ならローレンが履いたパンツなら胸ポケットに忍ばせて置きたいけど」
「黙ろうか。変態、いいから寄越せよやパンツ」
「やはり私の使用済みパンツが欲しいのだな。ローレンのエッチ」
「全然いらない。欲しくない」
「そうだね。じぁこのままでいいよね」
あれ?誤魔化された
もういいや……取り敢えず食べよう
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