402 / 526
第9章 ネシアのダンジョン編
グリーさん達の行方
しおりを挟む「とりあえず危機も去ったわけだし、さっき救出した奴らを出してやれよ。」
リッキーが俺にそう言って、先程助けた4人を腕輪から出してやれと促してきた。そうだね、忘れてたよ!
俺は万が一の為にとまず結界を張り、中を神聖魔法で浄化しておく。念の為ね!
それから地面に先ほどの4人を出してやると、腕輪に入れた時と全く同じ状態で座って俯いていた。
そんな彼らに近づき声をかけると、とても疲れ果てたような顔をして俺の方を見る。
そしてもう魔力を吸われていないことに気づくと、彼らは声も上げずに涙を流し始めた。
そんな彼らに俺はもう少し神聖魔法の回復魔法で身体的にも精神的にも癒してやると、今度こそやっと声を出して泣き出した。
「先ほどは取り乱して申し訳なかった。君たちは命の恩人だよ。」
ようやく気持ちが落ち着いてきたのか、泣いたことによる掠れた声で1人の男性がそう言った。
それを皮切りに、他の3人も口々にお礼を言う。
「ところで君たちは、一体何があってあんな所に囚われていたんだ?」
代表してリッキーが4人に肝心なことを聞く。
そうだよね、何であんな事になったのかは聞いておかなければ。
すると先ほど一番最初にお礼を言ってきた男性が「きっかけは分からないんだ」と言った。
「俺達は3階層辺りでいつも魔物を狩っているんだが、ある時魔物を狩り終えてドロップ品を回収していた時、急に足元の地面が無くなったんだ。俺たちは揃ってその穴に落ち、出口の無い先ほどの部屋に閉じ込められ途方に暮れて座っていたんだ。暫くは手持ちの食料も食べながらいろいろ脱出のためにやってみたんだ。やってみたんだが……結局は外に出られなくてね。途方に暮れていたらだんだん身体が動かなくなってきたんだ。しまいには普通に座っていることもできずに地面に寝転び、後は死を待つだけ……と絶望していた所に君たちが現れたんだ。最初は死ぬ間際の絶望が見せている幻かと思ったんだが、銀髪の子が回復魔法をかけてくれたおかげで回復したんだ。そして喜んだ途端に、今までとは比べものにならないほどに何故か体力を持っていかれて……。あれは一体何だったんだろうな……?」
話終わった男性は改めてお礼を言うと、今度こそホッとした顔で笑った。
なるほど……3階層くらいにいたのになぜか今は8階層にいる。
やはり穴に落ちた時点で下の階層へと行ってしまったのだろう。
もしかすると、グリーさん達も油断して同じことになっているのかもしれない。
俺は周りを見渡すと、何人かは同じ考えをしているようで、俺に頷き返してきた。
「君たちには申し訳ないが、実は俺たちの仲間も2人ほど行方不明なんだ。だからそいつらを探したいんだ。申し訳ないが、疲れ果てているだろう君たちも来てもらえないだろうか?さすがにこの場に残していくのは危険だろうからな。もし歩くのが大変だというのなら、先ほどのようにシエルの持っている収納の魔道具の中にいてもらえないだろうか?あの中にいれば時間経過がないから手持ち無沙汰になるとかはないからな。」
スコットさんは真面目な顔で、彼らに俺たちの状況を説明をする。
彼らは戸惑った顔をしたが、それでも「わかった」と言って了承してくれた。
俺たちの仲間が自分たちと同じ事になっているかもしれないということで、彼らも覚悟を決めてくれたらしい。
彼らはすぐに俺の腕輪に入ると言ってくれたので、俺もすぐに彼らを収納する。
そしてスコットさんから「ついでに頼む」と言って悠馬も一緒に収納することになった。
やはりさっきの彼らの話がショックだったのだろう。
俺の収納の中にいる限り、いつでも山田が向こうから出してくれれば日本に戻れるのだからという考えだった。
最初は悠馬も嫌がっていたが、スコットさんからの懇願するような訴えから、渋々と了承する。
やはり『親の愛』を感じ取ったのだろう。
悠馬も腕輪に収納し、俺達はまた壁の中にある『小部屋』を探しては中を確認することを繰り返した。
その中にはもう手遅れだった人もいたが、かろうじて助けられた人もかなりいた。
そして彼らにはみんな俺の腕輪の中に入ってもらい、先を急ぐ。
そして9階層から10階層へと向かう直前の階段横。
そこに珍しく『小部屋』があった。
それまでの階段では何かしらの特殊な状況だったのだが、ここでは何かが違った。
それが何なのかは答えられないが、何かが違った。
「アースさん、ここにも例の『小部屋』があります!」
俺は壁に手をついて、アースさんに場所を伝えた。
アースさんもこの場が何か特殊な感じがする事には気付いていたらしく、1つ頷くとすぐに壁を壊す為の準備を始めた。
そして一段と気合を入れて壁へと拳を叩きつける。
だが、今回はひびは入りはしたが穴が開くことはなかった。
そしてひびだけだったので、すぐに元に戻ってしまう。
「えっ?なんで!?」
俺は思わずそう叫んだ。
みんなも同じだったらしく、唖然としている。
アースさんに至っては「信じられない」といった感情が顔に表れていた。
「さて……どうするかな。シエル、この中には生命反応があるんだろう?」
スコットさんが俺に聞いてきたので、「2つあるよ」と答える。そう、2つだ。
まだ2人が行方不明になってから丸一日になりかけているところでの「2つの生命反応」。可能性は高い。
ならば何としてもこの壁は壊して、中にいる人を助けなければ。
俺は自分の武器である刀を取り出し、強固に魔力コーティングを施す。
そして更に土属性の濃密な魔力を刀に纏わせた。
これで少なくてもアースさんの様に「土属性の魔力」を纏っているので、壁を壊すのには適しているだろう。
更には念には念を入れて、自分の身体に身体強化の魔法をかける。
そして精神統一をし、精神が極限まで研ぎ澄まされたその一瞬で、壁へと力一杯円を描くように斬りつけた。
すると壁はかなりの抵抗をしてきたが、それでもしっかりと円形に切り抜くことができた。
刀を引いた一瞬で、蹴り倒すのと結界を張るのを同時に行う。
それによって無事に『道』の確保ができた。
……これだけでも結構な魔力使ったなぁ。
「おぉ~!やっと外に出れまっせ!レッカ、起きいやっ!」
部屋の中からはグリーさんの声が聞こえた。
良かった、間に合ったようだね!
