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三人の談合~テオドール視点~
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「な、なぜ私までっ」
バーンとクリフトを寄宿舎の僕の部屋に招く。
……バーンには少し強引だったかもしれないけど。
「ルカ、シュラ先生の所に連れて行かれたって……」
「はい。ネラル先生に来るように、と」
三人とも沈黙する。
「ま、まぁ、ルカをどうこうするつもりはないと言われてましたし、大丈夫ではないですか?」
クリフトがなんとか希望的観測を述べるが、あのルカだ……シュラ先生との会話でも思ったことを口にするだろう。
「テオドール、その横の者は?」
あぁ、バーンには紹介していなかったか。
「セリアン商会子息のクリフトですよ」
「おぉ、セリアン商会には世話になっている」
クリフトが商売人の顔で笑む。
「バーン様、お見知りおきを」
「この寄宿学校において、様はつけなくてよい」
ふん。
ルカに感化されただけだろう。
「バーン、ルカと何かあったんですか?」
「何が、とは」
バーンが明らかに動揺している。
高位の貴族として、バーンはまだまだ未熟だ。
顔に出やすい。
「貴方が遅れて入ってきた時に、ルカの顔が少し曇りました。ルカに何かしたんじゃないですか?」
「なっ、何もしていない!朝の鍛練の時にたまたま会って少し話しただけで……」
怪しいな。
動揺しすぎだ。
「クリフトは帰ってきたルカに違和感はなかった?」
聞かれたクリフトが次はまた動揺している。
「クリフト、まさか約束を……」
「いいえ!何もしてません!!」
クリフトはブンブン顔を横に振りながら否定するが、怪しい。
「あの、少し朝には弱くて……ルカが起こしてくれるまで寝てまして……目覚めと共にルカの顔が近くにあって、それで……まぁ、その……一人で……」
……朝勃ちのおかずにしたという話か……。
バーンは意味が分かってないのか、きょとんとしている。
「クリフトはルカと同室なのか?」
「そうなんですよ!幸運です!朝起きて寝るまでルカと同じ部屋なんて、結婚生活を送ってるようで……」
「それは違うでしょ」
「それは違うだろう」
僕とバーンの声がかぶる。
……やっぱり。
「……バーン、ルカのことが好きだよね?」
「なっなっ、す、好きっなど、そんなはずっ」
クリフトは驚いた顔で、僕とバーンを何度も見返している。
「えっ……バーン様も……?」
「私は別にっ、ルカを友として認めてやろうとは思っているが……」
白々しい。
それなら、クリフトが結婚生活を想起した時に否定せずに面白がるだろう。
僕と同じく、嫌な気分になったくせに。
「そう?なら、僕とクリフトがルカを好きで、そういう目で見ていても関係ないってことだね?」
「そういう目?」
「性的な目だよ」
バーンが真っ赤になる。
何?本当にバーン?
全然思っていた奴じゃない。
パーティーで会ったバーンは、言い寄る貴族令嬢も軽くあしらっていたし、色恋に疎い雰囲気などなかった。
「せ、性的な……お前たち、そんな目でルカを……」
「見てるよ」
「見てます」
二人で即答する。
もう、誤魔化しても仕方ない。
「バーンは手を出さないでね?」
にっこり笑って、釘を刺すことを忘れない。
「それは!……ルカ次第だろう」
この期に及んでこの男……。
「あのルカが自分から何かすると思う?」
色恋とルカなんて、結び付かない。
それはそれで困るのだけど。
「僕とクリフトはもう自分の気持ちを認めてるんだよね。バーンはまだ認められないなら、そのままずっとウダウダしてて欲しいんだけど」
これは本心。
「……そうだな。私らしくない。認めよう。私はどうもルカを好きらしい。あまり、この感情に馴染みがないから分からなかったが、私もルカをその、性的な、目で見てしまっている。しかし、断じて朝は何もしていない!まだ性的な接触はしていない!」
まだ?
コイツ……油断も隙もない。
「バーン、君も僕とクリフトと手を結ばないか?」
「どういうことだ?」
「ルカへの不可侵だよ」
バーンに僕とクリフトの約束した内容を話す。
「ふん。お前たちの企みになぜ私が賛同を?お前たちが手をこまねいている間に、私がルカを手に入れれば良いだけのこと」
自信満々に僕の提案を一笑に付す。
「あぁ、そう?それなら構わないよ。君、一番不利なの分かってる?」
「何のことだ」
バーンは顔をしかめる。
「重複するんだろう?魔法、剣術、国政全てにおいて、首席を取ろうとしてる。でも、魔法と国政は僕とクリフトがいる。簡単にはさせないよ?」
クリフトも頷く。
「その上、ルカも?そんな余裕あるのかな?僕たちも君がルカに何かするつもりなら、指を咥えて見ているつもりはない。三人で共倒れする?」
バーンは眉間にぐっと皺を寄せる。
「……分かった。いいだろう。この寄宿学校にいる間、ルカに性的な行為はしない。これでいいのだな?」
「分かってくれて良かった」
これで一安心。
集中できる。
「なぁ、お前たち。これだけではつまらない。魔法、剣術、国政、それぞれの首席を取った者のみがルカに想いを告げられる、というのはどうだ?」
「なっ……それは……」
僕もクリフトもその提案に難色を示す。
「なんだ、お前たち。自信がないのか?もちろん、私は全ての首席を取るつもりだ。そうすれば一年後、私のみがルカに想いを告げ、その想いにルカが答えてくれるのだ。私にはその未来が見えるようだぞ?」
不遜な態度のバーンに苛立ちが募る。
「バーン様は剣術があります。他の者の腕は分かりませんが、我々よりも有利なのでは?」
「クリフトだったな?先ほど、テオドールが言ったであろう?私はお前たちよりも不利だ」
そう。
間違いなく不利だ。
バーンはルカに想いを告げるためだけに剣術のみに力を注ぐはずがない。
一つだけに注力できる僕やクリフトの方が有利。
でも、バーンが絶対的に自信を見せるのも分かる。
それだけの実力があるのだ。
僕は魔法でバーンに勝ち、首席を取れるのか……。
……僕は、何を弱気になってるんだ!
どれだけの日々を送ってきたのかを忘れたのか!
バーンに負ける?
そんな訳がない。
「上等だ。受けてたつよ」
バーンはにやりと笑う。
「それでこそだ、テオドール!それくらいでないと面白くないからな!」
その人を見下した態度……一年後に後悔するのはお前だ。
「分かりました。確かに、バーン様の提案には一理ある」
クリフトも覚悟を決めたようだ。
「ですが、みなさん」
クリフトが商売人の顔で笑う。
「ルカ本人が好きになった場合は仕方ありませんよね?俺は同室ですし、その点ではお二人より有利。もちろん、手は出しませんよ?そこは信用してください。紳士的に振る舞った上で、好意を寄せて貰えれば、というだけですから。もちろん、首席も取ります」
どいつもこいつも……!
いや、あの鈍感なルカなら大丈夫だ。
人の好意に欠片も気づかない。
「では、各々首席を目指し、一年後まで手を出さないということで、いいね?」
「分かった」
「分かりました」
とりあえず、当初の形とは変わったけど、合意はかなった。
それぞれの部屋に戻ろうと二人が立ち上がり、見送りに僕もソファーから立とうとした時に部屋にノックの音がする。
「テオー、いるかー?」
ルカだ!
