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終わりのはじまり
ユミの気持ち
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コウタがいくつかピックアップしたのは、
この地域では有名な廃病院・○○墓地・廃トンネル
廃病院と○○墓地は高校の時にも行ったことがある。
廃病院といっても、そこまで古い訳ではないし、住宅地の外れみたいなところにある。
当時高校3年の頃、友達と後輩で真夜中に行ったが中に入ることが出来なかった。
窓ガラスを割ろうにも、窓ガラスが二重になってるので、割ればかなりの音が響くので、近所の人にばれたら大変だから敷地内を回っただけだ。
○○墓地はかなりスリル満点だったっけ。
たしか昔の戦争時代の人達の墓?のような場所。
よく友達が写真撮ってオーブ移ったとか言ってた。
そこでは花火とかして遊んでたけど、特に何も起こらなかった。
ケイスケ「この中で行ったことないのは廃トンネルだな。」
コウタ「ここは県境のところに新旧トンネルあるんだけど、旧トンネルの方だね。
ここは結構出るって有名らしいよ。」
マサキ「へーホントかよ。面白そうじゃん!そこにしようぜ!」
コウタ「だね。せっかく車あるし、遠出にもなるね。」
こうして行先も決まり、皆の予定を合わせ、3日後の夜に出発することになった。
その日の夜
ユミと一緒に帰路につく
俺の家とユミの家は歩いて1分もかからないほど近い。
お互いの母親が高校の同級生だけあって、家族同士の交流もある。
ユミの家は母子家庭だ。
母親とユミと4つ下の妹と3人家族で、ユミが小さい頃に父親の浮気で離婚して以来、ユミママは朝から夜まで働き詰めで家事はユミと妹と協力してやっている。
俺もたまに手伝ったり、一緒にご飯作って食べたりしてる。
ユミは父親がいなくなった当初、あまり感情を表に出さなくなったが、俺や親友のノリコの支えもあってか少しずつ笑うようになってきた。
俺はそんなユミをこれからも支えていきたいと思っている。
だから今回の肝試しも、ホントはユミにとって刺激になると思っていたんだ。
今思えば駄目な彼氏だよな・・・
ケイスケ「今日は飯どうする?ウチで食ってくか?」
ユミ「ううん。夏休みだからナツキ(ユミの妹)がご飯作ってくれてるんだ。」
ケイスケ「そっか。ナツキは元気にしてる?最近あまり会ってなかったから。」
ユミ「元気だよ。最近料理作るの上達したんだ。ケイちゃん食べてく?ナツキもケイちゃんに会いたいと思うし。」
ケイスケ「そうだな。久々に会おっかな!うちにあるお惣菜も持ってくよ!ちょっと待っててな!」
先に俺の家に寄ってく。
俺は一人っ子で、両親は共働きで帰りがいつも遅い。
冷蔵庫の中から適当にお惣菜をとり、
『ユミん家で食べてくる』と置き手紙を置き、ユミん家へ向かった。
ユミ「ただいま~」
ナツキ「おかえり~。あっ!ケイちゃんだぁ!」
ケイスケ「よっ!久しぶり!」
ユミ「今日ケイちゃんも一緒にいい?」
ナツキ「大丈夫だよ!今日カレーたくさん作っといたんだ♪」
家に入るなり、カレーの香ばしい匂いがしてくると無償に腹が減ってきた。
ナツキは明るい性格で素直な子だ。
お姉ちゃんのことが大好きで、高校生になっても姉離れできないくらい。
ユミもそんなナツキのことが大好きだった。
ケイスケ「おつまみも持ってきたぜ。」
ナツキ「ありがと~!じゃあ食べよ!」
3人で食べるのは久しぶりだった。
いろんなことと話しながら食べて
あっという間に時間が過ぎた。
ケイスケ「おっ、もうこんな時間か。そろそろ叔母さんも帰ってくる頃だな。」
ナツキ「ケイちゃんもう帰っちゃうの?お母さんに会ってけばいいじゃん。」
ケイスケ「う~ん、仕事で疲れてるだろうし。今日は帰るよ。また来るから。」
ナツキ「わかった。また来てね。」
ナツキに見送られ、外に出るとユミも一緒に出てきた。
ユミ「せっかくだし、ちょっと話そうよ。」
俺とユミはお互いの家の間にある小さな公園のベンチで少し話すことにした。
初めてユミと遊んだのもこの公園だったな。
お互いバイトがあったりですれ違いもあったが、ゆっくり話したい時はこの公園にいると何故か落ち着けた。
ユミ「ナツキ、久々にケイちゃんに会えて嬉しかったみたいだね。」
ケイスケ「そうだなwwずっと喋ってたもんな。」
ユミ「ケイちゃんありがとね。」
急にユミにお礼を言われるなんて思ってもみなかったから間抜けな声を出しちゃった。
ユミ「ユミ最近すごく毎日が充実してるんだ。
友達といるのも楽しいし、ナツキも段々家事出来るようになってきたし、何よりケイちゃんがいつも隣にいてくれるから。こんな日がずっと続けばいいな。」
ユミがこんな事言うのは珍しい。
それだけ今まで苦労してきたんだ。
ケイスケ「続くさ。それに、ユミが望む限り、俺はずっとユミの隣にいるよ。」
ユミ「ユミがいないとケイちゃん無茶しそうだしねww」
ケイスケ「おまっ!そんなことないだろ~」
二人して笑い合う。
ずっと一緒にいるよ。
どんなことになっても。
俺はユミの肩を抱き寄せ、ふっくらした唇にキスをした。
大好きだという気持ちを込めながら、
しばらく俺とユミはキスをしていた。
