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キッチン・テロリスト
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「……そろそろ様子を見に行こうかしら?」
客足が途絶えたタイミング。
お盆を拭いていた翠は、壁の時計をちらりと見た。
二階に住み着く下宿人は、とても厄介な人物だ。
まず――見た目が日本人ではない。
そんなことは翠にとって無問題だが、世間一般ではそこそこ問題になるから困る。
何しろ彼は食文化を研究しつつ、フードライターとして生計を立てている。
そこら辺の日本人より日本語が達者で、日本の食文化に詳しい外国人なんて――。
(……まぁ、胡散臭いわね)
というわけで、何かと彼は色眼鏡で見られるのだ。
そして性格が――なんというか個性的で、自分を色眼鏡で見るような相手には、それ相応の態度で接し返してしまう。
その結果、人付き合いはすこぶるよろしくない。
(仕方ないわよね……)
それだけなら『ちょっと偏屈な人』で終わるのに――彼の圧倒的な美貌を前にして、目が眩んだ相手には……以下省略。
(でも、悪い子じゃないわ)
そんなこんなで、翠は寮母のような心持ちで、下宿人の世話を続けている。
「さて、お茶を持っていこうかしらね」
今日の彼は、朝から部屋に閉じこもり、執筆作業に精を出している。
店が忙しくなる前に、昼食としてキュウリとハムのサンドウィッチを差し入れた。
現在、午後二時――そろそろお茶とお菓子が欲しい頃合いだろう。
とっておきのダージリンとダンディケーキを盆に載せて、二階へ続く階段を上がる。
軽やかにドアをノックして、扉を開ける――と。
「亜嵐さん、お仕事はどう――あら?」
十二月に入り、吹く風はますます冷たさを増している。朝晩などは、暖房がなければつらいほどだ。
それなのに――窓は全開にされ、部屋に温もりの痕跡はない。
そして部屋の主はといえば、厚手のコートを羽織って机にかじり付いていた。
「亜嵐さん、何をやっているの。風邪をひいてしまうわよ?」
「み、翠さん……いやなに、たまには換気をと思って……」
「それにしたって――ん?」
部屋に足を踏み入れたそのとき。翠は冷え切った空気の中に残る、わずかな焦げ臭さに気付いた。
「……あら、何かしら?この臭い……」
この部屋には、簡単なキッチンが備え付けられている。小さなシンクと一口だけのコンロ。臭いの元は、どうやらその辺りだ。
翠は無言でローテーブルに紅茶とケーキを置いた。そして続いて競歩の選手も真っ青なスピードで、キッチンへ向かった。
それを見た亜嵐は飛び上がるように席を立つと、彼女の後を追った。
「み、翠さん、待って……!」
「……亜嵐さん。これは何かしら?」
シンクの下。隠すように置かれたビニール袋の中に、それはあった。
表も裏も、焦げがこびりついてガリガリになったフライパン。
けれど持ち手はピカピカで、それが新品であったことを示していた。
「私にはフライパンに見えるのだけれど……気のせいかしらね?」
「ははは……気のせいでしょう、きっと」
亜嵐の背中を一筋の冷や汗が流れ落ちた瞬間――翠の顔から笑みが消え、瞳の奥にブリザードが吹き荒れた。
そして――。
「気のせいなわけがないでしょう!コンロを使うなと、あれほど言ったのに!!」
「ひぃ……っ!」
つい先日のことだ。
仕事の打ち合わせから戻った亜嵐は、手早く紅茶を淹れようと、冷えた指先でコンロのスイッチを押した。
――けれど。
「亜嵐さん、おかえりなさい。お茶を――って、きゃぁあ!」
軽い臭気が充満した部屋の中央で、亜嵐はふらふらになっていた。
翠が慌てて窓を開けて事なきを得たが――亜嵐は空のケトルを火にかけていたのだ。
「お湯は電気ケトルで沸かしなさい!以後、コンロは使用禁止です!」
「はい……申し訳ございませんでした」
その舌の根も乾かぬうちの、焦げたフライパン――いくら温厚な翠といえど、怒髪天を衝くというものだ。
