伯爵は借金の形に公爵家へ嫁ぐ

SEKISUI

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伯爵は往生際が悪い

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 「俺が妻に望んでいるのは貴方だけです」
 私が彼の妻になれば全てが丸く収まる
 いやいやそんな馬鹿なただのおっさんですよ
 美丈夫でもなんでもなくそこらに転がってるおっさんですよ!!私おっさんなんですよ!!!
 絶対何か裏があるはずだ。あってくれ。あるべきだ!
 
 確かに自分が犠牲になってどうにかなるならと思ったことがあったが、それはあくまで炭坑夫や土木建築などの純然なる健全な肉体労働を提供する身売りであって自分自信の体を商品とする不健全を望んでいたわけではない
 「それは本命の盾か壁の役目になるお飾りの妻という役割が必要の為ですか?」
 「俺には貴方以外の思う相手はいないです」
 伯爵は公爵の前に手を翳す
 「フェイサム公爵これは何本に視えますか」
 「2本だが?」
 「視力に損傷はないと」
 「では頭を強打して最近吐き気や頭痛がするとか増えたなどありませんか?」
 「ないが。先日の健康診断で至って元気だ。因みに視力は2.0だった」
 「そうですか……行き成り走り出したり暴れたくなるなどの症状はどうです?」
 「ある……貴方を思うと下半身がうずきそれを鎮める為に一心不乱に走ったり水を被り精神統一する為に」
 「あ……そうですか………」
 聞くんじゃなかった。私のお馬鹿
 「こっち見ないで下さい」
 頬を赤くするな、熱の籠もった目で見るな、止めろぉ!
 「俺の妻になる了承してくれた今日まで貴方を妻に迎える日を心待ちにしていた」
 背中がゾクゾクしてきた、でも気のせい
 「毎回貴方が乱れる夢を見る」
 「あの……黙って下さい」
 アイアンクローを決めたくなる
 「すみません。貴方が余りにも美味しそうで、本音が口を付いてしまった」
 もうこのまま死んでくれないだろうか
 暗殺者ってどこで雇えばいいのだろう

 ぁあ~やばい、私このまま嫁に貰われたら、敢えてわざわざ38年守り続けてはいなかったが(誰にも狙われなかったし、その趣味もなかったからね)後を貫通されてしまう。女の子側は嫌です
 大体私だぞ。萎びたおっさんが美青年に組み敷かれる図なんて誰得よ
 公爵にアンアン言わさせれる自分に吐き気しかしない
 出来れば墓場まで未通でいたいのだが……白い結婚無理ですよね
 わざわざおっさん嫁に貰って白い結婚って………ないわ~娘は私似なんでダメですかね
 世間的にその方が良いと思うんですよ
 だって私アラフォーですよ
 加齢臭が指折数えて臭って来る歳が近いづいてますし
 いつ娘にはパパ臭いと言われるかドキドキして過ごしているのに
 
 
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