ユミとのキスが、この日で最後になるとは思いもしなかった。
この地域では有名な廃病院・○○墓地・廃トンネル
廃病院と○○墓地は高校の時にも行ったことがある。
廃病院といっても、そこまで古い訳ではないし、住宅地の外れみたいなところにある。
当時高校3年の頃、友達と後輩で真夜中に行ったが中に入ることが出来なかった。
窓ガラスを割ろうにも、窓ガラスが二重になってるので、割ればかなりの音が響くので、近所の人にばれたら大変だから敷地内を回っただけだ。
○○墓地はかなりスリル満点だったっけ。
たしか昔の戦争時代の人達の墓?のような場所。
よく友達が写真撮ってオーブ移ったとか言ってた。
そこでは花火とかして遊んでたけど、特に何も起こらなかった。
ケイスケ「この中で行ったことないのは廃トンネルだな。」
コウタ「ここは県境のところに新旧トンネルあるんだけど、旧トンネルの方だね。
ここは結構出るって有名らしいよ。」
マサキ「へーホントかよ。面白そうじゃん!そこにしようぜ!」
コウタ「だね。せっかく車あるし、遠出にもなるね。」
こうして行先も決まり、皆の予定を合わせ、3日後の夜に出発することになった。
その日の夜
ユミと一緒に帰路につく
俺の家とユミの家は歩いて1分もかからないほど近い。
お互いの母親が高校の同級生だけあって、家族同士の交流もある。
ユミの家は母子家庭だ。
母親とユミと4つ下の妹と3人家族で、ユミが小さい頃に父親の浮気で離婚して以来、ユミママは朝から夜まで働き詰めで家事はユミと妹と協力してやっている。
俺もたまに手伝ったり、一緒にご飯作って食べたりしてる。
ユミは父親がいなくなった当初、あまり感情を表に出さなくなったが、俺や親友のノリコの支えもあってか少しずつ笑うようになってきた。
俺はそんなユミをこれからも支えていきたいと思っている。
だから今回の肝試しも、ホントはユミにとって刺激になると思っていたんだ。
今思えば駄目な彼氏だよな・・・
ケイスケ「今日は飯どうする?ウチで食ってくか?」
ユミ「ううん。夏休みだからナツキ(ユミの妹)がご飯作ってくれてるんだ。」
ケイスケ「そっか。ナツキは元気にしてる?最近あまり会ってなかったから。」
ユミ「元気だよ。最近料理作るの上達したんだ。ケイちゃん食べてく?ナツキもケイちゃんに会いたいと思うし。」
ケイスケ「そうだな。久々に会おっかな!うちにあるお惣菜も持ってくよ!ちょっと待っててな!」
先に俺の家に寄ってく。
俺は一人っ子で、両親は共働きで帰りがいつも遅い。
冷蔵庫の中から適当にお惣菜をとり、
『ユミん家で食べてくる』と置き手紙を置き、ユミん家へ向かった。
ユミ「ただいま~」
ナツキ「おかえり~。あっ!ケイちゃんだぁ!」
ケイスケ「よっ!久しぶり!」
ユミ「今日ケイちゃんも一緒にいい?」
ナツキ「大丈夫だよ!今日カレーたくさん作っといたんだ♪」
家に入るなり、カレーの香ばしい匂いがしてくると無償に腹が減ってきた。
ナツキは明るい性格で素直な子だ。
お姉ちゃんのことが大好きで、高校生になっても姉離れできないくらい。
ユミもそんなナツキのことが大好きだった。
ケイスケ「おつまみも持ってきたぜ。」
ナツキ「ありがと~!じゃあ食べよ!」
3人で食べるのは久しぶりだった。
いろんなことと話しながら食べて
あっという間に時間が過ぎた。
ケイスケ「おっ、もうこんな時間か。そろそろ叔母さんも帰ってくる頃だな。」
ナツキ「ケイちゃんもう帰っちゃうの?お母さんに会ってけばいいじゃん。」
ケイスケ「う~ん、仕事で疲れてるだろうし。今日は帰るよ。また来るから。」
ナツキ「わかった。また来てね。」
ナツキに見送られ、外に出るとユミも一緒に出てきた。
ユミ「せっかくだし、ちょっと話そうよ。」
俺とユミはお互いの家の間にある小さな公園のベンチで少し話すことにした。
初めてユミと遊んだのもこの公園だったな。
お互いバイトがあったりですれ違いもあったが、ゆっくり話したい時はこの公園にいると何故か落ち着けた。
ユミ「ナツキ、久々にケイちゃんに会えて嬉しかったみたいだね。」
ケイスケ「そうだなwwずっと喋ってたもんな。」
ユミ「ケイちゃんありがとね。」
急にユミにお礼を言われるなんて思ってもみなかったから間抜けな声を出しちゃった。
ユミ「ユミ最近すごく毎日が充実してるんだ。
友達といるのも楽しいし、ナツキも段々家事出来るようになってきたし、何よりケイちゃんがいつも隣にいてくれるから。こんな日がずっと続けばいいな。」
ユミがこんな事言うのは珍しい。
それだけ今まで苦労してきたんだ。
ケイスケ「続くさ。それに、ユミが望む限り、俺はずっとユミの隣にいるよ。」
ユミ「ユミがいないとケイちゃん無茶しそうだしねww」
ケイスケ「おまっ!そんなことないだろ~」
二人して笑い合う。
ずっと一緒にいるよ。
どんなことになっても。
俺はユミの肩を抱き寄せ、ふっくらした唇にキスをした。
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しばらく俺とユミはキスをしていた。
ユミとのキスが、この日で最後になるとは思いもしなかった。
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