27 / 32
第27話 再現失敗
しおりを挟む
第27話 再現失敗
隣国からの視察兼研修団が王宮に到着したのは、よく晴れた朝だった。
総勢八名。
料理人が二人、給仕役が二人、搬送担当が三人、そして全体の記録係が一人。どの顔も真面目で、どの背筋もぴんと伸びている。いかにも「我らは選ばれて来た」という空気があった。
リリアーヌは食堂の脇から、その様子をこっそり眺めていた。
「皆さま、やる気に満ちておられますわね」
隣に立つ侍従長が静かにうなずく。
「ハンス王子が厳選なさった方々だそうです」
「厳選」
「はい。“本気で学ぶ者だけを送る”と」
それは、ハンスらしいと思った。
あの王子は、なんでも少し静かに言うくせに、肝心なところは妙に本気だ。
研修団の中でも、ひときわ堂々としている若い男が前へ出た。隣国側の搬送責任者らしい。
「本日は、このような機会を賜り感謝いたします」
口上は立派だった。
そしてその目は、自信に満ちていた。
……少し、満ちすぎている気もした。
料理長、バド団長、アンナ、リーゼが、それぞれ所定の位置に立つ。もうこの布陣を見ると、何かの戦術演習みたいである。
「まずは見ていただき、その後、実際に試していただきます」
侍従長の説明に、隣国の面々はうなずいた。
最初の見学は、いつも通り完璧だった。
地下ではリフターたちが息をそろえて綱を引き、上階ではアンナたちが滑らかにカートを走らせ、リーゼが無音で扉を開く。最後に料理長が食堂内で仕上げを加え、熱を持った一皿が最短距離で王女の前へ届く。
リリアーヌはひと口だけスープを飲み、やわらかく微笑んだ。
「今日も温かいですわ」
その一言に、いつもの王宮側はかすかに肩の力を抜く。
隣国の面々は、見事な連携に感心したようだった。
「なるほど……」
「ここまでは理解できる」
「やはり配置が重要か」
そんな声が、小さく交わされる。
だが、そのあとの空気が少しだけ変だった。
――あれ、思ったより簡単そうでは?
そんな気配が、なんとなく漂っていたのである。
そして嫌な予感というものは、だいたい当たる。
午後。
いよいよ隣国側による試験運用が始まった。
王宮側と同じ設備。
同じレーン。
同じ扉。
料理も、まずは比較的単純なスープから。
若い搬送責任者が胸を張る。
「基本は理解いたしました。あとは実地ですね」
バド団長が無言で腕を組む。
アンナは、すでに少し冷たい目をしていた。
リーゼにいたっては、表情が変わらないぶん余計に怖い。
リリアーヌはそっと胸の前で手を組んだ。
(なんだか、嫌な予感がいたしますわ……)
まず地下。
隣国の搬送担当たちは、体格に恵まれていた。綱を握る手にも迷いはない。掛け声とともに一気に引き上げる。
速い。
かなり速い。
だが、速いだけだった。
上昇の最初に、わずかに籠が跳ねる。
ほんの少し。
でも、その“ほんの少し”をこの王宮では許さない。
バド団長の眉がぴくりと動いた。
上階へ届いた籠を、隣国の給仕係たちがカートへ移す。そこまではいい。問題はその次だった。
発進が速すぎる。
勢いよく押し出されたカートは、最初の数歩で明らかに皿を揺らした。運んでいるというより、押している。アンナが昨日まで何度も言っていたことが、そのまま失敗の形になっていた。
カートはレーンを走る。
速い。
だが、やはり速いだけだ。
曲がり際で重心がぶれ、スープ表面がかすかに揺れる。
それでも本人たちは気づいていないらしい。
最後の難所は扉だった。
リーゼの指導を受けた隣国側のオープナー候補が、大扉の前に立つ。
タイミングは、まあ悪くない。
だが、ほんの少し早かった。
その一瞬の早さが、食堂内と廊下の空気を触れ合わせる。目に見えない程度の風が生まれ、皿の湯気がふっと片側へ流れた。
そしてそのまま、カートが停止。
急だった。
ちゃぷん。
食堂に、嫌な音が響いた。
バド団長が目を閉じる。
アンナは目をそらした。
リーゼは無表情のまま、少しだけまばたきが増えた。
給仕が皿をリリアーヌの前へ置く。
見た目は……ひどくない。
だが、知っている人にはわかる。
表面に波がある。
スープの縁に、わずかな痕が残っている。
そして何より、湯気の立ち方がさっきと違う。
リリアーヌは、おそるおそるスプーンを入れた。
ひと口飲む。
温かい。
けれど、王宮側の成功例ほどではない。
