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第一章 目覚めの音
5.黒波燦の邂逅
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時間厳守の透子さんのことだ。もう到着しているかと思ったが、ブースはまだ真っ暗だった。
壁際に畳んであるパイプ椅子をひとつ取り上げ、適当に広げて座るとぎしりと失礼な音がした。古い椅子らしい。
防音壁に囲まれた静かな空間は、自分の鼓動の音まで聞こえてしまう。
「うわ、静まれ心臓」
透子さんから渡された音源を聞き込んだ俺は、その日のうちに何も見ずに歌えるほどになった。けれど、歌ったものを録音して聞いて、愕然とした。
こんなのをあの声の人に披露すると思うと情けなさすぎるが、これが今の実力なのだ。
「どんな人だろう」
あの声の人を想像してみる。魅力的な声だ。俺と同じくらいの年齢じゃないだろうか。声は老けづらいから年上かもしれない。見た目にどうしても期待してしまうのは良くない。けれど、素敵であって欲しいと願ってしまう俺もいる。
「あ、だめだ。手に汗かいてきた」
役者のプライベートなんてこんなものだ。気持ちを押さえなくていい現場では、あっという間に感情に振り回される。
気を紛らわそうと立ってみる。座ってみる。一周まわって、再びパイプ椅子に腰かける。
ふと時計を見ると待ち合わせ時間をとうに過ぎている。透子さんにしては珍しい。何かあったのかとスマホを見ても特に透子さんからの連絡はない。
こちらから連絡を入れようと連絡先をタップしたところ、勢いよく入り口のドアが開いた。
「悪い! 遅くなった! 入り口で駄々こねられた!」
大声で謝る透子さんが青年を引きつれて部屋に入ってきたのだ。俺は慌てて椅子から立ち上がる。
「透子さんおはようございます。よかった、何かあったのかと思った」
透子さんは大げさに謝ってから、背後の青年を俺に紹介した。
「アキ坊、こいつが今日の講師だ。灯坂律。あたしは律坊って呼んでる」
「あ、……えっ」
思わず声が出た。
透子さんから紹介されたその青年、仁王立ちでギターケースを背負い、口を真一文字に結んで俺を睨みつける灯坂律という子は、ロビーのエントランスで俺がスケベな目で眺めまわしたあの彼だったのだ。
「はじめまして、灯坂律です」
勢いよく頭を下げられた。
その声は確かにあの人のもの。歌声とは違うが、響きが同じ。
「あ、ああ、初めまして、黒波燦です。よろしくお願いします」
けれどときめく以前に、どっと冷や汗が出た。
綺麗な気持ちで恋をしたはずのその人を、俺は下心満載で見つめていた。罪悪感でバラバラになりそうだ。
なんとか笑顔を向けて、手を差し出して握手なんて求めてみた。こんな時役者で良かったとつくづく思う。
けれど灯坂律君は、差し出された俺の手にはまったく気づかないようだった。手を庇のようにかざして俺から顔を背ける。顔どころか身体ごと避けている。
えっ、嫌われてる?
「悪い、律坊のやつ照れてるらしい。こいつ、君の大ファンなんだ」
「おい、やめろ透子!」
今にも透子さんの背中に隠れてしまいそうな様子はどう見ても好かれてるようには思えない。だけど、視線はチラチラこちらによこす。目が合うと、ウッ、と声を上げて顔をしかめて逸らす。
「くそ、眩しい……」
ああ、あれか。これ、たまに悲鳴を上げながら逃げるファンと同じタイプだ。
嫌われている訳ではないと分かるのは、態度はともかく、こちらに対する大きな圧を感じるためだ。
「今俺はッ! 同じ空間で……同じ空気を……ッ」
「律坊、過呼吸か?」
うん、大体そういうファンは尊いとかありがたいとか寿命が延びるとか言うんだよな。俺としては素直に好きって言ってもらえた方が嬉しい。もしかしてエントランスホールで叫び声上げたの、君かな。
「よろしく、律ちゃん、でいいかな」
透子さんが律坊と呼んでいるなら、俺が律ちゃんと呼んだっていいはずだ。律ちゃんはしばらくよくわからないことをブツブツ言っていたが、透子さんに尻を叩かれてしぶしぶギターをケースから出すと、俺が差し出したパイプ椅子に座った。
「く、くくくくろくろ黒波燦、さん」
ギターを抱きかかえると、彼が初めてこちらを見上げた。表情が完全に瞳孔が開いてるが、構わない。俺は息をのんだ。
あの声だ。油断した。
穏やかに響く、ちょっと色っぽい声。機械越しじゃない、生のあの声で自分の名前を呼ばれる破壊力。喉がぎゅっと締め付けられる。
「は、はい」
真っ直ぐに見つめ返そうとして失敗した。今度は俺の方が挙動不審になった。視線があちこち泳ぎ回って顔が赤くなる。
「……?」
さっきまで落ち着いていたはずなのにいきなりダメになってしまった。逆に彼から胡乱な目で見られている。
