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第一章
42.こいつ、すっげぇ嫌い!(番外編②)
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とんでも展開に言葉を失った俺を無視して話はどんどん進む。
そして、さっそく今夜いたせという話になっていた。
実は、アディーロの神気は既に枯渇寸前だという。
いやいやいや。突然召喚されてしらねぇ男とセックスしろなんて冗談じゃない。
「お2人一緒に閨に上がっていただきます」
そう言いおいて男どもはみんな部屋を出て行った。
最後の最後まで憎々しげに俺を睨んでいたクワトロは俺を神子としてアディーロとセックスをする事に異を唱えたけど、枯渇寸前のアディーロの神気を満たす為には2人の方が効率がいいし、なによりも召喚の間(最初にいた部屋の事だ)に招かれた異世界からの人間は神子以外の何物でもないと言われて悔しそうに口を噤んでいた。
いい気味だと思ったけど、それはアディーロとセックスは逃れられないという事で、なんとも皮肉な結果になった。
「初めて会った知らない男とセックスだなんて…」
美鈴が青ざめながら呆然としていた。
しかも自分が掘られる側だなんて、こんなバカな話あるかよって感じだよな。
帰れないのかという問いにはスタンピードを防げば帰してやると言われた。
勝手に攫ってきて帰してやるもないが、それをしないと帰れないといのであれば腹をくくるしかない。なんでも、その神気を使って俺らを返すらしいのだ。
実際には神気を込める玉があって、そこに込めるだけでもいいらしいんだが、
王の体に神気を込める方が確実かつ王の身体能力や諸々が上がるからセックスをするらしいのだ。…セックスしたいだけじゃねぇ?と思った俺は間違ってないと思う。
ただ…アディーロはずっと美鈴を見ていた。
そらそーだ。男とはいえ、美鈴は美少年だ。どうせセックスするなら見目麗しい方がいいに決まってる。
「美鈴はさ、男とやったことある?」
「へっ?」
「ただでさえ知らない奴とセックスするなんて抵抗あるのに、男に掘られるなんて抵抗感半端ないよな」
「う、ん」
青ざめた顔で俯いた美鈴は、こんな時でも美しかった。
それから俺らは侍女たちにピッカピカに磨き上げられた。
それはもう、ピッカピカに。ケツの中までピカピカにだ。
屈辱以外のなにものでもない。さすがに泣いた。
あぁ…過保護な親友たちは今頃どうしているだろう。
恐らくだけど、あの2人は俺を探している。
不可思議な消え方をしたからって、諦めるような奴らじゃない。
それでもって…俺の事をす、好きだって言ってるから、すげぇ悲しんでると思う。
だから俺は絶対に帰らなくちゃいけないんだ。
俺も2人と離れ離れなんて堪えられない。…志木だってそうだ。
大丈夫、大丈夫。そう自分に言い聞かせて拳をぎゅっと握った。
ぴかぴかに磨き上げられて、粉をはたかれたり豪奢な宝飾品で着飾る。
男の俺らを着飾ってどうすんだよと思ったけど、美鈴が更に綺麗になったから
なるほどなと納得した。俺は大して変わらん。
いい匂いのするオイルとかで全身揉みもみされたから艶ぴかで良い香りが立ち上っている。男を女の如く扱うのはどうかとは思うが、王様相手はこんなもんなのかもしれない。
「では、陛下がいらっしゃるまで暫しお待ちください」
俺らを案内してきた侍女がそういって退出した。
ぐるりと部屋を見渡すと、部屋には不釣り合いのどデカイ球体が部屋に設置されていた。
恭しく台座の上に鎮座している。
「やっぱり納得いかねぇ。でも、帰る為には…それも脅迫だよな」
ずっと無言の美鈴を見ると今にも倒れそうに真っ青な顔色だった。
「美鈴?大丈夫か??」
「小鳥遊君…うん。だいじょう…ぶ」
見ると、体も小刻みに震えている。
だよなぁ。俺だってさっきから吐き気が止まらない。
2人で縮こまっていると、扉が開いて宰相と一緒に王様が入ってきた。
昼間とは違ってガウンを羽織り、いかにもな雰囲気を醸し出している。
「神子様方、難しいとは思いますが肩の力を抜いてください」
宰相がそう言って、侍女たちに目配せをして、侍女たちは頷き返す。
「?」
なんだ?
