眠り姫はエリート王子に恋をする

一二三

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ゆるゆる人物設定と、主人公の二人にゆるゆる質問

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※エブリスタさんでスター特典として掲載したものですが、こちらにも転載してみました。

瀬川冬夜(29) 12月24日生まれ A型
身長163センチ、体重は50キロない。多分。
仕事ではしっかり者の一面を見せているが、一人っ子で、実はかなりの甘えんぼ。
小さな頃からクラッシックバレエを習っていたので、体がとても柔らかい。

藤堂隆一(27) 1月1日生まれ О型
身長187センチ、体重不明。筋肉質だからけっこうある。
姉のすみれには逆らえない。
特技はバスケと武道(姉のいいつけで、一通りかじったらしい)

**********************************

二人に質問その①『好きな食べ物はなんですか?』

冬夜「えっと、俺の好きな食べ物はね……」
藤堂「冬夜さん、みんな知ってるって。イチゴ味のデザートでしょ?」
冬夜「……っ!先に言うなよっ!他にも好きなもの沢山あるんだから!」
藤堂「杏仁プリンでしょ?パンケーキも好きだよね。それから……」
冬夜「女の子みたいなプロフィール並べるの、やめてくれる?!」
藤堂「はいはいごめんね。で、俺の好物は聞いてくれないの?」
冬夜「……なんか、なんて言うかわかるから、聞きたくない」
藤堂「え?みんな聞きたいと思うよ?言っていい?俺の好物はね、とう……」
冬夜「わーーーーっ!!!わーーーーっ!!!」
藤堂「……ふの味噌汁(ニヤニヤ)」
冬夜「……初耳なんですけど」
藤堂「言ったことないからね」

二人に質問その②『お互いの好きな所は?』

藤堂「え?俺から言うの?そうだなぁ、全部好きだけど……」
冬夜「(もう何も言うまいと口を閉ざしている)」
藤堂「強いて言うなら、これかな。つむじの近くにある、このひよっとした、いつも泳いでる毛束(と言いながらつまむ)。ヒヨコみたいでかわいいだろ?」
冬夜「かわいくないっ!ぜんっぜんかわいくないからっ!!!」
藤堂「かわいいよ。俺、冬夜さんを見下ろしてるだろ?いつもそこが最初に目にはいるんだよね。思わずキスしたくな……モガっ……」
冬夜「もう!黙って藤堂!(両手で必死に藤堂の口をふさぐ)」
藤堂「……………」
冬夜「……なんだよ」
藤堂「(俺の好きなところは?と目で訴えている)」
冬夜「え……あ、うん。えっと、やさしい所、かな?体が大きくて、あったかくて、くっついてると安心できるところも好きだし……それから……」
藤堂「(冬夜の手をむしり取り)エッチが上手いところも好きだろ?」
冬夜「…………っ!!!」
藤堂「あー、逃げちゃいました。スミマセン」

冬夜復活。二人に質問その③『お互いの事をなんと呼んでいますか?』

藤堂「え?みんな知ってるよね?俺は、プライベートでは冬夜さんで、仕事場では瀬川さんって呼んでるよ」
冬夜「時々ごちゃごちゃになってるよね」
藤堂「えっ?!なってますか?」
冬夜「うん。ほら、今も口調が微妙に丁寧になってるし。会社で素で名前呼ばれた時はどうしようかと……」
藤堂「えー、ゴホン。まあそれは置いといて。冬夜さんが俺の事をなんと呼んでいるかという質問ですが……」
冬夜「俺は『藤堂』がほとんどだよね?」
藤堂「ああ、うん。まあね(目をそらす)」
冬夜「なに?なんかあるの?」
藤堂「いや、ね。寝ぼけてると高確率で『隆一』って言ってるよ?」
冬夜「えっ!?(赤面)そうなの?知らなかった」
藤堂「あと、エッチのと……モガっ(冬夜、藤堂に飛びついて口元をおさえる)」
冬夜「藤堂。もういいから黙って。ね?」

二人に質問その④『家族構成を教えてください』

冬夜「父、母、俺の三人だよ。俺は一人っ子」
藤堂「父、母、嫁に行った姉とその夫、俺、ですね」

『ちなみに、お互いのご家族に挨拶に行かれたことは?』

冬夜「俺はね、寝込んだ時にすみれさんにも妃奈子さん(藤堂母)にも面倒みてもらったからね。挨拶はしてないんだけど、それ以来かわいがってもらっているというか」
藤堂「ですね(不機嫌)」
冬夜「あ、藤堂のお父さんがね、すっごくかっこよくて!藤堂がそのまんま年とったみたいで、すみれさんも藤堂も、お父さん似だよな?!」
藤堂「ですね(やっぱり不機嫌)」
冬夜「なんだよ。なんで不機嫌なんだよ」
藤堂「あんまりあの人たちと仲良くしないで欲しいだけです」
冬夜「どうして?」
藤堂「母さんと、姉さんの夫を見たらわかるでしょ?共通点は?」
冬夜「妃奈子さんと啓さんの共通点?うーん。小柄で、細身で、かわいいし、きれいな人だよね?二人とも」
藤堂「つまり」
冬夜「つまり?」
藤堂「冬夜さんは、俺の家系的にドストライクな容姿してるんだよ!」
冬夜「あ……あーそうなの?(なぜ自分がドストライクなのかいまいちよくわかっていない、自覚なし美人の瀬川冬夜)」
藤堂「だから、あんまり仲良くしないでね」
冬夜「…………(悩み中)」
藤堂「お返事は?」
冬夜「………(まだ考え中)」
藤堂「わからないなら体で覚えてもらうしか」
冬夜「わーっ!ごめんなさいごめんなさいっ!こんなところで服脱がさないでっ!」

『で、藤堂は冬夜の家族のところに行ったことあるのかよって読者さまが聞いてるから、服脱がすのやめてもらっていいですか?』

藤堂「え?ああもう、邪魔しないで欲しいな」
冬夜「邪魔じゃないっ!真剣に答えろっ!」
藤堂「まだ行ったことないです。そのうち正式にご挨拶に伺う予定で」
冬夜「なっにっがっ?!なんのご挨拶?!(半脱げ)」
藤堂「だから、息子さんを俺に下さいって」
冬夜「ええ?!それ、俺がしようと思ってたのに!」
藤堂「……え?」
冬夜「……なんだよ。不満なの?」
藤堂「いえ……(めずらしくほんのり赤面)嬉しいです」
冬夜「じゃあ、俺が先ね!」
藤堂「いいですよ。でも、せっかくだからその瞬間の動画撮っときたいんで、その日は鎌田たちも呼んでいいですか?」
冬夜「……っ!ダメに決まってるだろーーーー!!!」

結婚式は呼んでよね!(鎌田と伊藤より)
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