氷の公爵さまが何故か私を追いかけてくる

アキナヌカ

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08絆される

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「こっちの世界にもコンドームがあればいいのに」

完全に私はレオンに絆されていた、だってあの人何をやっても私についてくるし、賭けに負けても卑怯者って言われても私と離婚しなかった。仕事をしたら褒めてくれって私のところにやってくるし、そうじゃなくても私の傍を離れない。ユーリの面倒もよくみてくれるし、ユーリが夜泣きしてたら私があやしていると、一緒に起きてきてあやしてくれるようになった。いかん、私は完全にレオンに絆されている。恨んだこともあったけど、今は良い夫になった。

「ってコンドームってあるの!?」

 私は御用商人にこれをすすめられた、絶対元日本人がこれを作ったなと思った、カーポ商会って書いてあって使い方も一緒だった、完全には避妊できないとも書いてあった。コンドームはちゃんと使っても二%くらいの確率で妊娠してしまうのだ。せっかく買ったからには使わねばなるまい、でも私は言い出しにくかった。

「レオン、また私を抱いてくれない」

 そうその一言が言えなかった、私たちはユーリをベビーベッドに寝かせて二人で一緒に寝ていた、そうしてユーリが夜泣きしたときなどは二人であやしていた。そんな調子だったから私たちの関係は清いままだった、私はコンドームを持ったままうーん、うーんと悩んでいた。そうしたらレオンにその姿が見つかった、レオンは私のいるところにあ現れるから当然のことだった。私は悩みながらもまずユーリを信頼できる次女に預けないかと聞いた。

「ユーリは俺の可愛い息子だ、俺が面倒をみたい」
「でもそうしてたらできないじゃない」

「なにがだ?」
「えっとほらっ、レオンが私を抱いてたらユーリの面倒は見れないでしょう」

「君を抱いていいのか!?」
「ええ、まぁ、うん」

 彼の行動は早かったあっという間に信頼できる次女を選びユーリを預けてきた、そうして私を寝室につれていこうとしたが、まだ真っ昼間だった。

「レオン、まだ昼間よ。夜になってからにしましょう」
「嫌だ、リトスの気が変わるかもしれない。俺は今君を抱きたい」

 おかげで真っ昼間から私はレオンに抱かれることになった。コンドームの使い方もしっかりと教えた、レオンは真面目に聞いていたし、ちゃんと使ってくれた。私は喘ぎ声を抑えて誰にも聞かれないようにした、でもレオンが聞かせてくれといって私にキスをした。

「やぁ、ああっ!! ああっ!! レオン!!」
「なんだ、リトス。ああ、こうした方が気持ちいいか」

「ひゃん!! やあぁ!! あん、ああっ!!」
「リトス、リトス声可愛い。もっと聞かせてくれ」

「私は恥ずかしい、やぁん、ああっ!! ああっ!! やあぁーーーーーー!!」
「いってしまう、リトスも可愛い。さぁ、まだまだ交わろう」

 それから約一日私はレオンから離して貰えなかった。レオンはまだ交わりたいと言っていたが、仕事もあったしそう言ってレオンをベッドの外に追い出した。私は久しぶりに抱かれて気持ちよかったが体が辛かった、もうしばらくレオンに抱かれなくていいやと思っていた。ユーリに母乳をあげなきゃいけなかったし、私がいない間は最近結婚した次女が母乳をユーリに与えてくれていた。レオンは仕事をしっかりと終わらせてくるとまた私を抱きたがった、私がそんなに頻繁には無理と言ったのに、レオンは私を寝室に連れて行って抱かせてくれ頼むを頭を下げてきた。そこまでされたら、駄目とも言えなかっった。

「レオン、ちゃんとコンドームつけてくださいね」
「分かった、ちゃんとつける」

 そうして私はまたレオンに抱かれた、今度も一日中レオンは私を離してくれなかった。そうした日々を送っていたら私はまた妊娠した、ちゃんとコンドームをつけていたのにレオンは二%の確率を勝ち取っていた。そうしてまた大きくなるお腹を抱えての生活が始まった。レオンは凄く気遣ってくれた、私のお腹に頭を当てて幸せそうにしていた。私も幸せだった、あんなにレオンを恨んでいたのに時とともにその恨みや怒りは風化していった。そうして私は二人目の子どもを産み落とした、出産中は痛くて死ぬかと思った。こんどの子どもの名前は私が決めて欲しいということなので、アクアにと名付けた。

「どうしてアクアなんだ、リトス」
「私、アクアマリンが好きなんです」

 そうしたらレオンからアクアマリンのついたドレスや指輪、首飾りやイヤリングを贈られた。私はそれらが届いたら喜んだが、これ以上は贈ってこないでくださいと釘をさしておいた。そうしないとレオンはアクアマリンの鉱脈ごと買ってきそうな勢いだった。レオンはしょぼんとしていたが、ユーリとアクアの笑顔で生き返っていた。子どもの笑顔には逆らえないものがある、ユーリはたどたどしいが言葉を話すようになっていた。母乳も卒業して離乳食がユーリの食事だった。アクアはまだ母乳が必要で飲んだあとは背中を叩いてげっぷさせていた。
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