十分においしい。
でも、“あの温かさ”ではない。
食堂の空気が固まる。
若い責任者が、緊張した顔で尋ねた。
「い、いかがでしょうか」
リリアーヌは、一瞬だけ迷った。
ここで気を遣って「おいしいですわ」とだけ言うことはできる。
でも、この場にいる全員が知っているのだ。
今の一皿が、まだ届いていないことを。
だから彼女は、できるだけやわらかく言った。
「……温かいですわ」
沈黙。
そして王宮側全員が同時に理解した。
“温かい”止まりだ。
その言葉の意味を、今の王宮はよく知っている。
悪くはない。
でもまだ足りない。
“熱々♡”でも、“ホッとする”でもなく、そこに届く途中の一皿。
隣国の責任者は、そこで初めて顔色を変えた。
「なぜだ……」
ぽつりと、声が落ちる。
「同じ設備を使ったはずだ」
そこで、静かに前へ出たのは料理長だった。
「設備は同じです」
声は落ち着いていた。
「ですが、料理は設備だけで届くものではございません」
バド団長が続く。
「上げる瞬間、とめる瞬間が雑だ」
アンナも淡々と言う。
「速さではなく、滑らかさですわ」
最後にリーゼ。
「扉が早いです」
短い。
だが的確だった。
隣国の面々は、しばらく言葉を失っていた。
やがて若い責任者が、悔しそうに拳を握る。
「……ただ運べばいいわけでは、なかったのか」
その呟きに、リリアーヌは少しだけ胸がちくりとした。
そうなのだ。
この王宮の熱々は、気合いや設備や勢いだけでできているわけではない。たくさんの失敗と、本気と、変なこだわりの積み重ねの上に、ようやく立っている。
それを知っているからこそ、王宮側の誰も笑わなかった。
アンナが静かに言う。
「ここからですわ」
バド団長もうなずく。
「やっと入口だ」
料理長は、いつもの真面目な顔のまま続けた。
「失敗なさって、よかったのです」
隣国の面々が顔を上げる。
「何が足りぬかを知らねば、学びようがございません」
その言葉に、若い責任者はしばらく唇を噛み、それから深く頭を下げた。
「……ご指導、願えますか」
その瞬間。
バド団長の口元が、わずかに上がった。
アンナの目が、完全に“訓練する側”のものになった。
リーゼは無表情のまま、でもほんの少しだけ立ち位置を変えた。
リリアーヌは、その空気を感じて思う。
(ああ……これ、始まりますわね)
温かいご飯が欲しかっただけなのに。
今度は国境を越えて、特訓編が始まろうとしていた。
隣国からの視察兼研修団が王宮に到着したのは、よく晴れた朝だった。
総勢八名。
料理人が二人、給仕役が二人、搬送担当が三人、そして全体の記録係が一人。どの顔も真面目で、どの背筋もぴんと伸びている。いかにも「我らは選ばれて来た」という空気があった。
リリアーヌは食堂の脇から、その様子をこっそり眺めていた。
「皆さま、やる気に満ちておられますわね」
隣に立つ侍従長が静かにうなずく。
「ハンス王子が厳選なさった方々だそうです」
「厳選」
「はい。“本気で学ぶ者だけを送る”と」
それは、ハンスらしいと思った。
あの王子は、なんでも少し静かに言うくせに、肝心なところは妙に本気だ。
研修団の中でも、ひときわ堂々としている若い男が前へ出た。隣国側の搬送責任者らしい。
「本日は、このような機会を賜り感謝いたします」
口上は立派だった。
そしてその目は、自信に満ちていた。
……少し、満ちすぎている気もした。
料理長、バド団長、アンナ、リーゼが、それぞれ所定の位置に立つ。もうこの布陣を見ると、何かの戦術演習みたいである。
「まずは見ていただき、その後、実際に試していただきます」
侍従長の説明に、隣国の面々はうなずいた。
最初の見学は、いつも通り完璧だった。
地下ではリフターたちが息をそろえて綱を引き、上階ではアンナたちが滑らかにカートを走らせ、リーゼが無音で扉を開く。最後に料理長が食堂内で仕上げを加え、熱を持った一皿が最短距離で王女の前へ届く。
リリアーヌはひと口だけスープを飲み、やわらかく微笑んだ。
「今日も温かいですわ」
その一言に、いつもの王宮側はかすかに肩の力を抜く。
隣国の面々は、見事な連携に感心したようだった。
「なるほど……」
「ここまでは理解できる」
「やはり配置が重要か」
そんな声が、小さく交わされる。
だが、そのあとの空気が少しだけ変だった。
――あれ、思ったより簡単そうでは?
