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第9話 魔力のざわめきと、迫り来る崩壊音
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第9話 魔力のざわめきと、迫り来る崩壊音
結界塔での暮らしが四日目に入ったころ、フェリシェールは自分の身体に起きる変化を無視できなくなっていた。
朝、目を開けた瞬間だった。
視界の端に、見慣れない光が浮かんでいる。
(また……魔力の糸が見えている)
夜の訓練のあと疲れて眠ったはずなのに、魔力はさらに高ぶっていた。
まるで、体の内側で「誰かが触れている」ような感覚がある。
胸の奥がむずむずとし、心臓の鼓動が妙に速い。
この現象が自然でないことは、彼女自身が一番よく分かっていた。
(昨日、殿下と魔力を共鳴させたせい……?
いいえ……殿下のせいじゃない。
もっと別の……何かが私の魔力に触れようとしている)
嫌な冷たさが背筋を走る。
窓の外を見ると、塔の外へ続く森の方向にだけ、薄く黒い靄のようなものが漂って見えた。
(あれ……前はなかったもの。
もしかして……ディアスがあの辺りに?)
胸がざわつき、フェリシェールは震える指先をぎゅっと握った。
そのとき、扉がノックされた。
「フェリシェール。起きているか?」
「殿下……?」
アレンが顔を出す。
朝の光を背に、銀髪が少し乱れている。
「おはよう。様子を見に来た」
「殿下が……わざわざ?」
「当然だ。共鳴を行った以上、君の魔力の波は私に伝わる。
今朝、少し乱れていたからな」
「え……そんな……殿下にまで……」
「気にするな。
むしろ伝わって助かった。君の状態が分かるから」
アレンは部屋に入り、フェリシェールの正面に立った。
「少し……顔色が悪いな。眠れなかった?」
「いえ……でも……魔力が騒いでいるような感覚があって」
「……やはりか」
アレンは一瞬だけ険しい表情を見せた。
「フェリシェール。君の魔力に外部から干渉が入っている可能性が高い」
「外部から……やっぱり……!」
フェリシェールの胸が強く跳ねる。
(あの黒い靄……ただの予感じゃなかった)
「でも、これは殿下との共鳴のせいでは……?」
「違う。
共鳴はあくまで“君の魔力を守るための結びつき”だ。
外部から干渉が入れば、私が先に察知する仕組みになっている」
「では、殿下は……?」
「感じた。
まるで“糸を引っ張るような、細い悪意”だ」
フェリシェールは息を呑む。
「それって……ディアス……ですか?」
「おそらくな。結界塔の北側で異常な魔力波が観測された。
一度や二度ではない。
……奴は結界の穴を探っている」
「そんな……塔は誰にも破れないはずでは?」
「破れない。
だが“共鳴の糸”を辿れば、“君自身の魔力”には触れられる可能性がある」
アレンの声が低く落ちた。
「つまり……フェリシェール、狙われているのは結界塔ではなく“君”だ」
その言葉に、彼女の心は強く揺れた。
(私の魔力を……直接)
アレンが彼女の手をそっと握る。
「大丈夫だ。
共鳴している限り、私はすぐに察知できる。
君に手出しはさせない」
その優しさに胸が熱くなる。
「殿下……私、強くなりたいです」
「フェリシェール?」
「守られるだけじゃなくて……
私自身も、自分の魔力を使えるようになりたい。
殿下の力になれるくらいに……」
アレンの瞳が驚きに揺れ、そして優しさが満ちていく。
