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第一章
第一章
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事務所には今日も、暇そうで暇ではない四人がいる。蒼真がデスクにおいてあるノートパソコンの画面を見て、何やら気になることがあるような顔になっていた。
「どうかしたの?そんな顔になってさぁ。」美咲が訊く。
「いや、ちょっと厄介そうな相手がいるからね。」蒼真が答える。
「相手…?誰のこと?」そこに遥香が入ってくる。
「君たちも『キャッチ・アイ』という名前に聞き覚えはないかい?」蒼真が続ける。
『キャッチ・アイ』とは、月奏町に突然現れだした女怪盗三人の呼称だ。
リーダーであるノワールは、冷静沈着で知略に長けており、計画的に動き、周囲の状況を読み取り、即座に判断を下す。
ノワールの下につく二人のうちの一人、のメンバー、ヴィオレッタは、明るく豪快で、圧倒的な怪力と身体能力を持つ。
もう一人のメンバー、ソレイユは、陽気で人懐っこく、高度な変装術と話術で情報を引き出すのが得意。
彼女たちの美麗な姿から、「すべての人間の目を惹く」存在として、『キャッチ・アイ』と呼ばれるようになった。
「あぁ~、あの怪盗たちの事ね、たしかに厄介そうだよね~」美咲が相槌を打つ。
「それで、『キャッチ・アイ』が、どうかしたんですか?先輩。」凛久も話に入ってきた。
「どうかしたというよりかは、また奴らがやったということだ。」
「あれで懲りないのが、あいつらだよね~」蒼真の答えに遥香も付け足す。
「確かに、あの人たちと対峙しあう、なんてなったら、だいぶ厳しいのは間違いないんじゃ…」凛久が不安げに言う。
「まあ、奴らの事も気にかけておこう。今度は僕たちにお呼びがかかるかもしれないしね。」蒼真が三人に言った。
ルナリア探偵の四人は、重要もしくは危険な依頼の時、それぞれの武器を使用する。
蒼真は、傘型の散弾銃兼スナイパーライフルを使用する。特殊な布で張られた傘は、防護や突撃にも使用できる。
美咲は、チェーンソーにも似た、回転する刃を持つ刀を使う。炎をまとわせ斬撃跡を飛ばすことで、ダメージを与えることが可能。
遥香は、複数の射撃スタイルが存在する弓を使用し、内部に氷の下となる液体が入っており、射撃直後に凍結、何かに触れると爆発が起こり、広範囲に攻撃ができる。
凛久は、ガトリング銃のような見た目の武器を使う。タンクには、危険かつ粘度の高い化学物質が入っており、化学反応を使用しつつ使用する。
四人の武器は、美咲が本体を作り、そのうえで蒼真が細かな性能を上げている。
いつ使うかはわからないから、月に一度以上、性能チェックなどを行っている。今回お呼びがかかれば、その武器たちを使うだろうと蒼真は案じている。
そして実際、治安局からお呼びがかかることになった。
治安局はいわば警察のようなもの。直々に協力要請が下りるのはほぼ無いが,蒼真の身内には治安局の潜入捜査官が居るので、すぐに協力要請が出るようになる。
翌日、事務所には治安局員が来ていた。
「今回は貴方達も知っての通り、あの『キャッチ・アイ』を追跡、逮捕するものです。」
治安局員が言った。続けて蒼真は、
「また奴らが予告状を送ってきたと聞いたよ。次のターゲットはどこなんだい?」
と訊いた。
どうやら今回のターゲットは、とある一流の高層ビルにある著名な画家が描いた絵画だ。地上二十階建ての十九階にある美術館に飾られてあるが、今回も目的は不明。
「今まで何度も彼女たちの動きを見てきたけど、やはり今回も手強さそうだねぇ…」
蒼真が話を聞いて言った。続けて治安局員が、
「今回もかなり厳重な警備体制の下で作戦を行います。これまでの警備体制では抜け穴がないような体制です。」と言った。
「まあ向こうも向こうで、何か手も打ってくるだろうね。そのときは任せてくれ。」
と蒼真も付け足した。
そして予告状で犯行予告を出していた日、治安局員が総員厳重体制で、いつ『キャッチ・アイ』のメンバーが出てきても出動できるように準備をしている。