「いつの間にこんなものを持ち込んだの!火気厳禁だと、あれほど言ったでしょう!」
「いえ、それは……誤解なんです……」
「どんな誤解だっていうの!?」
「小腹が空いて……パンケーキを焼こうと……この程度のことで、忙しいあなたの手を煩わせてもいけませんし……」
しどろもどろの説明に、翠は大きく息を吐いた。
そうか、この黒焦げになったフライパンは、彼なりの心遣いだったわけか。
――けれど。
「ダメよ」
「……はい?」
「私の心配より、自分の命の心配をしてちょうだい。これからはお茶も小腹も、私に言うこと。いいわね?」
翠の声音に「あなたが心配なのよ」という色を感じ取った亜嵐は、申し訳なさげに背中を丸めた。
「わかりました。以後、コンロは使いません」
「そうしてちょうだい。――さあ、お茶とケーキを召し上がれ」
「はい。ありがとうございます、翠さん」
ソファに行儀よく収まると、亜嵐は美味そうにケーキを頬張り、茶を啜った。
(……本当に、手のかかる子ね。まったく)
その姿に、翠はほっと息を吐いた。
***
それから一週間。
「うふふ。オーブントースターもダメよ?」
「……は、はいっ……!」
強烈な焦げ臭に満ちた部屋の中。
小柄な女性に首根っこを押さえられた紳士の姿が――あったとか、なかったとか。
秘密はいつもティーカップの向こう側 SNACK SNAP
キッチン・テロリスト / 完
◆・◆・◆
秘密はいつもティーカップの向こう側
本編もアルファポリスで連載中です☕
ティーカップ越しの湊と亜嵐の物語はこちら。
秘密はいつもティーカップの向こう側の姉妹編
・本編番外編シリーズ「TEACUP TALES」
シリーズ本編番外編
・番外編シリーズ「BONUS TRACK」
シリーズSS番外編
・番外SSシリーズ「SNACK SNAP」
シリーズのおやつ小話
よろしければ覗いてみてください♪
客足が途絶えたタイミング。
お盆を拭いていた翠は、壁の時計をちらりと見た。
二階に住み着く下宿人は、とても厄介な人物だ。
まず――見た目が日本人ではない。
そんなことは翠にとって無問題だが、世間一般ではそこそこ問題になるから困る。
何しろ彼は食文化を研究しつつ、フードライターとして生計を立てている。
そこら辺の日本人より日本語が達者で、日本の食文化に詳しい外国人なんて――。
(……まぁ、胡散臭いわね)
というわけで、何かと彼は色眼鏡で見られるのだ。
そして性格が――なんというか個性的で、自分を色眼鏡で見るような相手には、それ相応の態度で接し返してしまう。
その結果、人付き合いはすこぶるよろしくない。
(仕方ないわよね……)
それだけなら『ちょっと偏屈な人』で終わるのに――彼の圧倒的な美貌を前にして、目が眩んだ相手には……以下省略。
(でも、悪い子じゃないわ)
そんなこんなで、翠は寮母のような心持ちで、下宿人の世話を続けている。
「さて、お茶を持っていこうかしらね」
今日の彼は、朝から部屋に閉じこもり、執筆作業に精を出している。
店が忙しくなる前に、昼食としてキュウリとハムのサンドウィッチを差し入れた。
現在、午後二時――そろそろお茶とお菓子が欲しい頃合いだろう。
とっておきのダージリンとダンディケーキを盆に載せて、二階へ続く階段を上がる。
軽やかにドアをノックして、扉を開ける――と。
「亜嵐さん、お仕事はどう――あら?」
十二月に入り、吹く風はますます冷たさを増している。朝晩などは、暖房がなければつらいほどだ。
それなのに――窓は全開にされ、部屋に温もりの痕跡はない。
そして部屋の主はといえば、厚手のコートを羽織って机にかじり付いていた。
「亜嵐さん、何をやっているの。風邪をひいてしまうわよ?」
「み、翠さん……いやなに、たまには換気をと思って……」
「それにしたって――ん?」
部屋に足を踏み入れたそのとき。翠は冷え切った空気の中に残る、わずかな焦げ臭さに気付いた。
「……あら、何かしら?この臭い……」
