俺の愉しい学園生活

yumemidori

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王道学園

どういうこと?

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誰にも見つからないようにと念を押されながら
後ろから離れない夾竹くんを連れて部屋から出ようとすると声をかけられる
「そういえば珊瑚くん、ここのみんなに君のコト伝えたのは君がくる1時間前だよォ」
『、、、え、?』
「それじゃアまた来てねェ」
無常にもパタンと閉められる扉を見つめる
え えぇぇえええええ!!!!??
どういうことだ??
つまりはただの偶然だということか、こんなことってあります??
それなら尚更腐男子ってバレて近づいたってことだよね

『、夾竹くん俺そんなに腐男子ってわかりやすいかな?』
「そんなこと知りませんよ、アイツに言われて連れてきただけだから」
『そっか、それよりそろそろ離れてくれないかな?』
「だからさっき嫌って伝えたじゃん」
何故だ?なぜこんなに頑なに離れてくれない
俺ってば本格的に相当な不幸体質なのかもしれないな
夾竹くんが関わったら余計に火に油を注ぐじゃないか
それはひじょーーーーーーーーーにまずいぞ!!!!
ただでさえ鈴蘭、シロ先輩、香くんときているのに
30分前の俺はなんでこうも頼まれごとに弱いんだろうか

「せぇーんぱーぃ!ぼくぅ、足くじいちゃったからぁ部屋の中までぇ送ってくれませんかぁー?」
ん?なんでその言葉使いなんだ?
少しの間トリップしていた俺は疑問に思いつつも周りの騒がしさに気づく
あーそういうことか
理解したよ、でもこの立ち位置はやっぱ俺ではないよなー
引き受けたら以上はやるっきゃないけども!

かばってくれてるなら仕方がない
一芝居うちましょう
「それならっおれが、」
「いや、そこは僕がお連れしましょう」
「俺だ」
「うひょー」
「ねぇせぇんぱいっ?聞ぃてますぅ?」
ん?なんだか変な言葉も聞こえたが、、
てかあざといな、おい
『ああ、俺で良ければ』
「んぅ、ぁりがとぅござぃまぁーす」
キッィと鋭い視線が突き刺さる
はぁまたこの感じがきたよ
俺の学園生活に平穏が来ることはないのか?
そりゃ退屈よりはマシだけども俺には荷が重すぎるぜ🫠
部屋へと無事送り届けた俺はそのまま料理を振る舞った帰り道に待ち構えていた信者らしき者たちに連れ去られましたとさ

ちゃんちゃん


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