樹くんの甘い受難の日々

琉海

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第二章

96.IFオメガバース編(番外編⑤)

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雅樹宅について、みんなでワイワイしながらカレーを作った。
勝がササッと水菜とトマト、アボカド、玉ねぎのサラダを作って仕上げに
モッツァレラチーズを散らした!なに、そのおしゃんな食べ物!!!
家にあるものでシンプルな味付けのドレッシングがこれまた合う!!!!
イケメンアルファで料理もそつなくこなすとか!!!!
ミスタートップファイブ恐るべし……。

将来の旦那?嫁?のためにもしっかりと覚えねば……心のメモに書き留めた。
俺は子供を産む確率が高いけど、アルファの女子と番う可能性もあるし、
ワンチャンベータの女子もあるかもしれんしな!

「「「樹(ちゃん)……?」」」

心の中の呟きは後半、しっかりと口に出していたようで3人がジト目で見ている。
い、いいじゃねぇか!俺だって夢見たい!!!!
そりゃ、アルファのこいつらから見たら呆れるような夢想かもしれねぇけどさ。

「あ!か、カレーイイカンジダナァ」

わざとらしいとは分かっていたけど、強引にカレーへと意識を持って行く。
ぐるぐる鍋をかき混ぜてるうちに、カレーの魅惑的な匂いに本格的に集中してしまった。
腹減ってんだ!!!!

「はぁ……樹。色気より食い気なんだから」
「おバカだけどそこが可愛いんだけどさぁ」
「それな。バカな子ほど可愛いっていうな」

なんだかとっても失礼な事をぶっこいてる奴らは無視して、
先ほどぴろりろり~♪とアマリリスを奏でてご飯が炊けた事をお知らせしてくれた
炊飯器をかぱりと開けてご飯をほぐす。
ん~♪いい匂い。

「へっへっへ……カレーだカレーだ♪」
「飲み物はアイスティーでいい?」
「ん。ありがとな」
「はい、レモン入れるでしょ?」
「さっすが雅樹ぃ!いい嫁さんになるぜ!」
「そう?樹がもらってくれる?」
「わひゃ!」

雅樹が後ろから抱き着いて首筋にちゅっとキスを落とした。
ぞ、ぞわぞわするぅぅううう!

「じゃあ、食べようか」
「うひぃ」

耳元で無駄にイイ声で囁かないでくださいっっ!!!!!

カレーを食べ終えて、テレビ見ながらゴロゴロしながら皆でバカ笑いをする。
あぁ、親友っていいな。
塞ぎ込んでた心が徐々に浮上していくのが分かる。
寝る支度をしてじゃあ、各々風呂に入るかと———思って、たんだけどなぁ。

「どうしてこうなった」
「え?皆で入った方が楽しいでしょ」
「そうだけどよぉ……男4人でむさ苦しいったら!それにしても相変わらずでけぇ風呂だな」
「うちの母親が異常な風呂好きだからね。風呂は贅沢に広くしたかったんだってさ」
「うん。マジで無駄に広いよな」

だって!男子高校生が4人入っても狭苦しくはないんだぜ?
さすがに浴槽に全員入る事は無理だけど、2人なら楽勝。
3人はぎゅうぎゅうに詰めれば入れる。

「樹ちゃん、頭あらったげる」
「え?マジで?さんきゅー!」

人に頭洗ってもらうのってなんであんな気持ちいいんだろうな?
志木がちょうどよい力加減でマッサージしながら頭を洗ってくれる。

「ん……きもち…」

はぁ、と溜息をつくと、一瞬風呂場がシン……となった。
俺は目をつむっているから分からんが、なんだ?と思って声をかけようとしたら————

「ふぁ」

志木の手にするりと項を撫でられて背骨に沿ってぞわりと刺激が走って
思わず変な声が出た。

「ん…志木ぃ、ちょっとくすぐ…ひゃぁ!」

項を撫でた手がそのまま背中に滑って、胸の方に回って乳首をくりっとした。

「し、志木ぃ?!」
「樹ちゃんの可愛い声ききたい」
「ふぇ?や!あぁ!やぁ!」
「可愛い……もっと聞かせて?」
「あっ!あっあぁっ!やぁぁ!!」

くりくりと乳首を捏ねられて腰が跳ねる。
口からはひっきりなしに変な声が出て止まらない。

「はぁ!やぁ!あぁぁん!」
「やっべ、チンコいてぇんだけど」
「俺も。樹の声可愛すぎてやばい」

乳首をこねられる度、腰が跳ねて体がのけ反る。
な、なななななんで?乳首が気持ちよすぎて声が止まんねぇ!!!