この部屋には、簡単なキッチンが備え付けられている。小さなシンクと一口だけのコンロ。臭いの元は、どうやらその辺りだ。
翠は無言でローテーブルに紅茶とケーキを置いた。そして続いて競歩の選手も真っ青なスピードで、キッチンへ向かった。
それを見た亜嵐は飛び上がるように席を立つと、彼女の後を追った。
「み、翠さん、待って……!」
「……亜嵐さん。これは何かしら?」
シンクの下。隠すように置かれたビニール袋の中に、それはあった。
表も裏も、焦げがこびりついてガリガリになったフライパン。
けれど持ち手はピカピカで、それが新品であったことを示していた。
「私にはフライパンに見えるのだけれど……気のせいかしらね?」
「ははは……気のせいでしょう、きっと」
亜嵐の背中を一筋の冷や汗が流れ落ちた瞬間――翠の顔から笑みが消え、瞳の奥にブリザードが吹き荒れた。
そして――。
「気のせいなわけがないでしょう!コンロを使うなと、あれほど言ったのに!!」
「ひぃ……っ!」
つい先日のことだ。
仕事の打ち合わせから戻った亜嵐は、手早く紅茶を淹れようと、冷えた指先でコンロのスイッチを押した。
――けれど。
「亜嵐さん、おかえりなさい。お茶を――って、きゃぁあ!」
軽い臭気が充満した部屋の中央で、亜嵐はふらふらになっていた。
翠が慌てて窓を開けて事なきを得たが――亜嵐は空のケトルを火にかけていたのだ。
「お湯は電気ケトルで沸かしなさい!以後、コンロは使用禁止です!」
「はい……申し訳ございませんでした」
その舌の根も乾かぬうちの、焦げたフライパン――いくら温厚な翠といえど、怒髪天を衝くというものだ。
「いつの間にこんなものを持ち込んだの!火気厳禁だと、あれほど言ったでしょう!」
「いえ、それは……誤解なんです……」
「どんな誤解だっていうの!?」
「小腹が空いて……パンケーキを焼こうと……この程度のことで、忙しいあなたの手を煩わせてもいけませんし……」
しどろもどろの説明に、翠は大きく息を吐いた。
そうか、この黒焦げになったフライパンは、彼なりの心遣いだったわけか。
――けれど。
「ダメよ」
「……はい?」
「私の心配より、自分の命の心配をしてちょうだい。これからはお茶も小腹も、私に言うこと。いいわね?」
翠の声音に「あなたが心配なのよ」という色を感じ取った亜嵐は、申し訳なさげに背中を丸めた。
「わかりました。以後、コンロは使いません」
「そうしてちょうだい。――さあ、お茶とケーキを召し上がれ」
「はい。ありがとうございます、翠さん」
ソファに行儀よく収まると、亜嵐は美味そうにケーキを頬張り、茶を啜った。
(……本当に、手のかかる子ね。まったく)
その姿に、翠はほっと息を吐いた。
***
それから一週間。
「うふふ。オーブントースターもダメよ?」
「……は、はいっ……!」
強烈な焦げ臭に満ちた部屋の中。
小柄な女性に首根っこを押さえられた紳士の姿が――あったとか、なかったとか。
秘密はいつもティーカップの向こう側 SNACK SNAP
キッチン・テロリスト / 完
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秘密はいつもティーカップの向こう側
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ティーカップ越しの湊と亜嵐の物語はこちら。
秘密はいつもティーカップの向こう側の姉妹編
・本編番外編シリーズ「TEACUP TALES」
シリーズ本編番外編
・番外編シリーズ「BONUS TRACK」
シリーズSS番外編
・番外SSシリーズ「SNACK SNAP」
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よろしければ覗いてみてください♪
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