その中にもちろん、蒼真たちルナリア探偵のメンバーもいた。
「犯行予告時刻って、何時だっけ?」
美咲が蒼真に聞く。
「午後八時なんだけど…」
蒼真が腕時計を見ながら、
「もうすぐ時間だ…気張っておくんだよ」
と言った。
そして、美術館内の振り子時計の長針が八時を指した。
「あ…れ?なにも…起きてない…?」
美咲が言った。
すると、一人の女の警備員が突然、同行している刑事に向かって、こう言った。
「あれ、刑事さん、靴の裏に何かが…」
「おっと、どれどれ…」
刑事が見ると、そこには『キャッチ・アイ』の予告状カードが靴の裏にくっついていた。
「なっ!いつの間に?」
カードを見ると、このような文面があった。
「麗しやかな名画は、すでにいただいているわ」
見ると、たった数分前まであったガラスの中はこのに名画が無くなっている。
そして蒼真が、
「ん?あの警備員、走ってどこかに行こうと…ってあれが例の名画じゃ…!急いで行かないと!」と言い、武器を持ち、美咲、遥香、凛久を連れてダッシュで追いかけた。
警備員は階段をのぼり、最上階の二十階へ。ルナリア探偵も続く。
このビルの最上階は、一階丸ごとが大きなテラスのようになっているため、『キャッチ・アイ』にとっては有利な離脱地点だ。
「最悪、あそこで一戦交えることになりそうだな…」
と蒼真。
「あいつらを止めさえすれば。それでいいんでしょ?じゃあさっさと決着付けさせてもらお!」
と遥香。
そして最上階につき、蒼真が言った。
「変装してまであそこに潜り込むなんて、大した度胸だねぇ…で?他にもいるんじゃないかい?」
「ふ~ん?なかなかやるじゃない。」
警備員の変装を解くと、その正体は高度な話術と変装技術を持つ、「ソレイユ」だった。
「さすがは、『迷宮なしの名探偵』ね。ま、三人いることが判ってんなら、こっちだって手もあるからね。」
ソレイユが言った。そして、マントをクジャクのように大きく広げ、そのあとにマントを捌けさせると、いつもの三人があらわれた。ノワール、ヴィオレッタ、ソレイユの三人だ。
「ふふ…ま、ここまで来たんなら、ちょうどいいわ。力比べといきましょ。」ノワールが言った。
「力比べなら、これまでさんざんやってきたんじゃ?まぁいい、乗るよ、その戦いに。行ったからには全力でね。」蒼真が言い返した。
「いいわ、それじゃ、始めましょ。」
ノワールがそう言い、早速先陣を切ったのは———
ソレイユが持つカードガン。それは美咲に向けてのものだ。
美咲はそれを回避、大きく間合いを詰めて武器で斬りかかろうとする。しかし、横からノワールが飛ばしたワイヤーが当たり、思うように斬りかかれない。
その時、ヴィオレッタが投げたと思われる消火器が飛んできた。
「みさっちゃん!」
と言い、氷の矢を消火器に当てて破壊したのは遥香。
「凛久、ヴィオレッタと交戦しといてくれ。」と蒼真。
はい、と返事をし、ガトリングガンのようなの武器を持ちながら走っていった。
蒼真もまずはノワールから叩こうと走る。それに気づいたノワールは片手で蒼真に向けてカードガンを何発も撃ち出した。対して蒼真は、傘を開いて、回転させながら弾を跳ね除け、近づいていく。一方、美咲は、遥香に一声かけ、遠くから同時に走り、遥香は矢を放ち、合わせて美咲も炎をまとった剣のような武器をふるい、高速で飛んでいった。
しかし、ヴィオレッタのカンペキな回避によって、それは外れることになった。
そのすきにヴィオレッタとノワールはその場を離れようとテラスから飛び出し、夜空に飛んだ。
それに気づいた蒼真が、
「逃げる気か、させるかっ!」と言い、傘からボールにも見える花火爆弾を傘から生成し、思いっきり飛び立った二人に向けて蹴った。花火玉は勢いよく飛び、爆発した。
しかしどうやら二人に被撃した様子はなく、ただ平然と飛んでいるだけだった。
そしてソレイユもまた、そのすきに夜空に飛び立っていたのだった。
「また彼女たちを止められなかったか…」
蒼真は言うと、美咲も
「あいつら、あんな気持ち悪いずらかりかたして…まああいつらにとってはそれがいいんだろうけどさ。」と言った。
