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忘れものにはご注意を2
しおりを挟む良薬ではなく妙薬だったのかもしれない
さてご褒美とか言ってる変態をどう調理するか……
変態菌の処理方で高温はまだ試してなかった
火炙り……イヤイヤ家事になっては大変だ
大概の菌は100℃以上で滅菌出来る
さあお湯の温度を上げよう
アメリアはルビィナにガスバーナを所望する
「上から温めるわ。火の湯船にしたら逃げれないし」
「流石お嬢様。良い考えかと思われます」
まだまだ温度は上がらない
「ちょっと位油入れてもいいかしら?」
ちまちま進めるのは仕様に合わない
「ちょっとでいいんですか?」
ルビィナもじわじわよりサックリが良いらしい
「アメリアの唾液が飲みたい」
変態が何か言ってる
「そこらの中年男性の油を採取してきて」
「お嬢様それでは燃えませんが効果的ですね。靴下もいりますか?」
「スパイスにいいわね」
「ハンスのならちょうど良く熟成されて良いかと」
ハンスは御者と護衛を兼ねた40代の筋肉ムキムキで油の乗りも素晴らしい
「アメリアの脱ぎ立ての靴下が食べたい」
変態語はちょっと理解出来ない
ルビィナが動いた
「脱がせてきますハンスを」
『奥さんにあの事を言われたくなければ』を合言葉にハンスに攻め入れば無抵抗で脱がせられる
魔法の言葉
程良い感じに熱湯風呂が出来上がる
変態はちょっピリ赤いがまだまだいけそうだ
しっかり茹でないと
半生はちょっと
靴下が来るまでにもう少し時間がかかる
変態はしぶとくていけないのでもっと温度を上げてみよう
ガスバーナーの二刀流
温度が上がるよどこまでも
熱々グツグツ気合でモットもっと
泡がボコボコに変わればリアル釜茹地獄が誕生さ
そこにルビィナがトングで挟んで靴下を持ってきた
ガスマスクも持ってきた
「今日も人一人位殺せる臭ささです」
ここで隠し味にハンスの熟成靴下を入れれば完成だ
ガスマスクをして片方の靴下をポイッ
煮立った湯はハンスの靴下を溶かしてしまう
熱さは臭いを何倍にも強める
変態が湯船で藻掻いてる
出ないようにもう片方をお湯の面ギリギリで周りをグールグル
中年男の出汁の本領発揮
地獄煮が効いている
中も悪臭
上もうっかり出たら靴下が顔にペタリ
運が悪けりゃ靴下と接吻だ
中年の力は絶大
小娘の物ではこうはいかない
「流石ハンス」
変態浮いてくーるぅ
茹で上がりまーしたぁ
変態菌残滅だ
ハンスの給料に協力金を上乗せしたら奥さんニッコリハンスの心は傷心の旅にでました
日帰りで帰って来てね明日学校があるから
些細なことには構ってられない
変態が復活する前に冷凍保存にかからねば
忙しい忙しい
2
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