起きたら伝説の正妃様になっていた件

伯王

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3つの謎発覚?

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 断食。

それは一定の時間又は期間、食物の摂取を止める事。    

 夕食を20時に済ませ、翌朝8時に朝食を食べるとすると12時間、驚く事に半日もの決して短くない時間を何も食べずに過ごす事になる。
 
 現代人に有りがちな朝食抜きならば更に断食時間は伸びるのである。

 朝食を英語でbreak fast。
breakは壊す、fastは断食。
正に朝食は断食を壊す大切なものなのだ。

 しかし、気よ付けなければならない事がある。それはただご飯を食べれば良い訳ではないと言うことだ。
 きちんとバランスの取れた食事が大切なのだ。
 朝食を菓子パンで済ませるなど言語道断なのだ。(血糖値が上がって太るしね)

★☆★☆★☆

 隠れ里の朝、僕の前には朝食が用意されている。

 現代の日本人らしく日が昇り、体内時計で朝7時頃に起床した僕。
 日の出とともに起き布団をかたずけて、朝食の準備を済ませた子供達に完全に出遅れたのだった。

 明日の朝は、日の出起床を心に誓う僕なのだった。

 しかし・・・・

 「朝食少な!」

 僕はぼそっと発言する。 

 それを聞き付けた趙老人は、申し訳なさそうに謝罪した。

 「正、じゃなく月狐さま。 申し訳ありません。
 今はこれが儂達の精一杯でして・・・」

 今趙老人また僕の事を正妃て呼ぼうとしたよね?
 昨日よりは、月狐呼びに慣れたようだけど、僕は趙老人をジト目で凝視する。

 じーーーーー。

 趙老人は僕から視線をそらせた。


 今僕達の前に用意されている朝食は、キチンと味噌と塩で味付けされた蕪の入った味噌汁と同じく蕪の漬物そして米に麦の混ぜられた麦飯がお茶碗にこんもり器一杯用意されていた。

 昨日の夕ご飯よりおかずがない分、麦飯の量と味噌汁の味付けの濃さを頑張ったようだ。

 この里の精一杯なのは分かるが出来れば卵焼きなどのたんぱく質を追加したいところではある。

  「卵、目玉焼き食べたい」

 僕が願望を口にすると趙老人が怖怖この里で飼っている家畜の事を教えてくれた。

 この里に鶏がいるらしい。

 鶏と言えば卵である。

 鶏はほぼ25時間に一個卵を産む鳥であり、必ず午前中に産卵するらしい。ならば、今朝卵が産まれていても不思議ではない。

 僕が鶏の飼育されれている場所に行って確認しようと提案すると子供たち皆に危ないからダメだと止められた。

 確かに鶏は意外に強暴である。

 あれは日本人として生きていた頃、父方の祖父母の家に遊びに行った時だった。

 僕の家は毎年夏休みの期間に入ると一週間ほど祖父母の家に遊びに行っていた。

 僕は今年は勿論の事、去年も祖父母の家に遊びに来ていて、その時夏祭りに参加して無料で配られていたある動物を飼いたいと両親にねだった。
 それは、ピヨピヨと鳴く黄色い毛玉のヒヨコである。
 両親は、ヒヨコは直ぐに大きくなるし、祖父母の家の庭のように広い庭が家にはないし、鶏の鳴き声は意外に?大きいので近所迷惑になると却下されてしまった。

 確かに僕の家は庭付きの一戸建てだが、周りは閑静な住宅街である、無理矢理庭に檻を作って鶏を飼っても1~2匹が限度で朝になればコケコッコーーーの鳴き声、近所迷惑だろう。

 しかし、今僕の目の前にいるのはピヨピヨと鳴く可愛いヒヨコ。

 子供だった僕は諦められずヒヨコの前から動けずにいた。

 珍しくぐずる僕に両親と優しくて賢い兄は、困った顔をする。

 それを見かねた孫に甘いと世間一般に思われている祖父母が例に漏れずに助け舟を出してくれた。

 祖父母の家の庭は祖母の趣味の園芸と祖父の趣味の畑があるくらい広いのだがそこで飼ってもいいと言ってくれたのだ。

 僕は今泣いた鳥が笑うのことわざ通りに笑顔で祖父母にお礼を言ったのだった。

 「ありがとうお爺ちゃん、お婆ちゃん!」

 それから、祖父母の家に連れ帰ったヒヨコは、大きめの段ボールで出来た巣箱で飼う事になった。
 ヒヨコは、保温する必要があるため白熱灯を設置して段ボールの高さが20~30㎝くらいだとジャンプして脱走する個体がいるため金網で段ボールの蓋をするのであった。
 その他にヒヨコが成長した後のために庭に鳥小屋を建てることになった。
 可愛い孫のためにと気合いの入った祖父の手造りの鳥小屋である。
 僕も勿論手伝ったし、強制的に父も参加して力仕事やホームセンターへの車の運転を担当してくれた。
  勿論、優しい兄は自主的に手伝ってくれた。

