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28夫婦喧嘩
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「ローズたん、仕事を探しに行くぞ」
「いやルーシーは家で大人しくしていてくれ」
「どうしてだ、ローズたん?」
「もし子どもができてたら、あまり動かない方がいいだろ」
「ローズたん、そうでもないぞ」
「とにかく大人しくしてくれ、仕事は俺が探してくる」
ローズは私を生で抱くようになってから過保護になった、もう子どもが腹にいるような話し方だったが、それはまだ分からないことだった。ローズは『魔法』の力を使って仕事を探してきた、私だって仕事を探しに行きたかった。せめて鍛練だけはと体を動かしていた、するとローズに見つかって、ぽんっとベッドの上に放り投げられてしまった。どうしてもローズは私に仕事をして欲しくないみたいだった、私は仕事がしたかったから私たちは喧嘩した。
「ローズたん、私だって仕事がしたいぞ!!」
「ルーシーは大人しくしてればいいんだよ!!」
「私は役立たずじゃない、普通に働ける!!」
「もうルーシーが傷つくのは嫌なんだ!!」
「私は『再生』のギフトもちだ、そう簡単に死ぬものか!!」
「そんなことは分かっている、でも駄目なんだよ!!」
私とローズは口喧嘩した後に一緒に寝なかった、ローズはどうやらソファで寝たようだ。私はベッドで寝て顔を合せなかった、何日もそんな状態が続いて、とうとうローズが謝ってきた。ローズとしては私を大切に守りたいらしい、でも私は守られているだけの女じゃなかった。私も働きたいと言ったらローズは泣きそうな顔をしたが、でも反対はしないでくれた。私たちは初めての夫婦喧嘩をして、そうしたら余計に絆が深まった。私はローズが大事だった、ローズも私のことが大事だった。
「ローズたんが心配するから、仕事探しはもうしばらく後にする」
「ごめんな、ルーシー。俺が無理なことを言って」
「もう気にするなローズたん、私も気にしないことにする」
「分かった、もう気にしないようにするよ。ルーシー」
「鍛練だけを私はしておく、それくらいならいいだろう」
「ああ、ルーシー無理はするなよ」
私たちは夫婦喧嘩をしたが、お互いにお互いが大事なのだと気が付いた。だから私は仕事探しはしばらく休んで、鍛練だけをすることにした。ローズはそれで満足そうだった、私が鍛練する姿をみて、対戦を申し込んできた。久しぶりにローズと木剣を交えるのは楽しかった、ローズはまた強くなっていたし、私もまた強くなっていた。なかなか勝負がつかなくて、引き分けで終わることが多くなった。そうしている間も私はローズに抱かれていた、ローズは私との子どもを欲しがっていた。
「はぁ、ローズたん。そんなに触ったら気持ち良い」
「気持ち良いの好きだろ、ルーシー」
「やん、確かに好きだが、ああっ!! ああっ!!」
「ルーシーの声が好きだ、いや全部が大好きだ」
「私もローズたんが大好き、やぁぁ――――――!!」
「軽くいっちゃった、ルーシー。可愛いな」
私たちは交わってとても気持ち良い思いをした、ローズの愛撫は的確で私を気持ち良くさせた。私だってローズの感じるところを愛撫した、お互いに気持ち良い思いをしながら愛し合った。ローズは何度も私の中で射精したから子どもができてもおかしくなかった、そうやって私たちは子ども作りに励んだ。だけどなかなか子どもはできるものじゃなかった、私かあるいはローズに問題があるのかもしれなかった。私は可愛い子どもを授かるように祈っていた、ローズも同じように祈っていた。
「なかなか子どもができないな、ローズたん」
「まだルーシーを抱き足りないんだ」
「まだ私を抱く気なのか、ローズたん」
「おう、子どもができるまでルーシーを抱いてやる」
「ふふっ、子どもができた時が楽しみだ」
「ルーシーに似た子どもだといいな」