そのあと、蒼真たちルナリア探偵は、事務所で『キャッチ・アイ』の話をするのであった。
「どうかしたの?そんな顔になってさぁ。」美咲が訊く。
「いや、ちょっと厄介そうな相手がいるからね。」蒼真が答える。
「相手…?誰のこと?」そこに遥香が入ってくる。
「君たちも『キャッチ・アイ』という名前に聞き覚えはないかい?」蒼真が続ける。
『キャッチ・アイ』とは、月奏町に突然現れだした女怪盗三人の呼称だ。
リーダーであるノワールは、冷静沈着で知略に長けており、計画的に動き、周囲の状況を読み取り、即座に判断を下す。
ノワールの下につく二人のうちの一人、のメンバー、ヴィオレッタは、明るく豪快で、圧倒的な怪力と身体能力を持つ。
もう一人のメンバー、ソレイユは、陽気で人懐っこく、高度な変装術と話術で情報を引き出すのが得意。
彼女たちの美麗な姿から、「すべての人間の目を惹く」存在として、『キャッチ・アイ』と呼ばれるようになった。
「あぁ~、あの怪盗たちの事ね、たしかに厄介そうだよね~」美咲が相槌を打つ。
「それで、『キャッチ・アイ』が、どうかしたんですか?先輩。」凛久も話に入ってきた。
「どうかしたというよりかは、また奴らがやったということだ。」
「あれで懲りないのが、あいつらだよね~」蒼真の答えに遥香も付け足す。
「確かに、あの人たちと対峙しあう、なんてなったら、だいぶ厳しいのは間違いないんじゃ…」凛久が不安げに言う。
「まあ、奴らの事も気にかけておこう。今度は僕たちにお呼びがかかるかもしれないしね。」蒼真が三人に言った。
ルナリア探偵の四人は、重要もしくは危険な依頼の時、それぞれの武器を使用する。
蒼真は、傘型の散弾銃兼スナイパーライフルを使用する。特殊な布で張られた傘は、防護や突撃にも使用できる。
美咲は、チェーンソーにも似た、回転する刃を持つ刀を使う。炎をまとわせ斬撃跡を飛ばすことで、ダメージを与えることが可能。
遥香は、複数の射撃スタイルが存在する弓を使用し、内部に氷の下となる液体が入っており、射撃直後に凍結、何かに触れると爆発が起こり、広範囲に攻撃ができる。
凛久は、ガトリング銃のような見た目の武器を使う。タンクには、危険かつ粘度の高い化学物質が入っており、化学反応を使用しつつ使用する。
四人の武器は、美咲が本体を作り、そのうえで蒼真が細かな性能を上げている。
いつ使うかはわからないから、月に一度以上、性能チェックなどを行っている。今回お呼びがかかれば、その武器たちを使うだろうと蒼真は案じている。
そして実際、治安局からお呼びがかかることになった。
治安局はいわば警察のようなもの。直々に協力要請が下りるのはほぼ無いが,蒼真の身内には治安局の潜入捜査官が居るので、すぐに協力要請が出るようになる。
翌日、事務所には治安局員が来ていた。
「今回は貴方達も知っての通り、あの『キャッチ・アイ』を追跡、逮捕するものです。」
治安局員が言った。続けて蒼真は、
「また奴らが予告状を送ってきたと聞いたよ。次のターゲットはどこなんだい?」
と訊いた。
どうやら今回のターゲットは、とある一流の高層ビルにある著名な画家が描いた絵画だ。地上二十階建ての十九階にある美術館に飾られてあるが、今回も目的は不明。
「今まで何度も彼女たちの動きを見てきたけど、やはり今回も手強さそうだねぇ…」
蒼真が話を聞いて言った。続けて治安局員が、
「今回もかなり厳重な警備体制の下で作戦を行います。これまでの警備体制では抜け穴がないような体制です。」と言った。
「まあ向こうも向こうで、何か手も打ってくるだろうね。そのときは任せてくれ。」
と蒼真も付け足した。
そして予告状で犯行予告を出していた日、治安局員が総員厳重体制で、いつ『キャッチ・アイ』のメンバーが出てきても出動できるように準備をしている。
その中にもちろん、蒼真たちルナリア探偵のメンバーもいた。
「犯行予告時刻って、何時だっけ?」
美咲が蒼真に聞く。
「午後八時なんだけど…」
蒼真が腕時計を見ながら、
「もうすぐ時間だ…気張っておくんだよ」
