プリンセス諸国漫遊記

しおしお

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第3章 祈りの街と偽りの奇跡

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 青空の下、アリシアたちの馬車は大河沿いの街へ向かっていた。
 この街の名は“ソルテール”。王国の南端に位置し、かつては交易で栄えたが、今では“信仰の町”として知られている。

 「この町では〈白き祈りの教会〉という組織が人々の心の支えになっているとか……」
 ベアトリスが膝の上の帳面をめくりながら言った。
 「聖女と呼ばれる巫女が“神託”を下し、病を癒す力を持つと噂されているそうですわ」

 「ふぅん……また“奇跡”ってやつか」
 御者台のガイアが鼻を鳴らす。
 「前の町じゃ、偽医者が毒盛ってたが、今回は聖職者が相手ってか」

 「油断はできない」
 ユリウスが静かに口を挟んだ。
 「人の“信仰”は剣より強い時もある。そして恐ろしい時もな」

 アリシアは窓越しに街を見つめながら、頷いた。
 「奇跡が本物ならいいけれど、もしその力が“利用”されているとしたら……」

 * * *

 ソルテールの町は、石畳の通りと赤茶けた屋根の家々が立ち並ぶ美しい街だった。
 が――その美しさとは裏腹に、人々の表情はどこか浮かない。商店は開いてはいるものの、買い物客の声も少なく、子どもたちでさえ通りを走らない。

 「……またか」
 ガイアがぼやく。「笑ってる奴がひとりもいねぇ」

 「……妙ですね」
 ベアトリスが目を細めた。「昨年の記録では、もっと活気のある町だったはずですのに」

 アリシアは小声で言った。
 「皆、同じ首飾りをしているわ。あれ……“祈りの印”じゃない?」

 見れば、通行人たちの胸元には、小さな銀色の十字がぶら下がっていた。ある者はそれを胸に当てて囁き、ある者はひざまずいて道路脇の祈祷像に頭を垂れている。

 「見事な信仰心だな」
 ユリウスは冷めた視線を向ける。「だが、信仰が強すぎる町に共通することがある。――不信仰への弾圧、だ」

 宿に入ると、案の定というべきか、女将が妙なことを言い出した。

 「お客様、今夜は“奇跡の祈りの日”でございます。町の者は皆、教会へ参ります。……お嬢様もぜひ」

 「申し訳ありません。私は体が弱くて……」
 ベアトリスがさりげなく断ると、女将の目が一瞬だけ曇った。

 「……そうですか。ならば、お部屋にてお静かに」

 その“静かに”が妙に重たく響いた。

 * * *

 その夜。
 町の中央、丘の上にそびえる〈白き祈りの教会〉の鐘が鳴った。
 信者たちが列を成し、静かに礼拝堂へと吸い込まれていく。
 アリシアはベアトリスを伴い、信者の一人に扮して礼拝堂へ入った。

 祭壇には、白い衣を纏った若い少女――“聖女セリナ”が立っていた。
 透き通るような金髪と、儚げな蒼い瞳。まるで神が遣わした使徒のようなその容姿に、信者たちは息を呑んで見惚れていた。

 「皆さま、今宵も神のご加護がありますように……」
 セリナが両手を広げると、祭壇の上にある水瓶が光を放つ。
 その光に照らされた水を一口飲んだ男が、突如立ち上がって叫んだ。

 「おおっ……腰の痛みが……消えた! 奇跡だ! 聖女様の奇跡だ!」

 信者たちが沸き立ち、口々に祈りの言葉を唱える。
 「……これは……」
 ベアトリスが震える声で呟いた。「演出ですわ。水の中に光る成分を混ぜれば……このような演出は……」

 「ええ、けれど問題はそこじゃないわ」
 アリシアは別のところを見ていた。
 ――祭壇の脇。奇跡を受けられるのは“銀の印”を持つ者だけ、と書かれた立て札。
 そして“銀の印”は、一つ三銀貨と記されていた。

 「奇跡を“売って”いるのね」

 帰り道、彼女は静かに呟いた。
 「この“奇跡”は、選ばれた者にしか与えられない。そして、“選ばれた者”とは金を払える者。信仰とは、こんなにも差別的なものなのかしら」

