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ふたりの愛憎編
03.Ich liebe dich ──秋人
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それから東城は毎日のように俺のベッドに入ってきた。挨拶代わりに一日に何度も抱きしめられるし、そのせいでなかなか日本人の控えめな挨拶に順応できない。
嫌な夢を見ることもなくなって、眠りが深くなったから日中の体調不良もずいぶんマシなったから感謝してるけど…。
わからない、東城がここまでしてくれる理由がない。
なんなんだろう、あいつ。なにがしたいんだ……?
「あの……月島くん、ちょっといいかな?」
「え?」
七月に入り、ようやく梅雨が明けたころ。帰る準備をしていた俺は同じクラスの女子生徒から声をかけられた。
えぇと、名前は……なんだっけ?
「……なに?」
「えっと、ちょっと話があるんだけど…。いっしょに来てくれないかな?」
「べつにいい、けど」
わけがわからないまま頷くと、顔を真っ赤にして「ありがとう」と笑った。
なにが……?
「一階のレッスン室でいいかな?」
そう言った女子に連れて行かれたのは、一階のいちばん奥にある小さめのレッスン室だった。放課後はよくレッスン室にいるけど、ピアノが入っていない部屋だから俺は入ったことがない。
部屋に入ると、カーテンが閉められていない窓から夕日が差し込んでいた。室内全体がオレンジに染まり、真剣な顔をして俺の目の前に立つ彼女も同じ色になっている。
少し距離を開けて俺を見つめる彼女は、夕日とは違う理由で顔を赤らめているようだった。
「つ、月島くんは……さ。彼女とか、いるの?」
「……?」
カノジョ? 彼女?
……Freundin?(恋人?)
「あぁー! わかった、恋人がいるかってことか!?」
自分の中でドイツ語と繋げられて意味が理解できたことが嬉しくて、その勢いのまま口に出してしまった。顔を真っ赤にした女子は何度も首を縦に振っている。
ひとつ咳払いをして自分を落ち着かせた俺は、冷静さを装うべくもう一度声のトーンを落とした。
「いないけど?」
「ほんとにっ!?」
「あぁ」
て言うか、しばらくはいらないかな。いまはピアノを弾くだけでいいし、まだ日本での生活に慣れてないし。
情けないけど、東城のおかげでなんとなくやってこれてるってぐらいだしな。
「それじゃあ、良かったら私と付き合ってくれないかな?」
「は?」
急にテンションを上げたかと思えば、意味のわからない提案をされて首を傾げた。
それじゃあ、ってなに? 使い方合ってんのか、それは?
「私、月島くんに一目惚れして…! 新入生代表で入学式にピアノ弾いてたでしょ? エルガーの"愛の挨拶"! すっごく良かったです!」
「はぁ、それはどうも」
ピアノの演奏を評価されるのは嫌な気持ちにならない、むしろ嬉しい。
でもそれがどうして俺のことが好きだとか付き合うだとかに繋がるのかがわからなかった。一目惚れ? ってやつの仕組みがよくわかってないせいかもしれないけど。
「もちろん彼女になっても月島くんの迷惑にならないようにするし…! デートできなくても大丈夫なタイプだから!」
どんなタイプだよ、それ。
それは果たして付き合ってるって言えるのか?
「ねぇ、どうかな…?」
隠せていない期待を込めて俺を見つめてくる。
俺が「Ja」とでも言うと思っているのだろうか? ものすごい自信だな。
「……悪いけど……」
仕方ないので、日本人らしくオブラートに包んでお断りすることにした。はっきり拒絶しないのが日本人なのだと母さんに教わったことがあるから。
そもそもどうして俺が謝らなきゃいけないんだ? 勝手に告白してきたのに? あー、めんどくさい。
***
「おかえり、月島」
「んー、ただいま」
寮の部屋に帰ると、いつものように軽いハグで出迎えられた。こういう言い方は少し変だけど、東城のハグは押し付けがましくないから安心する。
もう少しその安心を感じていたくて背中に腕を回すと、東城が優しく背中を撫でてきた。
「月島、なにかあった? 帰りも遅かったし…」
東城とはルームメイトだけどクラスメートではない。わざわざいっしょに帰ろうと東城のクラスに行くこともない。
俺は毎日のようにレッスン室に行ってるけど、それを考慮しても今日は帰りが遅い。なにかあったんだろうかと予測することぐらいはできてしまうわけで。
「あー、べつに…。クラスの奴に付き合ってくださいって言われただけ」
「え……女の子に?」
「は? 当たり前だろうが」
どうして女じゃないっていう選択肢が出てくるんだよ?