シュラ先生との話を聞きたい。
とりあえず邪魔な二人を帰そうと見ると、二人ともまたソファーに座り直している。
「帰らないの?」
「当然だろう」
ふんぞり返るバーン。
何も言わないが、嘘臭い笑顔で頷くクリフト。
はぁっ。
この一癖も二癖もある二人と一年間過ごすことを憂鬱に感じながら。
「いるよ!入っておいで」
扉から顔を出したルカを見るだけで全て吹き飛び笑顔になる自分の安直さに苦笑した。
バーンとクリフトを寄宿舎の僕の部屋に招く。
……バーンには少し強引だったかもしれないけど。
「ルカ、シュラ先生の所に連れて行かれたって……」
「はい。ネラル先生に来るように、と」
三人とも沈黙する。
「ま、まぁ、ルカをどうこうするつもりはないと言われてましたし、大丈夫ではないですか?」
クリフトがなんとか希望的観測を述べるが、あのルカだ……シュラ先生との会話でも思ったことを口にするだろう。
「テオドール、その横の者は?」
あぁ、バーンには紹介していなかったか。
「セリアン商会子息のクリフトですよ」
「おぉ、セリアン商会には世話になっている」
クリフトが商売人の顔で笑む。
「バーン様、お見知りおきを」
「この寄宿学校において、様はつけなくてよい」
ふん。
ルカに感化されただけだろう。
「バーン、ルカと何かあったんですか?」
「何が、とは」
バーンが明らかに動揺している。
高位の貴族として、バーンはまだまだ未熟だ。
顔に出やすい。
「貴方が遅れて入ってきた時に、ルカの顔が少し曇りました。ルカに何かしたんじゃないですか?」
「なっ、何もしていない!朝の鍛練の時にたまたま会って少し話しただけで……」
怪しいな。
動揺しすぎだ。
「クリフトは帰ってきたルカに違和感はなかった?」
聞かれたクリフトが次はまた動揺している。
「クリフト、まさか約束を……」
「いいえ!何もしてません!!」
クリフトはブンブン顔を横に振りながら否定するが、怪しい。
「あの、少し朝には弱くて……ルカが起こしてくれるまで寝てまして……目覚めと共にルカの顔が近くにあって、それで……まぁ、その……一人で……」
……朝勃ちのおかずにしたという話か……。
バーンは意味が分かってないのか、きょとんとしている。
「クリフトはルカと同室なのか?」
「そうなんですよ!幸運です!朝起きて寝るまでルカと同じ部屋なんて、結婚生活を送ってるようで……」
「それは違うでしょ」
「それは違うだろう」
僕とバーンの声がかぶる。
……やっぱり。
「……バーン、ルカのことが好きだよね?」
「なっなっ、す、好きっなど、そんなはずっ」
クリフトは驚いた顔で、僕とバーンを何度も見返している。
「えっ……バーン様も……?」
「私は別にっ、ルカを友として認めてやろうとは思っているが……」
白々しい。
それなら、クリフトが結婚生活を想起した時に否定せずに面白がるだろう。
僕と同じく、嫌な気分になったくせに。
「そう?なら、僕とクリフトがルカを好きで、そういう目で見ていても関係ないってことだね?」
「そういう目?」
「性的な目だよ」
バーンが真っ赤になる。
何?本当にバーン?
全然思っていた奴じゃない。
パーティーで会ったバーンは、言い寄る貴族令嬢も軽くあしらっていたし、色恋に疎い雰囲気などなかった。
「せ、性的な……お前たち、そんな目でルカを……」
「見てるよ」
「見てます」
二人で即答する。
もう、誤魔化しても仕方ない。
「バーンは手を出さないでね?」
にっこり笑って、釘を刺すことを忘れない。
「それは!……ルカ次第だろう」
この期に及んでこの男……。
「あのルカが自分から何かすると思う?」
色恋とルカなんて、結び付かない。
それはそれで困るのだけど。
「僕とクリフトはもう自分の気持ちを認めてるんだよね。バーンはまだ認められないなら、そのままずっとウダウダしてて欲しいんだけど」
これは本心。
「……そうだな。私らしくない。認めよう。私はどうもルカを好きらしい。あまり、この感情に馴染みがないから分からなかったが、私もルカをその、性的な、目で見てしまっている。しかし、断じて朝は何もしていない!まだ性的な接触はしていない!」
まだ?