 そしてヒヨコは、すくすく成長したが祖父母の家での滞在日が過ぎてヒヨコが鶏になるのを見ることなく僕は泣く泣く都内にある家に帰ったのだった。

 それから、一年間会えなかった元ヒヨコにやっと会えると僕は期待に胸を踊らせていた。

 実はヒヨコ達の現在の姿は祖父からメールで送られてきた写真で知っているのだが、下から掬い上げるように撮られた躍動感溢れる写真の鶏とあの可愛いかったヒヨコの姿が僕の中で合致しなかったのだ。
 
  因みに祖父からのヒヨコ達の近況メールは何度も送られて来ており、ヒヨコ達が僕達の作った鳥小屋に引っ越し時も写真付きでメールが送られてきたのだが、その翌朝またまたメールが送られて来て、鳥小屋の隙間から猫が侵入して1~2匹食べられると言う悲報が知らされたのだった。
 僕はその悲しい事実を小学校への登校前に知らされて泣きながら兄に手を引かれ登校したのだった。

 僕が鶏の死に涙した事を母からのメールで知った祖父は、専門の業者を急ぎで雇いその日の夕方のメールでは完成された新たな立派な鳥小屋の写真が送られて来たのだった。

 余談だが、自分たちで作った鳥小屋が壊されたと思った僕がまた泣いたのを母がメールで祖父に知らせると祖父が直ぐに写真を送って来た。

 それは、鳥小屋の網の部分が全て外されて、小屋の周りには祖母の育てている花ばなが飾られ、小屋の中には日本で初めての盲導犬になった犬種であるジャーマンシェパードドッグがいる写真だった。

 僕が可愛い犬よりカッコいい大型犬が好きで、飼う事に憧れを持っている事を知っていた祖父のサプライズだった。
 ジャーマンシェパードドッグの写真を見た日から僕は連続した休みがあると父に祖父の家に連れて行ってもらったのだった。勿論兄と一緒にである。
 せっかくの休みを鳥小屋作りや車の送り迎えに費やす事になった父が苦笑いを浮かべいたとかいないとか、そして孫2人と遊びたい祖父母が大喜びしたとかしないとか・・・・・

 それは、僕が病院に入院することになり、祖母が脳卒中で急死してその後を追うように少しずつ元気をなくしていった祖父が穏やかに息を引きとるまで続いたのだった。
 
 僕が日本で暮らしていた時の一番幸せだった頃の思い出だ。

因みに、ジャーマンシェパードドッグと鶏は、大変仲が良く離してしまうのが可愛そうなので祖父母の家の隣の農家にペットとして引取り手になってもらったのだった。

  ああー、今でも思い出す初めて鶏と対峙した時の事を、ヒヨコの時から人の手で育てられたのだから少しは慣つけばいいのにまったく慣つかないどころか背中を見せようものなら強烈な蹴り(鶏の足には4本の爪があり、特に後方にあるケズメとよばれる突起は鋭い)が飛んでくるのである。
 餌をやろうと手を伸ばせば嘴でつつかれ流血するし、そのくせ祖父母より付き合い日数の少ないジャーマンシェパードドッグの武蔵には直ぐに慣つくし、本当に人慣れてしない鳥それが鶏である。とくに、白系の鶏はヤバい。

 しかしそれも今は昔、今の僕は成人男性の体を持っているのだ、小学校低学年だった時より縦や横に大きく腕力だってある。
 鶏を捕まえるコツは前世の経験で知っている。
 鶏にシュッと近づきガッと羽根と胴体を一緒に掴み持ち上げればいいのだ。
 この時、躊躇しない事が大切だ。

 僕がかつて鶏を飼っていた事、そしていかに鶏の習性を知り、そして今の僕がどれ程の実力を持っているのかをコンコンと趙老人と子供達に説いた。

 子供達は、趙老人を見つめてその決定に従う姿勢を見せている。
 趙老人はしばらくの間唸っていたが思ったより早く結論が出た。
 決して、趙老人の耳もとで玉子焼き、ゆで玉子、半熟玉子、卵かけご飯とささやいたせいではないと思う。

 1つ気になったのは、趙老人が玉子を採りに行く許可をくれた時の科白。

  「月狐さまは、かつて竹林で敵兵を追い掛けたおりに、虎に襲われてそれを仕留めたと伝説にある正妃さま。
鶏の相手も出来るでしょうが無理はなさらないで下さい」

 と、言われた事だ。
何?ただ鶏の産んだ卵を貰いに行くだけなのに虎に勝った人なら出来るだろう発言。
流石の鶏も虎には、敵わないでしょうと僕はこの時思った。

 僕は早速、子供達に案内されてちょっと里から離れていると言う鳥小屋に向かった。

 
 「なんじゃヽ(♯`Д´)ノコリャーッ」

 僕の前には、大きな巨石が円形に並べられた不思議な建物?が現れた。

 「これがとりさんがいるところだよ?」

 そう僕に教えてくれるのは、お花を最初にくれた幼女の花龍ちゃんだ。お目目ぱっちりの容姿の整った子で将来美人になれるポテンシャルを持っている子だ。

 花龍ちゃんの説明を受けてよくよく見れば確かに岩と岩の間に隙間が出来ないように岩が削られているのがわかるし、岩の上に続く階段も設置されていた。 高さは大体ビル5階ほどだ。

 僕は巨石で作られた鳥小屋?の中に入るために1階部分に設置された鉄格子で出来た扉に手をかける。鍵を外し、扉を開く。

 ギィーーーーー。

 軋んだ音を立てて扉が開いていく。

 そのまま扉の中に入る、暗い石のトンネルを抜け、光が指す場所に出た。
 そこで僕が見たのは・・・・・・・
  
  「デカー!」

 巨大な鶏様だった。

 何これ、何これ、何だーあれ?