と言った。
そして、美術館内の振り子時計の長針が八時を指した。
「あ…れ?なにも…起きてない…?」
美咲が言った。
すると、一人の女の警備員が突然、同行している刑事に向かって、こう言った。
「あれ、刑事さん、靴の裏に何かが…」
「おっと、どれどれ…」
刑事が見ると、そこには『キャッチ・アイ』の予告状カードが靴の裏にくっついていた。
「なっ!いつの間に?」
カードを見ると、このような文面があった。
「麗しやかな名画は、すでにいただいているわ」
見ると、たった数分前まであったガラスの中はこのに名画が無くなっている。
そして蒼真が、
「ん?あの警備員、走ってどこかに行こうと…ってあれが例の名画じゃ…!急いで行かないと!」と言い、武器を持ち、美咲、遥香、凛久を連れてダッシュで追いかけた。
警備員は階段をのぼり、最上階の二十階へ。ルナリア探偵も続く。
このビルの最上階は、一階丸ごとが大きなテラスのようになっているため、『キャッチ・アイ』にとっては有利な離脱地点だ。
「最悪、あそこで一戦交えることになりそうだな…」
と蒼真。
「あいつらを止めさえすれば。それでいいんでしょ?じゃあさっさと決着付けさせてもらお!」
と遥香。
そして最上階につき、蒼真が言った。
「変装してまであそこに潜り込むなんて、大した度胸だねぇ…で?他にもいるんじゃないかい?」
「ふ~ん?なかなかやるじゃない。」
警備員の変装を解くと、その正体は高度な話術と変装技術を持つ、「ソレイユ」だった。
「さすがは、『迷宮なしの名探偵』ね。ま、三人いることが判ってんなら、こっちだって手もあるからね。」
ソレイユが言った。そして、マントをクジャクのように大きく広げ、そのあとにマントを捌けさせると、いつもの三人があらわれた。ノワール、ヴィオレッタ、ソレイユの三人だ。
「ふふ…ま、ここまで来たんなら、ちょうどいいわ。力比べといきましょ。」ノワールが言った。
「力比べなら、これまでさんざんやってきたんじゃ?まぁいい、乗るよ、その戦いに。行ったからには全力でね。」蒼真が言い返した。
「いいわ、それじゃ、始めましょ。」
ノワールがそう言い、早速先陣を切ったのは———
ソレイユが持つカードガン。それは美咲に向けてのものだ。
美咲はそれを回避、大きく間合いを詰めて武器で斬りかかろうとする。しかし、横からノワールが飛ばしたワイヤーが当たり、思うように斬りかかれない。
その時、ヴィオレッタが投げたと思われる消火器が飛んできた。
「みさっちゃん!」
と言い、氷の矢を消火器に当てて破壊したのは遥香。
「凛久、ヴィオレッタと交戦しといてくれ。」と蒼真。
はい、と返事をし、ガトリングガンのようなの武器を持ちながら走っていった。
蒼真もまずはノワールから叩こうと走る。それに気づいたノワールは片手で蒼真に向けてカードガンを何発も撃ち出した。対して蒼真は、傘を開いて、回転させながら弾を跳ね除け、近づいていく。一方、美咲は、遥香に一声かけ、遠くから同時に走り、遥香は矢を放ち、合わせて美咲も炎をまとった剣のような武器をふるい、高速で飛んでいった。
しかし、ヴィオレッタのカンペキな回避によって、それは外れることになった。
そのすきにヴィオレッタとノワールはその場を離れようとテラスから飛び出し、夜空に飛んだ。
それに気づいた蒼真が、
「逃げる気か、させるかっ!」と言い、傘からボールにも見える花火爆弾を傘から生成し、思いっきり飛び立った二人に向けて蹴った。花火玉は勢いよく飛び、爆発した。
しかしどうやら二人に被撃した様子はなく、ただ平然と飛んでいるだけだった。
そしてソレイユもまた、そのすきに夜空に飛び立っていたのだった。
「また彼女たちを止められなかったか…」
蒼真は言うと、美咲も
「あいつら、あんな気持ち悪いずらかりかたして…まああいつらにとってはそれがいいんだろうけどさ。」と言った。
そのあと、蒼真たちルナリア探偵は、事務所で『キャッチ・アイ』の話をするのであった。
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