止まる日常

チリヒゲ

文字の大きさ
3 / 7

誰かを想う事

しおりを挟む
自分の状況はわかっているけど、
誰かの為に動いてしまう。

そこで反射的に行動出来る自分に戻れるかというのも、一つの私の指標でもあると考えています。


高台から階段を降りて行くと小さな子ども2人の手を引く、若い夫婦がベビーカーを畳んで、スロープではなくこの階段を上がろうと試行錯誤していた。


「動けるかな?」


自分に試した瞬間、若夫婦に一言


「ベビーカー、持ちますね」

と、言ってベビーカーを担いで踵を返して高台を登り始めた私。


こういう事は、今の状態でも出来るんだ、という自分確認が出来ました。


無視は出来るんですが、無視が出来ないほどに階段は狭く、私の目の前で起こった事象でした。

見知らぬ人だから出来たのか?




なんでも良くて、


大切なのは動けた事。



頭で考える事に支配されている時間が長いので、行動に結びつかない事が多い。

考える事で段々と身体が重くネバネバしたものがまとわりついて動けなくなっていく。



だからこそ、考える前に動ける事が出来た自分が嬉しかった。



自分の為でなく、誰かの為なら動けるんだ。


自分の為に動く=運動、になっています今。


でもそれでよし。


動けているだから。


そんな自分を褒めてあげよう。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

シリアス
恋愛
冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

彼女が望むなら

mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。 リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。

後悔などありません。あなたのことは愛していないので。

あかぎ
恋愛
「お前とは婚約破棄する」 婚約者の突然の宣言に、レイラは言葉を失った。 理由は見知らぬ女ジェシカへのいじめ。 証拠と称される手紙も差し出されたが、筆跡は明らかに自分のものではない。 初対面の相手に嫉妬して傷つけただなど、理不尽にもほどがある。 だが、トールは疑いを信じ込み、ジェシカと共にレイラを糾弾する。 静かに溜息をついたレイラは、彼の目を見据えて言った。 「私、あなたのことなんて全然好きじゃないの」

婚約者の番

ありがとうございました。さようなら
恋愛
私の婚約者は、獅子の獣人だ。 大切にされる日々を過ごして、私はある日1番恐れていた事が起こってしまった。 「彼を譲ってくれない?」 とうとう彼の番が現れてしまった。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

処理中です...