急いで中へと入ると、グリーさんが目を瞑って動かないレッカさんを抱きかかえている。
えっ……レッカさん、どうしたの……?
俺はまるで死人のような顔色のレッカさんを見て言葉が出なかった。皆も一言も発さない。
そんな中、ユーリが無言でレッカさんに近寄る。
そして自らの魔力をレッカさんへと直接与えだした。
すると、それを見ていたリッキーがハッとしたように、皆に外へと出るよう促す。
一番最初の時の事を思い出したのだろう。
部屋から出る間にも、レッカさんはグリーさんに運ばれ、ユーリから魔力を譲渡され続けている。
部屋の外にみんなが出ると、俺は急いで小部屋の穴を塞ぎ、その場に強固な結界を張った。
レッカさんはその中で暫くユーリから魔力を譲渡されていると、じょじょに顔に赤みがさしてきた。
良かった、間に合ったようだね!
まだ目を覚まさないが、ユーリが治療を行っている間にグリーさんに事情を聞く。
どうやら俺達と離れてしまった後、彼らは無事に追いかけていた魔物を倒したらしいのだが、やはりドロップ品を回収していたところで何らかの植物に囚われてしまったそうだ。
その植物、レッカさんの炎でも暫く焼くことができなかったらしく、やっと焼き切ったと思ったら先ほどの部屋にいたそうだ。
そしてそれからグリーさんはなんとか俺達に連絡を取ろうと色々試みてみたが上手くいかず、その間にレッカさんは魔力をかなり消費するほどに壁へと攻撃をしていたらしい。
おかげでレッカさんはグリーさんより早く魔力枯渇を起こしかけていたようだ。
でもまぁ間に合って良かったよ。
ある程度魔力譲渡を行ったユーリは、疲れたのかあくびが止まらないようだ。
「僕は少し眠るから、まだ元気なグリーが皆を10階層の休憩所へと連れて行ってね。頼むよ?」
ユーリはそう言うと子竜の姿へと変化し、俺の胸元に飛んでくる。そしてすぐに目を瞑って寝てしまった。
「よっしゃあ、了解でっせ!さぁ日も暮れるし、さっさと行きまっせ!」
グリーさんはそう言うと、降りかけの階段を駆け下りていく。
皆も慌ててそれに続き、一気に10階層へとやってきた。
それからすぐにグリーさんは巨竜へと変化し、その背中にみんなを乗せて飛び立つ。
夜目の効くグリーさんは薄暗くなってきているけれども、周辺を見ながら休憩所らしき物を探す。
それからしばらく飛んでいると、急にグリーさんが下降を始めた。多分見つけたのかもしれない。
そしてそれは当たりだったらしく、降り立ったのは周りを木の柵で囲まれた休憩所らしき所だ。
俺は万が一の事もあるから、この休憩所の場所の草の上に結界を敷いて潰し、その上にドーム型の強固な結界を張る。
これで上からも下からも魔物が入ってくる隙間はないね!
その上で、万が一もあるので浄化魔法もかけておく。
念には念を……ってね!
それからスコットさん達はすぐに野営の準備を始め、俺は腕輪から助けた人々を取り出す。
……結構な人数だね?
そして彼らは揃って外の景色を見て驚く。
彼らにしては一瞬で休憩所に来たような感覚だからだ。
そして彼らもなんとか自分たちのテントを張り、俺たちが配った食事を持って各自のテリトリーへと戻った。
暫くは体を休めることを優先して欲しい旨を伝え、出発は彼らの体調が戻ってからだとも言っておく。
俺たちのテントも完成すると、俺は自分たちのテントにも結界を張っておく。
それから皆で中に入り、やっと一息をついた。
それにしてもこのダンジョンは何かおかしい。
とりあえず、冒険者がいなかった理由も判明し、助けられた事はとても良かったとは思う。
それにグリーさん達も助けられて良かった。
なにはともあれ、みんな揃うことができたので、今夜はしっかりと休めるだろう。
俺は夕飯を軽く済ませると、先に出しておいたベッドへとユーリを抱えてダイブする。
するとすぐに睡魔が訪れ、俺を夢の国へと誘うのだった。
188
あなたにおすすめの小説
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる