ORATORIO(E)SCAPE

しおん

文字の大きさ
4 / 29

4 ユジュンの生活

しおりを挟む
 子供のはしゃぐ声が聞こえてくる。
 そこはアースシアの街の中でも、最も歴史ある教会だった。その懺悔室の神父が座る方の部屋に子供二人がぎゅうぎゅう詰めになりながら、押し合いへし合いし、くすぐりあって遊んでいた。
「やめてよぉ、イリヤ!」
 弱点である脇腹を悪戯されて、ユジュンはケタケタと笑った。仕返しに、とイリヤの脇へ腕を伸ばすが、狭い中でイリヤは器用に身を捩り、それを避けてしまう。
「こら、二人とも!」
 懺悔室の戸が開いて、まろびでた二人の少年を、仁王立ちで見下ろす人物がいた。彼はここの神父、ヒューゴーという三十代半ばの男性だった。
「ユジュン、寄り道しないで、真っ直ぐ家に帰らなければならないだろう」
「だってー」
 学校帰りに教会で道草していることを咎められて、ユジュンは気まずくなった。
「だっても、でももない!」
「ごめんなさぁい」
「イリヤも! 懺悔室で遊ぶのはいけないと、何度言ったらわかるんだ? 途中で本当に懺悔人が入ってきたら、どうするつもりだった?」
「…そのときは、真面目に、話を、聞く、つもりだった」
 イリヤはぼそぼそと言葉を吐いた。イリヤはあまりお喋りするのが得意ではない。つまったりどもったりするのが本人も嫌らしく、進んで話をしようとはしない。だが、その見目は麗しく、十二歳にして完璧な美を持ち合わせている。光そのもののようなプラチナブロンドに、透き通るような碧眼は切れ長で、瞬くと音がしそうな程まつげが長い。雪花石膏の肌に、赤く色づいた頬と唇が人目を引く、一見して健康優良児にしか見えない。その風貌から、何となくシベリアンハスキーを連想してしまうのは、ユジュンだけだろうか。イリヤは家庭の事情で他の仲間たちと教会で寝起きしながら、教会の運営を手伝って暮らしている。
 一方のユジュンは九歳。エレメンタリースクールに通っている。くせっ毛の髪は濃藍で、特徴としては両目の目の色が違うヘテロクロミアであるという事が挙げられる。左が忘れな草色で、右が薄浅葱色である。意思の強そうな顔立ちは、はっきりとしており、将来は美形に数えられるようになるのは目に見えている。スクールでもよく女の子から手紙をもらったりして、その度に返事をするのに困っている。
「イリヤ、昼飯の準備だ。ヨシュアやジュートを手伝ってこい」
 ヒューゴーは一つにまとめた鳩羽色の髪の尻尾を揺らして、イリヤに命じた。
「わかった…ユジュン、また午後にな」
「うん」
 法衣の裾に付いた埃を払ってから、イリヤは奥の廊下に消えていった。ユジュンも背負い鞄を背負い直しながら立ち上がると、教会を後にした。
 ユジュンの家は昔から宿屋を経営している。古いが、歴史ある堅牢な造りの建物は風情があると観光客からも人気で、リーズナブルな値段設定から旅人や冒険者も多く利用する。客が絶えないのもガイドブックに掲載されているのが大きいのかも知れない。
 『しちようせい』それが宿の屋号である。生け垣の作るアーチをくぐって、裏口から家の中へ入る。
「たーだいま」
 のんびりと後ろ手で扉を閉めたが、厨房の方は何やら騒がしい。覗いてみると、父と母がフル回転で昼食作りに励んでいた。
「ユジュン! 帰ったんなら、さっさと鞄置いて、手伝って!」
 ユジュンを見つけるなり、姉のメイヨががなるようにして叫んだ。メイヨは十六歳。ユジュンとはちょっと年の離れた姉弟だった。
 そこはさながら戦場であり、ただならぬ雰囲気を醸していた。いつもは穏やかなメイヨもまるでヴァルキュリアのようである。どうやら今日は昼食をここで済ます客が多いようだった。いつもなら、宿泊客のほとんどは外に食べに出るから、昼は外から来る客をさばくだけで暇なのだ。元々、ランチは評判で、近所の人間もよく食べに来るのだが、悪い事は重なるもので、食堂から玄関の前まで行列が出来ていた。
 これは大変だぞ、とユジュンは鞄を控え室に置くと、屋号のロゴが入ったエプロンを着けて厨房へ出、出来上がった品から指定された席に配膳し始めた。
「おまたせしました!」
 にっこり笑って両手に器用に持った皿の数々をテーブルに並べる。すると、健気に働くユジュンを見て、客は微笑ましそうに頬を緩める。ユジュンは天性の明るさと人懐っこさで、接客ならお手の物だった。
 行列の整理は、ここで唯一雇っている従業員のアキユキ、通称キユが行っている。キユは気持ちのいい青年で、ユジュンの宿題の手伝いや面倒を見てくれる、いい兄貴分だ。住み込みで働いているので、ほとんど家族同然である。
 行列が落ち着いてきた所で、食堂に戻ってきたキユが、食器を下げていたユジュンに手を貸してくれた。
「どうして、今日に限ってこんなにお客さんが多いのかなぁ?」
「んー。土曜だからからとか? もしかしたら、また新しいメディアに紹介されたのかも知れないな」
 ユジュンの疑問にも、キユは曖昧な返ししかしなかった。彼も急に押し寄せた客の多さに辟易としているらしかった。
 やっとのことで一息つけたのは、午後二時を回った頃だった。
 厨房に置かれたダイニングテーブルを従業員一同、…といっても家族プラスアルファなのだが…で囲み、まかない飯を食べた。
「どうして、今日はこんなに人が多かったのかしら? それに、どうしてこんな時に限ってユジュンの帰りは遅いのかしら?」