「そっか…。さすがだなぁ、月島は」
「さすがって……べつに嬉しくないし」
今更この距離感が恥ずかしくなってきて、ぱっと東城から離れる。
しかし東城はなにを思ったのか、すぐに腕を引っ張ってまた俺を抱きしめた。普段より力強くてドキッとしてしまう。
「と……東城?」
「渡さない」
「は…?」
東城の低い声が鼓膜を叩く。
いつも柔らかくて優しい東城の、聞いたこともない声だ。
「月島はもう俺のものだよ」
まるで恋人を相手に言う台詞みたいだと思った。
だけどそこには一切の甘さがない。どちらかと言えば、獲物を前にした獣の目のような冷たさを感じる。
「お、俺のものって…。なんだよそれ、なんか日本語でそういう特別な言い回しがあるのか?」
せめてもと思い視線を逸らしたけど、東城の両手が俺の頬を挟むようにしてつかまえてきてそれすらも叶わなかった。
暗闇に似た色の瞳が俺を見つめてくる。その底にある真意が上手く汲み取れない。
「月島相手にそんな遠回しなことしないよ。理解されなきゃ意味ないし」
「……悪かったな、日本語が不自由で」
「そうじゃなくて…。月島、はっきり言ってもらう方が好きだろ? 自分は捻くれた言い回しするくせに」
いまだってそうだよ、と頬を撫でられる。
意味がわからない。こいつの言葉は深読みする必要がないってことになるけど、つまりそれは…。
「俺のこと……好き、ってこと? ん、っと……恋愛感情? を持ってる?」
知らなかった、混乱すると俺の日本語はここまで怪しくなるなんて。と言うか、俺の人生においてここまで混乱したことがない気がする。
頬に触れる東城の手に触れながら目を合わせると、ひとつだけ小さく頷いた。
「好き、愛してる。……これ、ドイツ語だとなんて言うの? 教えて」
先ほどまでとは打って変わって、東城の声に甘さが混じる。
とけてしまうそうだ、と思った。ヨーロッパにいたころに聞いたどんなにレベルの高いピアノやオーケストラよりも甘美な響きで、興奮して身体が震える。
「……Ich liebe dich.」
「イッヒ……なに? 難しいな、ドイツ語の発音って」
困ったように笑った東城が顔を近付けてくる。
東城が奏でるショパンが頭の中で鳴り響いた。身体の中に柔らかく入り込んできて、あくまでも優しく心を締め付けてくるあの音色。
いつも柔らかい光が差している瞳にいまはその気配がなく、俺のことを決して逃がさないという強い意志を感じた。
俺は動けなかった。なぜだろう、東城にだったらなにをされてもいいと思った。
「いいよ、何度だって教えてやる。おまえがちゃんと発音できるようになるまで」
挑発するようにもう一度ドイツ語で愛を囁くと、東城が不自然に喉を鳴らした。
あぁ、駄目だ。止めるならいましかないのに。
「……っすごく、情熱的なこと言ってくれるね」
もう堪らないと言いたげに瞳を揺らした東城は、歯がぶつかってしまうんじゃないかってぐらいの勢いで唇を重ねてきた。
あんなに優しいピアノを弾く人間とは思えないほど乱暴なキスだった。
嫌な夢を見ることもなくなって、眠りが深くなったから日中の体調不良もずいぶんマシなったから感謝してるけど…。
わからない、東城がここまでしてくれる理由がない。
なんなんだろう、あいつ。なにがしたいんだ……?
「あの……月島くん、ちょっといいかな?」
「え?」
七月に入り、ようやく梅雨が明けたころ。帰る準備をしていた俺は同じクラスの女子生徒から声をかけられた。
えぇと、名前は……なんだっけ?
「……なに?」
「えっと、ちょっと話があるんだけど…。いっしょに来てくれないかな?」
「べつにいい、けど」
わけがわからないまま頷くと、顔を真っ赤にして「ありがとう」と笑った。
なにが……?
「一階のレッスン室でいいかな?」
そう言った女子に連れて行かれたのは、一階のいちばん奥にある小さめのレッスン室だった。放課後はよくレッスン室にいるけど、ピアノが入っていない部屋だから俺は入ったことがない。
部屋に入ると、カーテンが閉められていない窓から夕日が差し込んでいた。室内全体がオレンジに染まり、真剣な顔をして俺の目の前に立つ彼女も同じ色になっている。
少し距離を開けて俺を見つめる彼女は、夕日とは違う理由で顔を赤らめているようだった。
「つ、月島くんは……さ。彼女とか、いるの?」
「……?」
カノジョ? 彼女?
……Freundin?(恋人?)
「あぁー! わかった、恋人がいるかってことか!?」
自分の中でドイツ語と繋げられて意味が理解できたことが嬉しくて、その勢いのまま口に出してしまった。顔を真っ赤にした女子は何度も首を縦に振っている。
ひとつ咳払いをして自分を落ち着かせた俺は、冷静さを装うべくもう一度声のトーンを落とした。
「いないけど?」
「ほんとにっ!?」
「あぁ」
て言うか、しばらくはいらないかな。いまはピアノを弾くだけでいいし、まだ日本での生活に慣れてないし。
情けないけど、東城のおかげでなんとなくやってこれてるってぐらいだしな。
「それじゃあ、良かったら私と付き合ってくれないかな?」
「は?」
急にテンションを上げたかと思えば、意味のわからない提案をされて首を傾げた。
それじゃあ、ってなに? 使い方合ってんのか、それは?
「私、月島くんに一目惚れして…! 新入生代表で入学式にピアノ弾いてたでしょ? エルガーの"愛の挨拶"! すっごく良かったです!」
「はぁ、それはどうも」
ピアノの演奏を評価されるのは嫌な気持ちにならない、むしろ嬉しい。
でもそれがどうして俺のことが好きだとか付き合うだとかに繋がるのかがわからなかった。一目惚れ? ってやつの仕組みがよくわかってないせいかもしれないけど。
「もちろん彼女になっても月島くんの迷惑にならないようにするし…! デートできなくても大丈夫なタイプだから!」
どんなタイプだよ、それ。
それは果たして付き合ってるって言えるのか?
「ねぇ、どうかな…?」
隠せていない期待を込めて俺を見つめてくる。
俺が「Ja」とでも言うと思っているのだろうか? ものすごい自信だな。
「……悪いけど……」
仕方ないので、日本人らしくオブラートに包んでお断りすることにした。はっきり拒絶しないのが日本人なのだと母さんに教わったことがあるから。
そもそもどうして俺が謝らなきゃいけないんだ? 勝手に告白してきたのに? あー、めんどくさい。
***
「おかえり、月島」
「んー、ただいま」
寮の部屋に帰ると、いつものように軽いハグで出迎えられた。こういう言い方は少し変だけど、東城のハグは押し付けがましくないから安心する。
もう少しその安心を感じていたくて背中に腕を回すと、東城が優しく背中を撫でてきた。
「月島、なにかあった? 帰りも遅かったし…」
東城とはルームメイトだけどクラスメートではない。わざわざいっしょに帰ろうと東城のクラスに行くこともない。
俺は毎日のようにレッスン室に行ってるけど、それを考慮しても今日は帰りが遅い。なにかあったんだろうかと予測することぐらいはできてしまうわけで。
「あー、べつに…。クラスの奴に付き合ってくださいって言われただけ」
「え……女の子に?」
「は? 当たり前だろうが」
どうして女じゃないっていう選択肢が出てくるんだよ?
「そっか…。さすがだなぁ、月島は」
「さすがって……べつに嬉しくないし」
今更この距離感が恥ずかしくなってきて、ぱっと東城から離れる。
しかし東城はなにを思ったのか、すぐに腕を引っ張ってまた俺を抱きしめた。普段より力強くてドキッとしてしまう。
「と……東城?」
「渡さない」
「は…?」
東城の低い声が鼓膜を叩く。
いつも柔らかくて優しい東城の、聞いたこともない声だ。
「月島はもう俺のものだよ」
まるで恋人を相手に言う台詞みたいだと思った。
だけどそこには一切の甘さがない。どちらかと言えば、獲物を前にした獣の目のような冷たさを感じる。
「お、俺のものって…。なんだよそれ、なんか日本語でそういう特別な言い回しがあるのか?」
せめてもと思い視線を逸らしたけど、東城の両手が俺の頬を挟むようにしてつかまえてきてそれすらも叶わなかった。
暗闇に似た色の瞳が俺を見つめてくる。その底にある真意が上手く汲み取れない。
「月島相手にそんな遠回しなことしないよ。理解されなきゃ意味ないし」
「……悪かったな、日本語が不自由で」
「そうじゃなくて…。月島、はっきり言ってもらう方が好きだろ? 自分は捻くれた言い回しするくせに」
いまだってそうだよ、と頬を撫でられる。
意味がわからない。こいつの言葉は深読みする必要がないってことになるけど、つまりそれは…。
「俺のこと……好き、ってこと? ん、っと……恋愛感情? を持ってる?」
知らなかった、混乱すると俺の日本語はここまで怪しくなるなんて。と言うか、俺の人生においてここまで混乱したことがない気がする。
頬に触れる東城の手に触れながら目を合わせると、ひとつだけ小さく頷いた。
「好き、愛してる。……これ、ドイツ語だとなんて言うの? 教えて」
先ほどまでとは打って変わって、東城の声に甘さが混じる。
とけてしまうそうだ、と思った。ヨーロッパにいたころに聞いたどんなにレベルの高いピアノやオーケストラよりも甘美な響きで、興奮して身体が震える。
「……Ich liebe dich.」
「イッヒ……なに? 難しいな、ドイツ語の発音って」
困ったように笑った東城が顔を近付けてくる。
東城が奏でるショパンが頭の中で鳴り響いた。身体の中に柔らかく入り込んできて、あくまでも優しく心を締め付けてくるあの音色。
いつも柔らかい光が差している瞳にいまはその気配がなく、俺のことを決して逃がさないという強い意志を感じた。
俺は動けなかった。なぜだろう、東城にだったらなにをされてもいいと思った。
「いいよ、何度だって教えてやる。おまえがちゃんと発音できるようになるまで」
挑発するようにもう一度ドイツ語で愛を囁くと、東城が不自然に喉を鳴らした。
あぁ、駄目だ。止めるならいましかないのに。
「……っすごく、情熱的なこと言ってくれるね」
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