樹くんの甘い受難の日々

琉海

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第二章

82.なんなのこの学年!怖いんだけど!

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「む…貪り喰われた……」
「小鳥遊、お前大丈夫か?なんかやつれてねぇ?」
「うん。顔色がなんだか土気色だよ?」

次の日、学校に行くと俺を見た山田と隣の席のあずきさんが心配そうに声をかけてくれた。昨日、あれから俺は3人の野獣に貪り喰われた。文字どおり、貪られた。
もう勘弁してくれと泣きついた側から快楽の波に放り投げられて頭がパーンした俺はまた貪られた。性質悪い事に、あいつら示し合わせたようにドッロドロに甘く優しくじっくり愛撫するし、中に入ってからも特に後半はねっとり責められた。

よって、俺のケツは久々に爆発した。久々におじぃちゃんのような歩き方になっている。
なんであんなに貪られたのか謎だ。おかしい。俺は被害者なのに。

ただまぁ…おかげで嫌な記憶がガッツリ上書きされたけどよ。あいつら3人ともずっと耳元で、す…好きだの、あ…愛してるだの、可愛いだのなんだのと甘ったるく囁かれ続けて、その度に体がくにゃくにゃになってしまった。

「樹を孕ませたい」

と言ったのは誰だったか。俺は女子じゃないし女扱いは勘弁だ。だけど、あいつらにならいいかなとか思ってしまってるくらいには頭が腐ってる。
時々エッチ中に言われるけど、昨日のは何でだろうか…すげぇキた。言われた瞬間ズドンと心とカラダに響いて記憶がすっぽ抜けるくらい快楽に叩き落とされた。
「樹は俺の。俺はお前の」って何度も言われた気がする。
今朝、着替える時に体中に散らばる赤い印に気づいてビビった。ちょっとこれ、体育やばない?着替え大丈夫か、俺。

「土気色だけど…なんだか淫猥な色気がダダ漏れだね?」
「い、淫猥って…あずきさぁん」

くふくふと楽しそうに笑うあずきさんは可愛いけど、言ってる事が可愛くないデスよ。
ふと強い視線を感じてそこを見ると、雅樹&勝のファンズ(女子)がこっちを嬉しそうに見ている。いや、まだあいつら来てねぇよ?
なに?俺がヨボヨボしてるのがそんなに嬉しい?泣きっ面に蜂とはこのことか。

「樹ちゃんおは…樹ちゃんっ!!」
「ぐへぇ」
「志木くん、志木くん、小鳥遊くんの口からミが出そうになってるよ?」
「おぉ。。ごめんね、樹ちゃん」

朝の挨拶をしてきた志木が突然俺を羽交い締めにしたかと思ったら、あずきさんに嗜められて慌てて抱きしめ直してくれた(本当にミが出るとこだったぞ)

「樹ちゃーん。そんなに色気をダダ漏れさせないでー。こんな状態の樹ちゃんを1日野に放ったままだなんて、俺、心配だよ~」
「お前なにいってんだよ…マジで意味わかんねぇ」
「その無自覚さが怖いっ!!!」

ファンズが激しく頷いてるのは、なぜ?そして、嬉々としてこちらにスマホ向けて堂々と撮影してるのはなぜ?あ。志木??志木目当て?イケメンだもんな、志木も。ふんっだ。
連写音が聞こえるんだけど。怖いよ…ていうか、写メってる女子多くね?!ファンズ以外もそこかしこで撮ってるんだけど?!
つーか、通りかかった別のクラスの女子が廊下から撮影してるよ?!なんなのこの学年!怖いんだけど!

「ひゃぅっ…」

どさくさに紛れて志木が俺の首筋に唇を滑らせるから変な声でちまったろが!バカ志木!

「樹ちゃん。そんな可愛い声出さないで?俺、襲いたくなる」
「んっ!!!!」

耳元で恐ろしい事をいうなーーーーー!!!てか吐息混じりで余計にゾクゾクするーーー!

「ばか志木…も、離して」
「やだ~。もっとくっついてたい。んーー樹ちゃん相変わらずいい匂いする」
「だ、だからっ!首元でくんくんすんなってば!くすぐった…んんっ」

昨日、散々貪られて精も根も尽きたと思ってたのに、ちょっとの刺激で体に容易く火がつきそうになる。まだ生々しく甘い疼きが残っているせいだろうか。きゅぅとケツが反応したのが分かった。

「樹っ!そんないやらしい顔俺ら以外に晒すんじゃねーーよ!」
「ぐほっ」

バカ勝がバカ力で思いっきり突っ込んできやがった。俺を殺す気か!!!
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