「……君は、本当に……強い人だな」
「そんな……私は……」
「いいや、本当に強い。
君は自分が思うよりずっと強い」
アレンはフェリシェールの手を離さず、ゆっくりと告げる。
「今日から、本格的な魔力訓練を始めよう。
君の魔力が暴走する前に、制御方法を身につける必要がある」
「はい……!」
---
結界塔の訓練室は、塔内部でも最も魔術濃度の高い場所だった。
壁には魔法陣が刻まれ、床には緩衝の魔術が張られている。
「まず、魔力の糸を“一本だけ”出してみてくれ」
「一本……?」
「感情で広がりやすいからな。最初は難しいが、やってみよう」
フェリシェールは深呼吸し、両手を胸の前で合わせた。
目を閉じると、すぐに光の粒が視界を満たす。
(糸……一本だけ。落ち着いて……)
だが――
次の瞬間、大量の光の糸が一斉に広がってしまった。
「きゃっ……!」
「フェリシェール!」
アレンが彼女の腕を抱き寄せ、暴れる魔力を押さえ込むように自らの魔力を流し込む。
光の糸が暴風のように渦を巻き、床の魔法陣を照らし出した。
「こんなの……制御できません……!」
「大丈夫だ、私が抑える。
恐がると余計に広がる。落ち着くんだ」
フェリシェールは震えながらも、必死に呼吸を整える。
(殿下が……支えてくれている……
大丈夫……大丈夫……)
次第に糸の渦が収まり、光が静かに消えていった。
「……すごい」
「君の魔力は……やはり尋常ではないな」
アレンは真剣なまなざしでフェリシェールを見つめる。
「このままだと、ディアスは間違いなく君の魔力と共鳴しようとしてくる。
“心を支配する禁術”の部品としてな」
「そんな……私……」
「だから防ぐ。
そのためには、君が自分の魔力を知ることが必要だ」
フェリシェールは強く頷いた。
「やります。
殿下と一緒なら……私はきっと、怖くありません」
その言葉にアレンの表情が一瞬緩む。
「……そう言ってくれるなら、私は君を何度でも守ろう」
その瞬間だった。
塔全体に、低く、ひび割れるような音が響き渡った。
ぐらり、と床が震える。
「な……何……?」
「結界が……揺れた……?」
アレンの顔が険しくなる。
「フェリシェール、後ろへ」
音は次第に大きくなり、塔の外壁から鈍い振動が伝わってくる。
(まさか……ディアスが――)
アレンはすぐさま結界感知術を展開し、塔外の気配を探る。
その顔色が一瞬で変わった。
「フェリシェール……隠れろ」
「殿下……?」
「来た。
間違いない――ディアスが、結界を破ろうとしている」
その言葉が、塔内部に冷たい緊張を走らせた。
結界塔での暮らしが四日目に入ったころ、フェリシェールは自分の身体に起きる変化を無視できなくなっていた。
朝、目を開けた瞬間だった。
視界の端に、見慣れない光が浮かんでいる。
(また……魔力の糸が見えている)
夜の訓練のあと疲れて眠ったはずなのに、魔力はさらに高ぶっていた。
まるで、体の内側で「誰かが触れている」ような感覚がある。
胸の奥がむずむずとし、心臓の鼓動が妙に速い。
この現象が自然でないことは、彼女自身が一番よく分かっていた。
(昨日、殿下と魔力を共鳴させたせい……?
いいえ……殿下のせいじゃない。
もっと別の……何かが私の魔力に触れようとしている)
嫌な冷たさが背筋を走る。
窓の外を見ると、塔の外へ続く森の方向にだけ、薄く黒い靄のようなものが漂って見えた。
(あれ……前はなかったもの。
もしかして……ディアスがあの辺りに?)
