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花火大会

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「ただいま。」

「お帰り。りょ…真中さん。」

りょ?純は何を言おうとしたんだ。

「ご飯できるよ。」

「あぁ、食べようか。」

俺たちは食卓を囲み純の作ってくれた料理を食べた。
そのあと俺たちはソファでゆっくりとしていると俺はふと気になっていたことを口にした。

「なぁ、純。」

「何?」

「思ったんだが、俺は実はお前のことをあんまり知らないなと。お前のことが知りたい。」

「そっか。そうだよね。俺もあんまり真中さんのこと知らないから俺も知りたい。」

「改めて自己紹介すると、名前は真中良太。歳は32。職業は出版社の営業マン。誕生日は1月1日。」

「1月1日かぁ。すごいね。俺はね、桐山純。23歳。職業は一応画家やってます。誕生日は8月31日。改めてよろしくお願いします!」

「よろしく。」

俺たちは互いに右手を出し握手をした。ついでにキスも。

「8月31 日って今月末じゃないか。そういえばその日花火大会がこの近くでやってるらしいんだがよかったら行かないか?」

「え、行きたい!花火とかあまり見てこなかったから。」

「そうか。じゃ花火大会見に行くか。」

俺たちは初めてのデート花火大会に行くことになった。

--------

花火大会当日、休みを取っていたはずだが急なトラブルが入り俺は朝から会社に行く羽目になった。本当は花火大会まで買い物などをして準備をする予定だったが。

「すまん、純。花火大会には間に合うはずだが。」

「いいよ。仕事頑張って。一人でもできるよ。」

「わかった。行ってくる。」

俺は会社に向かった。

「おい、木下!どうゆうことだ?」

「すみません。課長お休みのところ。」

「大丈夫だ。で詳しく教えろ。」

「はい。映画化が決まっていた作品の上映日にちが何故か漏れてしまっていて、朝から電話が殺到しているそうです。」

「その作品って横井のところのか。まだ、日にちが決まっていないというのに何故だ。とりあえず誤情報と読者の人に伝えろ。あとホームページも。俺は横井の部署に行ってくる。」

「わかりました。広報の人にも伝えておきます。」

ったく。どうゆことなんだ。どこから漏れたんだ。早く帰って純に会いたい。

俺は急いで横井の部署に向かった。

「横井!話は聞いたぞ。どこから漏れた。」

「あぁ。休みのところ悪い。営業部にも迷惑かけちまった。俺の部下だとよ。」

「お前のところ?珍しいなこんなミスお前の部署はあんまりしないだろ。」

「あぁ。そういうのは徹底してるからな。だが今回はまだ2年目のやつが担当していた作品なんだが、それが映画化となり浮かれて飲みに言った時に漏らしちまったと。」

「まじか。わからなくはないがこれは一大事だな。」

「あぁ。全くだ。とりあえず公式に出して謝るしかねぇな。」

横井にしては珍しくかなり苛立っている。俺のところにも被害は来ているが1番被害なのはこの部署の長である横井だろう。

「お前はこれから謝罪回りか?」

「あぁ、書店の方にも結構電話が入っているらしいからな。」

「本当にすまなかった。」

「大丈夫だ。お前の方こそやばいだろ。気を落とすなよ。」

「そうだな。あとは上の方達次第だな。」

じゃぁ、と俺は会社をでて書店に向かった。案の定書店の方にも被害はでていた。だか、情報漏れで漫画を買う人が増えていたという。ある意味宣伝効果にはなっていた。

俺は一通り落ち着いたところで会社を後にし純の待つ場所まで急いだ。
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