 普通鶏の大きさは雄が70㎝雌が50㎝くらいだ。
でも目の前にいる鶏様は2m近くあるように見える。

  簡単に言えばダチョウ並の大きさの鶏が目の前にいるのだ。

 おかしい、月狐の記憶でも鶏はこんなに大きくなかったはずだが・・・・

 僕が混乱していると恐らくリーダー格だろう鶏が僕に襲いかかって来た。

 僕は間一髪で避ける。

 ガッ!

 鶏の足の爪が、巨石の壁にめり込んでいる。

 どんな威力のキックだよー。

竹林で出会った虎に劣らないヤバさだ。

 趙老人以下子供達が反対する訳だ。納得!!

 壁にめり込んだ足を抜きとりくるりと視線を僕に向ける鶏。
 今度は、翼を拡げて嘴を使った連続突っつき攻撃を仕掛けて来た。
 それをバックステップで避ける僕。

 そんな僕に声援が飛んできた。

 「姫兄さま、がんばれー」

 「姫兄さま今だ、飛び膝蹴りをお見舞いしょーう」

 「卵食べたい~。姫兄さま卵!!がんばれー」

  僕が視線を上げると石壁に木で出来た物見台の様なものが設置されていて、そこに子供達がいた。   
 おそらく、鳥小屋の外にあった階段を昇るとあの物見台に行けるのだろう。

 子供達が卵を望んでいる。これで逃げる訳にはいかなくなった。

 しかし、身を守る防具も武器も手元にない。

 ある力を使えば、鶏をローストチキンにするのはわけないが、動物を殺すところ余り子供に見せたくないし、今は卵だけが欲しいのだから、安全作をとるか?


 結果的に、僕は無事鶏たちを傷付ける事なく卵を手に入れたのだった。

 方法は簡単、僕の自然を操る術で鶏に土を固めた目隠しをするだけである。
 
え?土を固めて鶏の足を止める方がいいのでは?と思った諸君。
 無理矢理動きを止めてるとその拘束を解こうともがき足の骨を折ったりするかも知れないだろう?
 それより鶏は、鳥目だから視界を暗くすると動かなくなる習性があるから楽だし安全なんだよこの方が・・・・・

フゥー、久しぶりに術を使ったけど問題ないな!

僕月狐には、火・水・木・土・風 を操る力があるんだ凄いでしょう?

 「わぁーーー凄い姫兄さまが鶏の動きを封じた。凄いーーー!」

 物見台にいる子供達が僕を称える。

 ふふん。

 僕は悠然と卵を採り鳥小屋の出口に向かう。
卵はバスケットボールほどの大きさだったので1個だけ失敬した。

 出口に着いて外にでる。鉄格子の扉を閉めて鍵を掛ける。

 子供達が階段を下りてくる。

 花龍ちゃんが興奮しながら僕のしっぽに飛び付く。


 え?

 しっぽ?

 僕にしっぽが生えてる~~~~~~。

 
ぐーーーーー。

腹の虫がなる。

 とりあえず僕は、現実逃避して腹を満たす事を優先する事にした。

 花龍ちゃんはよっぽどしっぽが気に入ったのか里の趙老人の家に着くまでずっとしっぽにへばりついており、食事中も目線の先はしっぽにむいていた。

 食事中にいつの間にかしっぽは消えており残念な声があがったりした。

 しっぽが消えた瞬間花龍ちゃんが立ち上り僕の周りをぐるぐる回ってしっぽを探す場面もあった。
 花龍ちゃんは、趙老人に食事中に立ち上らないと説教されていた。
 花龍ちゃんは趙老人の孫で、趙老人は花龍ちゃんが可愛いくて仕方ないが躾には厳しいようだった。
 それでも孫が大好きな趙老人から花龍ちゃんの自慢を聞かされた。
 趙老人曰く

 「儂の孫は、優しくて物静かで賢くて可愛いくて・・・・・・・エトセトラ」

 長い孫自慢の最後はこんな子になって欲しいと続く

 「花龍は可愛い孫なんじゃが大人しすぎるからもっと元気に外で遊んでほしいんじゃがなぁー。本当に良い子なんじゃが、男の子なんじゃからもっと逞しく育ってほしいのーー」

  で、濃厚な卵を堪能した食事後少し現実を受け止める決意をした僕は趙老人に尋ねた。

 鶏の巨大化について。  

 僕のしっぽ及び獣耳について。(獣耳は趙老人が教えてくれた)

 そして・・・・・
 
 花龍ちゃんが男の子だった事について。


                                                            続く
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