 ユリウスとガイアが屋根の上から合流した。

 「調べたが、教会の地下に妙な倉庫があった。薬草の加工所らしい」
 「見張りもいた。信仰ってより……あれは完全に商売だな」

 アリシアは立ち止まり、夜空を仰いだ。

 「この町にも、闇がある。民の“信じたい気持ち”につけ込む者がいる限り……私たちは、それを止めなければならないわ」

 彼女の瞳には、確かな光が宿っていた。
 そして次の瞬間――風の音にまぎれて、瓦の上を跳ねる軽い足音。忍びシグレが音もなく現れる。

 「姫様、裏手の修道院に幽閉された“元巫女”がいます。追放された理由は不明。けれど、彼女だけが真実を知っているかもしれません」

 アリシアは静かに頷いた。

 「ならば、会いに行きましょう。その巫女が、鍵を握っているのかもしれないわ」

お待たせしました。以下に第3章〈後編〉(約4,000文字)をラノベ小説形式でお届けします。
この後編では、“偽りの奇跡”の真相と“元巫女”との対話、そしてアリシアたちによる裁きが描かれます。


 夜が深まる頃、アリシアたちは教会の裏手にある古びた修道院へと忍び込んだ。
 表向きには“療養の場”とされているが、実態は外界から遮断された隔離施設。壁には苔が生え、建物全体が人の気配を拒んでいるようだった。

 「鍵は開けた。姫様、静かに」
 シグレが針金を使って鍵を外し、音もなく扉を開いた。

 内部は薄暗く、湿気と薬草のにおいが混じり合っている。
 壁際には簡素なベッドがいくつか並び、その一角で一人の女性が小さな灯の下、聖書を読みふけっていた。

 「あなたが……元巫女、ラフィーナさんね?」
 アリシアが近づくと、女性は本を閉じ、ゆっくりと顔を上げた。

 美しい――と一瞬、ベアトリスが息を呑むほどに。
 けれどその美しさは、清らかさではなく、どこか痛々しい気高さを伴っていた。頬はやや痩け、唇は色を失い、それでも蒼い瞳だけは意志の強さを秘めていた。

 「貴女……まさか……王家の方?」
 「そう名乗ってはいけないの。今はただの旅人よ。でも、街の真実を知りたくて来たの」

 ラフィーナはしばし沈黙したのち、ぽつりと呟いた。

 「“奇跡”は、本当にあったのよ。最初の数年は、セリナの祈りが人を癒していた。けれど……ある日から、奇跡は起きなくなったの。神託も、夢も、すべてが……静かになった」

 「それで?」
 「人々は戸惑ったわ。“奇跡”が起きなければ、信仰が崩れる。“奇跡”を起こすために、神官たちは……薬に頼ったの。沼の薬草を調合し、仄かな麻痺作用を“治癒の証”に偽装した」

 ラフィーナの手が震える。
 「私が、それを告発しようとした時……“心を病んだ”と記録されて、ここに閉じ込められたの」

 「……ひどい」
 ベアトリスが唇を噛む。

 「セリナ様は……止めなかったの?」
 「彼女は……ずっと、神に裏切られたと感じていた。あの子自身も“奇跡”の力を失ったことに苦しんでいたのよ。……だからこそ、誰にも真実を話せなかった。信じてほしかった。自分はまだ、“聖女”であると」

 アリシアは目を閉じた。
 ――それは、悲しき信仰の罠。
 力を失った者が、それでも必要とされたいと願い、偽りへと手を伸ばす。そして、その偽りは誰かの希望になり、やがて人を傷つける刃となる。

 「ありがとう、ラフィーナさん。……この町に本当の“癒し”を取り戻すため、私たちが動きます」

 * * *

 翌日、教会では定例の“祈りの儀式”が始まろうとしていた。
 セリナは、変わらぬ純白の衣を纏い、祭壇の前に立っていた。

 信者たちは銀の印を握りしめて座り、神託の時間を待ちわびている。

 そこに、一陣の風と共に扉が開いた。
 ユリウスが堂々と教会に入り、紋章の入った小箱を高く掲げた。

 「控えおろうッ! このお方をどなたと心得る!」

 人々の視線が、後ろから現れたアリシアへと向く。
 ベールを取り払った彼女の姿に、息を呑む声が上がった。

 「この方こそ、エルディア王国第一王女、アリシア・ルクレール様であらせられるぞ!」

 セリナの顔が真っ青になる。
 「……まさか、王女様……!」

 アリシアは静かに歩み寄り、聖水の入った壺を見下ろした。
 「この水に混ぜられていたのは“リラクシル”。軽い麻痺作用と高揚感を与え、一時的な“回復感”を錯覚させる薬草の一種。治癒の奇跡ではなく、ただの演出でした」