「先ずは…そうですね。リラックスして頂きたいのでお茶を」
そう言うと、侍女たちがお茶の用意を始める。
ほのかに漂ってきた香りはハーブティーのようだった。
「神子殿、此度は我らへの助力を感謝する」
王様がそう言うけど、俺らは協力したくてするんじゃなくてほぼほぼ脅迫されてせざるを得ないんだからな!そこんとこ、都合の良いように解釈すんじゃねーよ!
アディーロは露骨に美鈴を見ている。いやもうこれは視姦だな。
「…?」
なんか体がほてってきた。吐息が熱くなっているのが分かる。
「…!」
てぃ、てぃんこが…ゆるゆると勃ってきたのが分かって
もじもじと足をすり合わせる。
ど、どどどどうしようてぃんこだけじゃなくてケツ穴もきゅんきゅんしてきた。
「んんっ…」
はぁ…と我知らず熱いため息が零れ落ちる。
隣で身じろぎするのが分かって、美鈴を見ると同じようにもじもじしていた。
こっ…これはっまさかっ!
「ふむ。効いてきたようだな」
「瞳が潤んで呼吸が浅くなってきておりますね—――失礼」
「ひゃぁぁん!」
宰相が俺の太ももをすっと撫であげただけでビリビリと快感が体を突き抜けた。
「元々感度がかなり良いようですが、しっかりと効いております」
「…なに、をした?」
息も絶え絶えに問うと、やはりという答えが返ってきた。
「媚薬です。さすがにそれがないと最初はお辛いでしょう?」
ガデッム!
人権ないに等しい!断りもなく強制的に発情とかっ!!!
こんなに愛のないセックス最悪だ。
それをさも優しさのように言うなんて鬼畜だ。
美鈴を見ると、顔色が真っ青になっている。体の反応と心が反発して苦しそうだ。
さっき震えていた美鈴を思い出した。
本当に嫌なんだろう。俺だって嫌だ。だけど、俺は…経験がある。
深呼吸をして、心に決めた。
「王様、俺が先にやる」
「小鳥遊君?!」
「美鈴は初めてだろ?俺は…い、いちおう経験があるから…とりあえず、神気ってのは神子であればそれなりに満たされるんだろう?だから、まずは俺から…」
「小鳥遊君…」
「ははっ。此度の神子殿は男らしいな。では、ミレイ処女か。後で優しく頂くとしよう」
アディーロが嫌味なくらい麗しい顔で笑った。
こいつ、すげぇ嫌い。
そして、さっそく今夜いたせという話になっていた。
実は、アディーロの神気は既に枯渇寸前だという。
いやいやいや。突然召喚されてしらねぇ男とセックスしろなんて冗談じゃない。
「お2人一緒に閨に上がっていただきます」
そう言いおいて男どもはみんな部屋を出て行った。
最後の最後まで憎々しげに俺を睨んでいたクワトロは俺を神子としてアディーロとセックスをする事に異を唱えたけど、枯渇寸前のアディーロの神気を満たす為には2人の方が効率がいいし、なによりも召喚の間(最初にいた部屋の事だ)に招かれた異世界からの人間は神子以外の何物でもないと言われて悔しそうに口を噤んでいた。
いい気味だと思ったけど、それはアディーロとセックスは逃れられないという事で、なんとも皮肉な結果になった。
「初めて会った知らない男とセックスだなんて…」
美鈴が青ざめながら呆然としていた。
しかも自分が掘られる側だなんて、こんなバカな話あるかよって感じだよな。
帰れないのかという問いにはスタンピードを防げば帰してやると言われた。
勝手に攫ってきて帰してやるもないが、それをしないと帰れないといのであれば腹をくくるしかない。なんでも、その神気を使って俺らを返すらしいのだ。
実際には神気を込める玉があって、そこに込めるだけでもいいらしいんだが、
王の体に神気を込める方が確実かつ王の身体能力や諸々が上がるからセックスをするらしいのだ。…セックスしたいだけじゃねぇ?と思った俺は間違ってないと思う。
ただ…アディーロはずっと美鈴を見ていた。
そらそーだ。男とはいえ、美鈴は美少年だ。どうせセックスするなら見目麗しい方がいいに決まってる。
「美鈴はさ、男とやったことある?」
「へっ?」
「ただでさえ知らない奴とセックスするなんて抵抗あるのに、男に掘られるなんて抵抗感半端ないよな」
「う、ん」
青ざめた顔で俯いた美鈴は、こんな時でも美しかった。
それから俺らは侍女たちにピッカピカに磨き上げられた。
それはもう、ピッカピカに。ケツの中までピカピカにだ。
屈辱以外のなにものでもない。さすがに泣いた。
あぁ…過保護な親友たちは今頃どうしているだろう。
恐らくだけど、あの2人は俺を探している。
不可思議な消え方をしたからって、諦めるような奴らじゃない。
それでもって…俺の事をす、好きだって言ってるから、すげぇ悲しんでると思う。
だから俺は絶対に帰らなくちゃいけないんだ。
俺も2人と離れ離れなんて堪えられない。…志木だってそうだ。
大丈夫、大丈夫。そう自分に言い聞かせて拳をぎゅっと握った。
ぴかぴかに磨き上げられて、粉をはたかれたり豪奢な宝飾品で着飾る。
男の俺らを着飾ってどうすんだよと思ったけど、美鈴が更に綺麗になったから
なるほどなと納得した。俺は大して変わらん。
いい匂いのするオイルとかで全身揉みもみされたから艶ぴかで良い香りが立ち上っている。男を女の如く扱うのはどうかとは思うが、王様相手はこんなもんなのかもしれない。
「では、陛下がいらっしゃるまで暫しお待ちください」
俺らを案内してきた侍女がそういって退出した。
ぐるりと部屋を見渡すと、部屋には不釣り合いのどデカイ球体が部屋に設置されていた。
恭しく台座の上に鎮座している。
「やっぱり納得いかねぇ。でも、帰る為には…それも脅迫だよな」
ずっと無言の美鈴を見ると今にも倒れそうに真っ青な顔色だった。
「美鈴?大丈夫か??」
「小鳥遊君…うん。だいじょう…ぶ」
見ると、体も小刻みに震えている。
だよなぁ。俺だってさっきから吐き気が止まらない。
2人で縮こまっていると、扉が開いて宰相と一緒に王様が入ってきた。
昼間とは違ってガウンを羽織り、いかにもな雰囲気を醸し出している。
「神子様方、難しいとは思いますが肩の力を抜いてください」
宰相がそう言って、侍女たちに目配せをして、侍女たちは頷き返す。
「?」
なんだ?
「先ずは…そうですね。リラックスして頂きたいのでお茶を」
そう言うと、侍女たちがお茶の用意を始める。
ほのかに漂ってきた香りはハーブティーのようだった。
「神子殿、此度は我らへの助力を感謝する」
王様がそう言うけど、俺らは協力したくてするんじゃなくてほぼほぼ脅迫されてせざるを得ないんだからな!そこんとこ、都合の良いように解釈すんじゃねーよ!
アディーロは露骨に美鈴を見ている。いやもうこれは視姦だな。
「…?」
なんか体がほてってきた。吐息が熱くなっているのが分かる。
「…!」
てぃ、てぃんこが…ゆるゆると勃ってきたのが分かって
もじもじと足をすり合わせる。
ど、どどどどうしようてぃんこだけじゃなくてケツ穴もきゅんきゅんしてきた。
「んんっ…」
はぁ…と我知らず熱いため息が零れ落ちる。
隣で身じろぎするのが分かって、美鈴を見ると同じようにもじもじしていた。
こっ…これはっまさかっ!
「ふむ。効いてきたようだな」
「瞳が潤んで呼吸が浅くなってきておりますね—――失礼」
「ひゃぁぁん!」
宰相が俺の太ももをすっと撫であげただけでビリビリと快感が体を突き抜けた。
「元々感度がかなり良いようですが、しっかりと効いております」
「…なに、をした?」
息も絶え絶えに問うと、やはりという答えが返ってきた。
「媚薬です。さすがにそれがないと最初はお辛いでしょう?」
ガデッム!
人権ないに等しい!断りもなく強制的に発情とかっ!!!
こんなに愛のないセックス最悪だ。
それをさも優しさのように言うなんて鬼畜だ。
美鈴を見ると、顔色が真っ青になっている。体の反応と心が反発して苦しそうだ。
さっき震えていた美鈴を思い出した。
本当に嫌なんだろう。俺だって嫌だ。だけど、俺は…経験がある。
深呼吸をして、心に決めた。
「王様、俺が先にやる」
「小鳥遊君?!」
「美鈴は初めてだろ?俺は…い、いちおう経験があるから…とりあえず、神気ってのは神子であればそれなりに満たされるんだろう?だから、まずは俺から…」
「小鳥遊君…」
「ははっ。此度の神子殿は男らしいな。では、ミレイ処女か。後で優しく頂くとしよう」
アディーロが嫌味なくらい麗しい顔で笑った。
こいつ、すげぇ嫌い。
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