胸がざわつき、フェリシェールは震える指先をぎゅっと握った。
そのとき、扉がノックされた。
「フェリシェール。起きているか?」
「殿下……?」
アレンが顔を出す。
朝の光を背に、銀髪が少し乱れている。
「おはよう。様子を見に来た」
「殿下が……わざわざ?」
「当然だ。共鳴を行った以上、君の魔力の波は私に伝わる。
今朝、少し乱れていたからな」
「え……そんな……殿下にまで……」
「気にするな。
むしろ伝わって助かった。君の状態が分かるから」
アレンは部屋に入り、フェリシェールの正面に立った。
「少し……顔色が悪いな。眠れなかった?」
「いえ……でも……魔力が騒いでいるような感覚があって」
「……やはりか」
アレンは一瞬だけ険しい表情を見せた。
「フェリシェール。君の魔力に外部から干渉が入っている可能性が高い」
「外部から……やっぱり……!」
フェリシェールの胸が強く跳ねる。
(あの黒い靄……ただの予感じゃなかった)
「でも、これは殿下との共鳴のせいでは……?」
「違う。
共鳴はあくまで“君の魔力を守るための結びつき”だ。
外部から干渉が入れば、私が先に察知する仕組みになっている」
「では、殿下は……?」
「感じた。
まるで“糸を引っ張るような、細い悪意”だ」
フェリシェールは息を呑む。
「それって……ディアス……ですか?」
「おそらくな。結界塔の北側で異常な魔力波が観測された。
一度や二度ではない。
……奴は結界の穴を探っている」
「そんな……塔は誰にも破れないはずでは?」
「破れない。
だが“共鳴の糸”を辿れば、“君自身の魔力”には触れられる可能性がある」
アレンの声が低く落ちた。
「つまり……フェリシェール、狙われているのは結界塔ではなく“君”だ」
その言葉に、彼女の心は強く揺れた。
(私の魔力を……直接)
アレンが彼女の手をそっと握る。
「大丈夫だ。
共鳴している限り、私はすぐに察知できる。
君に手出しはさせない」
その優しさに胸が熱くなる。
「殿下……私、強くなりたいです」
「フェリシェール?」
「守られるだけじゃなくて……
私自身も、自分の魔力を使えるようになりたい。
殿下の力になれるくらいに……」
アレンの瞳が驚きに揺れ、そして優しさが満ちていく。
「……君は、本当に……強い人だな」
「そんな……私は……」
「いいや、本当に強い。
君は自分が思うよりずっと強い」
アレンはフェリシェールの手を離さず、ゆっくりと告げる。
「今日から、本格的な魔力訓練を始めよう。
君の魔力が暴走する前に、制御方法を身につける必要がある」
「はい……!」
---
結界塔の訓練室は、塔内部でも最も魔術濃度の高い場所だった。
壁には魔法陣が刻まれ、床には緩衝の魔術が張られている。
「まず、魔力の糸を“一本だけ”出してみてくれ」
「一本……?」
「感情で広がりやすいからな。最初は難しいが、やってみよう」
フェリシェールは深呼吸し、両手を胸の前で合わせた。
目を閉じると、すぐに光の粒が視界を満たす。
(糸……一本だけ。落ち着いて……)
だが――
次の瞬間、大量の光の糸が一斉に広がってしまった。
「きゃっ……!」
「フェリシェール!」
アレンが彼女の腕を抱き寄せ、暴れる魔力を押さえ込むように自らの魔力を流し込む。
光の糸が暴風のように渦を巻き、床の魔法陣を照らし出した。
「こんなの……制御できません……!」
「大丈夫だ、私が抑える。
恐がると余計に広がる。落ち着くんだ」
フェリシェールは震えながらも、必死に呼吸を整える。
(殿下が……支えてくれている……
大丈夫……大丈夫……)
次第に糸の渦が収まり、光が静かに消えていった。
「……すごい」
「君の魔力は……やはり尋常ではないな」
アレンは真剣なまなざしでフェリシェールを見つめる。
「このままだと、ディアスは間違いなく君の魔力と共鳴しようとしてくる。
“心を支配する禁術”の部品としてな」
「そんな……私……」
「だから防ぐ。
そのためには、君が自分の魔力を知ることが必要だ」
フェリシェールは強く頷いた。
「やります。
殿下と一緒なら……私はきっと、怖くありません」
その言葉にアレンの表情が一瞬緩む。
「……そう言ってくれるなら、私は君を何度でも守ろう」
その瞬間だった。
塔全体に、低く、ひび割れるような音が響き渡った。
ぐらり、と床が震える。
「な……何……?」
「結界が……揺れた……?」
アレンの顔が険しくなる。
「フェリシェール、後ろへ」
音は次第に大きくなり、塔の外壁から鈍い振動が伝わってくる。
(まさか……ディアスが――)
アレンはすぐさま結界感知術を展開し、塔外の気配を探る。
その顔色が一瞬で変わった。
「フェリシェール……隠れろ」
「殿下……?」
「来た。
間違いない――ディアスが、結界を破ろうとしている」
その言葉が、塔内部に冷たい緊張を走らせた。
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