 メイヨはそんな嫌み混じりの科白を吐いた。
「ちょっと、イリヤのとこに寄っててぇ…」
「また、イリヤ? ユジュンってその子にご執心なのね」
「まぁまぁ、メイヨ。ユジュンもしっかり働いてくれたじゃないの」
 母がユジュンを庇ってくれようとするも、
「お母さんは、ユジュンにすぐ甘くする」
 と、メイヨは気に入らない様子である。
「まぁ、遊びたい年頃だし、いいじゃないか」
「お父さんまで…」
「実際、ユジュンはよく励んでいたよ。将来の跡取り息子なんだから、大事にしないと」
 キユがそう言う。みんなユジュンの味方だ。絶壁に立たされたメイヨは、崖から落ちる事は避けて、後退することにしたらしく、
「ま、まぁ、接客業に関しては、よくやってるわよ」
 と、渋々ユジュンの功績を褒めたのだった。
 食後は山と成した食器洗いが待っていた。メイヨが洗浄し、キユが水ですすぎ、ユジュンが水気を布巾で拭うという作業を分担しながら、片付けていった。
 それが終わると、ユジュンはエプロンを取り去って、
「じゃあ、おれ、遊びに行ってくるネ」
 と、メイヨとキユに告げた。後の宿の作業は両親とメイヨとキユで回す。ユジュンはお役御免である。
「いってらっしゃい」
「五時の鐘が鳴ったら、帰ってくるんだよ。ああ、それから」
 と、キユがパックに入った大学芋を持たせてくれた。低温でじっくり揚げた、甘い蜜の絡まったおやつだ。腹が減ったらみんなでお食べ、ということらしい。
 メイヨとキユに見送られて、ユジュンは裏口を出た。
 脇に設置されている犬小屋に向かって声を掛ける。
「おじさん、行くよ」
『おう』
 犬小屋の中では黒と白に毛並みの分かれた、ボーダーコリーの雄がくつろいでいたが、ユジュンの声に応えて、腰を上げた。無駄吠えもしない、毛並みの美しい中型犬で、番犬としても抜群の存在感がある。年はユジュンと同い年の九歳。犬年齢で言えば、立派な成犬のおじさんである。クーガーという名が一応はあるが、ユジュンは『おじさん』と親しみを込めて呼んでいる。
『今日もいつもの噴水広場か』
「うん、そだよ」
『街外れにある屋敷に探検しに行くって話はどうなったんだ』
「それはね、まだ保留だよ。計画を練ってるとこ」
『そうかよ』
 クーガーはぶっきらぼうだ。
 そのクーガーとこうして言葉を交わせるようになったのは、一年程前のことだ。それまでは、『腹減った』とか、『遊べ』とか、『散歩』とか断片的な単語だけが一方的に届いて来たが、いつしか意思の疎通が図れるようになった。動物と会話が出来る能力でも身についたのかとも思ったが、そうでもないらしい。他の犬を始めとした動物の言葉はさっぱり分からないし、彼らの考えもまるで分からない。あくまでクーガーが特別であるらしかった。
 クーガーは牧羊犬としても優秀で、季節になると牧場で羊を追い立てる仕事で活躍し、ユジュンに小遣い稼ぎをさせてくれる。生まれた時から一緒の頼もしい相棒である。
 クーガーは知能も高くて、人を襲ったり、悪戯したりもしないので、リードを付けたりはしない。たまにそれを見て大人が渋い顔をするが、頓着しない。クーガーと併走しながら、目的地の噴水広場を目指す。
 やがて市民の憩いの広場、通称噴水広場にたどり着く。広場には屋台が出ていたり、ストリートミュージシャンが演奏を行っていたりと、それなりに賑やかだが、そんなに人出は多くない。
 噴水のへりに腰を下ろして、たむろしている少年が二人いる。
 土器色かわらけいろのくせ毛を頭の上で一つに結ったチャイナ服姿の少年が、隣で本に目を落としている少年にしきりに話しかけている。だが、その本に気を取られている方の少年は、生返事を返すだけである。アクア色の髪を二対八で分けており、少々つり目気味の瞳は川蝉色だ。
「あ、ユッちゃん」
 チャイナ服の少年の方がユジュンに気付いて腰を上げ、手を振った。正面から見ると尚更、彼の優しげな糸目が際立つ。だが、ひとたびその瞳が開くと、結構鋭い目つきをしているのをユジュンは知っている。
「テンちゃん!」
 ユジュンもテンに向かって手を振り返す。
「今日はちょっと、遅かったんやねー」
 テンのしゃべり方はちょっと変わったなまりをしていて、個性的である。絵描きの祖父と世界中を旅していてここ数ヶ月はこのアースシアに落ち着いている。
「うん。お客さんが多くてさ。片付けに手間取っちゃったんだ」
 二人の元へ走り寄って、ユジュンは言い訳をする。
 と、本を読んでいた少年も顔を上げた。
「イリヤは一緒じゃないのかよ」
 彼はヒース。半ズボンをサスペンダーで吊り、白いシャツを着て緩くネクタイを締めている。いいところのボンボンで、貴族らしいのだが、兄が失踪していたり、その名が本名ではなく、愛称であるらしいことくらいしか、ユジュンは知らない。いつも分厚い本を持ち歩いていて、活字を貪ることが趣味、いや、ライフワークだ。
 ちなみに『テン』というのも本名ではなく、ヒースが長いからという理由で縮めたものであるらしい。本名は確か天竜ティエンルン。祖父からは『小竜シヤオルン』とか『チビ竜』とか呼ばれている。
「うん、もうすぐ来ると思う」
 ユジュンはテンの隣に腰を下ろした。
 広場の一角では、テンの祖父が風景がを描く合間に、観光客相手に似顔絵を描く商いをしている。筆を走らせること五分、水彩画であっという間に描き上げてしまう手前は、似ているという理由で好評らしかった。