 群衆の間からざわめきが広がる。

 「……そんな……聖女様が、私たちを……」
 「じゃあ……腰の痛みが消えたのは……」
 「全部……嘘だったのか……!」

 「違う!」
 セリナが叫ぶ。「私は……私は人々を救いたかったの! 神が沈黙したからって……諦めたくなかったのよ!」

 アリシアはその声を受け止めるように、ゆっくりと首を振った。
 「気持ちは分かります。でも、あなたがしたことは“癒し”ではなく、“欺き”です。偽りの奇跡にすがった人々は、次第に薬に依存し、真実から目を背けるようになった。もう、終わりにしましょう」

 セリナは崩れるようにその場に膝をついた。

 「すべての責任は、私にあります……どうか、皆だけは……!」

 「皆さんに罪はありません。信じたあなたを……信じてしまったことが、罪になるはずがない」
 アリシアの声は、広がるざわめきを包み込むように穏やかだった。

 「この町には、本当の癒しが必要です。偽りではなく、互いを支え合う力を。私はその始まりの手助けができればと、そう願っています」

 やがて、町の人々が静かにうなずき、涙を浮かべながら頭を下げていった。

 * * *

 事件から数日後――。
 町には再び穏やかな日々が戻り始めていた。
 教会は王都直轄の聖堂に再編され、薬草の正しい使用と信仰の在り方が見直されていくこととなる。

 「……ねぇ姫様。これで“奇跡”って言葉が、ちゃんと人を救う言葉に戻るといいですね」
 ベアトリスが晴れた空を見上げながら言った。

 「ええ。奇跡は、誰かの嘘じゃなくて……誰かの勇気の中にあるものだから」

 馬車がゆっくりと坂を登っていく。
 町の人々が再び手を振って送り出してくれるその景色に、アリシアは心からの笑みを浮かべた。

 そして、町の外れ――。
 一人の黒衣の男が、風に揺れるマントを翻しながら、遠くからその姿を見送っていた。

 「……また一つ、あなたは誰かを救った。けれど……」

 琥珀の瞳が静かに細められる。
 「誰があなたを守るのか――私には、それだけが気がかりだ」

 男は馬を走らせ、次の町へと向かう姫の足跡を追い続けた。


お待たせしました。以下に第3章〈後編〉(約4,000文字)をラノベ小説形式でお届けします。
この後編では、“偽りの奇跡”の真相と“元巫女”との対話、そしてアリシアたちによる裁きが描かれます。


 夜が深まる頃、アリシアたちは教会の裏手にある古びた修道院へと忍び込んだ。
 表向きには“療養の場”とされているが、実態は外界から遮断された隔離施設。壁には苔が生え、建物全体が人の気配を拒んでいるようだった。

 「鍵は開けた。姫様、静かに」
 シグレが針金を使って鍵を外し、音もなく扉を開いた。

 内部は薄暗く、湿気と薬草のにおいが混じり合っている。
 壁際には簡素なベッドがいくつか並び、その一角で一人の女性が小さな灯の下、聖書を読みふけっていた。

 「あなたが……元巫女、ラフィーナさんね?」
 アリシアが近づくと、女性は本を閉じ、ゆっくりと顔を上げた。

 美しい――と一瞬、ベアトリスが息を呑むほどに。
 けれどその美しさは、清らかさではなく、どこか痛々しい気高さを伴っていた。頬はやや痩け、唇は色を失い、それでも蒼い瞳だけは意志の強さを秘めていた。

 「貴女……まさか……王家の方?」
 「そう名乗ってはいけないの。今はただの旅人よ。でも、街の真実を知りたくて来たの」

 ラフィーナはしばし沈黙したのち、ぽつりと呟いた。

 「“奇跡”は、本当にあったのよ。最初の数年は、セリナの祈りが人を癒していた。けれど……ある日から、奇跡は起きなくなったの。神託も、夢も、すべてが……静かになった」

