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王都、王立バラ園。
かつては「王国の至宝」とまで称えられたその場所は、今や見る影もなく荒れ果てていました。
色鮮やかに咲き誇っていたはずのバラたちは、まるで呪いにかかったようにどす黒く変色し、無残に首をもたげています。
「……どういうことだ! なぜこれほどまでに枯れる! ここは国内最高峰の庭師たちが管理しているはずだろう!」
王太子ヴィルフリートの怒声が、湿り気を帯びた腐敗臭の中に響きました。
彼の目の前では、かつてユーリが「新種の交配に成功した」と喜んでいた貴重な青いバラが、ドロドロに溶けて異臭を放っています。
「も、申し訳ございません殿下……。これまでは、ユーリ様が毎日欠かさず魔力を注ぎ、土壌のバランスを魔法で微調整されていたようでして……」
冷や汗を流しながら答えるのは、宮廷庭師の責任者です。
「我々が同じ術式を試しても、なぜか植物たちが受け付けないのです。彼女の魔力は、単なる栄養剤ではなく、植物との『対話』そのものだったようで……」
「対話だと? 馬鹿馬鹿しい! あんな土いじり女、ただの植物オタクに過ぎない。代わりの魔導師などいくらでも……」
「……殿下ぁ、もう嫌ですわぁ。このお庭、とっても臭いです」
ヴィルフリートの隣で、鼻をつまみながら顔を顰(しか)めているのはカトレアでした。
彼女は「可憐な一輪草」を自称していましたが、周囲の花が枯れ果てたせいで、その厚化粧と豪華すぎるドレスが、枯れ木の中に放置された派手なゴミのように見えています。
「カトレア、すまない。君のために最高の花園をプレゼントすると約束したのに……」
「そんなことより、私の肌が荒れてしまいましたわ! ユーリ様がいた頃は、お庭にいるだけでお肌がプルプルになる不思議なミストが漂っていましたのに。今はなんだか、空気がドロドロしています!」
カトレアの文句を聞きながら、ヴィルフリートは苛立ちを募らせました。
(……確かに、あいつがいなくなってから、城全体の『気』が澱(よど)んでいるような気がするな)
ユーリがいた頃は気づきませんでしたが、彼女は無自覚のうちに、城中の植物を通して王宮全体の魔力循環を正常に保っていたのです。
彼女を「悪役」として追い出したことで、王宮は文字通り「肺」を失った状態になっていました。
そこへ、一人の騎士が血相を変えて駆け込んできました。
「報告します! 北の辺境……ゼノス・フォン・ソーン卿の領地に関する不穏な噂が入ってまいりました!」
「何だ? あの『茨公爵』がついに反旗を翻したか? あるいは、追放したユーリが野垂れ死んだという報告か?」
ヴィルフリートは、どこか期待を込めた笑みを浮かべました。
悲惨な末路を辿った元婚約者の話を聞けば、この鬱屈とした気分も少しは晴れるだろうと考えたのです。
しかし、騎士の言葉は予想を遥かに超えるものでした。
「……いえ。その逆です。あの『死の大地』と呼ばれた嘆きの荒野に……一夜にして、伝説の『空中庭園』が出現したとのことです!」
「…………は?」
ヴィルフリートは、自分の耳を疑いました。
「何を言っている。あそこは魔力が枯渇した、岩と砂利だけの土地だぞ。花どころか、雑草一本生えないはずだ」
「それが……商人たちの目撃情報によりますと、ソーン城の周囲には見たこともない巨木がそびえ立ち、空を舞う花びらが雪のように積もっているとか。さらに、病を治す不思議な花の香りが数キロ先まで漂っているそうです!」
「馬鹿な……。そんなことが可能なのは、神話時代の聖女か、狂った植物学者くらいのものだぞ!」
ヴィルフリートが叫ぶと、カトレアが顔を引き攣らせて口を挟みました。
「……まさか、あのユーリ様が……? いえ、そんなはずありませんわ! あの方はただの、根暗な土いじり女ですもの!」