「今日も着いてるの…?」
 ユジュンはこそっとテンの耳元で囁いた。
「うん、今日もしっかり着いてはるわぁ」
 ユジュンはヒースの右肩に目を凝らした。ユジュンの目には何も映らないが、本人曰く『見えたらいかんもんが見える』というテンには、ヒースの左肩に常時乗っている女性の手が見えるのだという。テンには俗に言う『霊感』があるのだ。『霊感』が強い、とも言い換えられる。
 幸い、ヒースの肩に乗っている手の女性は、悪さを働くタチのものではなく、無害なので、ヒース本人には伝えていない。
 テンは、よっぽどヒースのことが気に入ってるんや、と言っている。
 ヒースは何も知らずに、本に目を走らせている。
「あ、イリヤ!」
 ユジュンは歩いてくるイリヤを真っ先に見つけると、一目散に駆け寄っていった。
「早く、早く」
 その腕を引いて、イリヤを噴水の側まで引っ張ってくる。
「お、おい…」
 イリヤは無理やり引っ張られて、長い足を絡ませている。法衣ではなく、黒地に白いラインの入ったセーラーカラーの上着と、半ズボンをはいている。私服ではなく、教会から支給されている制服のようなものだ。
 四人の出会いはちょっとしたえにしがある。先にユジュンとテンが知り合い、それぞれ連れ合いとしてイリヤとヒースを引き合わせたのだ。
 年齢は十二歳のイリヤを筆頭に、一つ年下のヒース、また一つ年下のテン、そのまた一つ年下のユジュンといった風に階段状になっている。
 四人は不思議と馬が合って、以来こうしてつるんで遊ぶようになった。
「よし、全員そろったな!」
 ヒースが本を閉じて、噴水の淵に立ち上がった。テンも腰を上げて立ち上がり、ユジュンとイリヤと並んでヒースの前に立った。
「いいか、者ども! 幽霊屋敷の探索は、今週末に決行する! 準備を怠るな!」
 皆より一段高い場所から、ヒースがそう宣言した。
 街外れのおんぼろ屋敷には、夜も深くなると、未練を残して死んだ、ハウスキーパーの女性の霊が出るという噂がある。この街ではポピュラーな都市伝説の一つである。
 それを実際確かめに見に行こう、というのが今回の計画の一端だ。
「ホンマに行くん~?」
 テンは噂を気にして行きたがらない。
「週末か。お姉ちゃんとキユに当番代わってもらえるかなぁ」
 ユジュンには決まった宿の手伝いという仕事が定められている。自分の果たすべき役割を、年長者たちは快く引き受けてくれるだろうか。何て言って頼もうか。ユジュンの頭はその算段でいっぱいになる。
「俺は、日曜の朝に帰れれば、それで、いい」
 イリヤは日曜礼拝の準備にさえ間に合えば、付き合っても良いというスタンスである。特に噂や霊の事に関して興味がある訳ではないから、ヒースの計画に賛同するのもやぶさかではないのだ。
「ユジュンよ、心配するな! 夜中にちょっと家を抜け出して、街外れの屋敷に忍び込むだけだ、夜明け前には帰れる予定だぜ」
 ヒースがビシリとユジュンを指さした。
「寝る時間は?」
「冒険には犠牲がつきものだ。睡眠は諦めろ!」
「えぇ~、徹夜なの?」
「文句は言わせん。オレさまの計画だ」
 ヒースは隊長の権限で、そう言い切った。
「おまえたちは見たくないのか? 月夜に映える廃屋と化した屋敷を! ハウスキーパーの怨念の権化を!」
 そう煽られると、どんどんと興味と好奇心が湧いてくるユジュンである。
「ボク、あんま行きたくない」
 逆にテンのテンションは下降気味である。
「テンよ、センサー代わりのおまえが何を弱気なことを!」
 ヒース隊長は落胆した。
「ひとを探知機代わりにせんといてくれる?」
「ともかく、おまえの存在なしに、この計画は成立しないのだ。おまえが同行するのは、決定事項である!」
「えぇ~」
 テンは本気で嫌そうに、肩と頭を落とした。
 その肩を、慰めるように、無言でイリヤが叩いた。
「イリヤ~、今のポンポンってなに~? 諦めろって言いたいん~?」
 テンは半泣きでイリヤを見た。
 イリヤは黙って頷いた。
「ああ~~」
 テンは頭を抱えて嘆いた。
 テンは『見える』割にはこの手の話が苦手なのである。怖がりなのだ。気の毒なことに。
 そんなテンのことは差し置いて、ヒースは着々と計画を練っていった。持ち物、集合時間、屋敷に到着するであろう時刻、何時間滞在するのか、帰途に就くのは何時か等。
「まぁ、こんなとこだな」
 隊長が納得したとき、脇で伏せをして控えていたクーガーが一声鳴いた。
「ワン!」
「『俺も行くぜ、ガキども』っておじさんが言ってる」
 ユジュンはクーガーの科白を訳した。
「そうか。護衛としては役に立ちそうだな。いいぜ、連れて行ってやる」
 という、隊長の鶴の一声でもってクーガーも探検隊の一味に加わったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。 それが約50年前。 聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。 英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。 俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。 でも…英雄は5人もいらないな。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