「あ、燦、でいいよ。俺が律ちゃんって呼ぶんだから」
無理に笑顔を作ったのに声がひっくり返った。カメラの前なら完全にNGだ。すると彼が椅子から半分腰を上げる。
「いや、それはダメだ、黒波燦が俺をそんな風に呼ぶはずがない!」
「? じゃあ何て呼ぼうか?」
「あーダメだ! 認識するな、俺を認知するな!!」
勢いよく立ち上がった。まっすぐ俺に向かって叫ぶ。
声を浴びせられてフリーズした。加えて彼の佇まいや顔の造りまで、改めて全部にドキドキしてしまうことに気が付いてしまった。
やっぱり恋じゃないか、こんなの。
「に、認知もなにも、それじゃあ何しに来たんだってことになるけど?」
平静を保つふりをして、苦笑なんて浮かべたりなんかして、彼に向かって『かっこいい大人』を演じる。はっと我に返った彼は、「た、たしかに」なんて言いながら恥ずかしそうに座り直す。
うわあ、可愛い。
自分より動揺している人間を見ると、冷静さを取り戻しやすい。彼の落ち着かない様子は俺に少しずつ余裕を取り戻させてくれる。
が、背後で抑え込んだ笑い声が漏れ聞こえてきた。
「……透子さん?」
「わ、悪い、あんた、アキ坊、すげー震えてっからさ。あといつもより声も高くて早口なの気づいてなさそーで……それでそんなめちゃくちゃな会話……はは、あっはははは!」
「ちょっ」
「え、黒波燦が?」
彼が目を見開いて俺を見つめる。そんな顔すら魅力的だ。だから、この年齢不詳の化け物女の言ったことはちょっと聞こえなかったことにしてくれないだろうか。ああもう、と俺は額を押さえた。
「あんたたち見てると面白すぎて時間を忘れそうでだめだ。じゃ、あとは若い二人にお任せってことで! あたしはしばらく席を外すよ。歌の練習がんばれよ!」
ひとしきり笑い終えた透子さんは、退出時間をきっちり確認すると風のように去ってしまった。
「透子さん!」
「透子!!」
俺たち二人の声は、虚しく防音壁に吸い込まれるだけだった。愕然と視線を合わせる。
密室に、いよいよ二人きり。
どうしよう。まだ心臓の音が騒ぎっぱなしで、止む気配がない。
壁際に畳んであるパイプ椅子をひとつ取り上げ、適当に広げて座るとぎしりと失礼な音がした。古い椅子らしい。
防音壁に囲まれた静かな空間は、自分の鼓動の音まで聞こえてしまう。
「うわ、静まれ心臓」
透子さんから渡された音源を聞き込んだ俺は、その日のうちに何も見ずに歌えるほどになった。けれど、歌ったものを録音して聞いて、愕然とした。
こんなのをあの声の人に披露すると思うと情けなさすぎるが、これが今の実力なのだ。
「どんな人だろう」
あの声の人を想像してみる。魅力的な声だ。俺と同じくらいの年齢じゃないだろうか。声は老けづらいから年上かもしれない。見た目にどうしても期待してしまうのは良くない。けれど、素敵であって欲しいと願ってしまう俺もいる。
「あ、だめだ。手に汗かいてきた」
役者のプライベートなんてこんなものだ。気持ちを押さえなくていい現場では、あっという間に感情に振り回される。
気を紛らわそうと立ってみる。座ってみる。一周まわって、再びパイプ椅子に腰かける。
ふと時計を見ると待ち合わせ時間をとうに過ぎている。透子さんにしては珍しい。何かあったのかとスマホを見ても特に透子さんからの連絡はない。
こちらから連絡を入れようと連絡先をタップしたところ、勢いよく入り口のドアが開いた。
「悪い! 遅くなった! 入り口で駄々こねられた!」
大声で謝る透子さんが青年を引きつれて部屋に入ってきたのだ。俺は慌てて椅子から立ち上がる。
「透子さんおはようございます。よかった、何かあったのかと思った」
透子さんは大げさに謝ってから、背後の青年を俺に紹介した。
「アキ坊、こいつが今日の講師だ。灯坂律。あたしは律坊って呼んでる」
「あ、……えっ」
思わず声が出た。
透子さんから紹介されたその青年、仁王立ちでギターケースを背負い、口を真一文字に結んで俺を睨みつける灯坂律という子は、ロビーのエントランスで俺がスケベな目で眺めまわしたあの彼だったのだ。
「はじめまして、灯坂律です」
勢いよく頭を下げられた。
その声は確かにあの人のもの。歌声とは違うが、響きが同じ。
「あ、ああ、初めまして、黒波燦です。よろしくお願いします」
けれどときめく以前に、どっと冷や汗が出た。
綺麗な気持ちで恋をしたはずのその人を、俺は下心満載で見つめていた。罪悪感でバラバラになりそうだ。
なんとか笑顔を向けて、手を差し出して握手なんて求めてみた。こんな時役者で良かったとつくづく思う。
けれど灯坂律君は、差し出された俺の手にはまったく気づかないようだった。手を庇のようにかざして俺から顔を背ける。顔どころか身体ごと避けている。
えっ、嫌われてる?
