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空港
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【after #16 / 香港 後編】
◇
涼side
帰りの香港国際空港。
出国審査が想像よりスムーズで、フライトまでまだまだ時間がある。
飯は食ったし、免税店も2回は巡回した。
…巡回するたびに隼人があれもほしいこれもほしいと言って荷物を増やすので、コーヒーをゲットしてまだひとけのない搭乗口近くでおとなしく座って待つことにした。
長椅子の真ん中に机がある。
コーヒーを机に置き、机を挟んで座った。
遠くにフライトアナウンスが響く。
「りょーちゃん」
隼人が頬杖をついて話しかけてくる。
「はい」
「すき」
「…はい。」
「だいすき」
「……はい。」
「ちゅーは?」
ほっぺを指差してにこにこしている。
ほんとになんていうか…、煽られてる?
よくわからない俺の負けず嫌いが発揮される。
不意をついてみたくなって、身を乗り出して唇にキスをする。
暖かくてやわらかい。
「……隼人、だいすき。」
呆気に取られたような顔でぽかんとしたかと思うと、次は柄にもなく照れている様子だ。
そして「いやー俺の彼氏はイケメンだったわ、」と呟きながらコーヒーをひとくち飲む。
「してやったな」
「絶対いつかやり返す」
END.
◇
涼side
帰りの香港国際空港。
出国審査が想像よりスムーズで、フライトまでまだまだ時間がある。
飯は食ったし、免税店も2回は巡回した。
…巡回するたびに隼人があれもほしいこれもほしいと言って荷物を増やすので、コーヒーをゲットしてまだひとけのない搭乗口近くでおとなしく座って待つことにした。
長椅子の真ん中に机がある。
コーヒーを机に置き、机を挟んで座った。
遠くにフライトアナウンスが響く。
「りょーちゃん」
隼人が頬杖をついて話しかけてくる。
「はい」
「すき」
「…はい。」
「だいすき」
「……はい。」
「ちゅーは?」
ほっぺを指差してにこにこしている。
ほんとになんていうか…、煽られてる?
よくわからない俺の負けず嫌いが発揮される。
不意をついてみたくなって、身を乗り出して唇にキスをする。
暖かくてやわらかい。
「……隼人、だいすき。」
呆気に取られたような顔でぽかんとしたかと思うと、次は柄にもなく照れている様子だ。
そして「いやー俺の彼氏はイケメンだったわ、」と呟きながらコーヒーをひとくち飲む。
「してやったな」
「絶対いつかやり返す」
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