女王ララの再建録 〜前世は主婦、今は王国の希望〜

香樹 詩
ファンタジー
13歳で“前世の記憶”を思い出したララ。 ――前世の彼女は、家庭を守る“お母さん”だった。 そして今、王女として目の前にあるのは、 火の車の国家予算、癖者ぞろいの王宮、そして資源不足の魔鉱石《ビス》。 「これ……完全に、家計の立て直し案件よね」 頼れない兄王太子に代わって、 家計感覚と前世の知恵を武器に、ララは“王国の再建”に乗り出す! まだ魔法が当たり前ではないこの国で、 新たな時代を切り拓く、小さな勇気と現実的な戦略の物語。 怒れば母、語れば姉、決断すれば君主。 異色の“王女ララの再建録”、いま幕を開けます! *カクヨムにも投稿しています。

勇者の様子がおかしい

しばたろう
ファンタジー
勇者は、少しおかしい。 そう思ったのは、王宮で出会ったその日からだった。 神に選ばれ、魔王討伐の旅に出た勇者マルク。 線の細い優男で、実力は確かだが、人と距離を取り、馴れ合いを嫌う奇妙な男。 だが、ある夜。 仲間のひとりは、決定的な違和感に気づいてしまう。 ――勇者は、男ではなかった。 女であることを隠し、勇者として剣を振るうマルク。 そして、その秘密を知りながら「知らないふり」を選んだ仲間。 正体を隠す者と、真実を抱え込む者。 交わらぬはずの想いを抱えたまま、旅は続いていく。 これは、 「勇者であること」と 「自分であること」のあいだで揺れる物語。

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

処理中です...