コイツ……油断も隙もない。
「バーン、君も僕とクリフトと手を結ばないか?」
「どういうことだ?」
「ルカへの不可侵だよ」
バーンに僕とクリフトの約束した内容を話す。
「ふん。お前たちの企みになぜ私が賛同を?お前たちが手をこまねいている間に、私がルカを手に入れれば良いだけのこと」
自信満々に僕の提案を一笑に付す。
「あぁ、そう?それなら構わないよ。君、一番不利なの分かってる?」
「何のことだ」
バーンは顔をしかめる。
「重複するんだろう?魔法、剣術、国政全てにおいて、首席を取ろうとしてる。でも、魔法と国政は僕とクリフトがいる。簡単にはさせないよ?」
クリフトも頷く。
「その上、ルカも?そんな余裕あるのかな?僕たちも君がルカに何かするつもりなら、指を咥えて見ているつもりはない。三人で共倒れする?」
バーンは眉間にぐっと皺を寄せる。
「……分かった。いいだろう。この寄宿学校にいる間、ルカに性的な行為はしない。これでいいのだな?」
「分かってくれて良かった」
これで一安心。
集中できる。
「なぁ、お前たち。これだけではつまらない。魔法、剣術、国政、それぞれの首席を取った者のみがルカに想いを告げられる、というのはどうだ?」
「なっ……それは……」
僕もクリフトもその提案に難色を示す。
「なんだ、お前たち。自信がないのか?もちろん、私は全ての首席を取るつもりだ。そうすれば一年後、私のみがルカに想いを告げ、その想いにルカが答えてくれるのだ。私にはその未来が見えるようだぞ?」
不遜な態度のバーンに苛立ちが募る。
「バーン様は剣術があります。他の者の腕は分かりませんが、我々よりも有利なのでは?」
「クリフトだったな?先ほど、テオドールが言ったであろう?私はお前たちよりも不利だ」
そう。
間違いなく不利だ。
バーンはルカに想いを告げるためだけに剣術のみに力を注ぐはずがない。
一つだけに注力できる僕やクリフトの方が有利。
でも、バーンが絶対的に自信を見せるのも分かる。
それだけの実力があるのだ。
僕は魔法でバーンに勝ち、首席を取れるのか……。
……僕は、何を弱気になってるんだ!
どれだけの日々を送ってきたのかを忘れたのか!
バーンに負ける?
そんな訳がない。
「上等だ。受けてたつよ」
バーンはにやりと笑う。
「それでこそだ、テオドール!それくらいでないと面白くないからな!」
その人を見下した態度……一年後に後悔するのはお前だ。
「分かりました。確かに、バーン様の提案には一理ある」
クリフトも覚悟を決めたようだ。
「ですが、みなさん」
クリフトが商売人の顔で笑う。
「ルカ本人が好きになった場合は仕方ありませんよね?俺は同室ですし、その点ではお二人より有利。もちろん、手は出しませんよ?そこは信用してください。紳士的に振る舞った上で、好意を寄せて貰えれば、というだけですから。もちろん、首席も取ります」
どいつもこいつも……!
いや、あの鈍感なルカなら大丈夫だ。
人の好意に欠片も気づかない。
「では、各々首席を目指し、一年後まで手を出さないということで、いいね?」
「分かった」
「分かりました」
とりあえず、当初の形とは変わったけど、合意はかなった。
それぞれの部屋に戻ろうと二人が立ち上がり、見送りに僕もソファーから立とうとした時に部屋にノックの音がする。
「テオー、いるかー?」
ルカだ!
シュラ先生との話を聞きたい。
とりあえず邪魔な二人を帰そうと見ると、二人ともまたソファーに座り直している。
「帰らないの?」
「当然だろう」
ふんぞり返るバーン。
何も言わないが、嘘臭い笑顔で頷くクリフト。
はぁっ。
この一癖も二癖もある二人と一年間過ごすことを憂鬱に感じながら。
「いるよ!入っておいで」
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