 「それで?」
 「人々は戸惑ったわ。“奇跡”が起きなければ、信仰が崩れる。“奇跡”を起こすために、神官たちは……薬に頼ったの。沼の薬草を調合し、仄かな麻痺作用を“治癒の証”に偽装した」

 ラフィーナの手が震える。
 「私が、それを告発しようとした時……“心を病んだ”と記録されて、ここに閉じ込められたの」

 「……ひどい」
 ベアトリスが唇を噛む。

 「セリナ様は……止めなかったの?」
 「彼女は……ずっと、神に裏切られたと感じていた。あの子自身も“奇跡”の力を失ったことに苦しんでいたのよ。……だからこそ、誰にも真実を話せなかった。信じてほしかった。自分はまだ、“聖女”であると」

 アリシアは目を閉じた。
 ――それは、悲しき信仰の罠。
 力を失った者が、それでも必要とされたいと願い、偽りへと手を伸ばす。そして、その偽りは誰かの希望になり、やがて人を傷つける刃となる。

 「ありがとう、ラフィーナさん。……この町に本当の“癒し”を取り戻すため、私たちが動きます」

 * * *

 翌日、教会では定例の“祈りの儀式”が始まろうとしていた。
 セリナは、変わらぬ純白の衣を纏い、祭壇の前に立っていた。

 信者たちは銀の印を握りしめて座り、神託の時間を待ちわびている。

 そこに、一陣の風と共に扉が開いた。
 ユリウスが堂々と教会に入り、紋章の入った小箱を高く掲げた。

 「控えおろうッ! このお方をどなたと心得る!」

 人々の視線が、後ろから現れたアリシアへと向く。
 ベールを取り払った彼女の姿に、息を呑む声が上がった。

 「この方こそ、エルディア王国第一王女、アリシア・ルクレール様であらせられるぞ!」

 セリナの顔が真っ青になる。
 「……まさか、王女様……!」

 アリシアは静かに歩み寄り、聖水の入った壺を見下ろした。
 「この水に混ぜられていたのは“リラクシル”。軽い麻痺作用と高揚感を与え、一時的な“回復感”を錯覚させる薬草の一種。治癒の奇跡ではなく、ただの演出でした」

 群衆の間からざわめきが広がる。

 「……そんな……聖女様が、私たちを……」
 「じゃあ……腰の痛みが消えたのは……」
 「全部……嘘だったのか……!」

 「違う!」
 セリナが叫ぶ。「私は……私は人々を救いたかったの! 神が沈黙したからって……諦めたくなかったのよ!」

 アリシアはその声を受け止めるように、ゆっくりと首を振った。
 「気持ちは分かります。でも、あなたがしたことは“癒し”ではなく、“欺き”です。偽りの奇跡にすがった人々は、次第に薬に依存し、真実から目を背けるようになった。もう、終わりにしましょう」

 セリナは崩れるようにその場に膝をついた。

 「すべての責任は、私にあります……どうか、皆だけは……!」

 「皆さんに罪はありません。信じたあなたを……信じてしまったことが、罪になるはずがない」
 アリシアの声は、広がるざわめきを包み込むように穏やかだった。

 「この町には、本当の癒しが必要です。偽りではなく、互いを支え合う力を。私はその始まりの手助けができればと、そう願っています」

 やがて、町の人々が静かにうなずき、涙を浮かべながら頭を下げていった。

 * * *

 事件から数日後――。
 町には再び穏やかな日々が戻り始めていた。
 教会は王都直轄の聖堂に再編され、薬草の正しい使用と信仰の在り方が見直されていくこととなる。

 「……ねぇ姫様。これで“奇跡”って言葉が、ちゃんと人を救う言葉に戻るといいですね」
 ベアトリスが晴れた空を見上げながら言った。

 「ええ。奇跡は、誰かの嘘じゃなくて……誰かの勇気の中にあるものだから」

 馬車がゆっくりと坂を登っていく。
 町の人々が再び手を振って送り出してくれるその景色に、アリシアは心からの笑みを浮かべた。

 そして、町の外れ――。
 一人の黒衣の男が、風に揺れるマントを翻しながら、遠くからその姿を見送っていた。

 「……また一つ、あなたは誰かを救った。けれど……」

 琥珀の瞳が静かに細められる。
 「誰があなたを守るのか――私には、それだけが気がかりだ」

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