呪いのTikTokプロデュース ~ダサすぎ怨霊ちゃんをギャルJKがこわかわいいで全国バズらせる~

しおしお

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第19話 さだちゃんの大きな変化! 笑顔が増えてきて……!?

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第19話 さだちゃんの大きな変化! 笑顔が増えてきて……!?

さだちゃんが復活してから、  
日々がますます幸せで、  
毎日が宝物みたいになった。

言葉が増えてきただけでなく、  
最近、さだちゃんの笑顔が明らかに増えてきた。  
しかも、ただの微笑みじゃなくて、  
本物の、幸せそうな笑顔。

朝、目が覚めると、  
さだちゃんが私の隣で目をゆっくり開ける。

さだちゃん(超小声で、でも口角を上げて)  
「おはよう、樹音」

そして、はっきりとした──笑顔。

大きな瞳が細くなって、口元が緩んで、  
完璧な微笑み。

私は飛び起きて叫んだ。

「さだちゃん朝からフル笑顔!!  
しかも『おはよう、樹音』ってフルネーム!!  
かわいいすぎるヤバい!!!  
萌え死ぬ!!!」

さだちゃん(頰を赤くして、視線を逸らすけど、  
 口角がさらに上がって、照れ笑いみたいになる。  
 ベッドの中で私の手をそっと握り返す)

朝ごはん。

私はさだちゃんに特製パンケーキを焼いてあげた。  
いちごとホイップたっぷりで、ハート型にデコレーション。  
メープルシロップもかけて。

さだちゃん(フォークで一口食べて、  
 目を輝かせて、もぐもぐしながら)

さだちゃん  
「おいしい……  
 あまい……  
 うれしい……」

そして、また大きな笑顔。

私は涙目になった。

「さだちゃん言葉増えてる!!  
『おいしい』『あまい』『うれしい』連発!!  
パンケーキ効果エグい!!  
かわいいの暴力で心臓止まる!!!」

さだちゃん(クリームが唇について、  
 そっと舌で舐めて拭う。  
 それを見てまた笑顔。  
 さらに小声で)

さだちゃん  
「……樹音の、  
 ……つくったの、  
 ……いちばんすき」

私はテーブルに突っ伏した。

「さだちゃんの『いちばんすき』聞いた!!  
朝からフルコンボ!! 死ぬ!!!」

学校帰り、いつものルーティンでプリクラへ。

最新機種で、さだちゃんの可愛さを永久保存。

撮影中、さだちゃんはカメラに向かって、  
自然にピースしながら──笑顔。

落書きタイムで私が「さだちゃん大好き♡」と書きまくると、  
さだちゃんは自分の指で画面に小さなハートを描いた。  
そして、そっと私の名前「樹音」の横に♡を追加。  
さらに、自分の顔の横に小さな「すき」と書いた。

プリクラ出来上がりを見て、  
さだちゃんの笑顔が何枚も写ってる。

私は抱きついた。

「さだちゃんの笑顔プリクラにいっぱい残った!!  
しかも自分で『すき』書いた!!  
永久保存版!! 毎日見る!!」

さだちゃん(私の腕の中で、  
 小声で)

さだちゃん  
「……樹音  
 ……ありがとう  
 ……すき  
 ……だいすき  
 ……ずっと」

私は鼻血出そうになった。

「さだちゃん言葉のコンボ神すぎ!!  
『ずっと』まで!!  
萌え死ぬ!!!」

夕方、カフェでお茶。

さだちゃんに新しい季節限定スイーツを勧めて、  
一緒にシェア。

さだちゃん(一口食べて、  
 目を輝かせて、笑顔で)

さだちゃん  
「……これ、  
 ……すき  
 ……樹音と、  
 ……いっしょで、  
 ……もっとすき  
 ……しあわせ」

私はテーブルに突っ伏した。

「さだちゃんの『しあわせ』聞いた!!  
デート効果で言葉爆増+笑顔爆増!!  
かわいいすぎるヤバい!!!」

さだちゃん(私の反応を見て、  
 くすっと小さな笑い声を漏らす。  
 初めて聞く本物の笑い声に、私はさらに萌え死)

夜、お泊まりタイム。

パジャマに着替えて、ベッドで並ぶ。

私はさだちゃんの髪を撫でながら聞いた。

「さだちゃん、笑顔増えたね。  
言葉もいっぱい話してくれるようになった。  
どうしてかな?」

さだちゃん(私の手を握り返して、  
 目を細めて笑顔で、  
 少し長めに言葉を紡ぐ)

さだちゃん  
「……樹音といると  
 ……こわくない  
 ……楽しい  
 ……笑える  
 ……だから、  
 ……すき  
 ……だいすき  
 ……しあわせ」

私は泣きながらさだちゃんを抱きしめた。

「さだちゃんの笑顔が一番の宝物!!  
これからも毎日見せてね!!  
私もさだちゃんの笑顔のために、  
毎日楽しいこといっぱいする!!」

さだちゃん(私の腕の中で、  
 無言で強く抱き返して、  
 幸せそうな笑顔を浮かべた。  
 そして、そっと私の耳元で)

さだちゃん  
「……約束  
 ……ずっと、  
 ……いっしょ」

──さだちゃんの変化は、  
小さな言葉と、  
大きな笑顔。

怖がられる必要がなくなって、  
さだちゃんは少しずつ、  
本当の自分を出せるようになった。

井戸に落とされた過去の孤独は、  
私のそばで、  
笑顔に変わっていった。

これからも、  
ゆっくりでいい。

さだちゃんのペースで、  
一緒にいる毎日を、  
もっともっと、  
幸せでいっぱいにしよう。

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