「悪い、律坊のやつ照れてるらしい。こいつ、君の大ファンなんだ」
「おい、やめろ透子!」
今にも透子さんの背中に隠れてしまいそうな様子はどう見ても好かれてるようには思えない。だけど、視線はチラチラこちらによこす。目が合うと、ウッ、と声を上げて顔をしかめて逸らす。
「くそ、眩しい……」
ああ、あれか。これ、たまに悲鳴を上げながら逃げるファンと同じタイプだ。
嫌われている訳ではないと分かるのは、態度はともかく、こちらに対する大きな圧を感じるためだ。
「今俺はッ! 同じ空間で……同じ空気を……ッ」
「律坊、過呼吸か?」
うん、大体そういうファンは尊いとかありがたいとか寿命が延びるとか言うんだよな。俺としては素直に好きって言ってもらえた方が嬉しい。もしかしてエントランスホールで叫び声上げたの、君かな。
「よろしく、律ちゃん、でいいかな」
透子さんが律坊と呼んでいるなら、俺が律ちゃんと呼んだっていいはずだ。律ちゃんはしばらくよくわからないことをブツブツ言っていたが、透子さんに尻を叩かれてしぶしぶギターをケースから出すと、俺が差し出したパイプ椅子に座った。
「く、くくくくろくろ黒波燦、さん」
ギターを抱きかかえると、彼が初めてこちらを見上げた。表情が完全に瞳孔が開いてるが、構わない。俺は息をのんだ。
あの声だ。油断した。
穏やかに響く、ちょっと色っぽい声。機械越しじゃない、生のあの声で自分の名前を呼ばれる破壊力。喉がぎゅっと締め付けられる。
「は、はい」
真っ直ぐに見つめ返そうとして失敗した。今度は俺の方が挙動不審になった。視線があちこち泳ぎ回って顔が赤くなる。
「……?」
さっきまで落ち着いていたはずなのにいきなりダメになってしまった。逆に彼から胡乱な目で見られている。
「あ、燦、でいいよ。俺が律ちゃんって呼ぶんだから」
無理に笑顔を作ったのに声がひっくり返った。カメラの前なら完全にNGだ。すると彼が椅子から半分腰を上げる。
「いや、それはダメだ、黒波燦が俺をそんな風に呼ぶはずがない!」
「? じゃあ何て呼ぼうか?」
「あーダメだ! 認識するな、俺を認知するな!!」
勢いよく立ち上がった。まっすぐ俺に向かって叫ぶ。
声を浴びせられてフリーズした。加えて彼の佇まいや顔の造りまで、改めて全部にドキドキしてしまうことに気が付いてしまった。
やっぱり恋じゃないか、こんなの。
「に、認知もなにも、それじゃあ何しに来たんだってことになるけど?」
平静を保つふりをして、苦笑なんて浮かべたりなんかして、彼に向かって『かっこいい大人』を演じる。はっと我に返った彼は、「た、たしかに」なんて言いながら恥ずかしそうに座り直す。
うわあ、可愛い。
自分より動揺している人間を見ると、冷静さを取り戻しやすい。彼の落ち着かない様子は俺に少しずつ余裕を取り戻させてくれる。
が、背後で抑え込んだ笑い声が漏れ聞こえてきた。
「……透子さん?」
「わ、悪い、あんた、アキ坊、すげー震えてっからさ。あといつもより声も高くて早口なの気づいてなさそーで……それでそんなめちゃくちゃな会話……はは、あっはははは!」
「ちょっ」
「え、黒波燦が?」
彼が目を見開いて俺を見つめる。そんな顔すら魅力的だ。だから、この年齢不詳の化け物女の言ったことはちょっと聞こえなかったことにしてくれないだろうか。ああもう、と俺は額を押さえた。
「あんたたち見てると面白すぎて時間を忘れそうでだめだ。じゃ、あとは若い二人にお任せってことで! あたしはしばらく席を外すよ。歌の練習がんばれよ!」
ひとしきり笑い終えた透子さんは、退出時間をきっちり確認すると風のように去ってしまった。
「透子さん!」
「透子!!」
俺たち二人の声は、虚しく防音壁に吸い込まれるだけだった。愕然と視線を合わせる。
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