私はローズに似たこどもが欲しいと思っていた、ローズは私に似た子どもが欲しいらしかった。私たちは何度も愛し合って交わった、本当に子どもが欲しかったから愛し合い続けた。そうしてとうとう神様も私の願いを聞いてくれたらしい、私に生理がこなくなった。私は早期流産を恐れて激しい運動をしなくなった、そうしたら私は本当に妊娠しらようだった。ローズが私の魔力と違う魔力を腹から感じると言いだした、それは私の子どもの魔力だった。魔法使いであるローズは、他の人の魔力が見えるようになっていた。
「ローズたん子どもができたのか、どうしよう」
「とりあえずしばらくは安静にしておこう、ルーシー」
「うむ、私とローズたんの大事な子どもだからな」
「はははっ、俺もとうとう父親になるのか」
「ローズたんなら良い父親になれるぞ」
「そうだといいな、ルーシー」
私はとりあえず安静にしておくことにした、近所の散歩くらいはしたがそれ以上は何もしなかった。お腹に負担をかけない手足の筋トレをよくしていた、そんなふうにして私は過ごしていた。ローズの方は仕事が忙しいらしかった、『魔法』を使うローズにはいろんな仕事がまわってきた。でも必ず屋敷に帰って来て、ローズは私を労わるようにキスをした。私だってロースにキスをした、お互いがお互いを大事にして過ごした。
「ふふっ、ローズたん。お腹が大きくなってきた」
「ここに俺とルーシーの子どもがいるのか」
「ああ、今少し蹴ったぞ」
「本当だ!! 俺にも分かった!!」
「子どもはこうやって大きくなっていくんだな」
「本当だな、凄く不思議だ」
私のお腹は大きくなって妊娠したことが分かるようになった、そうなると暴れまわるわけにもいかないので、屋敷でできるだけ大人しくしていた。でもある程度の運動は必要だから私は屋敷の中を歩き回って掃除していった、立派な屋敷で掃除のやりがいがあった。屋敷は日ごとに綺麗になっていった、私が掃除をしている成果だった。ローズは私の腹に耳をあてて、子どもが私の腹を蹴るたびに喜んだ。子どもが元気にちゃんと育っている証拠だった、だからローズはそれを毎晩した。
「いやルーシーは家で大人しくしていてくれ」
「どうしてだ、ローズたん?」
「もし子どもができてたら、あまり動かない方がいいだろ」
「ローズたん、そうでもないぞ」
「とにかく大人しくしてくれ、仕事は俺が探してくる」
ローズは私を生で抱くようになってから過保護になった、もう子どもが腹にいるような話し方だったが、それはまだ分からないことだった。ローズは『魔法』の力を使って仕事を探してきた、私だって仕事を探しに行きたかった。せめて鍛練だけはと体を動かしていた、するとローズに見つかって、ぽんっとベッドの上に放り投げられてしまった。どうしてもローズは私に仕事をして欲しくないみたいだった、私は仕事がしたかったから私たちは喧嘩した。
「ローズたん、私だって仕事がしたいぞ!!」
「ルーシーは大人しくしてればいいんだよ!!」
「私は役立たずじゃない、普通に働ける!!」
「もうルーシーが傷つくのは嫌なんだ!!」
「私は『再生』のギフトもちだ、そう簡単に死ぬものか!!」
「そんなことは分かっている、でも駄目なんだよ!!」
私とローズは口喧嘩した後に一緒に寝なかった、ローズはどうやらソファで寝たようだ。私はベッドで寝て顔を合せなかった、何日もそんな状態が続いて、とうとうローズが謝ってきた。ローズとしては私を大切に守りたいらしい、でも私は守られているだけの女じゃなかった。私も働きたいと言ったらローズは泣きそうな顔をしたが、でも反対はしないでくれた。私たちは初めての夫婦喧嘩をして、そうしたら余計に絆が深まった。私はローズが大事だった、ローズも私のことが大事だった。
「ローズたんが心配するから、仕事探しはもうしばらく後にする」
「ごめんな、ルーシー。俺が無理なことを言って」
「もう気にするなローズたん、私も気にしないことにする」
「分かった、もう気にしないようにするよ。ルーシー」