「そうだ、その通りだ。きっと何かの見間違いか、茨公爵が魔術で見せている幻影に決まっている」
ヴィルフリートは必死に自分を納得させようとしましたが、騎士の報告はまだ終わりませんでした。
「さらに……その庭園の中心で、あの恐ろしい『茨公爵』が、エプロン姿で楽しそうにジョウロを持って笑っていたという情報も……」
「ゼノスが、笑っただと!?」
あの「生ける呪い」とまで称され、冷酷無比で知られるゼノスが、笑いながら花に水をやる。
それは王太子にとって、隣国が攻めてくるよりも恐ろしい、理解不能な怪奇現象でした。
「……殿下、もしこれが本当なら、王都の民たちが黙っていませんわ。今、巷では『王太子が本物の聖女(ユーリ)を追い出し、偽物の女(私)を選んだせいで、王都の花が枯れた』なんて失礼な噂が流れているんですのよ!」
カトレアがヒステリックに叫びます。
「黙れ! そんな噂、私が即座に握りつぶしてやる! ……いいか、北の様子をさらに詳しく探れ。もしユーリが何らかの不正な魔法を使っているなら、それを理由に捕縛し、王宮の庭を元に戻させるまでだ!」
ヴィルフリートの瞳に、歪んだ執着の色が混じり始めました。
自分から捨てたはずなのに、彼女が他人の庭を鮮やかに彩っていることが、我慢ならなかったのです。
一方、そんなドロドロした王都の空気など微塵も知らない北の地では。
「ああっ! ゼノス様、そのハサミの入れ方! 角度が三度ズレていますわ! それではバラが呼吸しづらくなってしまいます!」
「くっ……。す、すまん。つい力が入ってしまった。……しかしユーリ、この『茨のバラ』、昨日に比べてトゲの鋭さが増していないか?」
「それは二人の愛の……いえ、魔力の結晶ですもの! さあ、次は肥料の散布です。全速力で走りますわよ!」
「……待て。私は公爵だぞ。なぜ肥桶を担いで全力疾走しなければならんのだ……!」
平和で熱い、そして少しだけ臭い園芸バトルが繰り広げられていたのでした。
かつては「王国の至宝」とまで称えられたその場所は、今や見る影もなく荒れ果てていました。
色鮮やかに咲き誇っていたはずのバラたちは、まるで呪いにかかったようにどす黒く変色し、無残に首をもたげています。
「……どういうことだ! なぜこれほどまでに枯れる! ここは国内最高峰の庭師たちが管理しているはずだろう!」
王太子ヴィルフリートの怒声が、湿り気を帯びた腐敗臭の中に響きました。
彼の目の前では、かつてユーリが「新種の交配に成功した」と喜んでいた貴重な青いバラが、ドロドロに溶けて異臭を放っています。
「も、申し訳ございません殿下……。これまでは、ユーリ様が毎日欠かさず魔力を注ぎ、土壌のバランスを魔法で微調整されていたようでして……」
冷や汗を流しながら答えるのは、宮廷庭師の責任者です。
「我々が同じ術式を試しても、なぜか植物たちが受け付けないのです。彼女の魔力は、単なる栄養剤ではなく、植物との『対話』そのものだったようで……」
「対話だと? 馬鹿馬鹿しい! あんな土いじり女、ただの植物オタクに過ぎない。代わりの魔導師などいくらでも……」
「……殿下ぁ、もう嫌ですわぁ。このお庭、とっても臭いです」
ヴィルフリートの隣で、鼻をつまみながら顔を顰(しか)めているのはカトレアでした。
彼女は「可憐な一輪草」を自称していましたが、周囲の花が枯れ果てたせいで、その厚化粧と豪華すぎるドレスが、枯れ木の中に放置された派手なゴミのように見えています。
「カトレア、すまない。君のために最高の花園をプレゼントすると約束したのに……」
「そんなことより、私の肌が荒れてしまいましたわ! ユーリ様がいた頃は、お庭にいるだけでお肌がプルプルになる不思議なミストが漂っていましたのに。今はなんだか、空気がドロドロしています!」
カトレアの文句を聞きながら、ヴィルフリートは苛立ちを募らせました。
(……確かに、あいつがいなくなってから、城全体の『気』が澱(よど)んでいるような気がするな)
ユーリがいた頃は気づきませんでしたが、彼女は無自覚のうちに、城中の植物を通して王宮全体の魔力循環を正常に保っていたのです。
彼女を「悪役」として追い出したことで、王宮は文字通り「肺」を失った状態になっていました。
そこへ、一人の騎士が血相を変えて駆け込んできました。
「報告します! 北の辺境……ゼノス・フォン・ソーン卿の領地に関する不穏な噂が入ってまいりました!」
「何だ? あの『茨公爵』がついに反旗を翻したか? あるいは、追放したユーリが野垂れ死んだという報告か?」
ヴィルフリートは、どこか期待を込めた笑みを浮かべました。
悲惨な末路を辿った元婚約者の話を聞けば、この鬱屈とした気分も少しは晴れるだろうと考えたのです。
しかし、騎士の言葉は予想を遥かに超えるものでした。
「……いえ。その逆です。あの『死の大地』と呼ばれた嘆きの荒野に……一夜にして、伝説の『空中庭園』が出現したとのことです!」
「…………は?」
ヴィルフリートは、自分の耳を疑いました。
「何を言っている。あそこは魔力が枯渇した、岩と砂利だけの土地だぞ。花どころか、雑草一本生えないはずだ」
「それが……商人たちの目撃情報によりますと、ソーン城の周囲には見たこともない巨木がそびえ立ち、空を舞う花びらが雪のように積もっているとか。さらに、病を治す不思議な花の香りが数キロ先まで漂っているそうです!」
「馬鹿な……。そんなことが可能なのは、神話時代の聖女か、狂った植物学者くらいのものだぞ!」
ヴィルフリートが叫ぶと、カトレアが顔を引き攣らせて口を挟みました。
「……まさか、あのユーリ様が……? いえ、そんなはずありませんわ! あの方はただの、根暗な土いじり女ですもの!」
「そうだ、その通りだ。きっと何かの見間違いか、茨公爵が魔術で見せている幻影に決まっている」
ヴィルフリートは必死に自分を納得させようとしましたが、騎士の報告はまだ終わりませんでした。
「さらに……その庭園の中心で、あの恐ろしい『茨公爵』が、エプロン姿で楽しそうにジョウロを持って笑っていたという情報も……」
「ゼノスが、笑っただと!?」
あの「生ける呪い」とまで称され、冷酷無比で知られるゼノスが、笑いながら花に水をやる。
それは王太子にとって、隣国が攻めてくるよりも恐ろしい、理解不能な怪奇現象でした。
「……殿下、もしこれが本当なら、王都の民たちが黙っていませんわ。今、巷では『王太子が本物の聖女(ユーリ)を追い出し、偽物の女(私)を選んだせいで、王都の花が枯れた』なんて失礼な噂が流れているんですのよ!」
カトレアがヒステリックに叫びます。
「黙れ! そんな噂、私が即座に握りつぶしてやる! ……いいか、北の様子をさらに詳しく探れ。もしユーリが何らかの不正な魔法を使っているなら、それを理由に捕縛し、王宮の庭を元に戻させるまでだ!」
ヴィルフリートの瞳に、歪んだ執着の色が混じり始めました。
自分から捨てたはずなのに、彼女が他人の庭を鮮やかに彩っていることが、我慢ならなかったのです。
一方、そんなドロドロした王都の空気など微塵も知らない北の地では。
「ああっ! ゼノス様、そのハサミの入れ方! 角度が三度ズレていますわ! それではバラが呼吸しづらくなってしまいます!」
「くっ……。す、すまん。つい力が入ってしまった。……しかしユーリ、この『茨のバラ』、昨日に比べてトゲの鋭さが増していないか?」
「それは二人の愛の……いえ、魔力の結晶ですもの! さあ、次は肥料の散布です。全速力で走りますわよ!」
「……待て。私は公爵だぞ。なぜ肥桶を担いで全力疾走しなければならんのだ……!」
平和で熱い、そして少しだけ臭い園芸バトルが繰り広げられていたのでした。
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