「やぁ、はぁ!あっぁっあっ……だめ、だめぇ」
「樹ちゃん、そんな甘い声でダメって言われても説得力ないよ?」
「樹の可愛いチンコが勃っちゃったね……もっと気持ちよくなろっか?」
「ひゃあぁぁ!」

雅樹の声が聞こえたと思ったらチンコを扱かれた。

「あぁ……すっごいぐしょぐしょ…あ、後ろも濡れてきたね…」
「やだ、やだ、やだぁぁ!んっんっ!」

ケツの穴を指でくるくるされて、ぬるぬるした感触に動揺する。

「あぁ……甘い匂いがしてきた。樹、誘ってくれんのか?」
「甘いなぁ……全部おいしそう…樹、食べていい?」
「樹ちゃん……一緒にもっと気持ちよくなろ?」

気が付いたら、乳首もチンコもケツの穴もいっぺんに刺激されて、
初めての快感に頭が蕩けてきているのが分かった。
マズイ……これは、非常にマズイぞ。
志木たちからも誘うような匂いがしてきて、それにつられて身体が熱くなって
身体の感度が上がっていくのが分かる。

「らめ…らめらよぅ…おまえら、ふぇろもんでてる」
「ん?出してるんだよ?」
「そ。お前のフェロモンに応えてんの。樹、お前を俺らにくれねぇ?」
「は……?」
「ね、樹ちゃん。気づいてた?樹ちゃんはいつだって俺らを誘ってくれてたんだよ。
————まぁ、そう仕向けたのは俺らだけど」

なんか、志木が怖い事を言ってるのはなんとなく分かるけど
蕩けた脳みそではうまく理解が出来ない。

「やっべ。相性いいオメガのフェロモンってこんなに甘美なん?」
「この子、自覚ないだけで俺らが番候補って分かってるしね」
「樹ちゃんが上位オメガでほんと良かったわ。
後は俺らと番になる事を受け入れてくれたら最高なんだけどな」

つがい……おめが……じょうい?

暴力的な刺激とフェロモンに熱がどんどん上がって、
目の前のアルファを食らいたくなる。食らって欲しくなる。
このアルファは俺のもんだと本能がガンガン叫んでいるのが分かる。
逃してはいけない。俺に縛り付けないと。
そんなめちゃくちゃな思考が頭をいっぱいにする。

自分がヒートを起こして、こいつらが引っ張られてラットを起こしかけてるなんて
この時の俺は全然分からなかった。

「あぁ————樹の可愛いおまんこがドロドロだ。俺の指を美味しそうに食べてるよ?」
「処女とか思えねぇほどの感度だな」
「番候補だと感度が上がって、身体がより淫乱になるってマジだな。
やっべ。そろそろ脳みそ焼き切れそうなんだけど」
「はぁ、このまま樹の子宮にどろっどろの精液をぶっこんで項嚙みたい…」
「雅樹、噛むのだけは今は我慢だ。っても、俺もマジでやばいわ」
「ネックガードしちゃわないとヤバそうだな。噛む自信しかねぇ」
「「俺も」」

「もう、しないの?」

「「「!!!!!!」」」
「しないわけねぇだろ!もっと気持ちよくしてやる」
「うん。樹の可愛いおまんこいっぱい可愛がってあげる」
「樹ちゃん、いっぱい気持ちよくなろうね」
「うれしい……」

食い気味に言う3人の言葉に嬉しくてへらりと笑う。

「樹が!樹が凶悪だ!!!!」
「マジですぐネックガードつけようぜ」
「樹ちゃんとは相思相愛で番になりたいしね…あぁ、それにしても可愛すぎて…
処女の樹ちゃん相手に手加減できるか心配だ」

勝に抱っこされて風呂を出る。
頭がイカれていた俺は、風呂で3人にセックスの準備を
ばっちりしっかりされていたなんてこの時は全然気づいてなかった。
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