そんな気配が、なんとなく漂っていたのである。
そして嫌な予感というものは、だいたい当たる。
午後。
いよいよ隣国側による試験運用が始まった。
王宮側と同じ設備。
同じレーン。
同じ扉。
料理も、まずは比較的単純なスープから。
若い搬送責任者が胸を張る。
「基本は理解いたしました。あとは実地ですね」
バド団長が無言で腕を組む。
アンナは、すでに少し冷たい目をしていた。
リーゼにいたっては、表情が変わらないぶん余計に怖い。
リリアーヌはそっと胸の前で手を組んだ。
(なんだか、嫌な予感がいたしますわ……)
まず地下。
隣国の搬送担当たちは、体格に恵まれていた。綱を握る手にも迷いはない。掛け声とともに一気に引き上げる。
速い。
かなり速い。
だが、速いだけだった。
上昇の最初に、わずかに籠が跳ねる。
ほんの少し。
でも、その“ほんの少し”をこの王宮では許さない。
バド団長の眉がぴくりと動いた。
上階へ届いた籠を、隣国の給仕係たちがカートへ移す。そこまではいい。問題はその次だった。
発進が速すぎる。
勢いよく押し出されたカートは、最初の数歩で明らかに皿を揺らした。運んでいるというより、押している。アンナが昨日まで何度も言っていたことが、そのまま失敗の形になっていた。
カートはレーンを走る。
速い。
だが、やはり速いだけだ。
曲がり際で重心がぶれ、スープ表面がかすかに揺れる。
それでも本人たちは気づいていないらしい。
最後の難所は扉だった。
リーゼの指導を受けた隣国側のオープナー候補が、大扉の前に立つ。
タイミングは、まあ悪くない。
だが、ほんの少し早かった。
その一瞬の早さが、食堂内と廊下の空気を触れ合わせる。目に見えない程度の風が生まれ、皿の湯気がふっと片側へ流れた。
そしてそのまま、カートが停止。
急だった。
ちゃぷん。
食堂に、嫌な音が響いた。
バド団長が目を閉じる。
アンナは目をそらした。
リーゼは無表情のまま、少しだけまばたきが増えた。
給仕が皿をリリアーヌの前へ置く。
見た目は……ひどくない。
だが、知っている人にはわかる。
表面に波がある。
スープの縁に、わずかな痕が残っている。
そして何より、湯気の立ち方がさっきと違う。
リリアーヌは、おそるおそるスプーンを入れた。
ひと口飲む。
温かい。
けれど、王宮側の成功例ほどではない。
十分においしい。
でも、“あの温かさ”ではない。
食堂の空気が固まる。
若い責任者が、緊張した顔で尋ねた。
「い、いかがでしょうか」
リリアーヌは、一瞬だけ迷った。
ここで気を遣って「おいしいですわ」とだけ言うことはできる。
でも、この場にいる全員が知っているのだ。
今の一皿が、まだ届いていないことを。
だから彼女は、できるだけやわらかく言った。
「……温かいですわ」
沈黙。
そして王宮側全員が同時に理解した。
“温かい”止まりだ。
その言葉の意味を、今の王宮はよく知っている。
悪くはない。
でもまだ足りない。
“熱々♡”でも、“ホッとする”でもなく、そこに届く途中の一皿。
隣国の責任者は、そこで初めて顔色を変えた。
「なぜだ……」
ぽつりと、声が落ちる。
「同じ設備を使ったはずだ」
そこで、静かに前へ出たのは料理長だった。
「設備は同じです」
声は落ち着いていた。
「ですが、料理は設備だけで届くものではございません」
バド団長が続く。
「上げる瞬間、とめる瞬間が雑だ」
アンナも淡々と言う。
「速さではなく、滑らかさですわ」
最後にリーゼ。
「扉が早いです」
短い。
だが的確だった。
隣国の面々は、しばらく言葉を失っていた。
やがて若い責任者が、悔しそうに拳を握る。
「……ただ運べばいいわけでは、なかったのか」
その呟きに、リリアーヌは少しだけ胸がちくりとした。
そうなのだ。
この王宮の熱々は、気合いや設備や勢いだけでできているわけではない。たくさんの失敗と、本気と、変なこだわりの積み重ねの上に、ようやく立っている。
それを知っているからこそ、王宮側の誰も笑わなかった。
アンナが静かに言う。
「ここからですわ」
バド団長もうなずく。
「やっと入口だ」
料理長は、いつもの真面目な顔のまま続けた。
「失敗なさって、よかったのです」
隣国の面々が顔を上げる。
「何が足りぬかを知らねば、学びようがございません」
その言葉に、若い責任者はしばらく唇を噛み、それから深く頭を下げた。
「……ご指導、願えますか」
その瞬間。
バド団長の口元が、わずかに上がった。
アンナの目が、完全に“訓練する側”のものになった。
リーゼは無表情のまま、でもほんの少しだけ立ち位置を変えた。
リリアーヌは、その空気を感じて思う。
(ああ……これ、始まりますわね)
温かいご飯が欲しかっただけなのに。
今度は国境を越えて、特訓編が始まろうとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
愛しの第一王子殿下
みつまめ つぼみ
恋愛
公爵令嬢アリシアは15歳。三年前に魔王討伐に出かけたゴルテンファル王国の第一王子クラウス一行の帰りを待ちわびていた。
そして帰ってきたクラウス王子は、仲間の訃報を口にし、それと同時に同行していた聖女との婚姻を告げる。
クラウスとの婚約を破棄されたアリシアは、言い寄ってくる第二王子マティアスの手から逃れようと、国外脱出を図るのだった。
そんなアリシアを手助けするフードを目深に被った旅の戦士エドガー。彼とアリシアの逃避行が、今始まる。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる