14 / 48
ふたりの愛憎編
14.歩み寄り ──秋人
しおりを挟む
勢いで感動してしまったけど、「好きになる努力」ってなんだろう?
いつかわかるかなぁなんて呑気に構えてたけど、陽介の行動は予想以上に積極的だった。いや、積極的と言うか…。
「秋人、おはよう。今日も可愛いな、好きだよ」
「……おはよ」
目を開けると、朝日よりも眩しい満面の笑みが広がっていた。
部屋に響くのはショパンのワルツ全集。うん、しかもこれは陽介の演奏だ。
「体調はどう? 今日は午後から雨予報だから一応痛み止め持っとくな。頭が痛くなったらすぐ言って」
「う、うん……ありがとう」
明らかに昨日までの陽介と声色が変わった。でも無理をして作っているというわけじゃない。
なんと言うか、陽介の気持ちが声にのってる…?
「秋人、いっしょに食堂行こう。人多いから気を付けて」
「うん……わかった」
昼休みになってもそれは変わらなかった。わざわざ俺のクラスまで来てくれて、爽やかな笑顔で誘ってくれている。
ほら見ろ、周りの女子がざわついてんじゃんか!やりすぎなんだよ、Dummkopf!!(バカ!!)
「今日もレッスン室の予約してる? あんまり根詰めすぎるなよ、ゆっくりでいいから」
「……陽介」
「ん? なに?」
放課後、いつも俺が独占しているレッスン室に向かう廊下にて。隣を歩く陽介と目を合わせると、不思議そうな顔をされた。
慌てて笑顔を張り付け、どうにかして自分の気持ちを伝えようと口を開いた。
「あのさ、無理しなくてもいいからな? 人の気持ちなんていきなり変わるわけじゃないんだし。……俺、も。陽介の立場だったら同じことしてたかもしれないから、なんと言うか……もう気にしなくてもいいよ」
レッスン室の扉を開け、ピアノを背に陽介と向かい合う。
朝からずっと笑顔だった陽介が表情を固くした。困ったように眉を寄せ、俺の真意を図ろうと目を細めている。
「えっと……あー、昨日の! 昨日の『革命』、弾けてよかった。俺、ショパンをあんな完成度で弾けたのはじめてだったからさ。やっぱり陽介はショパンが上手いから…」
「秋人」
いきなり冷静な声で名前を呼ばれ、無理やり張り付けていた笑顔が崩れた。
陽介の手が俺の右手に触れる。なにをされるのかと思い身構えると、一瞬だけ寂しそうな笑顔を浮かべてすぐに離れていった。
「悪い、まだ怖いよな」
「は…?」
「俺に触られるの。怖いよな?」
「…っ…!」
確信を突かれた気がした。
そんなことないよ、と言おうとして口を開くも声が上手く出てこない。さっきまで普通に話していたのに、喉がヒリついて声帯が震えてくれなかった。
「う……っゃ、ちが…っ!」
必死に声を絞り出しながら首を振ると、陽介がふたたび俺の右腕を掴んだ。
「……っごめん、いまだけ……いまだけ、ちょっとだけ我慢して」
「…っぁ…!」
腕を引っ張られ、陽介の胸の中に閉じ込められる。
久し振りの感覚だった。かつては毎日のようにこの体温を感じていたはずが、もうずいぶんと昔の記憶の中にあるような気がしてくる。
「よっ、陽介…! あの、ちょっと……待って、今日はちょっと……!」
「ごめん、待てない。ごめんな…っ」
「ひっ…! ……っぅ、うぅ~」
背中に回された陽介の腕に力が入り、いよいよ動けなくなってしまった。
なぜか涙が出てくる。身体も震えてる。
なにこれ? 嬉しい? 悲しい? この感情はなに……?
肩口に顔を埋めてどうにか涙を止めようとしていると、背中にある手がなだめるように優しく動いた。
「お願いだから泣かないでくれ…。泣かせたいわけじゃないんだ」
自分こそ泣きそうな声で、悲痛な心の叫びをそのまま俺に突き刺してくる。
でも俺の涙は止まらなかった。自分でもどうして泣いてしまっているのかわからない。
「Ich habe Angst...」
怖い、と。陽介には決して伝わらないドイツ語で小さく口に出す。
俺の背中を必死で撫でていた陽介の動きがぴたりと止まった。
「陽介…?」
「……酷いことをしたっていうのはわかってる。秋人自身にも、だし。ピアノ……ピアノを、奪うことになるとは思わなかった。ごめん、本当にごめん…」
背中にあった手が腰まで下り、ピアノの椅子に座るよう促される。
抵抗せず大人しく座ると、目の前に片膝をついた陽介が俺の右手を両手で包み込んだ。その手を自分の額にあて、目を閉じて……まるで、神に祈りでも捧げるような。
「Vater unser im Himmel...(天にまします我らの父よ…)」
「……え?」
陽介の口から出たのは、日本語じゃなくてドイツ語だった。
目を開けた陽介が、額にあてていた俺の手を胸元まで下ろす。驚くほど真剣な顔をしていた。
「──"あの日"、秋人は祈ってくれてたんだよな?」
寂しくて暗いトイレの個室を思い出す。
確かに俺は祈りの言葉を口にしたことがあった。でも陽介は特に反応しなかったし、もちろん意味を教えたこともない。
「なっ……え、なんで……ドイツ語……?」
「練習した、このフレーズだけ。耳コピしただけだから発音はあんまり上手くないと思うけど」
「…っな、なんで!? なんで最初に覚えるドイツ語がそれなんだよ!?」
「え?」
違う、絶対いまはこんなこと言ってる場合じゃない。他に言わなきゃいけないことがあるはずだ。
でも、それでも。陽介がはじめて口にしたドイツ語が、よりによって祈りの言葉だったという事実に嫉妬してしまったのだ。
誰に? ……そうだな、あえて言うなれば神様に。
「もっと……もっと他にあるだろ、はじめて覚えるドイツ語! 挨拶とか自己紹介とか、...Ähm(えぇーと)..."Musikbegriffe"("音楽記号")……いや、Ich liebe dich!(愛してる!) Ich liebe dichを最初に覚えろよ!」
「え、……は? なに、なんて言ってる?」
マズい、興奮していつもより早口になってるかもしれない。
でも抑えきれなかった。そもそも陽介には俺がドイツ語を教えてあげたかったのに、どこの誰の発音を耳コピしたって言うんだ?
「さっきのもなんだよ、なんか中途半端な……accent français?(フランス訛り?) せめて綺麗なドイツ語で覚えてこいよ!」
「う、うん…? ごめん?」
「NEIN!!(違う!!)」
強い否定の言葉を口にしながら、陽介の手を振り払って逆にこっちから掴み直す。
落ち着け、落ち着け。日本語じゃないと伝わらないんだ、ゆっくり……ゆっくり。
「Ich liebe dich(愛してる)……最初に、これ覚えてほしかった」
なるべくゆっくり、わかりやすいように発音する。
陽介が大きく目を見開いた。俺が知らない陽介の表情だ。
「……愛してる。最初に秋人が教えてくれたやつ?」
「そう…」
両手で掴んだ陽介の右手に、そっと唇を押し付ける。好きだよ、って気持ちをこめてみる。
陽介の身体が小さく震えた。……嫌だったかな。
「そっか……うん、そうだよな。神に祈っても仕方ないか、俺はどこの神様も信じてないし」
苦笑いした陽介が、空いた左手で俺の髪を撫でてくる。
優しい手つきだ。憎しみも嫌悪感もない、純粋な優しさだけしかない、大きなてのひら。
「わかった、次に覚えるドイツ語はそれにするよ」
「……っ、約束だからな!」
いつかわかるかなぁなんて呑気に構えてたけど、陽介の行動は予想以上に積極的だった。いや、積極的と言うか…。
「秋人、おはよう。今日も可愛いな、好きだよ」
「……おはよ」
目を開けると、朝日よりも眩しい満面の笑みが広がっていた。
部屋に響くのはショパンのワルツ全集。うん、しかもこれは陽介の演奏だ。
「体調はどう? 今日は午後から雨予報だから一応痛み止め持っとくな。頭が痛くなったらすぐ言って」
「う、うん……ありがとう」
明らかに昨日までの陽介と声色が変わった。でも無理をして作っているというわけじゃない。
なんと言うか、陽介の気持ちが声にのってる…?
「秋人、いっしょに食堂行こう。人多いから気を付けて」
「うん……わかった」
昼休みになってもそれは変わらなかった。わざわざ俺のクラスまで来てくれて、爽やかな笑顔で誘ってくれている。
ほら見ろ、周りの女子がざわついてんじゃんか!やりすぎなんだよ、Dummkopf!!(バカ!!)
「今日もレッスン室の予約してる? あんまり根詰めすぎるなよ、ゆっくりでいいから」
「……陽介」
「ん? なに?」
放課後、いつも俺が独占しているレッスン室に向かう廊下にて。隣を歩く陽介と目を合わせると、不思議そうな顔をされた。
慌てて笑顔を張り付け、どうにかして自分の気持ちを伝えようと口を開いた。
「あのさ、無理しなくてもいいからな? 人の気持ちなんていきなり変わるわけじゃないんだし。……俺、も。陽介の立場だったら同じことしてたかもしれないから、なんと言うか……もう気にしなくてもいいよ」
レッスン室の扉を開け、ピアノを背に陽介と向かい合う。
朝からずっと笑顔だった陽介が表情を固くした。困ったように眉を寄せ、俺の真意を図ろうと目を細めている。
「えっと……あー、昨日の! 昨日の『革命』、弾けてよかった。俺、ショパンをあんな完成度で弾けたのはじめてだったからさ。やっぱり陽介はショパンが上手いから…」
「秋人」
いきなり冷静な声で名前を呼ばれ、無理やり張り付けていた笑顔が崩れた。
陽介の手が俺の右手に触れる。なにをされるのかと思い身構えると、一瞬だけ寂しそうな笑顔を浮かべてすぐに離れていった。
「悪い、まだ怖いよな」
「は…?」
「俺に触られるの。怖いよな?」
「…っ…!」
確信を突かれた気がした。
そんなことないよ、と言おうとして口を開くも声が上手く出てこない。さっきまで普通に話していたのに、喉がヒリついて声帯が震えてくれなかった。
「う……っゃ、ちが…っ!」
必死に声を絞り出しながら首を振ると、陽介がふたたび俺の右腕を掴んだ。
「……っごめん、いまだけ……いまだけ、ちょっとだけ我慢して」
「…っぁ…!」
腕を引っ張られ、陽介の胸の中に閉じ込められる。
久し振りの感覚だった。かつては毎日のようにこの体温を感じていたはずが、もうずいぶんと昔の記憶の中にあるような気がしてくる。
「よっ、陽介…! あの、ちょっと……待って、今日はちょっと……!」
「ごめん、待てない。ごめんな…っ」
「ひっ…! ……っぅ、うぅ~」
背中に回された陽介の腕に力が入り、いよいよ動けなくなってしまった。
なぜか涙が出てくる。身体も震えてる。
なにこれ? 嬉しい? 悲しい? この感情はなに……?
肩口に顔を埋めてどうにか涙を止めようとしていると、背中にある手がなだめるように優しく動いた。
「お願いだから泣かないでくれ…。泣かせたいわけじゃないんだ」
自分こそ泣きそうな声で、悲痛な心の叫びをそのまま俺に突き刺してくる。
でも俺の涙は止まらなかった。自分でもどうして泣いてしまっているのかわからない。
「Ich habe Angst...」
怖い、と。陽介には決して伝わらないドイツ語で小さく口に出す。
俺の背中を必死で撫でていた陽介の動きがぴたりと止まった。
「陽介…?」
「……酷いことをしたっていうのはわかってる。秋人自身にも、だし。ピアノ……ピアノを、奪うことになるとは思わなかった。ごめん、本当にごめん…」
背中にあった手が腰まで下り、ピアノの椅子に座るよう促される。
抵抗せず大人しく座ると、目の前に片膝をついた陽介が俺の右手を両手で包み込んだ。その手を自分の額にあて、目を閉じて……まるで、神に祈りでも捧げるような。
「Vater unser im Himmel...(天にまします我らの父よ…)」
「……え?」
陽介の口から出たのは、日本語じゃなくてドイツ語だった。
目を開けた陽介が、額にあてていた俺の手を胸元まで下ろす。驚くほど真剣な顔をしていた。
「──"あの日"、秋人は祈ってくれてたんだよな?」
寂しくて暗いトイレの個室を思い出す。
確かに俺は祈りの言葉を口にしたことがあった。でも陽介は特に反応しなかったし、もちろん意味を教えたこともない。
「なっ……え、なんで……ドイツ語……?」
「練習した、このフレーズだけ。耳コピしただけだから発音はあんまり上手くないと思うけど」
「…っな、なんで!? なんで最初に覚えるドイツ語がそれなんだよ!?」
「え?」
違う、絶対いまはこんなこと言ってる場合じゃない。他に言わなきゃいけないことがあるはずだ。
でも、それでも。陽介がはじめて口にしたドイツ語が、よりによって祈りの言葉だったという事実に嫉妬してしまったのだ。
誰に? ……そうだな、あえて言うなれば神様に。
「もっと……もっと他にあるだろ、はじめて覚えるドイツ語! 挨拶とか自己紹介とか、...Ähm(えぇーと)..."Musikbegriffe"("音楽記号")……いや、Ich liebe dich!(愛してる!) Ich liebe dichを最初に覚えろよ!」
「え、……は? なに、なんて言ってる?」
マズい、興奮していつもより早口になってるかもしれない。
でも抑えきれなかった。そもそも陽介には俺がドイツ語を教えてあげたかったのに、どこの誰の発音を耳コピしたって言うんだ?
