虚無 - vanitas -

Riberion Vanitas

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??国 -総理大臣-

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この国には、かなり古い言い伝えがある。その言い伝えは、絶対に忘れてはいけないモノ。
その言い伝えとは、600年に一度、『聖女様』が誕生するという事。ただ、それだけなら良いのだが、問題は『聖女様』には、色々な呼び名があったのだ、『始まりを告げる者』『全てを可能にする者』そして、『終わりを告げる者』。
最初の『聖女様』は歌う事で、人々や自然の命あるものに治癒と再生を施せたが、最後の呼び名から、想像出来ることを恐れた人々は、『聖女様』の身体をバラバラにし、封印という意味の無い事をした。
二人目の『聖女様』は、未来を見通す力があったが、大勢に囲まれて捕まり、火炙りにされた。
三人目の『聖女様』は、岩を砕き、地面を叩けば地震さえ起こす力を持っていたが、信じていた人々に毒を盛られ、酷く苦しみ死んだ。
四人目の『聖女様』は、人々の心の声がわかり、動物や植物と会話をする事が出来たが、周りの人々に呪われていると言われ、酷い拷問の末、息を引き取る。
五人目の『聖女様』は、珍しく二つの力を持っており、記憶を操る力と動植物を急成長する力を持っていたが、大飢饉の所為で、狙われて捕まり、秘密裏に研究材料として身体を切り刻まれ、酷い憎しみを残した。
現在残っている文献には、そう記されていた。そして問題は、もう直ぐ『聖女様』が誕生するという事だった。生まれて直ぐに力が目覚めるのなら良いが、残された文献には孤児の10歳の少女が覚醒する事で、力が現れるとの事だった。
次で六人目となる聖女が何処で生まれ、どんな能力を持ってくるかは分からないが、僅かだが分かることはある。
【純血の日本人女児】とだけだが…
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