「鍛練だけを私はしておく、それくらいならいいだろう」
「ああ、ルーシー無理はするなよ」
私たちは夫婦喧嘩をしたが、お互いにお互いが大事なのだと気が付いた。だから私は仕事探しはしばらく休んで、鍛練だけをすることにした。ローズはそれで満足そうだった、私が鍛練する姿をみて、対戦を申し込んできた。久しぶりにローズと木剣を交えるのは楽しかった、ローズはまた強くなっていたし、私もまた強くなっていた。なかなか勝負がつかなくて、引き分けで終わることが多くなった。そうしている間も私はローズに抱かれていた、ローズは私との子どもを欲しがっていた。
「はぁ、ローズたん。そんなに触ったら気持ち良い」
「気持ち良いの好きだろ、ルーシー」
「やん、確かに好きだが、ああっ!! ああっ!!」
「ルーシーの声が好きだ、いや全部が大好きだ」
「私もローズたんが大好き、やぁぁ――――――!!」
「軽くいっちゃった、ルーシー。可愛いな」
私たちは交わってとても気持ち良い思いをした、ローズの愛撫は的確で私を気持ち良くさせた。私だってローズの感じるところを愛撫した、お互いに気持ち良い思いをしながら愛し合った。ローズは何度も私の中で射精したから子どもができてもおかしくなかった、そうやって私たちは子ども作りに励んだ。だけどなかなか子どもはできるものじゃなかった、私かあるいはローズに問題があるのかもしれなかった。私は可愛い子どもを授かるように祈っていた、ローズも同じように祈っていた。
「なかなか子どもができないな、ローズたん」
「まだルーシーを抱き足りないんだ」
「まだ私を抱く気なのか、ローズたん」
「おう、子どもができるまでルーシーを抱いてやる」
「ふふっ、子どもができた時が楽しみだ」
「ルーシーに似た子どもだといいな」
私はローズに似たこどもが欲しいと思っていた、ローズは私に似た子どもが欲しいらしかった。私たちは何度も愛し合って交わった、本当に子どもが欲しかったから愛し合い続けた。そうしてとうとう神様も私の願いを聞いてくれたらしい、私に生理がこなくなった。私は早期流産を恐れて激しい運動をしなくなった、そうしたら私は本当に妊娠しらようだった。ローズが私の魔力と違う魔力を腹から感じると言いだした、それは私の子どもの魔力だった。魔法使いであるローズは、他の人の魔力が見えるようになっていた。
「ローズたん子どもができたのか、どうしよう」
「とりあえずしばらくは安静にしておこう、ルーシー」
「うむ、私とローズたんの大事な子どもだからな」
「はははっ、俺もとうとう父親になるのか」
「ローズたんなら良い父親になれるぞ」
「そうだといいな、ルーシー」
私はとりあえず安静にしておくことにした、近所の散歩くらいはしたがそれ以上は何もしなかった。お腹に負担をかけない手足の筋トレをよくしていた、そんなふうにして私は過ごしていた。ローズの方は仕事が忙しいらしかった、『魔法』を使うローズにはいろんな仕事がまわってきた。でも必ず屋敷に帰って来て、ローズは私を労わるようにキスをした。私だってロースにキスをした、お互いがお互いを大事にして過ごした。
「ふふっ、ローズたん。お腹が大きくなってきた」
「ここに俺とルーシーの子どもがいるのか」
「ああ、今少し蹴ったぞ」
「本当だ!! 俺にも分かった!!」
「子どもはこうやって大きくなっていくんだな」
「本当だな、凄く不思議だ」
私のお腹は大きくなって妊娠したことが分かるようになった、そうなると暴れまわるわけにもいかないので、屋敷でできるだけ大人しくしていた。でもある程度の運動は必要だから私は屋敷の中を歩き回って掃除していった、立派な屋敷で掃除のやりがいがあった。屋敷は日ごとに綺麗になっていった、私が掃除をしている成果だった。ローズは私の腹に耳をあてて、子どもが私の腹を蹴るたびに喜んだ。子どもが元気にちゃんと育っている証拠だった、だからローズはそれを毎晩した。
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