「さっきのもなんだよ、なんか中途半端な……accent français?(フランス訛り?) せめて綺麗なドイツ語で覚えてこいよ!」
「う、うん…? ごめん?」
「NEIN!!(違う!!)」
強い否定の言葉を口にしながら、陽介の手を振り払って逆にこっちから掴み直す。
落ち着け、落ち着け。日本語じゃないと伝わらないんだ、ゆっくり……ゆっくり。
「Ich liebe dich(愛してる)……最初に、これ覚えてほしかった」
なるべくゆっくり、わかりやすいように発音する。
陽介が大きく目を見開いた。俺が知らない陽介の表情だ。
「……愛してる。最初に秋人が教えてくれたやつ?」
「そう…」
両手で掴んだ陽介の右手に、そっと唇を押し付ける。好きだよ、って気持ちをこめてみる。
陽介の身体が小さく震えた。……嫌だったかな。
「そっか……うん、そうだよな。神に祈っても仕方ないか、俺はどこの神様も信じてないし」
苦笑いした陽介が、空いた左手で俺の髪を撫でてくる。
優しい手つきだ。憎しみも嫌悪感もない、純粋な優しさだけしかない、大きなてのひら。
「わかった、次に覚えるドイツ語はそれにするよ」
「……っ、約束だからな!」
0
あなたにおすすめの小説
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
【本編完結】水曜日の迷いごと
咲月千日月
BL
人知れず…心に抱えているもの、ありますか?
【 准教授(弁護士) × 法科大学院生 】
純粋で不器用なゆえに生き辛さを感じている二人の、主人公目線からの等身大ピュア系ラブストーリーです。
*現代が舞台ですが、もちろんフィクションです。
*性的表現過多の回には※マークがついています。
《完結》僕が天使になるまで
MITARASI_
BL
命が尽きると知った遥は、恋人・翔太には秘密を抱えたまま「別れ」を選ぶ。
それは翔太の未来を守るため――。
料理のレシピ、小さなメモ、親友に託した願い。
遥が残した“天使の贈り物”の数々は、翔太の心を深く揺さぶり、やがて彼を未来へと導いていく。
涙と希望が交差する、切なくも温かい愛の物語。
僕の目があなたを遠ざけてしまった
紫野楓
BL
受験に失敗して「一番バカの一高校」に入学した佐藤二葉。
人と目が合わせられず、元来病弱で体調は気持ちに振り回されがち。自分に後ろめたさを感じていて、人付き合いを避けるために前髪で目を覆って過ごしていた。医者になるのが夢で、熱心に勉強しているせいで周囲から「ガリ勉メデューサ」とからかわれ、いじめられている。
しかし、別クラスの同級生の北見耀士に「勉強を教えてほしい」と懇願される。彼は高校球児で、期末考査の成績次第で部活動停止になるという。
二葉は耀士の甲子園に行きたいという熱い夢を知って……?
______
BOOTHにて同人誌を頒布しています。(下記)
https://shinokaede.booth.pm/items/7444815
その後の短編を収録しています。
林檎を並べても、
ロウバイ
BL
―――彼は思い出さない。
二人で過ごした日々を忘れてしまった攻めと、そんな彼の行く先を見守る受けです。
ソウが目を覚ますと、そこは消毒の香りが充満した病室だった。自分の記憶を辿ろうとして、はたり。その手がかりとなる記憶がまったくないことに気付く。そんな時、林檎を片手にカーテンを引いてとある人物が入ってきた。
彼―――トキと名乗るその黒髪の男は、ソウが事故で記憶喪失になったことと、自身がソウの親友であると告げるが…。
騎士は愛を束ね、運命のオメガへと跪く
夕凪
BL
(本編完結。番外編追加中)
サーリーク王国郊外の村で暮らすエミールは、盗賊団に襲われた際にオメガ性が顕現し、ヒートを起こしてしまう。
オメガの匂いに煽られた男たちに体を奪われそうになったとき、狼のように凛々しいひとりの騎士が駆け付けてきた。
騎士の名は、クラウス。サーリーク王国の第二王子であり、騎士団の小隊長でもあるクラウスに保護されたエミールは、そのまま王城へと連れて来られるが……。
クラウスとともに過ごすことを選んだエミールは、やがて王城内で湧き起こる陰謀の渦に巻き込まれてゆく。
『溺愛アルファの完璧なる巣作り』(https://www.alphapolis.co.jp/novel/504363362/26677390)スピンオフ。
騎士に全霊で愛されるオメガの物語。
(スピンオフにはなりますが、完全に独立した話ですので前作を未読でも問題ありません)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる